能率技師のメモ帳

マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・
中小企業診断士・特定社会保険労務士のソーシャル備忘録

経営・マーケティング×English 中澤幸夫著 Z会刊 英語で学ぶマネジメントとマーケティング

2014年02月27日 | 本と雑誌

「ビジネスパーソンの教養 経営・マーケティング×English」 

中澤幸夫著 Z会刊 1700円+税


Z会というと、大学入試の通信添削。

そのZ会から刊行されているビジネス本です。

腰巻には「ビジネス学の画期的入門書」。

「現代のビジネス事情を知り、仕事に活かしたい方・起業、MBA取得、経営系大学院進学を目指す方」対象にした一冊です。

ドラッカーからマーケティング、マネジメントの歴史まで、英語と日本語を交えて紹介したちょっと欲張りな本です。

しかも、全180ページとコンパクト。数時間で読める一冊となっています。


目次

1.企業組織・マネジメント

2.生産性・女性とビジネス

3.マーケティング

4.英語でビジネスを読み解く


経営、マネジメント、マーケティングの基本単語を覚えるには最適な一冊だと思います。

ただ、著者の中澤さんは、経営学の専門家ではなく、翻訳家、著述家、予備校講師であるため、

最新のマネジメント論やMBAレベルの内容は、あまり含まれていません。


ただ、マネジメントの本家本元の米国に今一度立ち返るということは意義あるものと考えます。

ビジネス本を英語を交えて読むということは、マンネリ打破にも良いものだと考えています。


ユーミンの罪 酒井順子著 講談社現代新書 青春時代のユーミンの功罪 あんな夢さえ見なければ

2014年02月26日 | 本と雑誌

「ユーミンの罪」 

酒井順子著 

講談社現代新書 800円+税


ユーミンに対しては、いい夢を見させてもらったという気持ちと、

あんな夢さえ見なければという気持ちが入り混じる感覚を抱く人が多いのではないでしょうか。

かくいう私もその一人。

ユーミンを聴かずにもっと自分の足元を見ていたら、違う人生もあったかもね、とも思います。


著者の酒井さんは、1966年生まれのエッセイスト。

ユーミン・・・松任谷由美さんの20のアルバムを時代の背景とともにコメントを入れていくという面白い構成の本です。

 

酒井さんは、時代の背景とともにユーミンのアルバムを有機的に結びつけ、女心と男心を客観的に分析しつつ、エッセイストとしてのエスプリとユーモアを交えて解説を展開します。

簡潔で軽快な文書は、なかなか素敵です。

現在、40歳代、50歳代の女性、そして昔、アッシーくん、ミツグくん、メッシーくんだった男性にぜひとも一読いただきたい一冊です。


目次

1.ひこうき雲 1973年 ・・・ 開かれたパンドラの箱

2.ミスリム 1974年 ・・・ ダイいから泣かない

3.コバルト アワー 1975年 近過去への郷愁

4.14番目の月 1976年 女性の自立と助手席と

5.流線型80 1978年 恋愛と自己愛のあいだ


6.オリーブ 1979年 除湿機能とポップ

7.悲しいほどお天気 1979年 外は革新、中は保守

8.サーフ&スノウ つれてって文化隆盛へ

9.昨晩お会いしましょう 1981年 祭りの終わり

10.パールピアス 1982年 ブスと嫉妬の調理法


11.リインカネーション 1983年 時を超越したい

12.ボイジャー 1983年 女に好かれる女

13.ノーサイド 1984年 恋愛格差と上から目線

14.ダディダ 1985年 負け犬の源流

15.アラームアラモード 1986年 1980年代の軽み


16.ダイヤモンドダストが消えぬまに 1987年 結婚という最終目的

17.ダィライトスライト・ライトキッス 1988年 恋愛のゲーム化

18.ラヴ・ウォーズ 1989年 欲しいものは奪い取れ

19.天国のドア 1990年 永遠と刹那、聖と俗

20.ダウンパープル 1991年 終わりと始まり


酒井さんのつけるアルバムのキャッチコピー・・・本当に鋭い切り口だと思います。

特に、日本経済のバブルの前後を解説するキャッチフレーズは、へたな経済学者が説く解説よりも説得力に溢れています。

ユーミンのアルバムを持つ全ての方に一読いただきたい一冊です。


東京・汐留 未来都市を彷彿させる素敵なビル群・・・ただ、その無機質な街づくり 働きたくないなあ

2014年02月25日 | まち歩き

仕事で汐留に行ってきました。

改めて、空を見上げると、未来都市を彷彿されるビル群が・・・。思わずため息がでるほどの美しさでした。

電通ビル 築地の旧電通ビルの10倍はあるでしょうか?

