西洋かぶれが進んでいる一方
日本は特別だとやたら言いたい人もいる。
個人的にはどちらもバランスが崩れていると感じる。
今の時代は様々な文化、
特に西洋の食べものや考え方、生活様式など
隔たりなく多くのものが日本で使われ食されている。
1980年代くらいまでは
まだ西洋的にはここまでなっていなかった。
様々な統計や論文などに基づいて
西洋でいち早くいいと言われた物事が
数年遅れで日本にやってきて真似していく。
子供の教育や子育てにもそれは反映していて
一般家庭でもそれらを「今はこうだから」と取り入れる。
さらには、西洋の大学、大学院、企業を経て
日本に戻りそれらを推し進めていき
また、西洋で学んだり生活した人は素晴らしいと
日本人自体もなぜか持てはやす。
現代の日本人には本来持っていた
様々な感覚は無くなってきている。
けれども、これは時代と共に仕方がないことで
戦後から様々な日本の在り方は変わったのだ。
混ぜこぜでありながらバランスを取ることが
必要だということで、
どちらが良いとかではない。
子供の感覚を育てるのは親だ。
その親を育てた人の感覚が引き継がれ。。。
もう、大人になるとなかなか感性を変えるのは難しい。
日本にあった良き感覚を育ませることができるのは
小さな子供たちへの教育だけなのだろう。
けれども、その教育者は?
生活様式、食べ物、考え方など
やはり今まで通り、個々が自分で選び取り入れる。。。
それなら、まずは選び取る思想が必要だ。