昨日行われた無形文化財の会議後、当市道の駅内にある「十八観光協会」に寄りました。観光温泉手形を買う為です。今までの「半額になる団扇」は3月末で期限切れ、観光温泉手形だと500円の入浴料が400円になります。
「十八観光協会」の方のお話では、5月いっぱいは、こちら八幡平アスピーテライン(秋田県側) 開通記念の「割引手形」を使うと、500円の入浴料が300円になるということです。例の「北東北・日帰り温泉」は1回しか使えませんがこの「割引手形」は1人1枚で何回でも入ることができます。
今日は会議も研究会もない日なので、問い合わせに関する調べものを済ませて、午後4時に間に合うようにお出かけです。
「グリーンホテル」をめざしたのですが、高校生のスキーの選手がたくさん泊まる予定です。「高原ホテル」も同じです。八幡平スキー場で明日、明後日、高校の県大会があるのだそうです。ということで一番小さな「八幡平レークイン」に向かいました。
「八幡平レークイン」は、あの大沼の熊のいるレストランです。
4時ぎりぎりに駆け込んだのですが、今日からのイベント、快く迎え入れてくれました。
レストランには「八幡平大沼温泉元湯」の看板を持った熊さんがいます。
2階のお風呂に行く途中にも熊さんはいます。
まだ他にももう1~2頭いたようでした。
他のお客さんは誰もいませんでした。
のんびり、ゆっくり入れて貰いました。
ここの温泉の特徴は、窓が掃き出し窓(下までの窓)となっているので、大沼がよく見えることです。
新緑の頃、6月初旬の大沼散策の頃、紅葉の頃はさぞかし良い眺めだと思います。
ここの泉質は、大沼地熱発電所のお湯を使っていると思っていたのですが、温泉分析表が2枚貼ってあります。
成分はほとんど同じですが、1つは単純温泉で、もう1つは単純アルカリ泉となっています。他は、お湯の温度が72度と42度と大分違います。
帰りにご主人に、温泉分析表が2枚ある訳を伺いました。
こういうことを聞く時は、まずは入浴させて頂いたお礼を言い、率直な感想を、できたらほめることで、楽しくお話を伺うことができます。
浴槽は1つなのに湯元が2つな訳は、浴槽に1つ(単純アルカリ泉42度)、もう一つは上がり湯のシャワーなど、水と混合して使える(単純泉72度)ようにしているのだそうです。
以前は、アルカリの湯元は道路向こう側にあり、そっちに行って入っていたそうです。それをこっちに運んできたので2種類あるのだそうです。
これで納得です。
入れているお湯が、昔々私が入ったお湯とは違っているのです。
おかあさんが、ここのお湯は肌がつるつるになると嬉しそうです。確かにつるつるになっています。女湯の入り口には「美人の湯」と書いています。
そして、男湯の入り口には「美男の湯」と書いています。ここまで書いている温泉は初めて見ました。男性の私としては、私たちにまで気をつかってくれたことが嬉しくまた来たくなりました。
おかあさんがご主人に良いお湯ですねと話すと、「この近くにはたくさん温泉がありますが、ここだけ泉質が違います。濃度が濃いのです」と、嬉しそうに話してくれました。
私は思っています。
成分濃度はさほど変わらないと思うのですが、アルカリ性であることは他と違います。つるつるになるのはののアルカリ泉だからだと思います。八幡平では東トロコ温泉とここだけかもしれません。ちなみに、露天風呂は今は雪の中ですが、使えるようになると露天風呂だけ混浴になります。
6月上旬には大沼を散策し、高山植物を見ようと話し合いました。
でもそれ以前にまた行きそうな温泉です。
他に「美男の湯」はないのですから