能率技師のメモ帳

マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・
中小企業診断士・特定社会保険労務士のソーシャル備忘録

見事な広告代理店 電通 社員のやる気を起こすコピーとは?「その手があったのか」と言わせるアイデアがある

2012年01月30日 | マネジメント

現在、マネジメントを生業(なりわい)とする私。

大学を卒業して最初に入社した株式会社第一広告社。

日本的な風土を持つジャパニーズカンパニーで、本当にいい会社でした。

日本橋三越前にあったこの会社、電波媒体(ラジオ、テレビ)に強い老舗でした。

昭和34年に森永製菓をスポンサーにして、現天皇陛下の皇太子ご成婚時代に全国放送したことで知られています。

小職がいたころの当時のアカウントは、花王、ライオン、資生堂、シオノギ製薬、キューピー、ANA、大正製薬、エバラ、マツダ、ホンダ、キッコーマンなど。

間抜けな話なのですが、ビッグコミックスピリットの「気まぐれコンセプト」に影響されて入社した広告代理店(笑)。

荒鷲エージェンシーではなく、シロクマ広告社的なホノボノとした代理店でした。

よい先輩に恵まれ、本当に楽しい社会人一年生を迎えることができました。

現在は、晴海のトリトンスクエアに入る外資系の広告会社になっています。

このあたりの話は、いずれアップさせていただきます。


今日、webで発見して感動したのが、株式会社電通のミッションステートメント。

同社の経営理念を受けて、社員の行動指針として打ち出された、いわば社員の目指すべき価値です。

中興の祖吉田秀雄氏が作ったとされる「鬼十訓」並みに優れた作品だと思いました。


dentsu 電通


スローガン「Good Inovation」


「その手があったのか」と言わせるアイデアがある。

「そこまでやるか」と言われる技術がある。

「そんなことまで」と言われる企業家精神がある。

私たちは3つの力でイノベーションを作る。

人へ、社会へ、新たな変化をもたらすイノベーションを作っていく。

 

うまい!

これは、マネジメントとコピーライティングに秀でた電通マン(電通ウーマン含む)が作った名文。最

高のコピーだと思います。

これを読んで動かない電通マンはいないのではないでしょうか?

「その」「そこ」「そんな」という3つの「そ」が素晴らしいと思います。

これが、同社の人事考課の基準に織り込まれていれば、まさにエクセレントだと思います。

(以前の電通のロゴは、CED・コミュニケーションエクセレント電通でした・・・)

このスローガンに人事考課やMBO(目標による管理)が連動していればまさに最強。

かなかそうはいかないのが、この業界なのですが・・・。

わたしのまかされている職場に、ぜひとも活用させていただきたいぐらいのキーワードのオンパレード。

お見事です!


ちなみに、ほかにの広告代理店の行動指針や経営理念をチェックしてみましたが、電通ほどのパワーはないように思われました。


博報堂

フィロソフィー「生活者発想・パートナー主義」 ミッション「パワーブランドパートナー」

う~ん、月並み、30点です(ゴメンナサイ)。

生活者(消費者ではない)という言葉を作った代理店。

以前から生活総合研究所を作って「生活者」にこだわります。

今では、少し手垢のついた言葉になったのではないでしょうか?

今から30年前に打ち出していた「マーケティングエンジニアリング」の方が社員には響くと思います。


東急エージェンシー

「インスパイアリング アイデア」

25点。かつての勢いがなくなるのもうなずけます(再びゴメンナサイ)。


アサツーDK

「行動指針」

5点。

ほとんど役所の文書。

野武士集団が、平清盛のように公家さんの世界を目指しているのでしょうか?

上場企業では環境も個人情報も大事です。

でも、これでは社員の力が出せません。

きっと社内では、謎のコンサルタントや会計士が入りこみ、内部統制や稟議書による圧政を行っているものと思われます。

かってのパワーを取り戻すよう祈っています。


I&S BBDO

「TOTAL WORK」「WORK WORK WORK」

ってわたくしが所属していた組織。

このスローガンは米国マジソン街にあるBBDOワールドワイドのキャッチフレーズです。

1業1社、日本の会社にどれだけ食い込めるか?

