ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

4400 未知からの生還者 第2シーズン/第11話~第13話

2007年04月14日 | 海外TVドラマ
(原題:THE 4400)
【2005年~・アメリカ】DVDで鑑賞


過去60年間の間に行方不明になっていた4400人のもの人間が、地球に飛来した謎の物体と共に生還する。
失踪当時から全く年をとっていない4400人の生還者たちは、不思議な特殊能力を持っていた。
それは世界の終焉を阻止しようとする未来人たちが画策した出来事だった。
4400の生還者たちは自らの能力に困惑し、その能力を恐れるモノ、利用しようとするモノ、守ろうとするモノたちの思惑が交差していくSFヒューマンドラマの第2シリーズ。

第11話「内なる憎悪」(原題:LOCKDOWN)(★★★★☆)
7月28日朝、トム・ボールドウィン(ジョエル・グレッチ)の元に怪しいメールが届いていた。そのメールは『今日はコリアーの誕生日。お前たちは彼を守れなかった』と書かれていた。一方、マイア・ラトリッジ(コンチータ・キャンベル)の腕に発疹ができ、心配したダイアナ・スクーリス(ジャクリーン・マッケンジー)はマイアをNTACの診察室に連れてくる。その診察室には、4人の4400が定期検診にやってきていた。1987年3月6日に失踪したロジャー・ウォルコット(ロブ・リー)。1971年11月5日に失踪したサラ・ジェームズ(カリン・オースティン)。1982年1月7日に失踪したローレル・ブライス(イリス・パルリー)。1998年2月2日に失踪したT・J・キム(レアン・アダチ)。ダイアナはマイアがお気に入りのぬいぐるみを取りに、一旦家に帰宅することになる。その時、トムはまた例のメールが届いていることに気が付く。そのメールにはこう書かれていた。『生き残りゲームをしよう』と。同時に国土安全保障省シアトル支局内部で、奇妙なノイズが発生する。そのノイズは女性には聞こえないが、それを聞いた男性は怒りを駆り立てられ攻撃的になってしまう。些細なことで殺し合いに発展するような局員の姿を見たトムは緊急システムを作動させ、NTACを閉鎖することに。非常事態に状況報告を求めてやってきた支局長のニーナ・ジャービス(サマンサ・フェリス)も部下に銃で撃たれてしまう。トムは4400の生還者の誰かが、能力を使ってテロを仕掛けてきたと判断する。しかし、緊急閉鎖されたNTACは軍の管轄に入ってしまい、局員はすべて拘束されようとしてしまう。かろうじて拘束されることを免れたトムは、生還者たちの元に向かったカルプ少佐(ロジャー・クロス)を止めようとする…。




ノイズを発生させて、人間の怒りを増幅させていたのは、4400のキムの仕業だった。
ジョーダンの信者だった彼女が、NTACにテロ行為を仕掛けていたのだ。
現場からまんまと逃げ出したキム。
今後も物語に絡んできそうなキャラクターです。

NTACの外側では、かつて4400のテス(サマー・グロー)によって社会へ復帰できるようになったケビン・バーコフ博士(ジェフリー・コムス)�が4400センターの活動を非難していた。
ショーン・ファレル(パトリック・フリューガー)は、修行をすれば4400ではない一般人も能力を使えるようになるというセンターの活動には疑問を持っていたからだ。
ショーンは胸の内をケビンに打ち明け、能力の解明に力を貸して欲しいと協力を求める。

そして、いつものように重病患者への治療を行おうとしたショーンにも異変が起き始めていた。
腕に赤い発疹ができ、治癒能力が使えなくなってしまった。
うひゃ~、このマイアとショーンにできたこの発疹は何なの~?

監督はダグラス・ペトリー。

第12話「集団発症」(原題:THE FIFTH PAGE)(★★★★☆)
国土安全保障省シアトル支局のテロ攻撃は一段落したが、マイア・ラトリッジ(コンチータ・キャンベル)の発疹の原因は未だに不明だった。医者から渡されたカルテを見ていたダイアナ・スクーリス(ジャクリーン・マッケンジー)は、5ページ目のカルテが抜き取られていることに気付く。そんな時、世界中の4400の生還者たちが、発疹を伴って倒れ始めるという報告がNTACに入る。テキサス州サン・アントニオでは、1991年12月1日に失踪したローズ・ウッダードが。ニューヨーク州ユーテイカでは、1977年5月30日に失踪したマシュー・ロンバードが。ドイツのフランクフルトでは、1973年4月19日に失踪したベルナー・ローヘールが。その数は300人を越える勢いで広がっていた。4400センターのショーン・ファレル(パトリック・フリューガー)やトム・ボールドウィン(ジョエル・グレッチ)の妻アラーナ(カリーナ・ロンバード)も例外ではなく、次々とデッカー基地の隔離施設に運び込まれる。事態の対応に追われるトムやダイアナたち。そこへ現れたのは、ワシントン支局に移動したはずのデニス・ライランド(ピーター・コヨーテ)。負傷したニーナ・ジャービス(サマンサ・フェリス)に代わり、シアトル支局の指揮を執りに戻って来たのだった。信頼できる上司の復帰に喜ぶトム。ライランドは、10時間以内に発症した者だけではなく、すべての生還者たちを隔離するよう指示を出すが…。




