能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ポケットに入らないポケット六法 その重量に法学部の学生は大変、「法学六法」オススメです

2014年12月31日 | 本と雑誌

久々に六法全書を買おうと書店へ。

法律のコーナーに行くと、2015年版の六法全書が平積みされていました。

来年からは、少し法律のお勉強と考えています。

民法や会社法の主要な条文だけ掲載されているミニ六法全書でOKと思っていたのですが・・・。

 

なんと、その厚さにビックリ。

学生時代に使っていた有斐閣の「ポケット六法」も凄い厚さ。

なんと2000ページ近くあります。

おそらく、この数十年で二倍の量になっているように思います。

これでは、ポケットに入らないよなあと思わず苦笑した次第です。

昔むかし、わたしが法学部で勉強していた時代は、明治時代に制定された民法や刑法等はカタカナ表記。

それが、ひらがな表記となりページ数が増えたのかなと考えてみたのですが、それだけではなさそう。

ただ単に法律の数が激増しているのです。

新しい法律だけではなく、法改正により、「□条の2」「□条の3」・・・といった法律が六法全書を厚くしているということが何となく分かってきました。

ちなみに、六法とは、憲法、民法、商法、刑法、民事訴訟法、刑事訴訟法の6つの法律とそれに紐づく各種法規のことです。

 

「コンパクト六法」を出版していた岩波書店も平成25年から六法全書を出していないとこと。

時代は変わっているんですね。

このため、持ち歩きの出来る六法全書は、事実上、有斐閣と三省堂という2社がメインプレイヤーとなりました。


持ち運べる六法全書

ポケット六法  有斐閣  1980ページ  2000円

判例六法    有斐閣  2354ページ  2900円

デイリー六法  三省堂  2096ページ  1994円


これらの携帯しやすいと言われている六法全書も、すべて2000ページ超になっています。

そろそろ公法と私法を別冊とするとか、民事と刑事を分けるとか・・・そんな編集の工夫が必要なような気もします。

 

法律もパソコン、スマホで読めるようになり、とても便利になりました。

判例さえも検索して瞬時に確認できるようになり、デジタルの進化に感謝。

でも、法律学はやはりアナログ。紙の六法全書でページをめくりながら、法律を読みたいのです(笑)。

 

そんな中、目に付いたのが厚さの薄い六法。

ポケット六法の三分の一以下の厚さです。

「法学六法15」

 編集代表 石川明ほか  信山社  1000円+税

 

このミニ六法全書は、564ページ。

とても薄い感じがします。

法学部や教養課程の1~2年生向けの法律学習者向けに編集された六法。

慶応大学名誉教授の石川明さんを中心に所要な法律の主要な条文を一冊にまとめたものです。

法学入門、基礎法学、憲法、民法総則、刑法総則の学習には、十分役立つと思います。

さらに変わっているのが、この六法は、横組み編集。

いつも縦で読んでいる法律の条文を横で読むとなぜか新鮮な感じもします。

 

「ポケット六法」とこの「法学六法15」を購入し、帰路につきました。


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東京銀座のど真ん中に銭湯・・・江戸時代から続く老舗銭湯は江戸っ子の心意気が支えています 金春湯

2014年12月29日 | まち歩き

今年も残すところ、あとわずかとなりました。

忘年会も終わりを告げる時期。今年ラストの忘年会で銀座へ・・・。

イルミネーションもクリスマスの時に比べると、ややシックな感じになっています。

そこで、発見したのが「金春湯」の暖簾と看板。

なかなか粋なのれんです。

銀座八丁目。

ちょうど資生堂パーラーの裏手、銀座のど真ん中にあります。

実は、今年11月の銭湯検定3級を受検した時に、この「金春湯」が出題され記憶に残っていたのでした。

(ちょっとオタクっぽい検定試験ですが、江戸の文化を学ぶにはピッタリの学習機会です)

「コンパル・ユ」と読みます。


銭湯検定の公式テキストにも載っていますが、この金春湯は江戸時代の創業。

1863年(文久3年)に銀座に開業しました。

近所に幕府お抱えの能役者・金春座があったため、それにちなんで命名されたとのこと。

当時は、少し離れた場所だったと聞いています。


おそらく、当時は、浴室は暗く、混浴。石榴口から「田舎者でござい~」などと言いながら、江戸っ子が入浴していたのだと思います。

当時は、浴槽の湯も少なく、今で言うサウナに近い状態の風呂屋。

浴槽になみなみと湯がはってある湯屋の登場は、ずっと後のことになります。

今度、時間があるときに、金春湯で江戸情緒を満喫したいものです。

この金春湯、実はビルの一階。

昭和32年に建てられたものらしいです。

二階には居酒屋。

一階の銭湯にゆっくりつかり、二階にあがってビールを一杯。

今では、湯女はいませんが、なかなかオツなひと時だと思います。

調べてみると、銀座には銭湯がもう一軒。銀座一丁目に銀座湯という銭湯があるそうです。

金春湯さんに銀座湯さん・・・末永く続けていただきたい江戸の文化です。


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ホンダスピリットはどこへ行った?ホンダのTOYOTA化、トヨタのHONDA化が進行中・・・

