能率技師のメモ帳

マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・
中小企業診断士・特定社会保険労務士のソーシャル備忘録

広島女学院大学でリベラルアーツを学ぶ 公開セミナー「美人のみかた、芸術のかたち」を受講してきました

2018年10月07日 | 学問
ご近所にある広島女学院大学。
牛田山の中腹にあります。
広島市中心部から車で10分のところにある明治19年に創設された老舗の女子大です。
プロテスタント系のキリスト教の学校で、女子中、女子高を併設しています。



広島の女性教育を牽引してきたこの学校、ノーベル平和賞を受賞したICANに強い影響を与えたサーロー節子さん、堀辰雄「風立ちぬ」に登場した節子さんのモデルとなった卒業生などが有名です。



そういえば、大好きな中原中也もここの付属幼稚園の卒園だったと思います。そして、最初の彼女だった長谷川泰子も・・・結局、小林秀雄に取られちゃいますが・・・広島女学院の卒業生です。

今回は、公開セミナーを受講。
女子大では、いくつか仕事をしてきましたが、やっぱり女性の園に立ち入るのは、ちょっとドキドキです(笑)。

2時間の「美人のみかた、芸術のかたち」。
「みかた」は、見方であり、味方とのこと・・・。
日本の美人画を巡る講座です。


生活デザイン学科の福田准教授から、パワポを使った講義を受けました。
江戸時代から明治、昭和の美人画を巡る講義・・・なかなか面白かったです。
帝展や日展の歴史にも触れられ、日本画の歴史についてもざっと知ることが出来ました。

この公開講座は、36回を迎えるとのこと。
受講料は無料。
しっかりと地域に貢献されています。



やっぱり、リベラルフーツは視点や視座を変えてくれます。
受講者の8割は、60歳以上・・・70歳、80歳の方もおられました。
その向学心、リスペクト!です。

経営コンサルタントの大前研一さんが提唱したビジネスパースンにとって必要なスキル、学ぶべきことは、英語、ICT、そしてファイナンス。
そのとおりだと思います。

が、先日、雑誌を読んでいたところ、英語、ICT、ファイナンスは、奴隷の学問であるという記述を見てドッキリしました(笑)。
そういえば、古代ギリシャでも市民と奴隷の差異は、リベラルアーツの有無であったと言います。

世の中、使う者と使われる者で構成されているわけですが、学ぶ権利はすべての人にあるわけで、リベラルアーツに遊ぶということは最高の贅沢であるように思います。

文学、歴史、哲学、音楽、芸術・・・本当に奥深いです。


歴史の世界にどっぷりハマった同級生・・・朝から晩まで研究室や書斎にこもって何十年も研究を続けています。
彼が言っていました・・・好きだからもっているけど、本当に砂をかむような毎日だよ。
実家がお金持ち・・・ちょっと現代の貴族のようにも見えます。
早く、博士号とってくださいね。
文系の世界は、本当にたいへんです。


それに比べれば、マネジメントやマーケティングの世界は、「学」ではなく、「論」の世界なので、まだまだ楽勝です(笑)。
正解はなく、いくつかの模範解答、望ましい解答例、さまざまなオプションがある世界。
しかも、実際の組織や市場で仮説-検証サイクルを回すことも出来ますし、社会という実験室があるので、プロセス、結果を検証することが出来ます。

奴隷の学問と言われようとも、実務、実学の世界で生きてきて本当に良かったなあ、と思います。
でも、人間とは何か?を突き詰めていくためにも、常にリベラルアーツ、教養を深めていく努力をしていかなければならないと思います。

放送大学の単位認定試験を受けてきました 「現代の危機と哲学」 ソフィア、エピステーメ、フロネシス・・

2018年08月07日 | 学問
週末、恒例の放送大学の単位認定試験を受けてきました。
半年に一回のお約束です。


今回は、「現代の危機と哲学」。
東北大学の森一郎教授が担当されている講座。

ニーチェ、ヤスパース、ハイデカー、ハンナ・アーレントを通じて、
9.11や3.11の歴史的意味をあぶりだしていこうという取り組みです。

アリストテレスのニコマコス倫理学を復習することが出来て、とっても楽しい学習でした。

「労働」とは、どういうことなのか?

アーレントの提唱する「制作」「行為」とは、どういうことなのか?