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ゆりかもめ・・・ビルの間を滑るように走ります

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未来都市、TOKYOのシンボリックな建物です

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ビル建築家のコンペのよう

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ル・コルヴィジェが見たら、どんなコメントを出すのでしょうか?

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外観は、今風で素敵だと思います。

ただ、無機質で、人間を感じさせない、この街・汐留。

都心最後と言われた開発エリアだったのですが・・・。


また、風水地理的にも、かなりの問題が・・・。

この汐留のオフィスビルに入居している会社、そこで働く人たち。

企業の業績面、ビジネスパースンのメンタル面で問題が出てくるように思います。

交通も便利で機能的な未来都市・・・でも、汐留では、働きたくありません。


六本木のアンバランスなビル???テレビ朝日のEXシアタービル 地震、大丈夫かなあ?

2014年02月24日 | まち歩き

青山通りのAOビルもアンバランスなのですが、こっちの方がもっとスゴい。

地震が来ても大丈夫なのでしょうか?

建築の素人ながら心配です(笑)。

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このビルには、若者向けの大型ライブハウスEXシアターがあるらしく、

勢いのあるエリアスポットになりつつあるようです。

EX」とは、テレビ朝日のコールサイン。

フジテレビジョンはCX、テレビ東京はTX。

広告代理店時代に覚えさせられたテレビ局の略称です。

テレビ朝日の前身は日本教育テレビ・・・NETだったと思います。

開局当時は、今のNHKのEテレや放送大学的だったと聞いています。

その後、「仮面ライダー」などのエンターテイメント、「ニュースステーション」などの報道番組なども手掛け、最近は視聴率競争でも健闘しています。

小職が代理店にいた時は、ANB。

響き的には、「EX」の方が良いように思います。

そのテレビ朝日も開局55周年。

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これからも良い番組を作っていただきたいものです。


社長は何時間働くべきか?何時間勉強すべきか?社長のためのランチェスター式学習法 竹田陽一著

2014年02月23日 | 本と雑誌

経営をめぐる知識・・・知っているのと知らないのでは天地の違いがあります。

経営管理、財務会計、営業戦略、オペレーションマーケティング、人事労務管理・・・。

法律やコンプライアンスなど経営していく上での学びは、とても重要です。


社長のためのランチェスター式学習法」 

竹田陽一著

あさ出版 1500円+税


著者の竹田さんは、ランチェスター戦略を専門とした経営コンサルタント。

会社は全て歩合制、経営力の二乗の勝負、会社は粗利益で生きている・・・。

ランチェスター戦略を中心にコンサルティングや講演を行っている九州・福岡在住のコンサルタントは述べます。


1.県単位、営業活動エリアでナンバーワン

2.市場占有率26%以上

3.2位との間に10対6以上の差がある


この3つの条件を具備すれば、自己資本比率が上がり資金繰りが楽になるという市場占有率の法則です。

わたしも学生時代、はじめてランチェスター戦略に凝ったことがありました。

田岡さんの本を読みながら第一法則、第二法則を実際のケースに当てはめて研究したことがあります。


同書は、「社長の学習法」がテーマ。

経営トップは、何を、どのように、どのくらい学べばよいかを指南します。

まずは、働け!