4400の生還者たちの間に発症した症状。
発症しているのは、何らかの能力を発揮していた人ばかり?
今まで能力が現れていない人はどうやら無事の様子。
関連性はあるのか?

ダイアナは分析室のマルコ(リチャード・カーハン)に、政府の医療記録をハッキングするように頼み込む。
そのデータをケビン・バーコフ博士(ジェフリー・コムス)に渡し、発症した4400の血液中からプロマイシン抑制剤という物質が検出される。
紛失していた5ぺージ目のカルテには、【PI(プロマイシン抑制剤)投与】という記述が書かれていた。彼らを発病させていたのは政府の陰謀?

カイル・ボールドウィン(チャド・ファウスト)は、自分の代わりにジョーダン暗殺犯として逮捕された身内の元を訪ね、良心の呵責からいろいろと親切をするようになる。

イザベルを極秘に実験していた4400センターに対して、不信感を抱くリリー・ムーア(ローラ・アレン)。
政府の追っ手から逃れるために生還者で発症していない人たちは隠れ家に避難するが、リリーはイザベルを連れてその隠れ家からも逃げ出す。

監督はスコット・ピータース。

第13話「救世主」(原題:MOMMY'S BOSSES)(★★★★★)
4400の生還者を襲った症状は依然猛威を振るい、ついに死者まで出始めるようになってしまった。アラーナ(カリーナ・ロンバード)は、夫であるトム・ボールドウィン(ジョエル・グレッチ)ことが分からなくなり、マイア・ラトリッジ(コンチータ・キャンベル)は昏睡状態に陥ってしまう。トムとダイアナ・スクーリス(ジャクリーン・マッケンジー)は、まだ発症していない4400の生還者たちを捕まえながらも、背後に政府の陰謀を感じ取っていた。そこで、2人は治療にあたっているマックス・ハドソン医師の元へ行き、真実を話すよう強要する。事の発端は、4400の生還者たちが現れてから8週間後。1979年6月11日に失踪したオーソン・ベイリー(マイケル・モリアーティ)が能力を使って共同経営者だった男を殺害した時から始まっていた。生還者たちの能力を恐れたデニス・ライランド(ピーター・コヨーテ)たちは、マックスに生還者たちの能力を抑えるプロマイシン抑制剤の投与を命令したのだった。彼らの発症はこの抑制剤による反作用。しかし、この薬の投与によってこのような事態になることは想定しておらず、だったのだ。殺人ををの妻アラーナ(カリーナ・ロンバード)アラナはトムが誰かさえ分からなくなり、マイアは意識が戻らなくなった。ダイアナは担当医ハドソンを銃で脅し、治療法も分からない状況だった。頼みの綱となるのは、ケビン・バーコフ博士(ジェフリー・コムス)だけである。治療法を見つけるには【プロマイシン抑制剤を投与されていない4400】が必要。そんな人間は存在しないのだが、一人だけ条件に当てはまる人間がいた。それがリリー・ムーア(ローラ・アレン)の赤ちゃんであるイザベルだった。そして、ケビンはイザベルの血液から一人分の治療薬を完成させる…。




第2シーズンの終了です。
以前にマイアが予言した【ママの上司が私たちを裏切る】って、ニーナのことではなく、ライランドのことだったのね。

たった一人分の治療薬で、まずショーン・ファレル(パトリック・フリューガー)を元に戻し、後はショーンが4400の身体を治療していくことになる。
ここからは第3シーズンへの伏線のオンパレードですね。

4400センターに戻ったショーンの元にカイル・ボールドウィン(チャド・ファウスト)が現れ、未来人に操られてジョーダン・コリアー(ビル・キャンベル)を暗殺したことを告白する。
ジョーダンを崇拝していたショーンは衝撃を深い悲しみに襲われる。
そしてカイルに掴みかかり、カイルの中にいる何かを吐き出させる。
カイルの中にいたのは何なのか?