頑張ってください。


マッキャンエリクソン

Our Mission「Demand Creation」 

青山のオシャレなオフィス。

感動ものです。

でも、「需要の創造」では、同社のコンセプトを表しているとは、とても思えません。

残念!


読売広告社

2点!(三度ゴメンナサイ)。

博報堂・大広と同じグループということもあり、社長さんがグチャグチャと生活者視点とパートナー主義を述べられていました。

ちょっと終わっています。

30年前は、けっこうサムライのいる代理店だったのですが・・・。


やはり、電通がぶっちぎり。

私が業界にいたころは「築地」と呼ばれていましたが、今では「汐留」と呼ばれているのでしょうか?


広告会社を広告する・・・スローガンやミッションステートメント。

とても面白くwebサーフィンをさせていただきました。


「2022 これから10年、活躍できる人の条件」神田昌典著 会社の時代が終わりNPOの時代がやってくる

2012年01月29日 | 本と雑誌

昨日、ノートパソコンを買い替え、おニューのパソコンでの初ブログです。

今回、購入のVAIOはなかなか快調です。

苦境の続くSONYのため、ダイナブックからブランドチェンジです。


さて、今回は神田昌典さんの最新刊の紹介です。


「2022これから10年、活躍できる人の条件」


個人的には、神田氏が提唱した春夏秋冬理論の大ファンで、來夢さんと書かれた「だいわ文庫」も2冊熟読しました。

この理論は、3年をワンクールとして、人生を12ごとに区切り、季節の特徴を踏まえながらよりよく生きていこうというもの。

じっと耐え次に備える冬、新しい希望が湧いてくる春、イケイケドンドンの夏、収穫があがる秋・・・といった感じで、過去の自己の人生を分析してみたところ、ズバリ的中。

今も将来の計画づくりの重要な参考資料として活用させていただいています。


また、神田がさん同著の中で書かれているように、好きという人と苦手という方が二極化するコンサルタント。

元外交官、MBAホルダー、外資系で営業、ダイレクトマーケーター、物書き・・・とダイナミックな生き様が魅力であり、それが賛否をわけることになっているのだと思います。