2014年12月29日 | マーケティング

ホンダ車に乗って27年。

シビック、CR-X、SM-X・・・。

「H」らしいと言われるクルマに乗り続けてきました。

部屋にHONDAのカレンダーを貼っているですが、12月はフィットハイブリッド。

フィットの横にキャッチコピーが入っています。


「さあ、クルマで世界を驚かそう」


そりゃ、フィット一車種で5回もリコールを出せば、世界は驚きます。

本当に洒落になりません。

 

過去、ここまで本田技研工業の評価が落ちたことはなかったと思います。

しかも、安全問題や品質問題・・・自動車メーカーにとって、まさに生命線となる部分です。

同社のホームページを見ると2013年~2014年にかけて、リコール数が激増。本当に大丈夫なのでしょうか?

 

HONDA語録は、たくさんありますが、本田宗一郎さんが一番強調していたのは、次の一語だったということを本田技研工業本社の社員さんから直接聞いたことがあります。

 

「人に迷惑をかけるな」

 

メーカーの使命、役割を一言で言い切ったシンプルなフレーズです。

本田宗一郎さんは、工場の周辺の環境問題にも気を配り、青山の本社ビルの設計でも防災、食料備蓄等で気を配っていたとのことです。

三現主義(現場・現物・現実)、ワイガヤ、大部屋、マストとウォント、三つの喜び(買って喜び・売って喜び・作って喜ぶ)、失敗コンテスト・・・HONDA魂のこもったホンダ語はたくさありますが、その中心となるのは、「人に迷惑をかけるな」。

本田技研の社員なら心に刻まなければならないと思います。

 

リコールをゼロにするということは、難しいことだと思います。

ただ、その努力の姿勢を、現場で発揮し続けていくこと、ちゃんとした製品を世間に出し続けることはメーカーの義務であると思います。

この背景には、極度のコストダウン、非正規の期間従業員の雇用、大企業病の典型である上を見ながら仕事をするヒラメ型社員の増加、本社第一のマネジメント、短期目標を中心とする目標管理制度・・・複合的な要因が絡み合い現場での問題が出てきているのだと思います。

 

また、日本車への風当たりというというのも無視できないと思います。

トヨタのブレーキ問題、タカタのエアバック事件なども、ある意味、狙い撃ち的なものがあるようにも思えます。

現実的には、アメ車の方が、故障や不具合が多いように思われますが、それがリコールとして出てこない・・・そう考えるのは私だけでしょうか?

世界で最も厳しいと言われたマスキー法をCVCCエンジンでクリアしたHONDA。

その心意気を復活させるのは、まさに「今」だと思います。

社長の報酬を20%削減するとか、そんな形式的なものではなく、HONDA魂を復活させる・・・それしかないと思います。

 

HONDAのレジェンドも、安全問題が理由ということで、販売がのびのびになっているとのこと。

ホンダは、どこに行ってしまったのか?

レジェンド・・・伝説・・・。

そのレジェンドを復活させることが必要だと思います。

 

今では、本田技研工業も世界的な大企業。

でも、最近思うのが、ホンダのトヨタ化

そして、トヨタのホンダ化・・・です。

 

トヨタの豊田社長は、モータースポーツを愛し、86を産み出し、社長業でも常に最前線。

御曹司とかおぼっちゃまとか言われながらも世界トップのTOYOTAを牽引していくリーダーシップを持っています。

米国でのクレーム事件対応でも最前線に立ち、ニッポンのサムライとして堂々と渡り合いました。

今では、社長ランキングでもトップ3の常連になりつつあります。

クルマが好きで、TOYOTAが好き・・・そんな社長は、社員からも慕われているように思います。

豊田社長は、何としてでも大企業病に陥ることなく、組織の活力を生み出したいと考えているのではないでしょうか?

世界最強と言われるトヨタ生産システムに、イノベーティブな組織風土が加味されれば、その強みはさらに強化されます。

事実、ここ数年のトヨタ車は魅力的なクルマを出し続けています。

さらに、ハイブリッドの強化、水素自動車など他社の追随を許さない比較的優位性を堅持しています。


一方のホンダ。

すでに、大企業病が相当程度進んだ重症患者。

わが社は大企業・・・絶対に潰れないから安心だ・・・。

社長も社員もそんな風に考えているとしか思えません。

創業者本田宗一郎さんや藤沢武夫さんも想定しなかった状況だと思います。

出てくるクルマもイノベーティブというよりコンサバティブ・・・大企業の出す保守的な「車」が中心となっているように思います。

おそらく、社内の開発許可制度や稟議制度などの壁にはばまれ、途中でオシャカになっているのではないでしょうか?


