昨年は暖冬だろうと言われていながらも、凄い豪雪でした。
今年も、豪雪だったらと心配し、いくつかの冬対策をしました。
雪国では通路へ積もった雪は、我が家のように近くに融雪溝がある人は、融雪溝まで雪を運んで流してしまいます。 近くに融雪溝の無い人は近くの空き地に積み上げるか、トラックに積んで市の指定の雪捨て場に捨てに行きます。
我が家では、近くの融雪溝までスノーダンプなどで運ぶのが(除雪車が玄関前に置いていくので)、それが難儀になってきたので、融雪装置(RH)を準備しました。 準備完了、雪が降るのを待つ状態です
通路の次に、雪国のどこの家でも問題なのが、屋根の雪をどうするかです。
屋根の雪の処理の仕方は、3つあります。
1つは屋根に積もった雪をそのままにし、自然に落ちるのを待ち、雪が落ちたらそれを片づけるという方法です。
我が家では、ほとんどこの方法をとっていました。1昨年までは、落ちた雪を自分で池に入れるなどし、片づけていました。 しかし、昨年はあまりの大雪で工務店の方にお願いし、池に入れたり空き地によせたりして貰いました。
屋根の雪対策の 2つ目は、屋根に積もった雪が落ちても、それを片づけもせず、全くそのままにしておく方法です。
今年からこの方法を我が家でも一部取り入れました。
落ちた雪をそのままにしておくと、やがて窓ガラスが割れそうになります。この段階で雪を片づけるのですが、今年をは寝室にこのような「雪止め」をつけました。
こうすることで、何もしなくても良いことになります。欠点は雪が積もるのつれてだんだん暗くなることです。寝室はどうせ夜に寝るだけと割り切って寝室にだけ付けました
「熊の穴ごもり(冬眠)」を連想させる方法です。お年寄りさんの方法です。私たちも今年から「冬眠」することにしました
30畳の居間も掃き出し窓(床からの窓)ですが、間口が2間(180cm)あり、この方法は困難です。
そのため、今年は、居間の外に落ちてたまった雪は、残っている若さで片づけようと思います。
屋根の雪処理方法の3つ目は、屋根に滑り止めを付け、雪が落ちないようにする方法です。
今日、玄関の上など北側の屋根の上に「滑り止め」を付けて貰いました(南側の大屋根の一部にも、昨年は落雪が屋根まで届いてしまったので・・・)。
「滑り止め」を付けると、屋根から雪が落ちてきませんが放っておくと襖や戸が動かなくなり、最後には家が潰れてしまいます。(今春、近くの空き家が潰れているのを見ました。完全にぺちゃんこに潰れていました・・・ヤーネ!)
「滑り止め」を付たら、屋根に上がって、雪下ろしをしなければなりません。
今年は誰が雪下ろしをするのでしょうか。
仏間など和室の方は「滑り止め」が付けていたので、これまで工務店の人に降ろしてもらうこともありました。
今年の私は、少しは屋根に登ってみたいと思いますが、高所恐怖症が急に発病しないかと心配になります
車庫の屋根端が昨年の大雪で折れ曲がった所は、丈夫な角材で支えてくれました。ここまでやって頂くと車庫が壊れても、支えは壊れないと思います。
しかし、大工さんはこれでも満足ではありません。屋根左端にはごみ箱の扉が邪魔して支えの柱が立てられないのです。斜めのつっかい棒を掛けたものの、まだ雪で潰れることがありはしないかと心配しています。
最終的な大工さんの結論、「鉄骨を自宅で加工してきて左上の柱から吊るすことにする」と仰います。確かにそれで完全です。プロの方は素晴らしい発想と技術と、情熱や根気を持っておられます。
施主の希望を完全に叶えるように、そして自分でも納得のいく仕事を最後までする。後に悔いの残らないような仕事をし続ける人です。
投げやりな仕事は絶対にしない。プライド高い人です。裏の小屋を改修して下さった方です。本当の職人中の職人です。
向かいのY宅のご主人が我が家をピンポーンと訪れました。「私の家も、お宅に来ている大工さんにごみ箱を作ってもらうことにしました。玄関前の取り外し可能な風防室も作ってもらうことに、大工さんにお願いしました」と挨拶に見えました。
やはり、誠意を持って施主のための仕事をする様子は、見ている人に自ずから伝わるもののようです。嬉しいことです。
私も公務員を退職したのですから(残りそんなに多くはなくても)、今後は本当の職人、職人の心得で、頑張っていこうと思います。多分に、頑固じじいの雰囲気大ですネ
灯籠の下に猫がいます。
じっと鯉を見ています(・・・私はその猫をじっと見ています)。
猫はじっと鯉を見ていて、灯籠から出て、右に、左に移動しました。そして、また、じっと見ていました。 やがて、 一度も手を(前足かな?)出すこともなく、・・・去って行ってしまいました。
猫は何をしていたのでしょう。
これまで、何度かこの猫が鯉を狙っている様子を見たことがありますが、今日は何かが、・・・猫(さん)の目つきが違うように思いました。
これまで、裏庭に回った大工さんや左官屋さん、草取りさんたちの多くは池の鯉を覗いて見ます。
日増しに鯉は大きくなっています。
今日の猫さんには、自分の身長に近くなった鯉を、もはや捉えようとする気持ちは無く、大工さんたちと同じように、ただ鯉を鑑賞しているように思えました。
そんなことってあるでしょうか ・・・