本書は、神田氏の大病の話からスタート。

かなりショッキングな出だし。


歴史は繰り返すという70年サイクルの話も説得力があります。

1941年の太平洋戦争開戦と70年後の2011年福島原発事故をオーバーラップさせ、歴史サイクルを解説します。

この流れでいくと2015年ころには、大きな歴史的転機が訪れると分析します。

このあたりは、春夏秋冬理論もベースとなっており、その70年前の1871年の幕末・明治維新の時代的性格との対比も鮮やかに解説されています。


そして、最も驚いたのが、2024年ころには、会社という仕組みはなくなるという指摘。

内部統制や経営の効率のために、社内でイノベーションや顧客に対するホスピタリティが起きづらくなっている昨今。

その可能性はあると思った次第です。

トム・ピーターズが指摘した「ブランド人になれ」に示されている自営業者的な生き様が日本でも求められるということなのです。

このため、40歳代には、リスクをとることを勧めます。

転職しても100社回っても就職の機会は極めて難しい・・・であれば、起業の機会にチャンスを見出せと。


会社には、次のような課題があると著者は指摘します。


1.会社では社員が育たない。

2.会社では、無から有を生み出す経験がつめない。

3.一部の社員が抜けると、会社には何も残らない。


また、若者に対しては、

1.海外留学、英語、中国語

2.ボランティア体験

3.優秀な人が集まる場の空気を吸え

ということを推奨。

まさにそのとおりだと思います。

従来の組織社会とは、まったく異なる産業社会の出現は、ほぼ確実。

であれば、ドラッカーの指摘したネキストソサエティで社会や集団をリードするのが、これから10年活躍できる人材ということです。


神田さんの日本の産業社会の予測は、次のようなものです。


第1段階 ~2015年 企業組織の混乱

第2段階 2015年~ NPO時代の幕開け

第3段階 2020年~ NPOによる産業化


神田さんが、からだ全体の力を振り絞って書かれたこの新書。

スピリットが伝わってきました。

30~40歳代のビジネスパースンに、ぜひともご一読いただきたい一冊です。


「こうすれば出来ます!」デキナイをデキルに変える・・・それがマネジメント 可能性追及の時代

2012年01月28日 | マネジメント

日本の企業内に内部統制やリスクマネジメントが導入され、仕事のやり方が大きく変わりました。

従来の稟議制度や社内申請のシステムが精緻化され、IT化され、今まで以上に書式や添付資料を要求され、多大な時間と労力を要するようになりました。

まるで、社員が何か悪だくみをしているので、それを阻止するかのようです。


わたしの友人に「出来ない理由を述べさせると日本一」というMBAホルダーがいます(笑)。

何かのアイデアや案件が発生した場合、それが絶対に出来ないという理由を理路整然と説明、証明してしまうのです。

しかも、スライドやパワポに綺麗に、しかもロジカルにまとめるため思わず納得しそうになります。

「できない理由は3つあります。それは・・・」といった感じで美しいデキナいストーリーを展開します。

わたしは、彼のことを「デキナイ教の教祖」と呼んでいます(笑)。

飲み屋にいって彼と語り合うと、それはそれで面白いのですが・・・。

米国仕込みのMBA 対 現場密着の中小企業診断士」という図式は、

「メカゴジラvs.ゴジラ」の構図と同じです(古い~)。


今では、現場で顧客に接するより、新しい仕組みやサービスを作るより、こうした「デキナイ教の教祖」が社内で跋扈しています。

総務や経理や企画などの絶対に弾の飛んでこないのシェルタ内の参謀本部でパソコンの前に座り、「わたしは絶対に騙されない」というポリシーのもと、稟議や申請に目を通します。

この場合、頭がいいにも関わらず、結構時間がかかります(これが日本の組織が弱体化した最大の原因だと思っているのですが・・・)。

お客様のことや下請けのことや、現場の社員の苦悩のことなどアタマの中にはありません。

して、デキナイ論を展開し、現場に突き返します。

彼彼女は、出世の階段を登っていきます。


でも、途中で不幸な顛末になることも多々あります。

それは、会社にとって付加価値を産み出さないことが次第に判明してくるからです。

その理屈っぽさは、日本的な「和」の組織では浮いたものとなりがちなのです。


こういった組織は、

1.業績悪化して組織の存続が厳しくなった時

2.トップの交代のタイミング

3.M&Aや外資系に買収された時などでしか、変われません。


今からの組織は、いかにして「デキナイ教の教祖」を減らしていくかにかかっていると思います。

けだし、その逆の思考と行動がデキル人材の育成、輩出が必要不可欠です。


「こうすればデキルと語れる人」「どうすればデキルかと考えられる人」「そのために社内外を問わず人の力を借りられる人」です。そういう人の持つ思想・行動を「可能性追及ドクトリン」と名付けてみました。ベースは、ポジティブな前向き指向にあります。