社内の会議では、

美しいカラースライドによる紙芝居が行われ・・・

聞いたこともない横文字が跋扈し・・・

ヘタなMBAホルダー風のエリートさんがビジネスモデルを語る・・・

現場やお客様を見てもいないのにマネジメントやマーケティングのフレームワークで括ってしまう・・・

稟議制度や社内手続が複雑化・・・

形式化し新しいことに挑戦できない・・・

セキュリティや情報管理のため社内のコミュニケーションが図れない・・・


そんなもフツー以下の会社になってしまった感じがしています。


今では、スバルやマツダも魅力的な車や新技術を産みだしています。

スズキにしてもダイハツにしてもマーケットや現場をしっかりと捉え、いいクルマを出し続けています。

んな状況を青山一丁目の上層階におられるエライさん達はどう見ておられるんでしょうか。

 

このままじゃマズイということで、「わが社は、モータースポーツ」というスローガンを掲げ、ふたたび、F1参戦・・・。

社員の求心力を高める、広告宣伝のため、社内の盛り上がりを作る・・・様々な経営陣の思惑があるのでしよう。


でも、もう、いいでしょう。

大量な化石燃料を燃やして、爆音轟かせ、タイヤをすり減らし、場合によっては死傷者も出る・・・。

半世紀前、リンゴ箱の上に立ちマン島TTレースで参加し優勝することを高らかに打ち出した本田宗一郎さんの時とは明らかに時代そのものが違うのです。


世界が困っている環境問題、エネルギー問題、高齢化の問題、貧困などの社会問題などなど、そうした課題を解決していくんだという高い志、ビジョンが大切だと考えています。

まさに、「The Power of Dreams(ちゃんと複数形になっています。ちなみにトヨタはDreamsをドライブするというのが同社のスローガンです)」。

それこそが、会社の求心力を高め、社会への情報発信力、共感獲得に結びつくものだと思います。

 

でも、今のホンダに、当面必要なのは、本田宗一郎さんの言葉。

「人に迷惑をかけるな」

の一語だと思います。

 

一人のホンダファンとして、本田技研工業の改革を心から願っています。


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黒田博樹投手、広島カープに復帰 「男気」の凱旋帰国にワクワク感いっぱいです 高額契約より広島愛

2014年12月28日 | カープ大好き!

年末、ビッグニュースが飛び込んできました。

カープからメジャーリーグに参戦していた黒田博樹投手が、8年ぶりにカープに帰ってくるとのこと。

広島の中国新聞のスポーツ欄では、次のような見出しが掲載されています。


「高額契約より広島愛」

「3回目交渉で心動く」

 

8年前、「赤いユニフォームを相手に投げたくない」と、FA権を行使して米国に渡った黒田投手。


当時、広島市民球場では、「黒田の男気弁当」なるものも登場。

ガッツリ系の観戦弁当として人気を博していました。


カープとの再契約は、4億円+出来高払いとのこと。

ドジャースからは、1600万ドル(約19億円)の提示を受けていた(パドレスでは1800万ドル)ということで、約5分の1の年俸での契約となるとのこと。

現在のエース・マエケン投手の年俸が3億円。

右の本格派ピッチャーの二枚看板が揃うことになります。


カープの年俸総額は21億円。

そのうちの三分の一が、この二枚看板への投資です。

(ちなみに、ジャイアンツの年俸総額は45億円と言われており12球団中トップです)


マツダズームズームスタジアムに背番号15、男・黒田がマウンドに立つ・・・三万人の観客からスタンディングオベーションと大きな拍手・・・本当に楽しみです。


前田投手も、近い将来、メジャー挑戦を視野に入れているようですが、

黒田投手の背中を見ながら、さらに大きく成長すると思います。


また、マエケン投手もメジャー後、再び、広島の地を踏むということもあるように思います。

黒田投手も来年40歳。


今回の決定も、メジャー継続か、カープ復帰か、それとも引退かという選択肢ということらしかったので、年齢問題ということも大きな課題。

先発ローテーションに入るのか、クローザーに回るのか・・・。

個人的には、ドラゴンズの山本昌投手のように、円熟の技を交えた末永いピッチングを続けていただければと考えています。

来年も、カープファンの聖地ズムスタに行きたいと思います!!!


