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曽野綾子「椅子の中」

2009-11-11 | 小説
昭和30年後半から40年に書かれた短編小説作品。 「椅子の中」「長い暗い冬」「海の底」「詩心」を納める、文庫本です。 仕事と家庭に忙殺されて、幸せを享受しながら、30代でうつに近い状態であった。という。夫の三浦朱門さんのあとがきも興味深い。 曽野さんは、宗教色が強いし、読んで、辛くなったり、すっきりしないけど、人間って本当は、皆暗く悲しいものを引きずって生きているのかもしれない。その言葉が胸 . . . 本文を読む