優秀な弁護士や医師は、どうすればそれが出来るか?を語ります。

しかも、素人でも分かる簡易な言葉で。

「この事件は、××が鍵となります。そのために具体的に××すれば解決します。その際に3つの選択肢があります。どれを選択されますか・・・?」。

実にシンプルです。


可能性追及ドクトリンを日常の仕事に取り入れていくためには、自分自身の専門性を高めるための努力が求められます。表象的ではない本質を捕まえる普段の努力が必要です。

日本の会社や組織が元気を取り戻すためには、可能性追及ドクトリン・・・「デキル教の教祖」を多数生み出していくしかないと考える今日この頃です。


カレースパゲティ「インデアンカレー」 vs.カレーうどん 大阪・堂島はカレー戦争です・・・

2012年01月25日 | 食・レシピ

今日は出張で大阪。

新幹線に飛び乗り新大阪、そして堂島へ。


大好きな「インデアンカレー」に向かいつつ、ドウチカ(堂島地下街)を歩いていると、インデアンカレーの対面にカレーうどんの店が新規オープン。


多くのファンを持つ名門店「インデアンカレー」の前に同じカテゴリーの店を開くとはなかなかの度胸です。

価格もワンコインと安く、思わず足が向くものの、やはり恒例のスパゲティカレーに決定。


この店は、カレーの老舗でドロッとしたルーが特徴。

ちょっぴり辛目のコクありカレーです。

わたしの大好物は、ここのスパゲティカレー。

少し炒めた小学校給食風のパスタにルーがかかっており、その上に5~6個のグリーンピース。

これにキャベツの酢の物が付いて750円(大盛は「スパ大」と発注します)。

スプーンとフォークで食します。

店内はカウンターのみ。

このB級グルメ感がたまりません。


大阪の街は「食い倒れ」。

この店を訪れるロコ(地元民)も、コダワリがあります。

「ルーダブル(ルーが2倍)」、「ピクルスダブル(キャベツ2倍)」、「黄身抜き(生玉子カレーで黄身を抜いたもの)」「ゴハン少なめ」などなどの注文。

それも二人に一人ぐらいの人が付加注文をされます。


そして、この店の対面にオープンした低価格を売りとしたカレーうどん店。

インデアンカレーに対抗するためには、様々な壁を乗り越えなければなりません。

中小企業診断士としてこの店を診断するとすれば、やはりメインは客の回転率の向上。

吉野家ではありませんが、基本は早い、うまい、安い。そして、話題性の創出にあると思います。


大阪は、食に対して本当に厳しく、同じような店でも大行列ができる店と、正午過ぎでも閑古鳥が鳴いている店と二極化します。

よそ者の私としては、よく分からないところもありますが、コダワリを持つ大阪B級グルメの目は決して誤魔化せないのです。

多少急いでいてもガラガラの店には入らず、行列に並んだりします。

そんな人たちが大阪の食を発展させているのだと思った寒風吹きすさぶ1日でした。


働きがいのある会社ベスト30 byGPTW&日経ビジネス

2012年01月22日 | 本と雑誌

 毎年楽しみにしている働きがいのある会社ランキング。

 今年も1位は、予想どおりグーグル社。

 GPTW社が開発した「働きがい」の定義は、①社員と経営との信頼(信用・尊敬・構成)、②仕事の誇り、そして③他の社員との連帯感の関係性の中で点数化されるとのこと。正社員比率、女性管理職比率、研修時間、能力開発予算等も加味されているようです。年間研修時間が100時間を超える会社があったり、能力開発予算が一人40万円を超える会社もあったりと、驚きの数字が見られます。

 「働きがいのある会社」は、逆にいえばハードワークの会社。おんぶにダッコに肩車、ぶら下がり感覚では、絶対に入社できない会社と言えます。

 自分自身の志や信念に基づき、専門性を高めつつ、最前線で活き活きと働く・・・。ワークライフパランスというよりは、自由と自立と責任の中で自分の可能性を追及していける会社だと思います。そして、会社としてダイバーシティマネジメント、モチベーションマネジメントに力点を置きつつ社員をエンパワメントしていくという傾向があると思います。

 同誌の記事では、正社員比率の高い良品計画、育児支援に積極的なディスコやアサヒビール、社員研修を充実させている日本イーライリリー社、野村総研・・・。どの企業も日本を代表するエクセレントカンパニーです。

 今回は、中小企業部門も入っており、外資系のみならず、NPOや税理士法人もランキングに入っています。シューカツに励む学生さんにも見ていただきたい特集です。ただし、やる気とアンビションを持つ人限定です。

