能率技師のメモ帳

マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・
中小企業診断士・特定社会保険労務士のソーシャル備忘録

日経ビジネス ニッポン改造計画100 今から日本の経済、社会は、どう変わっていくのでしょうか?

2012年09月30日 | 本と雑誌

日経ビジネス誌で昨年好評だった100シリーズ。

これから5回にわたって連載されるとのことで楽しみにしています。


第1回は、ニッポン改造計画100と題し、各界の有識者100名からの提言をビジュアルで掲載。

11のジャンルを取り上げています。


1.マニフェスト 公約とは破るものなのか


2.エネルギー 誰のための原発ゼロか


3.外交・安保 その場しのぎが続くのか


4.通商・農業 貿易立国をあきらめるのか


5.税・財政 消費税10%で足りるか


6.社会保障 一体改革で再生するか


7.金融 日銀はデフレに無力か


8.雇用 人口減を誰で補うのか


9.産業 国主導で民は生きるか


10.復興 このまま国ごと沈むのか


11.政権 選べる政党はあるのか


今回の特集では、日経ビジネス誌としては珍しく政治に対する踏み込んだ記事が多く取り上げられていたことにも驚きました。

閉塞感漂う国内政治、アジア諸国との関係性の悪化、税の問題、財政の課題などなど時間ばかり経過し前に進まないことに対するエコノミストとしての抗議です。

なかでも興味深かったのが「雇用」の分野。

これからのニツポンの雇用問題、人事労務管理を語る上でのプラットホームになるのではないでしょうか?


「人材立国を国家戦略の柱に」 三菱総研チーフエコノミスト


「正規と非正規の中間層を作れ」 日本総研調査部長


「厚生労働省の関与をなくせ」 ICU客員教授


「働き続けるために40歳定年制」 東大教授


「青田買い禁止で勉強の機会を」 生保社長


「日本語に長けた移民の流入を増やせ」 慶大教授


「グローバル理系立国へ」 外資金融エコノミスト ・・・


そして、編集部の結論として、「眠った人材をたたきおこせ。支えられる側を支える側に」という提言。

何事も遅々として進まないニッポンの社会。

まずは、こういった議論がさまざまな「場」で行われることが、日本の活力を引き出すための契機になるような気がします。


金本選手&石井選手 ご苦労様でした!レジェンドを作る野球選手は、故障をしない野球選手です

2012年09月29日 | スポーツ

明日のマツダスタジアムのナイターは、金本選手と石井選手のセレモニー試合。

台風17号が心配されますが、ぜひとも見てみたい一戦です。


二人とも2000本安打を打ち、名球会入り。長年にわたる野球選手としての最後のコメントを期待しています。

明日夕刻、晴れますように!


MBA入門 早稲田大学ビジネススクール著・・・ワセダのMBAは実戦で役立つのか?

2012年09月23日 | 本と雑誌

「ビジネスマンの基礎知識としてのMBA入門」

早稲田大学ビジネススクール著

日経BP社 1890円


最近、MBAと題した書籍を買っていなかったのですが、日経ビジネスの書評を見てアマゾンで購入。

いまどきMBA入門なんて早稲田らしいなあと思っていたのですが、巻末を読むとWBS内田ゼミが東日本大震災のチャリティとして実施した講演会を書籍化したものとのこと。

ビジネススクールの新しい社会貢献を垣間見ることができました。


講演ベースということもあり、難しい横文字も計算式はでてきません。

事例が多用されているので読みやすく理解しやすい一冊。

マネジメントやストラテジーに興味を持たれている方には、ぜひとも一読いただきたいと思います。


それにしても、肝いりでスタートした法科大学院や専門職大学院・・・。

なかなかうまく機能していないようです。

司法試験の合格率は25%程度に低迷、MBAや会計大学院に通う人たちは、時間とお金のあるバックヤードで働く人たちで組織の外野席にいる方たち(スミマセン)・・・。

今もう一度、ロースクールやビジネススクール、アカウンティングスクールのあり方を見直す時期なのかもしれません。


12章「経営者の役割」を書かれている法木教授は、ジョブズの「ステイハングリー ステイフーリッシュ」を取り上げ、先取りして仕事をしている人ははたからみると愚か者に見えると指摘しています。