猛暑の中、エアコンの効いた部屋で哲学する・・・なかなかオツなものです。


学習メモです。

・「知恵(ソフィア)」=「学問(エピステーメ)」+「直観(ヌース)」・・・これを発揮すると「観照(テオリア)」に。

・「思慮(フロネシス)」の発揮・・・「行為(プラクシス)」

・「技術(テクネー)」の発揮・・・「政策(ポイエシス)」

あと、ハンナ・アーレントの「活動的生」、「労働・制作・行為」のところも面白かったです。

通信課題は記述でしたが、試験は択一問題。
最後は、得意の鉛筆転がしです(笑)。

2学期は、大学院の人的資源管理に取り組みます。


放送大学大学院で学ぶ人的資源管理 もう一度、初心に立ち返って、HRMを学び直したいと思います

2018年05月29日 | 学問
2018年、放送大学大学院の人的資源管理講座が改訂されました。
放送大学の定番コースの一つです。
担当は、原田順子放送大学教授、平野光俊神戸大学教授。


人的資源管理は、英語のヒューマン・リソース・マネジメントを和訳したもの。
通常、HRMと言われています。
人事、労務、能力開発などをトータルにとらえた概念ということが出来ます。

法律学や経済学などと比較すると、入りやすい学術分野ですが、人材(ヒト)という可変性の高い対象を扱うだけに、実際の実践、実務の中での難易度は高いです。

人的資源管理の講座は、全15回の講座で構成されています。

1.企業経営と人的資源管理
2.日本型人的資源管理の変遷
3.モチベーションとリーダーシップ
4.人事等級制度
5.人事考課制度

6.賃金制度
7.キャリア開発
8.労使コミュニケーション
9.長時間労働とワーク・ライフ・バランス
10.雇用区分の多元化と人材ポートフォリオ

11.女性労働者と雇用
12.知識労働者
13.感情労働者
14.グローバル人材の育成
15.共的セクターの人々

マネジメントの現場は、年ごとに複雑、かつ高度化しているように思います。
同じ職場に、正社員、契約社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイト等が混在、外国人のいる職場もあります。
個人情報保護やセクハラ・パワハラ防止、長時間労働の回避やメンタルヘルス問題・・・10年前だと、それほど表面化しなかった課題が、今では職場に山積しています。

また、最近の人事労務管理では、LGBTや働き方改革、女性活躍推進といった新しいテーマも十分に考慮していかなければなりません。

もう一度、初心に立ち返って、人的資源管理を学び直したいと思います。

放送大学「現代の危機と哲学」 今年も3.11から学び始めます 黙とうと祈念から始まる学び直し

2018年03月11日 | 学問
あの日から7年・・・。
今でも大きな傷跡を残しています。

あの時、日本人の意識は大きく変わりました。
その悲しみ、思い、意識、価値観は、後世に語り継いでいかなければなりません。

今年の1月17日、神戸の高校生が打ち出したキーワードも「伝」でした。

東日本大震災、阪神淡路大震災・・・黙とうです。

お隣さんは、震災直後、福島県から引っ越しされてきたご家族。
今では、食事をしたり、お酒を飲んだりと、家族同様のお付き合いをしています。
地元コミュニティにも溶け込まれており、ちよっと嬉しく思います。
慣れ親しんだ土地を離れ、見知らぬ地へ・・・本当に大変だったのだと思います。


毎年、選科履修生として登録・受講している放送大学。

今年の1科目目は、「現代の危機と哲学」を選択。
森一郎東北大学大学院教授が担当されます。
ハイデカー、アーレントについて学び直しです。
毎年、3.11を機に、アクションを起こすようにしています。

放送大学で試験を受けてきました 単位認定試験「現代会計」 渋谷は勉強する場所です(笑)

2016年08月01日 | 学問

趣味の一つとなっている放送大学での学習。

年に二回、単位認定試験を受けるようにしています。

今回は、「現代会計」。

週末、試験を受けてきました。

横浜国大の齋藤眞哉教授が指導教授。

「現代会計」の内容は、BS、PL、CSなどの最新事情に加え、国際会計基準IFRSや政府会計、非営利法人会計などを加えたもの。

今回の試験は、択一10問で、超簡単!

50分の試験時間でしたが、10分で完答してしまいました。

 

所属しているのは、東京渋谷学習センター。

全国50か所くらいある放送大学の学習センターで一番おしゃれな場所、繁華街にあります。

誘惑多きスポットです・・・。

渋谷にある青学や国学院、戻ってきた実践女子大の学生さんは、勉学に集中するのは大変なんでしょうね。

頑張った自分を褒めてあげたい・・・笑。

陽も傾いてきたし、それでは、くりだしますか・・・いざ、出陣!