1位 グーグル

2位 ワークスアプリケーションズ

3位 プラン・ドゥ・シー

4位 サンバーエージェント

5位 アメックス

6位 日本マイクロソフト

7位 ディスコ

8位 トレンドマイクロ

9位 モルガンスタンレー

10位 アサヒビール →ガンバレ!ニッポンの老舗企業

12位 三井住友銀行

17位 ブラザー工業

 もう一度、20歳代に戻り、シューカツするとすれば、ターゲットになる企業群だと思った次第です。自由と自己責任のセルフマネジメント、プロセス&結果両方重視、生涯を通じた専門性開発といった自営業者的なスタンスと行動力が必要だと思います。

 記事の中にあったグーグル社の人材担当マネジャーの言葉。

「日頃から自分の業務が社会を変革しているという実感があるからではないか!?」

この視点こそ、最も「働きがい」の開発に繋がるのではないかと感じた次第です。


日本経済の真実がよくわかる本 実務家>経済学者 日本のアキレス腱は資源のみ TPPは日本にとって損 !

2012年01月21日 | 本と雑誌

書店でたまたま見つけた経済入門本。


「日本経済の真実がよく分かる本」 

三橋貴明著 PHP研究所 840円


パラパラ見て即購入しました。

何とこの本840円。

中身もある充実のプライスです。


著者の三橋貴明氏は、新進気鋭の経済評論家・エコノミスト。

略歴によると外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。

「増税のウソ」「本当はヤバイ!韓国経済」をなどがあります。


この本のどこが凄いかというと、スタンダードな正論で直球勝負しているところ。

財政破綻をあおったり、ハイパーインフレだ外貨・MMFだという人たちとは異なるアプローチ。

また、経済学者のような小難しい形而上の話もなく、実にシンプル。

客観的な数字とクールな分析で、世界経済、日本経済を巡る課題を喝破します。


「景気がよくても、不幸な人はいる」


「バブル崩壊の原因は民間企業にある」


「エコカー減税は景気にきく」


「日本では起こり得ないハイパーインフレーション」


「ギリシャと日本の決定的な違い」


「実質金利の高い国、日本」


「為替介入に対して国民は怒れ!」


「増税せずに復興財源は作れる」


「道路整備は地方活性化の要」


「日本は公共事業にもっと投資すべき」


「電力自由化=善の誤りを正す」


「日本のアキレス腱は資源のみ」


「TPPは日本にとって損」・・・


爽快感のある主張に気持ち良くなりました。

ページの片面は図解。

プレッシャーなく読み進めます。

わたしとしては、文字びっちりで情報量を増やしていただきたかったのですが・・・。

混乱真っただ中のどこかの政党の方にも、ぜひとも読んでいただきたい一冊です。


2012年の年賀状 2012大予測 広島カープ、Aクラスに・・・笑

2012年01月17日 | マーケティング

1月も早くも17日。

今日は、阪神淡路大震災から17年を迎えます。

