愛車の1年点検でフィアット&アバルトのショールームに行ってきました。
ここは、ミニ・イタリアです。

昨年からEV化にシフトしたヨーロッパ車・・・あまり売れていないようです。
これは、フォルクスワーゲンやメルセデスなども同様でかなり苦戦しています。
中国の安価なEVにも押されています。
トヨタの技術力に勝てないため、新しいレギュレーション「EV(電気自動車)」にシフトしたヨーロッパ諸国。
その反動が来ているようです。
フィアットも(嫌々)ハイブリッド車を造り始めました。

一方、FIATやABARTHのレシプロエンジン車は製造されていないため、中古車を含めて「タマ」が足りていないとのこと。
エンジン車・・・買いたいのに買えない状況だそうです。
トランプ大統領の政策や電池の問題もあり、EVの未来は厳しいように思います。
最後のレシプロエンジン車・・・695。




FIAT&ABARTHのショールームは、まさにイタリア。
デザイン性、色彩、香りがイタリアンしています。




アバルトの創始者はカルロ・アバルトさん。

エンブレムは、カルロの誕生月の星座、サソり、猛毒を持つスコーピオン(本当は誕生日が違うという説もあります)。
アバルト好きは、「サソリの毒にやられた!」と自虐しています(笑)。
それくらい楽しいクルマです。
カルロは、イタリアの大手フィアット社の車を改造、チューンナップして、レースで連戦連勝。
本田技研と研究所、無限のような関係性です。
小さなクルマで大手メーカーの大型自動車を破るため「アバルト・マジック」「ジャイアント・キラー」と呼ばれていました。



その後、フィアット社に合併され今日に至ります。
フィアットチンク、アバルトは、ルパン3世が乗っていたことでも知られています。
カッコよかったですね。

大好きなモータージャーナリストの吉田匠さん。
カーグラフィック社にいた吉田さんは、本物のクルマおたく・・・本当に素敵な文章を書かれています。
たぶん、フェラーリをはじめとするイタリア車が一番好きなのだと思います。
名著「男は黙ってスポーツカー」でも、イギリス、フランス、ドイツ、日本ときて最終章はイタリア車で締めくくっています。
吉田さんは、イタリア車の魅力について書かれています。
「イタ車の条件・・・速く、熱く、美しく」
「まずカッコいいこと、次に速いこと、そしてもう一つは音がいいこと」
キーワードは、「官能」。
なるほどなあ、と思います。
ただ、完成された日本車やドイツ車と比べると足りないものが多々あります。
愛車595は、衝突軽減ブレーキ、車線検知センサーもなければ、オートライト、オートワイパーも付いていません。
そのかわり車内には7つのエアバックが付いています。
「ドライビングは、アンタの腕次第だよ」と日々語りかけてきます。

日本車やドイツ車が万人が好む優等生だとすると、イタリア車やフランス車はちょっと不良、ヤンチャという感じなんでしょうか?
不良になりたくてもなれなかった自分がアバルトに惹かれたのも何となく分かります。


愛車には1100キロの車重に165馬力のターボーチャージャー(日本IHI社製)が組み込まれ、サウンドモンツァというマフラーが付いています。
ギアはF1マシンのようにパドルシフトで切り替えます。
EVには乗りたくないので、終の車になるかもしれません。

ABARTHに栄光あれ!