今年の放送大学は、まず「現代会計」 簿記から真面目に復習したいと思います・・・財務会計、面白いです

2016年04月22日 | 学問
 
放送大学渋谷学習センター 最新のカルチャー、ファッションエリアのド真ん中で学べます
週末、放送大学の渋谷学習センターに2015年度の学生証を受け取りに行ってきました。道玄坂1丁目 国道246号線にあります。歩けば、マルキュウやセンター街は、すぐそば。最...
 

今年の放送大学は、まず「現代会計」。

簿記から真面目に復習したいと思います・・・。

財務会計は、経営の基本・・・。

数字が読めなければ、現状をつかむことが出来ません。

楽しみながら、基本の「キ」を復習したいと思います。

 


放送大学教養学部の単位認定試験を受けてきました・・・「市民自治の知識と実践」

2015年07月27日 | 学問

日曜日は、渋谷で試験を受けてきました。

放送大学教養学部の単位認定試験。

 

年2科目を履修するという自分自身への義務として課しています。

学生時代、あんなに嫌だった試験が、年に2回の楽しみでもあります(笑)。

哲学や歴史、文学を学ぶ・・・リベラルアーツに触れる楽しみを持てて、本当に幸せだと思います。

今回の試験は、「市民自治の知識と実践」。

西洋政治史、西洋哲学&思想、法律、NPO、ファンドレイジングなどなど、いろいろなことを学ぶことが出来ました。

マキャベリからハンナ・アーレントまで、「市民」として必要な知識を習得することが出来ました。

 

試験問題は、「結果責任について説明するとともに、脱原発市民運動について800字以内で述べよ」というもの。

試験時間が50分間なので、ちょっと忙しい試験でした(笑)。

マス目は全て埋めて、試験終了。

久々に手書きで800字書くと、疲れるよなあ(笑)。

マークシート方式ではなく、小論文試験・・・採点もたいへんだと思います。

 

となりは、70歳くらいのおじさま、前は20歳代の若い女性・・・。

本当に多様、ダイバーシティの様相を呈する放送大学です。

 

結果は、8月中旬、インターネット上で発表されます。

 

追伸

放送大学の学生証を持つだけで、本当にお得です。

大学院時代を含め、もう10年、この大学の学生をしています(笑)。

PCのソフトのアカデミックディスカウント(学生割引)や美術館(新国立美術館、東京近代美術館、西洋美術館など)の常設展示が無料などなど、年数万円の授業料で享受することが出来ます。

詳しくは、こちらを。

http://blog.goo.ne.jp/tomitomi111/e/089f9fc7a3fe3cdeef7d4eb735526a8c


放送大学の通信課題が返ってきました・山岡教授のコメントが入っており、ビックリ!5つのメリット!

2015年07月10日 | 学問

放送大学の通信課題が返ってきました・・・主任講師の山岡龍一教授のコメントが入っており、ちょっとビックリ。

放送大学教養学部では、放送授業と印刷教材で学習し、通信課題を提出、そして単位認定試験を受けることになります。

今回の事前の通信課題は、記述式。

学生数が多く、通信課題も単位認定試験も、ほとんどが択一式・マークシート方式になりつつあったのですが、本年度から通信課題や単位認定試験の記述式のものが増えているように思います。

大学院の講座は、ほぼすべてが論述式なのですが、教養学部は択一式・マークシート方式が主流。

岡部先生が学長となられ、放送大学の改革が進んでいる一環なのではないでしょうか?

やはり、書かなければ、深い学びにはつながらないし、知識だけの詰め込みというのもアカデミックではないような気がします。

記述式、論述式の増加・・・とても、いいことだと思います。

ここの大学院を修了した後も、毎年2科目、必ず学ぶようにしています。

(ちなみに放送大学大学院の修士課程の授業料は、通常の大学院の3分の1から4分の1。多分、国の補助もあるのでしょう。また、日本を代表する一流の教授陣の個別指導が受けられるだけでなく、問題意識の高いゼミ生、社会人学生たちと学ぶことが出来ます。)

今年の1科目目は、「市民自治の知識と実践」。

通信課題は、次のようなものでした。

「市民自治」という考えを社会科学的に探究すべき理由を論じなさい。その際、自分のまわりにある問題や、現代日本の問題で、「市民自治」の発想が役に立つと自分が考える具体的な事例を必ず使って論じなさい(1200字以内)。