知人も大きな被害を受け、たくさんの犠牲者を出した大震災。

昨年は、東日本大震災、紀伊半島の台風被害など自然の猛威、人間の無力さを感じさせる1年でした。

犠牲になられた方にご冥福を、また、被害を受けられた方に改めて1日も早い復興をお祈りしています。


小職は、毎年年賀状で翌年の予測を立てて、年賀状の文面としています。

経済成長率、ドル円や失業率等の経済指標から、その年のトレンドなどです。

わたしの悪友は、わざわざ(!?)前年度の的中率を表にしたものをメールで送ってきます。

大きなお世話!?(笑)。


特に何もやることのない元旦に暇つぶしに読んでもらえれば・・・ということで作成しているものです。

今年は、早くもユーロ円で大外れ。

年末にどうなっているか皆目見当がつきませんが、今はなんと97円代です。

以下が、今年の年賀状の文面です。


2012今年もよろしくお願い申し上げます
☆☆☆☆☆今年の大予測(的中率は???です) ☆☆☆☆☆
■GDP日本経済実質成長率1.0%■年末日経株価7000円(欧州金融危機・米国衰退の狭間の中で下落)■1ドル75円・1ユーロ99円(年末)・原油価格100ドル・ユーロ分裂危機■失業率5.0%■中小企業金融円滑化法1年延長で倒産危機は先延ばしに■中国経済成長鈍化、インド、東南アジアへのシフト進む■日本の自動車市場世界4位に転落■東京スカイツリーで東京下町に浪漫文化開花■メタンハイドレートの実用化メド・ニッポン資源大国の仲間入り?■スマホかパソコンか分からない新製品誕生■まがるディスプレー発売■平清盛ブームで宮島、音戸の瀬戸大混雑■和製LCC(格安航空会社)で気軽に旅する時代に■神社や寺院などのパワースポット巡礼がブームに■高齢者向けコンビニ誕生■広島カープ3位!巨人が日本シリーズへ■職業生活・ワーク重視とライフ重視に二極化■京都風「はんなり」時代へ・派手ながら下品ではないことがファッショントレンドに☆☆☆☆☆


はたして年末時点の的中率は何%でしょうか?

兎にも角にも落ち着いた1年になることを祈るばかりです。


日経ビジネス「世界の工場が終わる 中国が迎える大転換」低水準の豊かさで労働力減少を向える最初の国

2012年01月15日 | 本と雑誌

1/16号の日経ビジネス。

発展を続ける中国の特集を興味深く読みました。


為替の関係もありますが、あと5~8年で日本の賃金ベースに追いつきそうなこと、日本企業からより良い処遇を求めて飛び出す中国人が多いこと、一人っ子政策を主因とする労働力不足など、新たな情報を得ることができました。

特に、藻谷兄弟の中国現場リポートは面白く、「中国の島根県化」「豊かさなき人口減少」といったキーワードは、なるほどと思わせる内容てした。

藻谷兄弟のお兄さん俊介氏は人気アナリスト、弟さん浩介氏はベストセラー「デフレの正体」の著者です。


中国は、日本のように、あるいはかっての英国のように、豊かさを手に入れた後に少子高齢化等を原因として緩やかな衰退、低成長をむかえるのではないという指摘には驚きました。