黒田投手のプロフィール

くろだ・ひろき・・・1975年2月10日大阪生まれ。専修大学から1997年にドラフト2位で広島入団。

2005年に15勝で最多勝。2006年に最優秀防御率1.85獲得。2008年、ドジャーズ移籍。

ドジャースに四年、ヤンキースに三年在籍。

今季のメジャーでの戦績は、11勝9敗。防御率3.71。


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心に残る名作コピー コピーライターが輝いていた時代 1980年代 糸井重里 仲畑貴志 真木準・・・

2014年12月27日 | 本と雑誌

昔むかし、コピーライターが輝いていた時代がありました。

糸井重里さん、仲畑貴志さん、真木準さん、秋山晶さん・・・キラ星のごとく1行のコピーをひっさげ、新聞媒体、雑誌媒体、ポスター、テレビ媒体、ラジオ媒体に大きく露出していました。

1行100万円というギャラも都市伝説のように語られていました。


当時は、インターネット広告やデジタルサイネージといったものはなく、あくまでアナログ。

切り口の鋭いコピーは、心に突き刺さりました・・・。


大学4年の時には、法学部法律学科だったのですが、

宣伝会議コピーライター養成講座(クボセン)、東京デザイナー学院コピーライティング科に隠れて通っていました。

今でいうダブルスクールというやつでしょうか。


それにしても、あの頃、夜の学校で共に勉強していた学友は元気でやっているのかなあ?

フリーターをしながら通う者・・・アルバイトをしながら学ぶ者・・・田舎から上京して決死の覚悟でコピーライターを目指す者・・・なかなかハングリーで目の輝く若者たちでした。


今にして思うと、世間知らず・・・でも楽しく密度の濃いひと時でした・・・。

 

そんなわけで、今でもコピー本を見ると、思わず買ってしまう習性があります(笑)。

宣伝会議の「コピーバイブル」や文春文庫の「傑作!広告コピー516」は座右の書。

今回、新たにビジュアルな一冊が加わりました。

 

「心に残る名作コピー」

パイインターナショナル刊 1900円+税

 

金色の派手な表紙の同書。

タイトルは、「心に残る名作コピー」。

思いっきりベタです。

「心に残る」という表現は思いっきり手垢が付いた言葉ですし、また、「名作」という表現も書くことがスゴく恥ずかしい言葉です。

でも、それをサラリと使う・・・なかなか出来ないことです。

変化球を待っているのに、予期せぬ直球で、あえなく三振といった感じです。

 

目次

1.1970-1980年代のコピー

 特集・・・としまえん・三和酒類

2.1990年代のコピー

 特集・・・岩田屋・大阪府県警本部

3.2000年代のコピー

 特集・・・ルミネ

 

本書は、グラフィックデザイン・・・ポスターや新聞雑誌の表現をそのまま掲載しています。

モノクロ、カラーで当時の面影をそのままに伝えています。

 

「じふん、新発見」 西武百貨店 コピーライター・糸井重里

 

「不思議、大好き」 西武百貨店 糸井重里

 エジプトのクフ王のピラミッドが懐かしいです。

 

「おいしい生活」 西武百貨店 糸井重里

 ウディ・アレン・・・いましたね~。

 

「ひとりよりふたり」 丸井 魚住勉

 

「好きだから、あげる」 丸井 仲畑貴志

 

「今日は、何時間生きていましたか。」 パルコ 仲畑貴志

 

「恋を何年、休んでいますか。」 伊勢丹 真木準

 

「高気圧ガール、はりきる。」 全日空 真木準

 

「サラリーマンという仕事はありません。」 西武セゾングループ 糸井重里

 

「諸君。学校出たら、勉強しよう。」 日経新聞

 

「ボーヤハント」 日本ビクター 真木準

 

「プール 冷えてます」 としまえん

 

「hungry?」 カップヌードル

 

「恋は、遠い日の花火ではない。」 サントリーオールド

 

「日本を休もう」 JR東海

 

「40歳は2度目のハタチ。」 伊勢丹 真木準

 

「NO MUSIC、NO LIFE」 タワーレコード

 

こうして見ると、やはり1980年代は、「名作」コピーがたくさん生まれた10年間でした。

当時のコピーを見ると、句読点がアクセントとして、よく効いています。

コピーにもブームがあるんですね。

 

学校を卒業して、晴れて、広告代理店に入社。

仕事は超ハードながらも、楽しいアドマン生活を送ることができました(過去形です)

当時のコピーを見るたびに、思い出が走馬灯のように蘇る楽しい瞬間を楽しむことが出来ます。


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日本最古の遊園地 浅草花やしき 圧縮陳列でしぶとく生き抜く中小企業のお手本経営