一般の労働者の就業時間は、年間1850時間。

社長であれば、必勝型で3200時間、圧勝型で3700時間働くべき・・・、

朝は7時30分に出社して働きなさいと説きます。


本田宗一郎さんや稲盛和夫さんは5000時間働いたそうで、スティーブ・ジョブズも4500時間働いたそうです。

天才経営者と呼ばれている方々が、さらに大量の時間を投入する・・・まさに勝負あったです。


社長が3200時間労働を5年間続ければ結果が出る・・・最低でも15年やればエクセレントカンパニーになるとのこと。

なるほど、そのとおりです。


業績のイマイチな企業は、重役出勤という言葉があるように9時半~10時ころに社長が出社、夕方には早く退出・・・。

これでは、勝負にならないと思います。

また、興味深かったのが、社長は何時間、勉強すべきか?という切り口。

企業規模別の勉強時間というのも、とても面白かったです。


従業員10人未満 ・・・ 年間144時間

従業員10名~29名 ・・・ 年間216時間

従業員30名~100名 ・・・ 年間288時間


企業規模が大きくなるほど勉強時間を増やすべきということです。

規模が拡大すればするほど経営も複雑化していくため、当然と言えば当然。

このままではまずい、何かしなければならない・・・という問題意識、危機意識を持たれている経営者の方々に、一読いただきたい一冊です。  


世の中に新しい価値をつくる教室 schoo WEB-campus編 U25世代をバックアップするビジネスマニュアル本

2014年02月22日 | 本と雑誌

若い世代・・・

今の20歳代にイノベーションが起きつつあるようで、

実はそうでもないような不思議な感じがしている昨今です。


就職氷河期、自分さがし、自己啓発ブーム、スマホの中のマイワールド、バブル経済を知らない物心ついた時から不況の中に生きてきた世代・・・なかなか理解できないジェネレーション。


でも何か問題意識や課題を持ち、社会に対して何かをしていきたいというプチ志を持った若者たちに、実は期待しているところです。

閉塞感漂う時代に、何かを起こすのは、やはり若者世代だと思います。


「世の中に新しい価値をつくる教室」 

schoo WEB-campus編

ディスカヴァー刊 1200円+税


同書は、U25サバイバルマニュアルシリーズの中の一冊。

このシリーズは、「生き抜くために、自分の仕事をつくる。」をキャッチフレーズとして、U25世代に向けて、独自の考え方、やり方、働き方で輝くためのマニュアルを目指しているとのことです。

同シリーズには、次のような刊行本があります。

「もっと自由に働きたい」 家入一真著

「自分の強みをつくる」

「やんちゃであれ!」

「冒険にでよう」

「未来が変わる働き方」

「世界へはみ出そう」・・・・・・・・・

なかなか魅力的なラインナップです。


同書はwebラーニングで有名なschoo WEB-campusの講師陣によりアイデアとビジネス、マネジメントを分かりやすく解説。

サブタイトルは「現役で活躍するあの人のアイデア発想と実践の型を手に入れろ」。

はじめての人でも、ビジネスのポイントを2時間で理解することが出来ます。

ゲームメーカーの開発者、経営コンサルタント、IT起業者などのバリバリのビジネスパースンが若者にエールを送ります。


目次

1.そもそもアイデアって何だ

2.どんな発想プロセスがあるの?

3.どうやってアクションしていくの?

4.チームで成果を出すためには?

5.継続していくためには?


この書籍の執筆者のベースとなっているschoo WEB-campusは、「装着できる学び」「世の中から卒業をなくすこと」といったコンセプトを掲げ活動しています。

web学習の可能性を追求するその姿勢は、未来の学習スタイルが垣間見えます。


同書の巻末には、スクーのコピーが掲載されています。

「あなたの毎日に 終わらない楽しい学校生活を」


組織はアタマから腐る イオングループの悲しきコンプライアンス違反 社員の人たちは・・・

2014年02月20日 | マネジメント

浅田真央選手の16位という想定外のニュースで悲しい思いをした後、もっと寂しいニュースが飛び込んできました。


日本の、いやアジアを代表する流通企業の幹部が証券取引等監視委員会から調査を受けている・・・。


6兆円企業の経営幹部が、

インサイダー取引・・・。


空いた口がふさがらないニュースでした。


調査を受けているのは、ドラッグ・ファーマシー事業最高経営責任者とグループ環境最高責任者の執行役・・・とのこと。

辞任うんぬんで済ませられない事件です。


エンロン事件、ワールドコム事件以降、あれだけコンプライアンスに対する関心が高まり、日本の企業でも過度ともいえる社内手続チェック、内部監査、社内規程などが厳重に構築されたにもかかわらず、上場企業に対して証券取引等監視委員会が動き始めた・・・。

今までのニッポンの会社の地道な努力をゼロベースに戻す大事件だと思います。

今回の事件は、当局の追及を待つしかありませんが、

事件の重大性は岡田会長などのトップの辞任にもつながる可能性もあると思います。

任命責任です。


さらに、株価も急落するのではないでしょうか?