低水準の豊かさで労働力減少をむかえる世界最初の国になるということです。


いよいよ日本企業のアジアシフトも、中国、ベトナムをパスして、インドネシアやミャンマー、インドへ力点を移す時期に移行したと言えます。

EUショック等を受けて平成の鎖国に入るのか?アジアに新天地を求めてチャレンジするのか?マネジメントのターニングポイントに来ていると思います。


スキルダウンの進むニッポンの職場 強いと言われていたニッポンの現場スキルが危機を迎えています

2012年01月14日 | マネジメント

製造現場、販売現場、サービス現場・・・ニッポンの強みと言われてきた現場力が低下し続けているように思います。

今までなかったようなミスやポカ、唖然とする対応などが増えているように思います。

本当にニッポンは大丈夫なのか?心配しきりの昨今です。


2007年問題と言われた団塊の世代の退職、若年層の就職氷河期、失業率の高止まり、少子化などなど雇用情勢・労働環境も大きく変化しています。

先輩の持つ技能、技術、ノウハウなどがうまく伝承できていないということと、若年労働者が職に就けずスキルを磨けないといったことに起因していると思います。


先日もあるメーカーの人事部長が頭をかかえていました。

「また、若手社員が退職しました・・・。」

内定者教育、新入社員教育、各職場でのOJT、コーチングを終え、ほぼ戦力となりそうな時期の退職。

採用費用、教育費のリターンのないままの退職。

ニッポンの会社という一種「ムラ社会」の中での残念感は大きなものだと思います。


さらに、その人事部長のお話では、辞める若手社員の多くが非製造業・サービス業へ転職している事例が多いということです。

この1年間、そのものづくり製造業から、コンサルティング会社やウエディングサービス業、金融業に転職していったとのことです。

「製造業のサービス化」というフレーズは過去幾度となく取り上げられましたが、ものづくり離れが進むことを改めて実感した次第です。


こういった労働環境の中での変化が累積しながら、人的資源の劣化、スキルダウンが進んでいるように思います。

この対応策としての一般論を述べると次のようになると思います。


1.技能教育、技術教育の充実


2.受け入れ側の会社としての指導 OJTやコーチングの推進


3.キャリア教育の実施


4.仕事マニュアルの作成


5.ブラザー制度シスター制度などの仕組みの構築


6.第3者によるチェックとフィードバック・アセスメント


7.現場の管理監督者のマネジメント力、職場管理力の向上


ただ、今までニッポンの職場の持っていた良き風土、伝統といったものは、もはや再生できないのではないか?という危惧を持っています。

それは、組織は人なり、人材育成を最重視する姿勢です。

上司や先輩は、部下や若手の成長のために最大限のパワーをかける・・・、部下や後輩は何とかして早く一人前になりたいという使命感・義務感・・・。

そういった善の循環がニッポンの会社の競争力を高めていったと思うのです。

今では、職場内で自主的に動いていたQCサークルや小集団活動は天然記念物的な存在ですし、社員旅行や会社運動会などもほとんどなくなった感じがします。


時代の流れが、そうしたと言えばそれまでですが、ニッポンの会社の古き良き時代を知るオジサンとしては、寂しい限りです。


今、中国のシンセンや広州、無錫などでは、かっての日本の製造業の工場と見間違えるほどの光景があります。

礼、ラジオ体操、工場長訓示、エイエイオー、工場運動会で家族も巻き込んでの汗を流し、中国人にはないと言われている愛社精神が垣間見れるのです。

製造業に携わっている方は、ぜひとも中国の工場見学をお勧めします。

わたしの先輩である製造会社の会長は、一糸乱れぬ朝礼の光景を見ながら感動のあまり涙を浮かべていました。


強いと言われていたニッポンの現場のスキル・・・。

今、危機を迎えています。


時代と逆行!ニッポンの企業の意思決定の遅さ 時代のスピードについていけません・・・up or out

2012年01月13日 | マネジメント

最近、仕事をしていて、もどかしく感じる瞬間が多々あります。

とにかく遅い。

意思決定、仕事の進め方、業務のさばき方・・・。


いつからニッポンの企業は、こうなったのでしょうか?


冗談で、アングロサクソンの陰謀だと言っているのですが、内部統制、稟議制度、個人情報保護、過度のIT依存・・・。

そして、そのベースは、恐怖の無責任体制。

誰が意思決定したのかを逃避するがごとく、チンタラチンタラ、いろいろな人のパソコンの画面を動いていきます。

意思決定を早くするために導入されたITも、いまや「仕事をやっているフリ」をする道具になり下がっています。


韓国企業や中国企業などに席巻されている半導体業界やIT業界は、まさにスピード勝負。

先週の米国ラスベガスのイベントを見ても、サムソンやLG電子は時代を先取り、ソニーやパナソニックも周回遅れの感があります。

ニッポンの企業と比較して、投資や市場対応が、極めて早いのです。

デキる人はスピード出世、そうでない人は早々にリタイアさせられます。

up or out・・・

これらの企業と戦わば、例えそれが日の丸を背負っている大企業であっても勝てることはできないと思います。


そして、責任。

株主代表訴訟やサラリーマン経営者ということもあるのでしょうが、とにかく責任の所在を曖昧にさせる風土が蔓延しています。

スピード感がなく、責任もとらない・・・。

これでは、生き馬の目を抜くマーケットで勝ち残る、いや生き残ることさえできないと思います。

このまま緩やかな減退、スローダウンを続けていくしかないように思います。


自分自身、どんなひどい目に遭ったとしても、

すくなくともスピード感と責任感をもったマネジメントをしていこうと考えているところです。