2014年12月26日 | まち歩き

浅草の花やしき・・・日本最古の遊園地と言われています。

1853年、実に江戸時代、造園師森田六三郎により牡丹と菊細工を主とした「花屋敷」として誕生。

明治時代には遊具が置かれましたが、メインは動物園。虎の五つ子やライオンの赤ちゃんが産まれた動物園でした。


当時の浅草は、浅草六区に代表される日本のブロードウェイ。

映画、演劇、落語、お笑い・・・様々なアミューズメントが集積していました。

今では考えられないほどの人、人、人・・・。

 

戦後の昭和24年に「浅草花やしき」と改名。

これ以降、豆汽車、豆プール、紙芝居、回転ボート、ジェックコースターが設置されていきます。

この「豆」というのが、浅草花やしきのサバイバルできている秘密です。

本当に狭い敷地の中に重層的に配置された遊具。実に40以上のアトラクション、飲食店、お土産店があります。

 

花やしきの乗り物・アトラクション

・メリーゴーランド

・ちびっ子観覧車

・スカイシップ

・ちびっ子タクシー

・Beeタワー

・スワン

・スリラーカー

・3Dシアター

・お化け屋敷

・ゴーストの館

・ビックリハウス

・カーニバル

・ぴょんぴょん

・ヘリコプター

・ローラーコースター

・リトルスター

・ディスクオー

・スペースショット

(「豆・・・」が「ちびっ子・・・」に変わっています)

まさに、極度に圧縮されたアミューズメントパークなのです。

ムダなスペースを排除、狭い空間でも射的やゲーム、クレープ店や自動販売機などでうめ、スペース、空間を有効活用しています。

小売業的に、坪単価という指標でいうと、東京ディズニーランドより高いかもしれません。

 

また、設備投資面でも極度に圧縮。

古くて昭和時代のアトラクションが中心ですが、ここを訪れるお客さんは、最新の遊具を期待していません。

むしろ、昭和レトロを楽しむため、童心に帰るために訪れるのです。

この意味でも、富士急ハイランドや東京ドームシティとは異なる戦略をとっていると言えます。

 

ここで働く従業員さんたちも、多くは学生アルバイト。子

供目線で笑顔で接する姿勢は、ホスピタリティ、おもてなしの心が溢れんばかり・・・子供たちも、おにいちゃん、おねえちゃん的な存在として認知し、いっしょに楽しそうに遊んでいます。


入場料も大人1000円(子供500円)と決して安くはありません(大人2300円のフリーバスもあります)。

各種アトラクションも200円~500円を追加で支払う必要があり、

一人当たり2500円程度落としているのではないでしょうか?

 

限られた経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を最大限に活かし、強みを伸張させ、弱みを圧縮する。

・・・まさに、ニッポンの中小企業のお手本だと思います。

 

集客力抜群の浅草寺のそばという立地を最大限に生かし、150年以上続く花やしき。

この遊園地を見るたびに、その生命力、逞しさに励まされる感じがします。

いつまでも続けていただきたい昭和を代表するアミューズメントパークです。


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「マーケティング思考」の技術 マーケティングの基本と最新事情を学べるコンパクトな一冊

2014年12月25日 | 本と雑誌

先日、面白い方と話す機会がありました。

テレアポをいただき、着席した途端に、一方的な発話が・・・。


「ですから、ここは4P、ファイブフォース分析をして、社内のアトムスピアを現場インタビューでウォッチしながら、VRIOのビジネスフレームワークで再構築し、ストラテジーとタクティクスのあるビジネスモデルをクリエートしていく必要があります!・・・」

 

一方的に話を伺うのも、結構つらいもので、特に横文字、専門用語が詰まった話は、とても苦手・・・。

帰国子女でも使わない横文字を立て板に水で話されると、思わず引いてしまいます。

そして、ブラック的な「怪しさ」を感じます(笑)。

ヘンリー・ミンツバーグ教授ではありませんが、「MBAが会社をほろぼす」・・・MBA的存在の功罪を感じさせた出来事でした。

 

マーケティングや経営に関わる身として、本当に注意しなければならないと思った次第です。

 

30ポイントで身につく!「マーケティング思考」の技術

野口吉昭監修 HRインスティテュート著 PHP研究所刊 1400円+税

 

同書は、長年、日本的なコンサルティングをしている野口吉昭さん率いるHRインスティテュートの5人の社員さんによってまとめられた一冊。マーケティングの基本の「キ」から、マーケティングの最新手法を学ぶことが出来ます。

「30ポイントで身につくシリーズ」の中の一冊で、既刊として「ロジカルシンキング」「戦略シナリオ」「ビジネスモデル思考」「会社の数字を読み解く」が出されています。

 

目次

1.マーケティング思考とは?