元に戻ったマイアに喜びを感じているダイアナ。
治療薬を見つけるために医療記録をハッキングした分析室のマルコ(リチャード・カーハン)とロマンス開始?
しかし、マイアは『まだ終わっていない、これからよ』と、不吉な言葉を発する。

カイルはジョーダン暗殺の件で自首をすることになる。

今まで抑制剤によって能力を発揮できなかったリチャード・タイラー(マハーシャラルハズバズ・アリ)は念動力を発揮し始める。

リリーの元からイザベルが消え、ショーンの元に一人の女性が現れる。
彼女は自らイザベルと名乗った。

そして、4400の生還者が現れた湖に、ボロボロの服をまとった髭面の男が現れる…。

いや~、第3シーズンでは、どうなっていくのかしらねぇ。

監督はジョン・バーリング。


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予言

2007年04月14日 | 映画(や行)
【2004年・日本】TVで鑑賞(★★★☆☆)


1973~1975年に連載されていたつのだじろう原作の恐怖漫画「恐怖新聞」を、現代的な解釈で再構築して映像化したホラー映画。

里見英樹(三上博史)は妻の綾香(酒井法子)と娘の奈々(井上花菜)を連れて田舎に帰省していた。その帰り道、仕事に関するデータを送信するために公衆電話に立ち寄った里見は、そこで古びた新聞を見つける。そこに書かれていたのは、【帰省中の乗用車にトラック追っこみ女児犠牲に。里見奈々ちゃん死亡】という記事。そこに記載されている事故の日付は今日の今から数分後だった。今見ているモノが信じられずに呆然とする里見。様子がおかしい里見を心配して、綾香は電話ボックスに近寄るが、そこへ大型トラックが接近。奈々が乗った乗用車目掛けて正面衝突。新聞記事と同じ出来事が里見の目の前で起こってしまった。事故から3年。里見は綾香と離婚し、いまだに娘を失ったショックから立ち直れずにいた。そんなある日、高校教師をしている里見の教え子である若窪沙百合(堀北真希)が、テスト用紙に新聞記事の見出しのような言葉を書き殴っているのを発見する。その文字は、その日の夕刊の見出しとまったく同じモノだった。一方、綾香は同僚の心理学研究員・宮本美里(小野真弓)と共に、新聞の謎を追っていた…。



ジャパニーズ・ホラーを代表する6人の監督が結集し、世界を視野に入れたホラー映画を競作するという趣旨で発足した新レーベル【Jホラーシアター】。
落合正幸監督の「感染」と同時上映という形で製作されたレーベル第1弾作品。
ちなみに第2弾は清水崇監督の「輪廻」。

【誰が1番怖い映画を作るか、という分かりやすいコンセプトで6人が競う】
【タイトルを漢字二文字にする事に少しだけこだわっているが、「呪怨」のげんを担いでいる程度】とレーベル発足当時の発表がありましたね。

どうなってるんだろう、残りの3本。
残っている監督は中田秀夫、黒沢清、高橋洋の3人。
2004年冬「感染」「予言」。
2005年冬「輪廻」。
普通で行けば去年の冬に次の作品が来ていてもいいんだけどなぁ。
ひょっとして尻つぼみに企画終了?



まぁ、それはされおき「予言」です、「予言」。
原作である「恐怖新聞」は読んでましたけど、「うしろの百太郎」と何となくごっちゃになってます。
物語の冒頭では【千里眼】と呼ばれた御船千鶴子のエピソードが語られ、自分が死ぬ前日に自分の死亡記事が載った新聞を見たという話が効果的に絡められていきます。



かなりいい雰囲気なんですが、途中から恐怖新聞ではなく、知らずに新聞の見出しを自動書記するという物語に変わっていってしまいます。
でもまだまだいい雰囲気。



恐怖新聞を調べる里見と綾香は、心霊に関する著書を持つ鬼形礼(山本圭)の自宅を突き止め、そこへ行ってみるが、そこはたくさんの新聞見出しの予言が書き記されていた。
そこに残されていたビデオには、予言を覆そうとした鬼形礼がそのような結末を向かえたかが記録されていた。
ここまでもかなりいい雰囲気。
悪くないですよ。



そして綾香が電車事故に巻き込まれるという新聞を見てしまった里見は、自らも予言を覆してしまう。
ここまでもいい雰囲気ですよ。
怖い怖い…と思っていたら。
…ラストは。
…。
えっ、パラレルワールド?
えっ、うそ?
何でそんな終わらせ方するの?
何で何回も過去に戻ってやり直しができたの?
何、そのハッピーエンドな「バタフライ・エフェクト」みたいな終わり方。
予言を覆すと真っ黒になって人型の跡を残して消えちゃうんじゃないの?
今までの展開がすべて台無しです。
ふわ~~~~~~~~~~~~~。

監督は鶴田法男。


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「感染」「予言」オリジナル・サウンドトラック
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輪廻
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輪廻

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