確かにそのとおりで、本当に愚かなのは、先取りしている人を愚か者だと思っている人たちなのです。

ジョブズは、「ビーハングリービーフリッシュ」と言ってはいません。

「stay」としているのです。

自分自身で意図して主体的に、その場に身を置くということだと再認識した次第です。


法木教授は、その上で必要条件としてのMBA、十分条件としてのビジネスプラクティス・キャリアの重要性を指摘します。


「会社の上司にビジネススクールに行きますと言ったら、そんなところに行っても頭でっかちになるだけだぞと反対されるかもしれません。

そういわれながらも、あえてビジネススクールへ行ったら周りの人たちはフーリッシュだと思うでしょう。

けれども、そう思っている人のほうがフーリッシュなのです。」

同書314ページ


個人的には、仕事経験を5年から7年経験し、30歳前後でビジネススクールやアカウンティングスクールで学ぶこと。

それがBSの最も効果的、効率的な活用方法だと考えています。


知識だけではなく、プレゼン方法や対話・討論の実戦スキル、そして同じ志を持って集った仲間から触発され、修了後もつながるネットワーク、人脈・・・。

2年間という時間と数百万かかる投資のリターンを最大にするものだと思います。

MBAであれば、できれば英語を駆使できる海外のBSがお勧め。

わたしの友人のMBAホルダー(シカゴ)の持つ海外の同窓生の広さと厚みに脱帽した記憶があります。


同書 目次より

1.戦略的であるために

2.異業種との競争 内田和成教授

3.マーケティング

4.戦略の整合性

5.模倣困難性

6.オペレーション 遠藤功教授

7.人と組織

8.インターナルマーケティング

9.リーダーシップ

10.グローバルマネジメント

11.アカウンティングとファイナンス 西山茂教授

12.経営者の役割


ルネサス 官民で買収!ガンバレ ニッポン・・・やっぱり、モジュラーには弱かった日の丸企業です

2012年09月22日 | 社会・経済

日経朝刊で「ルネサス 官民で買収」というスクープ。

トヨタ、パナソニック、産業革新機構などで1000億円超の共同出資するという報道がありました。

DRAM世界トップシェアを誇る同社の再生を願わずにはいられません。


エルピーダメモリやシャープなど日の丸を背負って海外勢と戦う会社が苦境に立つ中、今回の各社のルネサス支援は、今後の産業再生のあり方を変えるかもしれません。

経済産業省や政治家も、もっと大所高所に立っての産業政策を展開していただきたいものです。


ウォン安誘導、国をあげての産業優遇政策、海外シェア獲得を進めている韓国、元安、海外資本の受け入れを行っている中国勢に立ち向かっていくためには、もはや官民一体となっての産業振興しかないような気もします。


がんばれ、日の丸企業!


ソーシャルメディアが2時間でわかる本 機械オンチのオジサンの不安を消し、何だか勇気を与えてくれる一冊

2012年09月21日 | 本と雑誌

「ソーシャルメディアが2時間でわかる本」

株式会社レッカ編著 PHP文庫 700円

 

いまだにガラケーを駆使するオジサンには、たくさんの学びのある一冊でした。

一度、スマホにチャレンジしたものの1週間でギブアップ。

特に文字入力の面倒な点で実戦配備できなかったのです。

今では専用のキーボードも出ているようですが・・・。

それでも時代は進化を続け、いつの間にかソーシャルメディア百花繚乱の時代に突入したようです。


同書は、時代に取り残されそうなオジサン・オバサンのために書かれた入門書。ソーシャルメディアの可能性をわかりやすく解説しています。


目次

序章 ソーシャルメディアとは何か

第1章 ソーシャルメディアの種類

第2章 ソーシャルメディアは何を変えたのか

第3章 始めようソーシャルメディア

第4章 ソーシャルメディア活用術


FB、ミクシィ、ツイッター、グーグル+、リンクトイン、ネイバーなども見開き解説で分かりやすく解説されており、それぞれのSMの特徴を理解することが出来ます。


「自分の情報は隠さず公開する」

「FBで同窓会を企画する」

「リツイートを上手に活用する」

「フリッカーの使い方」

などもSMオンチでも分かるように説明が加えられています。


東日本大震災で被災された大工さん、家を流され大工道具も失い・・・復興の夢を断たれそうになった時、ツイッターの活用で全国から大工道具が集まったというエピソードなども掲載されています。