・マーケティングの変遷・・・マスマーケティング・ターゲットマーケティング・ニッチマーケティング・ワントゥワンマーケティング・ソーシャルマーケティング

・マーケティングの時代・・・「1.O 製品の時代」「2.0 情報の時代」「3.0 価値の時代」

・欲求の変遷・・・「1950年代・基本欲求」「1960年代・雷同欲求」「1970年代・優越欲求」「1980年代・差別欲求」「1990年代・主観欲求」「2000年代・本質欲求」

2.マーケティング思考を仕事に活かす

3.マーケティングの3つの思考 お客様を知る

4.マーケティングの3つの思考 価値を創る

5.マーケティングの3つの思考 舞台を仕組む

 

同書の中で興味深かったのが、次の3点でした。

1.  スペンドシフト

マーケティング3.0の時代を代表するコンセプトでガーズマ&ダントニオにより打ち出された理論とのことです。

・自分を飾るより、自分を賢くするためにお金を使う

・ただ安く買うより、地域が潤うようにお金を使う

・モノを手に入れるより、絆を強めるためにお金を使う

・有名企業でなくても、信頼できる企業から買う

・消費するだけでなく、自ら創造する人になる

・・・なるほどです。特に、3.11以降は、この流れが加速されているように思います。

昔、ポーター博士の競争戦略を学び、はまってしまった時代とは隔世の感があります。

今では、「競争」ではなく「共創」というのがトレンドのようです。

もっというと、「ソーシャル」視点がなければ、組織の存続は危うくなる時代と言えると思います。

 

2.  プロファイリング 

セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングに新たなお助け概念が出てきました。「どのような人なのか」をきめ細かく特定する手法です。

 

3.  バリュープロポジション 

自社にしかできないことをやる(顧客が望み、他社が提供できず、自社が提供できる価値)

 

4.  コピーライティング 

キャッチコピーはコピーライターだけが考えるものではない・・・まったくそのとおりだと思います。自分自身、企画書のタイトル、ザブタイトル、各章の見出しには、とてもこだわります。まさに、マネジメント&マーケティングのコピーライター的視点でジャッジしています。

 

コンパクトで1時間ぐらいで読める同書。

マーケティングを、もう一度おさらいしたい方には、お勧めの一冊です。


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会社をつぶさないために・・・ 修羅場の中で社長がすべきことは何か?事業再生人からの助言

2014年12月24日 | 本と雑誌

事業再生、倒産法の活用、事業承継・・・。

経営というのは本当に難しいもので、うまくいくほうが「稀」ということが言えると思います。


損益分岐点的に見ると、月初は常にマイナスからのスタート。

営業努力により売上をとりながら、マイナス域からまずはプラマイゼロを目指します。

人件費や家賃、経費などの固定費を回収し、変動費の領域に入っていきます。

そして、損益分岐点を超えて利益の獲得となるわけです。


ただ、この基本的な図式は、多くの要素が順調に推移してのこと、一つ間違えれば・・・運が悪ければ、固定費も回収できない事態となります。


そうです。

経営というのは、まず、うまくいくことは少ないという前提に立って様々な手を打っていかなければならないということが出来るのです。

 

会社は潰れない

 須藤利究著 あさ出版 1500円+税

 

著者の須藤さんは、「事業再生人」。

必殺!仕事人のようでカッコいい肩書です。

著者は、金融機関での20年以上のキャリアを経て事業再生のコンサルタントとして独立。

会社の表も裏も見てきたビジネスパースンです。

さまざまな修羅場を、経営者とともに伴走してきた方だと思います。

同書の冒頭で、著者は述べます。


「断言します。

会社が潰れるか、復活するかは、

経営者の絶対に潰さないという思い、執念にかかっています。

それさえあれば、どんな状況からも再生できるのです。」


会社を潰さないという信念、そして気合と根性・・・そこからがスタートだと。

少し非科学的なような感じもしますが、ギリギリまで追い詰められて、知恵を絞り、血のにじむような努力を積み重ねていかなければ、事業再生は難しいということなのだと思います。

 

目次

第1章 絶対にあきらめるな!本当にあった復活劇

→冒頭部分では、手形の不渡り、銀行による貸しはがし、連帯保証人、自己破産などの生々しい話を紹介。具体的に作って初めて改善案である、資金繰り予定表を活用しよう、銀行の対応が変わってもあわてない、粘り強い交渉が鍵といった教訓を導き出しています。

 

第2章 復活のためにできること

ポイントは資金繰り。様々なバリエーションを提示しています。

・親しい取引先に前払い等の支払い条件の短期化を交渉する(風評リスクを考慮、数社が限界)

・営業が目標数字を超える努力をする(訪問件数を二倍にする等)

・受取手形を何枚かに分けてもらう。これにより割引手形、自社振出手形を減らす。

・在庫の資金化の検討。

・見込み仕入を減らす。仕入は、価格動向、為替変動、需給動向に対応して行う。

・売れる会社資産のリスト作成。

・経費削減の徹底。

・売掛金の回収。

・営業マンが自社の支払い条件を理解する。

・製造業の場合、リードタイム短縮。 ・・・

 

