2011.5.8撮影
このツバキは西王母です。
藪椿ではありません。
この西王母の花の色が、実に美しいです
2011.5.20撮影
こちらのツバキは、コチョウワビスケ
あまり、きれいに写っていませんけど、
これも、なかなかいい花をつけるツバキなんですよ。
今は、すっぽりと雪の綿帽子をかぶっているけどね・・・
庭に咲くツバキの花もいいのですが
ツバキの木灰は草木染の媒染剤によく使われます。
こちらは、サワフタギ
西根町の沢口ハルさんの家のサワフタギで
この灰汁も草木染の媒染として使われます。
美しい花では負けないツバキも
紫根染となると、サワフタギには勝てないみたいです。
サワフタギの成分を調べてみたら
ツバキよりもサワフタギの方がいいんですって・・・
今朝も電話で話しておられた沢口ハルさん
元気な声で嬉しくなりました
雪が降ると、ムラサキがネズミにやられてしまうからと
心配してくれてのお電話でした。
優しいお気遣いに胸が熱くなってしまいました~
昨日は、研修会の仲間で栽培1年根で紫根染をしてきました。
左が染色3回、右が染色6回の紫根染です。
結構、栽培紫根でも色が出ました。
こちらは、ハルさんのところで紫根染をしたときの写真です。
染めが終わった時にしたたり落ちる染液が
透明に近かったのが強く印象に残っていて
私たちの紫根染とは明らかな違いです。
やはり、ハルさんはサワフタギで先媒染をしているので
紫根の色素がしっかりと布に吸収されたようです。
私たちの紫根染は、
最後の染液にまだ色素が残っていました。
ツバキを媒染に使ったからかな・・・?
ツバキよりは、やはりサワフタギの方がいいのでしょうか・・・?
ハルさん、曰く
この年までやってきたおばあちゃんと
染めを始めた一年生とは違いますよ・・・って
電話の向こうで、ふふふっ・・・と笑うかわいい顔が見えそうでした。
草木染には明礬もよく使われます。
ツバキと明礬の媒染剤では
染めの仕上がりがどう違うかを比べてみようと
若い方々がチャレンジしていました
左の2つの作品は明礬を使ったみどりちゃんの紫根染、
右はツバキ灰を使って媒染したたぼちゃんの紫根染です。
果たして、どちらに軍配・・・?
若いって本当に素晴らしいですね
どちらの紫根染も優しい風合いがあって素敵に見えました
ハルさんが語っていた「明礬はね~布地に良くないんですよ~」
という声が妙に耳に残っています。
明礬を使った草木染を見せてくれましたが、
布地は大分傷んでいました。
大地と自然の恵には、人間の力も及ばないようです。
帰り際に、なるちゃんが
紫芋の手作りお菓子をくださいました。
ムラサキに染まった優しい手から渡された紫芋のお菓子は
ふんわりやわらかな感触がたまりませんでした。
ムラサキの神様
きっとにっこり笑って見ていたかも・・・・
美味しくいただきました~
ごちそうさま・・・
残念なことに
サワフタギは、今ではあまり見られなくなってしまいました。
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