週末、旧広島市民球場の跡地で、子どもたちのために小さな紙芝居イベントが開催されました。
カープ紙芝居「衣笠祥雄ストーリー」。
故衣笠選手の連続出場記念モニュメントの前で開催されました。
故衣笠選手の連続出場記念モニュメントの前で開催されました。
赤いレプリカユニフォームを着た子どもたちも一所懸命聞き入っています。
紙芝居おじさんとギターを弾くお兄さんも、一所懸命。
感動的なお話に子どもたちも聞き入っていました。
「カープは、家族といっしょ。だから、一生懸命応援する」
「カープの選手たちは、わしらの子供のようなもんじゃ」
「死球に倒れても、翌日、バッターボックスに立って、フルスイングする。」
読売巨人軍のエース西本投手から受けたデットボール。
衣笠選手、骨折。
両ベンチから選手が飛び出してきて、グラウンドで乱闘。
そのとき、衣笠選手は、行ったそうです。
「西本くん、ここにいると危ないから、ベンチに逃げなさい・・・」
その翌日、衣笠選手は、医師、監督の許可を得て、バッターボックスに入りました。
三球三振・・・痛み、苦痛の中、フルスイングを三回。
衣笠選手は、後のインタービューで答えています。
「一球目はファンのため、二球目はチームのため、そして、三球目は西本君のため」
若き日、飲み歩いたり、門限を破ったり、外車を乗り回していたあのヤンチャだった衣笠選手は、野球を通じて人間を磨き上げていきました。
まさに、「鉄人」に相応しい生きざまだと思います。
広島市少年センターのCプロジェクトが共催するイベント。
小さな子どもさんたちは、全員で力を合わせて、カープリーグ優勝記念碑、日本一記念碑、そして衣笠選手の連続出場記念碑をピカピカに磨き上げていました。
なかなか良い取り組みだと思います。
カープ、衣笠選手・・・広島のこどもたちのココロにも訴求できる、教育効果の高いコンテンツだと思います。
天国の衣笠選手も、きっと微笑んでいると思います。