第3章 銀行は敵であり味方

 

第4章 社長と社員の処遇を変えると楽になる

 

第5章 中小企業が生き残る4つのパターン

・内需専念型 ニッチ市場、寡占市場を見つけられるか

・国内資源開発型 自社独自の強み、ダントツ製品

・海外雄飛型 売れるところならどこでも行く

・オンリーワン企業追求型 特殊技術やホスピタリティ

 

第6章 必ず会社を復活させる秘密の方法

 

最終章では、「再生への見極め」ということで、事業再生できる社長のキャラクターを例示しています。

1.  経営悪化を招いた原因を理解しているか?

2.  社長しは再生に耐えうる性格か?ストレス耐性。執念はあるか?

3.  幹部社員にヤル気、問題意識があるか?協力する気持ちはあるか?

ギリギリの状態からの復活には、最低上記の3つの条件が必要とのこと。

それぐらい、事業再生は、修羅場の中での戦いになるということです。

 

また、事業の赤字になっている現状の分析に必要な経営情報の整理について解説されていますが、これは有事というより平時から作成し日々メンテナンスしておく資料だと思います。社

長席というコックピットの計器として機能すると思います。

1.  資金確保のための売却リスト

2.  資金繰り予定表・・・振出手形の決済額、売掛金、買掛金の個別企業ごとの支払や回収期間

3.  固定費の額 向こう3カ月~6か月の売上、仕入などの予想と毎月の実績との検証

4.  取引銀行の支援体制 債務免除、再生までの返済計画の承認

5.  決算書の資産、負債の見直し

6.  企業の動産、不動産の現在価格

7.  不動産担保の状況

8.  簿外債務の有無

9.  連帯保証人の状況・・・家族、第3者

10. 税金、社会保険料等の未納

 

著者が同書の中で訴求していることは、まずは、「危機に陥らない仕組みづくり」。

万が一、有事となっても、強い気持ちを持って、諦めず、知恵を絞り、行動すること。

修羅場を見てきた著者だから言える教訓だと思います。

会社を経営している社長、経営幹部に、ぜひとも一読していただきたい一冊です。

また、経営学を学ばれている方(特に、ビジネスモデルだ、ストラテジーだと横文字が大好きな方)にも、現場感覚、ライブ感をつかむのに大きく役立つと思います。

同書は、1500円ですが、その100倍の価値があるように思います。


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帝国ホテルでマッサンのウイスキーをいただきました ニッカウヰスキーでちょっと贅沢をした忘年会でした

2014年12月23日 | まち歩き

帝国ホテルでいただいたニッカウヰスキーの利き酒。

クリスマスということもあり、また、帝国ホテル開業125周年ということもあり、そして、NHKの朝ドラ「マッサン」の放送ということもあり、ニッカウヰスキーのウイスキー4種類をいただく機会に恵まれました。


1.竹鶴21年ピュアモルト

2.竹鶴17年ビュアモルト

3.シングルモルト余市21年

4.シングルモルト宮城峡12年

やはりピュアモルトの21年、17年は、なかなかの歴史を感じさせる重厚な香りと舌触り・・・。

幸せな瞬間です・・・。

ブレンダーではないため、豊かなボキャボラリーはありませんが、その美味さは十分に堪能することが出来ました。

御代は、税込で3500円。

ちょっとお高めですが、ここは帝国ホテル。

空間と空気を楽しみながら、利き酒、テイスティングすることが出来ました。

今から10年ほど前、北海道余市を訪れる機会がありました。

札幌からJRに乗り小樽へ・・・そして、さらにJRに乗り継ぎ余市へ。

JR余市駅の正面に、ニッカウヰスキーの余市蒸留所があります。

こちらでは、ヨイチの「ヨ」にアクセントがありますが、地元の人は「イチ」にアクセントがあります。

余市蒸留所では、世界のウイスキーの歴史・・・スコッチウイスキー、バーボンウイスキー・・・ジャパニーズウイスキーなどの歴史的な展示があり、同蒸留所の方が親切に案内をしています。

竹鶴政孝さんのこと、その妻リタさんのこと。

まさにNHK「マッサン」のストーリーがそこに展開されていました。


・竹鶴政孝が、広島県竹原市の造酒屋「竹鶴」の跡取息子であるということ。

・現大阪大学の醸造学科で勉強したということ。

・現サントリーの前身である壽屋に勤務していたということ。

・ウイスキー研究のためイギリスに遊学したということ。

・そこでリタと出会い結婚し帰国したということ。

・戦時中であったため、リタはスパイ呼ばわりされたということ。

・ウイスキーづくりのため、国内を探し回り、北海道余市に落ち着いたということ。

・まずは、ウイスキーづくりのため、日本果実酒株式会社(これを略して「ニッカ」)を設立したということ。

・自分たちのウイスキーが出来るまで果実酒、リンゴ酒を作っていたということ・・・昔、田原俊ちゃんが広告宣伝をしていた「シードル」は、その末裔ということが出来ます。

・マッサンもリタも余市に埋葬されているということ。

 