海外の投資家はニッポン離れをおこし、今年の株主総会は大荒れになること必至です。

さらには、株主代表訴訟が提起され、巨額の賠償が請求される可能性もあります。


イオングループの現場では、お客さまに対し誠心誠意努力を続けている真面目な社員さんやパートさんが大多数。

現場でのお客さまに対するCS(顧客満足)向上のための活動、業務の地道な改善活動などは、客として訪れても手に取るように分かります。


その一方で、地位を利用して私腹をこやす。

時給何百円で努力するパートタイマーさんを横目に、豪邸に住み高級車に乗り銀座で飲む・・・そんな生活を送っておられるのでしょう。

一体どんな神経なのでしょうか?

一点の小さな穴から組織全体が崩れ落ちるという歴史を学んでいないのでしょうか?


組織はアタマから腐る・・・。


日本企業にありがちな「辞任」で全てが済まされる・・・。

そんな茶番が、また繰り返されているように思います。

悲しく情けない1日でした・・・。


伊万里 ヨーロッパを飾った日本磁器 サントリー美術館 in 六本木ミッドタウン

2014年02月18日 | 美術館・アート

ロードサイドに雪が残る日曜日の午後。

六本木ミッドタウンのサントリー美術館に行ってきました。

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伊万里のイメージが覆る陶磁器の展示に、けっこう感動しました。

