第７鉱区

（英題：SECTOR 7）
【2011年・韓国】試写で鑑賞（★★★☆☆）

逃げ場の無い大海原の石油プラントで繰り広げられるモンスター・パニック映画。

韓半島の南端、そして九州・鹿児島西部に位置する水域「第7鉱区」。ここでは石油ボーリング船のエクリプス号が、石油＆天然ガスの採掘を行っていた。このエクリプス号に乗り込んでいるのは、キャプテンのファン・インヒョク（パク・ジョンハク）、油質分析官のキム・ドンス（オ・ジホ）、海底装備マネージャーのチャ・ヘジュン（ハ・ジウォン）、ボーリング装備マネージャーのト・サング（パク・チョルミン）、溶接工のコ・ジョンユン（ソン・セビョク）、通信担当官のチャン・チスン（パク・ヨンス）、医療担当官のムンヒョン（イ・ハンウィ）、生態研究員のキム・ヒョンジュン（チャ・イェリョン）の８名。しかし採掘の結果は芳しくなく、本部から撤収命令が下されてしまう。そして撤収のために本部からやってきたのは、ベテランキャプテンのアン・ジョンマン（アン・ソンギ）だった。ヘジュンの父は、かつてこの第７鉱区で採掘を行っており、ジョンマンはヘジュンの父と友人同士の間柄。へジュンは本部の一方的な撤収命令に強く反発し、ジョンマンに第７鉱区での採掘続行を訴える。撤収までに与えられた時間は1ヶ月。ヘジュンたちはそれまでの間に、結果を出そうと懸命に務める。そんな中、採掘現場となる深海で、クリオネのような不思議な生き物が発見されるが…。



韓国映画も3Dラッシュです。
ともやは2D字幕版を鑑賞。
（でもこの映画、暗い船内や深海が舞台だから、3Dには向かないと思うな。Xpand方式の3Dだったら、暗くて何も見えないんじゃないかしらん？）

劇中でヒロインのヘジュンがジョンマンのことを「アジョシ」と呼んでいるので、その度に心の中で「おじさん！」って反応しちゃいましたww。
あと劇中で「グエムル」という単語が出てくるが、これは「怪物」という意味。
『グエムル -漢江の怪物-』（2006年）という映画がありましたからね～。
観終わって感じたのは邦題のこと。
今回のタイトル『第７鉱区』は原題のままなんだけど、『グエムル２ -深海の怪物-』って邦題でも違和感なかったかも？



ヒロインのヘジュンを演じているハ・ジウォンは、『TSUNAMI-ツナミ-』（2009年）で可憐なヒロインを務めた女優さん。
ショートカットになるとイメージがだいぶ変わります♪
元々ホラー映画の『友引忌-トモビキ-』（2000年）や『ボイス』（2002年）に出演し、TVドラマ『チェオクの剣』（2003年）や『ファン・ジニ』（2006年）でブレイク。
『チェオクの剣』では華麗なアクションもこなす女優さん。
「韓国のアンジェリーナ・ジョリー」と呼ばれているらしい。
劇中でも勇ましいタンクトップ姿を披露してくれるが、『トゥーム・レイダー』のアンジェリーナ・ジョリー然り、『エイリアン』のシガニー・ウィーバー然り、『ゼイラム』の森山祐子然り、色んな作品のミシェル・ロドリゲス然り…、タンクトップは戦う女性の基本だよね～♪

ちなみにここで登場する怪物は、『エイリアン』の様に何段階もの変態を重ねていくタイプ。
クリオネのような幼体はめっちゃ可愛いんだけどね（劇中でバッカルコーンするけどww。しょこたん＝中川翔子が観たら『バッカルコーン、キモす！ バッカルコーン、かわゆす！』と大興奮することは確実♪）。

監督はキム・ジフン。

韓国興行成績（2011年８月公開）：初登場１位→４位→９位→ランク外

2011年11月12日公開
公式HP：第７鉱区


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