機械オンチのオジサンの不安を消し、何だか勇気を与えてくれる一冊でした。


長寿ルネサンス中国2011 幸せな超高齢社会にするために

2012年09月17日 | マーケティング

今日は敬老の日。

新聞によると、1947年(昭和22年)生まれの団塊の世代が65歳をむかえ、高齢化率は過去最高になったとのこと。

いよいよ日本も世界も類をみない老人の国になったということができると思います。


広島の中国新聞社が行っている「ちゅうごく未来塾2020」。

一昨年、その懸賞論文募集で最優秀をいただいたテーマが「長寿ルネサンス中国2020」。

地理的にも歴史的にも豊かなリソースを持つ中国地方を世界で最も高齢者が幸せになるエリアにしようという提言でした。


この際にいただいた賞金30万円。

その全額を中国新聞社社会福祉事業団に寄付させていただきました。

社会の役にたてていただければなあと願っています。


一見、篤志家のようですが、そうではなく、家内のピシャリとした一言でした。

私「30万円ももらったのだから、10万円分は書籍購入、10万円は飲み代、10万円ぐらいは寄付しようかなあ」。

家内曰く「ケチくさいことは言わないで全額寄付しなさい!」。

高齢化が進む日本社会を、よりよきものにするためにも、高齢者、そして若者が活力と元気をもって生きることのできる社会を築いていかなければならないと考えています。

時間的な制限はあるのですが、地元の高齢者NPOへのプロボノとしての支援なども続けていきたいと思います。


昨年書いた上記論文を掲載させていただきます。

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「長寿ルネサンス2020」

 2020年10月、中国州の州都H市には、国内外から20万人を超えるシルバー世代が参集した。車いすのお年寄り、杖(つえ)をついた老人、トライアスロンに挑戦する頑強な初老の紳士、欧州ブランドで身を固めた70歳の婦人まで幅広い高齢者層がH空港やJR駅に降り立った。高齢の外国人カップルの姿も目立つ。これをサポートする若年層のボランティア、学生アルバイトは全国から集まり、公的交通機関の乗り降り、会場案内、サービス介護などを実施している。地元のシルバー世代も町内会組織、公民館組織を中心に来客をもてなしている。付き添いで来る高齢者の家族、友人や国内外からのマスメディア取材陣の数は数十万人規模に達している…。

 この1カ月間、H市を中心に中国州の各都市で開催される欧米ファッションブランドの高齢者主役のファッションショー、シルバー世代体育大会、和洋楽コンサート、シニア美術展、高齢社会産業見本市などが開催される。中国州は10年前に「シルバー特区」の指定を受け、公共輸送機関やホテル旅館のバリアフリー化、高齢者医療機関と介護施設の整備、ものづくり高齢者の技術技能伝承大学設置、シルバー世代の起業促進などが推進された。今月からスタートする「祭り」は、世界で最も高齢者が活力を持つと言われる中国エリアを象徴するイベントでもある…。

「未来を考える上で、最も確実に言えることは、人口動態の変化である」とマネジメント学者ピーター・ドラッカーは喝破(かっぱ)した。少子高齢化の流れは止めることはできず、日本、特にその縮図でもある中国地方では人口高齢化はそのスピードを増して進行している。従来の問題解決型思考では直面する課題をチカラ技で封じ込めることが第一とされましたが、こと少子高齢化については各国の政策政策もほとんど課題解決に結びついているとは言えない。

 中国地方の与件としてのヒト・モノ・カネを考えた場合、少子高齢化の進行を単に止めるのではなく、それを積極的に受け入れ少子高齢化社会モデルの構築に進むほうが効果的、であると考えられる。今まで少子高齢化問題は、高齢者が増加し社会の活力がなくなり国力、産業力などが衰退に向かうというネガティブな言説が中心であった。はたしてそうであろうか?