その後、ニッカウヰスキーの大ファンとなり、以降、ウイスキーと言えば「ニッカ」。

今は、クリアブレンドの大ファンです。

余市蒸留所では、試飲コーナーもあり、10杯近く飲んで、ベロンベロン(笑)。

結局、タクシーに乗り札樽自動車道路を通って札幌のホテルまで帰った次第です。

 

今回のテイスティング、一番うまかった「竹鶴21年ビュアモルト」と「17年」。

その解説文を引用させていただきます。

 

竹鶴21年ピュアモルト

1.香り・・・よく成熟したピーチやトロピカルフルーツにような果実香。豊かで濃厚な香り、リッチで華やかな樽熟成香、ほどよいピート香。

2.味わい・・・やわらかさの中の複雑さ、コクが感じられる。ほのかな苦み。

3.フィニッシュ・・・コクのある余韻が大きく広がった後、すっと消える。

 

竹鶴17年ビュアモルト

1.香り・・・やわらかなウィデイ感の中に、心地よいスモーキーさと、モルティな香ばしさが絶妙なバランスで漂う。フィニッシュに湧き立つ深みのあるエステル香。

2.味わい・・・まろやかな口当たりの中にも、凛としたボティ感。麦芽由来の穀物的なコクと、樽由来の円熟した甘さ。

3.フィニッシュ・・・嫌みのない爽やかな余韻と、すっきりとした味わい。


「香り」「味わい」「フィニッシュ」というカテゴリー分けがプロっぽくていいですね。

英語的には、「アロマ」「テイスト」「フィニッシュ」という表現になります。

さすが、ブレンターの持つ表現力は、素晴らしいものです。

 

わたしが大好きなニッカウヰスキーは、いまやアサヒビールグループ。

余談ですが、私の大好きな沖縄のオリオンビールもアサヒビールグループ。

今年のNHKの朝ドラは、ニッカウヰスキーにとってシェア拡大の大チャンス。

スーパードライがキリンの牙城を切り崩した時ぐらいのチャンスです。

(ハイボールの訴求は、ニッカウヰスキーのとるべき戦略ではありません。競合の術中にはまるだけです・・・念のため)

 

大人の文化・・・美味しいジャパニーズウイスキー造りのために、引き続き頑張っていただきたいと祈念しています。


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帝国ホテルのクリスマスツリー 気品と伝統で彩る開業125年目のクリスマス ゴージャス&マチュア

2014年12月23日 | まち歩き

銀座や有楽町もクリスマスのイルミネーションでキラキラモード。

特に目立つのが、アジアからのツーリスト。

中国語やタイ語、台湾語、タガログ語など異文化の言葉が飛び交っています。

円安が進み、みなさん年末のクリスマス休暇で来日されているのでしょうか?


有楽町の帝国ホテル。

開業して、125年を迎えるそうです。

1890年、明治時代の日本の迎賓館的な西洋風なホテルとして開業。

その歴史は、日本の近代化のシンボリックな存在として首都東京を見つめてきました。

ライト建築の西洋館風の建物、関東大震災の直撃でも壊滅的打撃を受けなかったホテル、進駐軍による接収、マリリン・モンローとジョー・デマジオの宿泊、新館タワーのオープンなど・・・帝国ホテルの歴史は、日本のグローバル化、国際化の歴史でもあります。


日本初のバイキングスタイルの料理の提供、ホテルウェディングの走りなど、日本のホテルスタイルを創出し続けてきたホテル界のリーダー。

数々の名物料理長を輩出、欧米風のみならず、「和」の文化も各所に取り入れた施設、おもてなしは、海外からのツーリストにも大きな感動を与えてきました。

ホテルウェディングは、関東大震災で都下の神社仏閣が壊滅的な被害を受け、結婚式を挙げる場所が大きく減少・・・これをカバーするために帝国ホテル内に神社を作りそこで挙式が出来るようにしたとのことです。

まさに、マーケティングスピリットあふれる経営施策と言えます。


その、帝国ホテルのクリスマスツリー。

シックで気品のあるツリーです。

フロント正面のロビーのセンターにディスプレイされたツリーは、

他のホテルには見られない落ち着きと「華」があるように思います。


ヴッジットジャパン、観光立国のメインプレイヤーとして、今後も頑張っていただきたいものです。


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