伊万里焼は、17世紀中ごろから、オランダの東インド会社によって、ヨーロッパ、東南アジア、インド、アフリカなどに輸出されていたとのこと。

実用品というより、宮殿や邸宅を飾る室内装飾品として、当時の王侯貴族のステータスシンボルとしての位置づけが定着していたとのことです。

欧州の人から見れば、オリエントの美しく神秘的な焼物としてうっつていたと思います。


会場でいただいた「伊万里展」のチラシ。素敵なカラー印刷であるとともに、写真には立体的な加工が施されていました。


IMRI・・・3月16日まで展示が続いています。


青山一丁目 本田技研工業の本社で赤いCR-Zに魅了された週末 本田宗一郎と軍師藤沢武夫

2014年02月17日 | まち歩き

青山で研究会があったため、少し早めに到着して、「青山一丁目の伝説」本田技研工業の本社に。

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先週、友人と飲み屋に。

還暦になって、子供たちが独立したら、赤のCR-Zハイブリッドでも買おうかなと話していたところ、

ホンダの本社に特別仕様車が展示してあるとの情報が。

行ってみることにしました。


今は、いい年をして、オレンジ色のSM-Xローダウンに乗っていますが、その前に10年以上乗っていたのがCR-X。

扁平タイヤを履かせて、とにかく走り回っていました。

120馬力で880㌔の車重。本当によく走りました。

シビックのプラットホーム、シャーシーにピニンファリーナデザインの素敵なボディ。

実にカッコいい車でした。


ダブルクラッチやヒールアンドトゥーもマスター。

谷に落ちそうになったこともありましたが・・・。

ジムカーナで四輪ドリフトにハマったりしていました。

実に若気の至りです(笑)。


その頃、広告代理店のアドマンとして本田技研工業を担当。

毎日のように青山一丁目に通っていました。その宗教的なホンダイズムで、ますますホンダが好きになった次第です。


「現場・現物・現実主義」

「3つの喜び 買って喜び、売って喜び、作って喜ぶ」

「マストとウォント」

「人に迷惑をかけるな」

「得手に帆を上げて」・・・


ホンダには、役員の大部屋、ワイガヤなどなど「青山1丁目のレジェンド」に溢れていました。

ショールームではホンダストーリーもゆったりと見ることが出来ました。

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ファウンダー本田宗一郎さんと軍師藤沢武夫さんです。

社是

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赤のCR-Z。金297万円なりです。

名車CR-Xの面影が・・・。

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後ろからのショット 

やはりCR-Xの面影が・・・。

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シンプルなコックピットも、なかなか良いです。

リアののぞき窓もCR-Xゆずり・・・。

Hマークが走りを予感させます。

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今度は、新しいビートも発売になるとか・・・。

元気のあるホンダの復活を楽しみにしています。


U理論入門 難解なU字理論を訳者が分かりやすく解説した一冊

2014年02月16日 | 本と雑誌

「U理論」

MITのC・オットー・シャーマー博士が打ち出したイノベーションを個人、チーム、組織で起こすためのテクノロジー。

イメージとしては、何となく分かるのですが、同理論への実践への展開となると???の世界。


2007年に出されたC・オットー・シャーマー著「U理論-過去や偏見にとらわれず、本当に必要な変化を生み出す技術/英治出版」。

実は、最後まで読み切ることが出来ず積読になっていました。

その分厚さとともに、学者の文書に途中であきらめた次第です。


今回の入門本は、同書の訳者である中土井僚さんが著した一冊。

原典本と異なり、かなり噛み砕いた、例示を多用した分かりやすい一冊になっています。


「U理論 人と組織の問題を劇的に解決する」

中土井僚著 PHP刊 1800円+税


帯には、「マッキンゼー&MITの知恵と世界トップクラスのリーダー130名の実体験から生まれた画期的アプローチ」とあります。

U理論は、自分なりの言葉でいうと、まずは組織や個人の現状を客観的、主観的にとらえなおし、「気づき」を獲得し、すばやく行動、実践レベルに展開するというイメージ。

現状把握から、すぐさまビジョン系に行くのではなく、まずリフレクション(内省)に落とし込み、そこから何かに気づき行動レベルに移行しようという展開だと理解しました。


U理論は、大きく3つのプロセスで構成されています。


1.センシング ただ、ひたすら観察する

2.プレゼンシング 一歩下がって内省する 内なる知が現れるに任せる

3.クリエイティング 素早く、即興的に行動に移す


つまり、最近流行のリフレクションやダイアローグ、インプロなどの技法、手法が盛り込まれており、新し物好きにとっては堪えられないコンテンツになっているのです。

実際の事例をもとにしたコスモビューティー社のケース、とび職の父を持つ高校生の話など、

身近なパターンにより解説が進んでいく同書は、ふたたび原典にアプローチする際に役立つと思います。


目次

1.人と組織がアタマを抱える問題を解決する

2.U字理論が起こすパラダイムシフト

3.本質的な変容を起こすU理論の7つのステップ

4.U字理論の実践 個人編

5.U字理論の実践 ペア・チーム編

6.U字理論の実践 組織・コミュニティ編


同書の中で、もっとも大きく頷いたのが、キング牧師が言ったとされる「愛なき力」と「力なき愛」。

U字の左側を下に下る部分は「愛」、プレゼンシングを経て上に挙がっていく部分は「パワー」・・・。

なるほどです。

強い想いを、行動に転化していくフローなのです。


最近、モチベーション理論やワークショップ論、ファシリテーションやインプロなどなど新しいムーブメント、イノベーションを起こすための手法、技法が花盛りです。

へたに研修やワークショップに参加すると、とんでもないことをやらされるハメになります(笑)。

即興演劇をしたり、心にもないことを言わされたり、握手をしたり、踊ったり・・・園児の学芸会さながら、宗教さながらの展開になります。

いい年をしたお父さんお母さんたちが踊り舞う姿は、笑いどころか涙を誘います。

それだったら、昭和の時代の社歌を歌ったり朝礼をしたり社員旅行、社員運動会をした方がよかったような気もします。


そこまでして変わりたくないよ・・・というのが多くの人の本音だと思います。

でも、会社や学校や社会は、変わらないと生きていけないと言う。

どこまで教育で人を変えていくことが出来るのか?

技術的にも、倫理的にも、社会的にも本当に難しい問題だと思います。


半世紀前、ST(センシティブ・トレーニング)という、今でいうリフレクションの土台から従業員の意識変革、行動変革に結び付けようという米国伝来の教育技法がありました。

今でいう圧迫面接的なやり方・・・受講者が教室から逃げ出すといったこともあったとか。

STは、短い期間で消え去っていきました。

まるで、流行歌のように。


意識改革や行動変革につながらなかったようです。

今回のU理論は、スタンダードになるとは思いませんが、職場の過度のIT化、社会のデジタル化で疲弊した元来のコミュニケーションを復活させる鍵になると思っています。


時間のある勉強好き、自己啓発好きの若い人たちが集まり、勉強会やワークショップを開くことは、とても良いことだと思います。

大切なのは「社会化」。

いかに噛み砕いて勤め人や会社、そして、学校や学生までに浸透させていくことが出来るのか?ということだと思います。

横文字や突拍子もない技法は出来るだけ排除しながら、

熱意と信念をもって働きかけを行っていくことだと考えています。


そのためには、まずは自己の確立。

同書の「U字理論の実践 個人編」(282ページ~)から読み始めることが良いと思います。