 「生涯現役、日本国内で高齢者が最も輝く地域」「先進諸国が直面する高齢化社会問題を解決する中国州モデル」「日本のとげぬき地蔵」などのビジョンを掲げ、日本中、そして国外からも高齢者が集まる社会の構築が中国地方の活力に繋(つな)がるものと考える。

 中国地方の置かれている状況や資源を考えた場合、他の地域から見ても比較優位性を有している。たとえ、それが一見「弱み」に見えるものでも、高齢社会問題から見ると、むしろ「強み」に転じるものもある。


1.海、山、川などの自然に囲まれた自然環境

2.関西圏、九州圏を結ぶベルト地帯上の立地

3.製鉄、自動車、造船などの重厚長大産業立地という産業インフラ

4.政令市・中核市や中堅規模の都市をかかえ、山間部、島しょ部を有している地理的条件


 高齢者対応の社会基盤を整え高齢者が住みやすく暮らしやすいエリアを確立することにより、日本国内、そして世界への情報発信が可能となる。①の豊かな自然環境はエコロジー社会の基盤となりうるものであり、宮島、原爆ドーム、石見銀山という世界遺産はシニア世代が好む歴史的資源であるとともに、瀬戸内海・中国山地などはエコツーリズムの格好の舞台装置である。②の中国地方の立地は少子高齢化問題を抱える国内の大都市群という後背地を持つものと解釈できる。③は日本の得意技であるものづくり基盤そのものであり、熟練技能、職人技の伝承地帯ということができる。④は100万人都市から過疎地域までの多様な住環境、生活環境を有するということができる。

 高齢者問題の中心は医療問題、介護問題と言われているが、中長期的に考えた場合、同時に検討すべき問題がある。それは、人は健康だけを目的として生きているわけではないという命題である。自己実現、生きがい、働きがいのために、雇用の場や生涯学習の場、生活の場としてのコミュニティーが必要となってくるのである。

 以下、中国地方を高齢者活性化ゾーンにするための具体的な将来像を述べてみたい。衣食住、産業雇用、運輸観光、医療などである。

 1.地域資源を活用した高齢者ターゲットの衣食住産業の確立

 現代の産業社会におけるマーケティングのターゲットは、就業層を前提としている。このため、新商品、新サービスの研究開発は、若年層~中年層を主な対象層としており、これからのボリュームゾーン高齢者層はニッチとなっている。この対象層を高齢者層に切り替えることにより新しい分野の産業が誕生する。

 「衣」については、高齢者層を対象としたいわゆる「ジジババ」衣料としてのカテゴリーが存在している。衰退化の著しい中心市街地の商店街のパパママストアーで販売され、まだ表舞台には立っていない。しかしながら、ここに「高齢者層ターゲットのアパレルファッション産業」というポジションを与えた場合、新たな市場が創出される。ファッショナブルな高齢者向けのデザイナーズブランド、高齢者向け保温性、活動性、着替えやすさなどの機能を追求したアパレルの開発、次世代繊維の研究開発、高齢者主役のファッションショーやファッションコーディネートなどの情報発信イベントの定期開催、障害者も含めた着脱容易なフレキシブル衣料の開発などである。この苗床としては、岡山県~備後地域に多数存在する企業向けユニホーム製造業、学生服製造業、備後絣(がすり)製造業、デニム製造業、ジーンズ製造業などがある。中国地方発の「ニュー・シルバー・ファッション」発信のため、シルバーアパレルという新分野の研究所、シンクタンクをコアとした企業連合が考えられる。