わたしのツタナい文章を読んで、コメントをいただいた主任講師の山岡龍一教授、ありがとうございました。

主任講師の仕事も大変ですね・・・。

単位認定試験も、記述式(多分1200字)ということですので、目いっぱい書かせていただきます(笑)。

*

ここで、ちょっとお得な情報を。

放送大学の学生証があるだけで、いろいろな特典があります。

たった数万円の授業料で、次のようなメリットがあります。

1.国立の美術館、博物館の常設展の入場料が無料。国立西洋美術館や国立東京近代美術館などは、キャンパスメンバーズという制度があり、企画展でも無料や大学生料金で入ることが出来ます。

2.PCやスマホ、ソフト購入でアカデミックディスカウント(学生割引)を適用されることが多いです。

3.映画館でも、大学生料金が適用されることが多いです。

4.学習センターが無料で使用できます。わたしの場合は、渋谷駅のそばにあるお洒落な渋谷学習センターを、たまに利用します。帰りの坂道を下る時、左にそれて、一杯やって帰りますが・・・笑。

そして、5つ目なのですが、何となく学生の頃に戻った気分になれること。

放送大学は、10代の若者から、社会人、主婦、高齢者まで幅広い層の学生が約8万人学んでいます。

中には、90歳を過ぎても、様々なコース、専攻を次々に卒業されているお年寄りもいます。

人間は、死ぬまで、進化、向上していくべき・・・と教えていただいているようで、力をいただけます。


憲法記念日に憲法を読む・・・憲法を一言で言うと、国家権力の抑止装置

2015年05月03日 | 学問

毎年、憲法記念日には、憲法全文を読むようにしています。

わずか103条の条文。

小中高校の社会科や公民、政治経済の授業で学び、法学部法律学科でも憲法を学んできました。

憲法を一言で言うと、国家権力の抑止装置

権力の暴走や横暴を止めるための仕組み。

これは、近世のイギリスのマグナカルタに始まり、フランス革命、ワイマール憲法などにつながっていきます。

基本的には私人間の法律関係には関係しません。

友人の弁護士が言うのは、「法律の中で最もとっつきやすいのは憲法、一番奥深いのも憲法」。

同じ実体法の民法や刑法は、手間と時間をかけて現場での法律実務で何とかなる世界なのに対し、

憲法は歴史、哲学、人権など無限の深みを持っているといいます。

 

日本国憲法が施行されて68年。

この間、戦争や国際紛争を引き起こすこともなく、平和が維持されたことは、日本の歴史の中でも輝かしいことだと思います。

1894年の日清戦争、1904年の日露戦争、そして、日中戦争、1941年の太平洋戦争・・・51年の間に4回の戦争を起こした国が、それ以上の期間、平和を保っているのです。

憲法9条の国家権力の抑止というのもあるでしょう。

昨今では、憲法改正論議、新しい日米ガイドライン、NPT会議など新しい動きが出てきています。

しかしながら、全ては現行の日本国憲法に縛られた中で行わなければなりません。

 

今年、改めて感動したのが前文。

日本国憲法の第1条の前に置かれた憲法の理念を高らかに示されています。

その中で次のフレーズが目にとまりました。

(前略)

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、

その権威は国民に由来し、

その権力は国民の代表者がこれを行使し、

その福利は国民がこれを享受する。

(後略)

当たり前のことなのですが、日本国憲法のコア・コンセプトになる部分です。

単なる「住民」ではなく、知性と教養とバランス感覚をもった「市民」でなければならないと訴えかけていると感じた次第です。

毎年、新たな発見がある、憲法記念日の憲法読み。

続けていきたいと思います。


放送大学渋谷学習センター 最新のカルチャー、ファッションエリアのド真ん中で学べます

2015年04月22日 | 学問

週末、放送大学の渋谷学習センターに2015年度の学生証を受け取りに行ってきました。

道玄坂1丁目 国道246号線にあります。

歩けば、マルキュウやセンター街は、すぐそば。

最新のカルチャー、ファッションエリアのド真ん中にあります。

渋谷学習センターは、東急電鉄グループの東京都市大学(旧武蔵工業大学)の渋谷キャンパスの入っている五島育英会ビルの1階にあります。

以前は、東横線の学芸大学前の学芸大附属学校の隣にありましたが、この地に引っ越してきました。

 

いろいろと誘惑の多い道玄坂・・・帰りの道には、バールや居酒屋、焼き鳥屋さんが林立しているエリアです。

 

「帰りに一杯飲むぞ」というニンジンで、モチベーションを高めつつ、勉強に励むのも一つの方法論だと思います(笑)。

よく遊び、よく学ぶ・・・渋谷学習センターの社会人学生の特権です。