ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ヒナゴン

2005年06月08日 | 映画(は行)
【2004年・日本】試写で鑑賞(★☆☆☆☆)

30年前に広島県で起きたヒバゴン騒動を題材にした、重松清の「いとしのヒナゴン」が原作。

物語の舞台は幌島件にある小さな田舎町・比奈町。この町は30年前にヒナゴンという類人猿の出現で一躍有名になった場所だった。そこの町長を務める五十嵐一郎=イナゴのイッちゃん(伊原剛志)も、子供の頃に出会ったヒナゴンを今も信じていた。ここ数年、改めてヒナゴンの目撃情報が増えてきたため、町役場では類人猿課を設立。東京から呼び戻された石井信子(井川遥)は、類人猿課の臨時職員として働くことになった。信子の幼なじみで教師をしている島本順平(松岡俊介)も、イッちゃんの頼みでヒナゴンの調査・探検を依頼される。そんなヒナゴン騒動がありながらも、小さな比奈町は備北市との合併問題でも揺れ動いていた…。

去年に7月に発表されてからずっと気になっていた作品。
「北京原人」みたいにはならないでほしいなぁ…と思いながら、かなりハードルを低くして観てみました。
雰囲気は悪くないんだけど、これっぽっちも心に残りませんでした。
こういうテーマ性のある作品で、こんな感想を抱いてしまったともやにある意味ビックリ。
観賞後、ともやの心にわずかに残っていたのは次の2つ。
以前にヒナゴンを発見した信子のおじいちゃん=ホラ健を演じた夏八木勲さんが格好良いなぁってコト。
そしてエンディングで流れるユニコーンの『すばらしい日々』は、やっぱり良い曲だなぁってコト。
町の合併問題。久し振りに町に現れたイッちゃんの幼なじみナバスケ。ナバスケが起こす健康食品詐欺騒動。順平が教え子にヒバゴンの絵を描こうと提案するが、ヒバゴンを想像でうることができずに絵を描けなかった平野。寂しいばっかりにヒバゴンの目撃情報をねつ造するおじいちゃん。イッちゃんが少年だった頃、唯一ヒバゴンの目撃を信じてくれた恩師との再会。イッちゃんと幼なじみだが、町の存続の為に合併することを望む西野。などなど。
多分原作のエピソードを全て入れたかったんだろうなぁ。
でもそのせいで、全てのエピソードが何か中途半端。
とりとめがなく散文的。
好きな材料を全部料理に入れて失敗しちゃったって感じ。
上島竜兵なんかもいい演技してたし、題材自体はすごく面白いと思うんだけどなぁ。
それともともやの心が汚れきってしまったのかしらん? 
監督は渡邊孝好。

公式HP:ヒナゴン


ヒナゴン

バンダイビジュアル

このアイテムの詳細を見る


ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン
ユニコーン
※「ヒナゴン」主題歌『すばらしい日々』は18曲目に収録

このアイテムの詳細を見る


いとしのヒナゴン

文藝春秋

このアイテムの詳細を見る


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひなちゃん! (ゆづあげ)
2005-06-09 22:33:49
ともやさん、こんにちは。

この作品、題名以外に何の知識もありませんでしたが、

こういうお話しだったのですね。

うう~ん、ともやさんの評価も厳しいですし、

観に行かないことになりそうです(笑)



いや、以前、私が応援したいたタカラジェンヌさんが

「ひなちゃん」という愛称で呼ばれていた

(朝比奈慶という芸名なので)こともあり、

この作品に少し興味が湧いたのでした(^^ゞ

返信する
類人猿好きにはたまらないかも? (ともや)
2005-06-10 00:47:33
こんばんはぁ~、ゆづあげさん♪

>うう~ん、ともやさんの評価も厳しいですし、

>観に行かないことになりそうです(笑)

まだ、ツッコミどころとかが満載だったら、お馬鹿映画としてともや大絶賛になったんでしょうけど、哀しいまでにツッコミどころが見あたらないんです(←ひょっとして良い作品ってこと?)

唯一のツッコミどころではないですが、町長役のイッちゃんって、ヒナゴンを見たその後暴走族の総長になり、町長になったという経歴の持ち主。

愛読書は矢沢永吉の「成り上がり!」。

劇中、永ちゃんの台詞をこれでもかと引用し、矢沢永吉まみれなのに、主題歌はユニコーン(笑)。

ここをツッコむべきなのかなぁ…。

いや、やっぱり無理。



一晩経って改めて考えてみると、やはりいらないエピソードが多すぎ。



>私が応援していたタカラジェンヌさんが「ひなちゃん」という愛称で…

それだけで、興味を持たれてしまうなんて、根っからのタカラジェンヌ好きなんですね(微笑)。



類人猿が愛おしくてたまらなくなったら、観てみるといいかも~?
返信する

コメントを投稿