 「食」については、地産地消を中心とした地場農業、地場漁業の振興が求められる。中国地方の田畑で産出される農産物や瀬戸内海・日本海で行われる近海漁業は日本屈指の豊かな食生活を支えることができる。行政や地場農業協同組合・地場漁協などによる「シルバー向け安全マーク(消化によい、適正カロリーなど)」の指定も効果的である。地域ならではの料理法の普及、特に「おばあちゃんの知恵」レシピの体系的整理、普及も必要である。また、定年退職者や農業従事希望者の農業参加、年金生活をベースとした漁業参加も考えられる。

 「住」については、バリアフリー、ユニバーサルデザインを基本とした高齢者の住みやすい住居を増やしていく努力が求められる。エコ対策とともに推進することができる未来型の産業創出の可能性が存在する。

 2.高齢者主役の交通運輸手段の整備

 スピードと快適さを追求した従来の交通運輸手段から、安全と環境を重視した輸送システムへの転換が地球的規模で求められている。目的地へ早く到着するという目的から、環境に優しくその移動の時間を楽しむこと(景色を楽しむ、他の客との会話を楽しむなど)を狙った交通輸送手段へのシフトが必要である。これは、公的輸送機関が中心となるが、シルバーカーやエコカー開発のため自動車メーカーや部品メーカーの参入も必要不可欠である。広島市や岡山市で市民の足として使われている路面電車、広島市や倉敷市に存在する自動車メーカーや系列会社の存在は、新たなコンセプトの交通輸送手段を研究開発するためのベースとなりうる。

 3.国内外から高齢者を呼び込む観光産業

 東京巣鴨のとげぬき地蔵は、高齢者の集客力で有名である。宗教的な信仰とその門前町としての商店街の存在がマグネットとして機能しているのである。

 中国地方を見た場合、自然環境や立地条件からも高齢者集客のための条件を備えている。世界遺産宮島に代表される寺社仏閣や歴史的な経済遺産としての石見銀山など、観光資源と高齢者に優しい交通輸送手段をセットにすることにより、国内外から高齢者やその家族を集めることが可能となる。

 また、高齢者向けの観光資源開発は、エコツーリズムにも結び付く。大規模なエンターテインメント施設開発(遊園地や商業施設など)ではなく、地理歴史研究や情報発信のソフト開発が重要となってくる。

 4.よりよき老後をサポートする高齢者医療・介護制度の確立

 財政的な理由から老人医療は危機的な状況に直面している。後期高齢者医療制度や健康保険制度の見直しなども緊急な課題となっている。しかしながら、中長期的に見れば、「病気にならない予防医療」「自然なエイジング」という観点からの医療福祉制度の充実が必要不可欠である。中国地方の6大学医学部連携による高齢者医療福祉制度の研究と大学病院による実践化、行動化が求められている。

 また、高齢者が主体となり町を運営していくシルバータウン、シルバービレッジも考えられる。年金受給者として政治的な立ち位置を持つ高齢者により、生きがい、働きがいのある住みやすいコミュニティーを創出していく環境を創(つく)り出す。温暖な瀬戸内式気候に恵まれた島しょ部や山間地域に高齢者の経験と知恵を活(い)かしたコミュニティー社会は、国内外からの移住者を呼び込める可能性を有している。

 5.生涯現役、生涯学習社会の実現

 定年後に訪れる豊富な時間…。働き続けるためにも、地域社会での奉仕活動を続けるにしても知識の更新は重要である。少子化の影響を受け厳しい経営環境にある大学(私立大学経営の難しさで言えば、国内で最も厳しい地域)を活用することにより、高齢者の学びの場、発表の場を創(つく)り出すことができる。また、観光と大学での受講をセットした高齢者向けツアー、大学に隣接した高齢者向け集合住宅などのビジネス機会も考えられる。

