(原題:THEY CALL HER ONE EYE)
【1974年・スウェーデン】DVDで鑑賞(★★★☆☆)
売春宿に連れ去られた少女が格闘術を学び、客や元締めに復讐を行うバイオレンス・ポルノ。
主人公のフリッガ(クリスチナ・リンドバーグ)は15年前の幼少の頃に変態ジジイにレイプされ、それがトラウマとなり言葉を喋れなくなってしまった。しかし、父や母が営む牧場を手伝いながら平穏に暮らしていた。ある日町へ行くためにバス停でバスを待っていると、車に乗ったトニー(ハインツ・ホッフ)が通りかかり、トニーの誘いに乗ってフリッガは車に乗り込んでしまう。町のレストランで食事をし、トニーの家に行くが、薬を入れたワインを飲まされ、眠り込んでしまう。トニーは売春宿を経営する元締めで、少女たちをさらってきてはヘロイン中毒にさせて、客を取らせていたのだ。フリッガもヘロインを打たれ、客をあてがわれるが激しく抵抗、トニーは客にケガをさせた制裁にフリッガの左目をメスで潰してしまう。それ以来毎日いろいろな客に凌辱されていくフリッガ。ある日、売春宿を抜け出して自分の家に戻ってみると、トニーがフリッガになりすまして書いた手紙を読んだ両親は、悲観の末に自殺してしまっていた。フリッガは、売春で稼いだお金を使って格闘術や銃の撃ち方、車の運転技術などを学んでいく。そしてショットガンを片手に、今まで自分を辱めてきた客やトニーに対して復讐を開始する…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6a/54a5a08fbcb24b7567320558b5e755e8.jpg)
いや~、これは半分ポルノです。
AV並に続く結合部分のアップ(もちろんモザイク)にはちょっと辟易。
ただこれは、「キル・ビル」で登場した片目の殺し屋エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)の元ネタになった作品なんですよね。
クエンティン・タランティーノ監督が好きそうなエッセンスは満載ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/4e/4cdce2a946f120f7453f476834e78777.jpg)
最初の客にケガをさせたことで、フリッガは左目を潰されてしまう。
このシーンどうやって撮影したんだろう…と思っていたら、本当の死体を用意して、その目にメスを突き刺す場面を撮っていたようだ。
この時代だからできたんだろうけど、そこまで変にこだわらなくても…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/01/7b9031caa1d7fbca00a3a582e1b18798.jpg)
以来フリッガは、ONE EYE=片目の女と呼ばれるようになる。
このフリッガの能面っぷりが、何となく「ラブソングができるまで」に出ていたヘイリー・ベネットを思わせるんですよね。
一言も喋らず、表情も変えない…というのは、たぶんこの女優の演技が下手だったからという裏読みをしてしまいますが、それがこの作品では効果的に活かされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/0e/db3ffccb63367beb6996f2eba50a087e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/a2/8b9faacad4e55a19342322a4f4540a28.jpg)
常連客まで殺すのは逆恨みに等しいじゃん…と思いつつも、黒い皮のロングコートに身を包んだフリッガは、復讐の鬼となっていく。
ラストにトニーと対決するシーンに流れる曲がめちゃくちゃ格好良いんですよね。
サントラも出てないようだし、タランティーノ監督、別の映画でこの曲使ってくれないかなぁ。
ちなみに、「キル・ビル」を撮影する際に、ダリル・ハンナにこの映画を観せたタランティーノ監督。
余りのショッキングな内容にダリル・ハンナは卒倒してしまったというのは有名な話。
監督はアレックス・フリードリンスキー。
【1974年・スウェーデン】DVDで鑑賞(★★★☆☆)
売春宿に連れ去られた少女が格闘術を学び、客や元締めに復讐を行うバイオレンス・ポルノ。
主人公のフリッガ(クリスチナ・リンドバーグ)は15年前の幼少の頃に変態ジジイにレイプされ、それがトラウマとなり言葉を喋れなくなってしまった。しかし、父や母が営む牧場を手伝いながら平穏に暮らしていた。ある日町へ行くためにバス停でバスを待っていると、車に乗ったトニー(ハインツ・ホッフ)が通りかかり、トニーの誘いに乗ってフリッガは車に乗り込んでしまう。町のレストランで食事をし、トニーの家に行くが、薬を入れたワインを飲まされ、眠り込んでしまう。トニーは売春宿を経営する元締めで、少女たちをさらってきてはヘロイン中毒にさせて、客を取らせていたのだ。フリッガもヘロインを打たれ、客をあてがわれるが激しく抵抗、トニーは客にケガをさせた制裁にフリッガの左目をメスで潰してしまう。それ以来毎日いろいろな客に凌辱されていくフリッガ。ある日、売春宿を抜け出して自分の家に戻ってみると、トニーがフリッガになりすまして書いた手紙を読んだ両親は、悲観の末に自殺してしまっていた。フリッガは、売春で稼いだお金を使って格闘術や銃の撃ち方、車の運転技術などを学んでいく。そしてショットガンを片手に、今まで自分を辱めてきた客やトニーに対して復讐を開始する…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/6a/54a5a08fbcb24b7567320558b5e755e8.jpg)
いや~、これは半分ポルノです。
AV並に続く結合部分のアップ(もちろんモザイク)にはちょっと辟易。
ただこれは、「キル・ビル」で登場した片目の殺し屋エル・ドライバー(ダリル・ハンナ)の元ネタになった作品なんですよね。
クエンティン・タランティーノ監督が好きそうなエッセンスは満載ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/4e/4cdce2a946f120f7453f476834e78777.jpg)
最初の客にケガをさせたことで、フリッガは左目を潰されてしまう。
このシーンどうやって撮影したんだろう…と思っていたら、本当の死体を用意して、その目にメスを突き刺す場面を撮っていたようだ。
この時代だからできたんだろうけど、そこまで変にこだわらなくても…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/01/7b9031caa1d7fbca00a3a582e1b18798.jpg)
以来フリッガは、ONE EYE=片目の女と呼ばれるようになる。
このフリッガの能面っぷりが、何となく「ラブソングができるまで」に出ていたヘイリー・ベネットを思わせるんですよね。
一言も喋らず、表情も変えない…というのは、たぶんこの女優の演技が下手だったからという裏読みをしてしまいますが、それがこの作品では効果的に活かされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/0e/db3ffccb63367beb6996f2eba50a087e.jpg)
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常連客まで殺すのは逆恨みに等しいじゃん…と思いつつも、黒い皮のロングコートに身を包んだフリッガは、復讐の鬼となっていく。
ラストにトニーと対決するシーンに流れる曲がめちゃくちゃ格好良いんですよね。
サントラも出てないようだし、タランティーノ監督、別の映画でこの曲使ってくれないかなぁ。
ちなみに、「キル・ビル」を撮影する際に、ダリル・ハンナにこの映画を観せたタランティーノ監督。
余りのショッキングな内容にダリル・ハンナは卒倒してしまったというのは有名な話。
監督はアレックス・フリードリンスキー。
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