急速に進む少子高齢化。その縮図とも言える中国地方における課題解決は、日本のみならず世界的成功モデルとなる可能性を秘めている。


世界経済の地図帳 今一番のおすすめの文庫本

2012年09月16日 | 本と雑誌

「見るだけでわかる 世界経済の地図帳」 

ライフサイエンス編

知的生き方文庫 三笠書房 571円


何気なく書店で手に取った一冊。

文庫本ながら、なかなかの充実の内容です。

三笠書房は、自己啓発本の老舗。

地味ながらも、着実で良い仕事をしている出版社です。

学生時代から購入し続けた自己啓発関係の文庫本は、今も書斎の本棚の一角を占拠しています。

同書は、そんな三笠書房ではエポックメーキングな一冊。

テーマも自己啓発系ではなく、経済や地図・・・。

しかも図解。面白い経済本に仕上がりました。


ユーロ危機、財政赤字、格付け、IMF、FRB、金価格、CDS、アフリカ、TPPなどを地図と図解をうまく使って解説。

「1項目3分」解説が売りです。


同書によると、さまざまな発見があります。


たとえば、国の豊かさの指標である一人当たりのGDP。

日本は何と18位です。

国ごとに見ると、米国、中国、日本ですが、米国も14位、中国は日本の8分の1の89位です。


2011年でいくと、1位はルクセンブルク、以下、カタール、ノルウェー、スイス、UAE・・・と続くそうです。

日本の18位は、けっこうショック。

このままだと、今から、さらに下げ続けるのではないかと思われます。


さらに、国ごとの経済成長率を見ると、1位はカタール。

「秋田県程度の小国だが、埋蔵量世界3位の天然ガスで外貨を稼ぐ。2022年にはW杯を開催」という解説があります。経済成長率でいくと、BRICSを凌ぐ新興勢力が台頭しつつあります。


第1位 カタール 18.8%

第2位 モンゴル 17.3%

第3位 トルメニスタン

第6位 インド 7.2%

第80位 ロシア 4.3%

第140位 米国 1.7%

第174位 日本 -0.75%


知的生き方文庫の「地図」シリーズは、同書以外にも、世界の情勢、宗教地図、地図で読む日本・世界の歴史といったテーマで出されているようです。

次回、書店に立ち寄った際に購入しようと考えています。


多少価格が高くなってもよいので、全頁カラーだと、もっと売れるような気がします。

せっかくここまで図解、地図化してあるので、これを活かさない手はないと思います。


労働法改正に振り回される人事部 労務管理が大変な時代 マネジメントも大変な時代になりました

2012年09月15日 | マネジメント

民主党が政権を取り、弱者救済、労働者保護という観点からの労働法改正が相次いでいます。

この8月だけでも労働契約法、高年齢者雇用安定法、年金機能強化法が改正されています。

これ以前にも今年に入って労働者派遣事業法、障害者雇用促進法も改正され、企業内における就業規則改正や人事労務管理の見直し、さらには人件費コストのシミュレーション、中期的な要員管理等策定などが、人事部や労務部の新たな仕事として加わってきているのです。

それでなくても間接部門の人員スリム化で人数の減っている中での追加業務ということでたいへんだと思います。

本当にご苦労様です。


今朝の朝刊にも新エネルギー戦略として原子力発電の今後についての報道がありましたが、今回の労働法改正とかなりオーバーラップしてきました。


「本当に責任ある意思決定をしているのか?」という素朴な疑問です。

大企業のエゴは許されない、労働者は常に弱者、現場を知らなくても理念を実現させればOK・・・といった実務・実学・実践なき空論が、渦巻いているようにしか思えない昨今です。

戦略を出すにしても、法令を改正するにしても、いっきょに結論というショートカット思想がまかり通っているように思えます。


日経ビジネス9/17号でも「雇用関連法改正に企業が悲鳴」と題し、ニッセイ基礎研究所の研究員の「一度の会期中に、こんなにも多くの労働関係法が成立するのは近年では異例」という記事を掲載しています。

これからの時代、パートタイマーの多い小売や、平均年齢の高い製造業などは、一歩間違えば労務倒産ということにもなりかねません。

これから企業組織のスリム化は促進され、雇用自体が減少。経済も縮小均衡していくことが危惧されます。

今年に入って改正された労働法の概要は次のようなものです。


1.労働者派遣事業法の改正

・日雇い派遣の原則禁止

・賃金をはじめとする労働条件で派遣先の労働者とのバランスを配慮


2.障害者雇用促進法の改正

・障害者の雇用率を1.8%から2%へ

→これは大賛成です。パラリンピックで見せたもらった障がいを持つ人たちの努力、ガンバリ、底力は本当にすごいものだと思います。


3.改正高年齢者雇用安定法の改正

・定年後も段階的に希望者全員を雇用

→組織は老害により確実に退化していきます。日本の企業も衰退化、非活性化に向いて進んでいくように思います。高給取りの老人を一人雇うのと、元気ある20歳代の若手社員二人を雇う人件費は、ほぼ同じ。自分であれば、スキルに難があっても後者を雇用したいです。


4.労働契約法の改正

・勤続5年を超えた契約社員等を無期雇用に転換

・有期契約と無期契約で不合理な労働条件の格差禁止

→同じ職場で同じような仕事をしている人が、正規か非正規によって処遇が大きく違う。同じ働く人間として大きな問題だと思います。しかしながら、これは本当に法律で規制することなのかという点については大きな疑問符です。


5.年金機能強化法

(公的年金制度の財政基盤及び最低保証機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律)

・短時間労働者への厚生年金、健康保険への適用を拡大

すべては、公的年金の65歳支給が改正の出発点になっていると思うのですが、年金制度の給付水準を見直す等の施策があっていいようにも思えます。


これからの日本の人事部、個別労働紛争の増大、モンスター社員の台頭、メンタルヘルス問題等、たいへんな時代を向えるに思



ザックジャパン!勝利!1-0でイラクを撃破!1-0で勝利・・・勝てば、OKです

2012年09月11日 | スポーツ

1-Oで宿敵イラクを破りました。

 

前田の値千金のゴールで1-0。

 

ちょっと危ない感じでしたが、とりあえずOKです。

 

今日は、ハイボール片手にテレビ観戦。

けっこうシビレマシタ。


野球知識検定 文化としてのプロ野球を伝承しよう 野球知識検定1級を目指そう!  

2012年09月08日 | スポーツ

プロ野球のOBが集うマスターリーグが実施している「野球知識検定」。


現在、5~7級の検定試験を実施しており、今年から4級試験を始めているとのことです。

そういえば、最近はテレビのナイター中継も減っており、飲み屋で野球の話題で盛り上がるということも少なくなってきたように思います。

今では、ザックジャパン、なでしこジャパンに代表されるサッカーに、そのお株を奪われているようにも思います。

小学生時代からソフトボール、プロ野球にドップリとはまっていたいた私にとっては、なんとも寂しい話です。


「野球知識検定」の概要を読むと、次のような解説が出ています。


野球検定は、日本の文化である野球というスポーツに収まりきらないコンテンツの知識を認定するものです。

一口に野球といっても日本では少年野球からプロ野球までいくつものカテゴリーがあります。

この検定では(中略)ルール、記録、歴史、エピソードを中心に出題します。


なるほど、単にマニアックな知識だけを問うのではなく、文化としての野球という観点からの出題というのは正しい選択のように思います。

ニッチな知識だけを問うのであればファン層は絞り込まれると思われるからです。


野球知識検定 公式検定


6級・・・初級Ⅱ 会場受験・100問・四枝択一・試験時間50分・70%で合格・受験料4000円・合格者は認定証


5級・・・初級Ⅰ 会場受験・100問・四枝択一・試験時間50分・90%で合格・受験料4000円・合格者は認定証+合格バッジ

(6級と5級は同一問題とのことです)

(5級を取得していないと、4級受験はできないとのことです)


4級・・・中級Ⅱ 会場受験・100問・四枝択一・試験時間60分・70%で合格・受験料4500円・合格者は認定証+合格バッジ


共同通信社から出ている「野球知識公式問題集」によると2012年から1~3級の試験も実施との記述がありました。

プロ野球を中心にして、野球を文化として学び研究していく、子供たちに野球の持つ面白さを伝えていく・・・そうした面白さも確かにアリです。


野球知識検定が広く普及することを願っています。

わたし自身も6級ぐらいからチャレンジしてみようと思います。