銀右衛門文庫の経済動向

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12月18日

2012-12-18 | 経済動向
東京市場は買い優勢の地合いが続きそう。米株高を背景として日銀金融政策決定会合での追加緩和に対する期待が心理的にもプラスに働こう。当面は安倍総裁が言及した2%のインフレ目標設定の実現性や、2012年度補正予算の内容などを見極めながら神経質な展開となりそうだ。一方、クリスマス・年末年始が迫るなか政策決定会合後は一時的な円の買い戻しが入ってくることも想定しておく必要がある。ただ、円安一服となっても、政権交代から恩恵を受けそうな建設や不動産を中心に内需関連株を物色する流れはしばらく続く公算が高い。

日経平均の予想レンジは9850円-9950円。「並び赤」からマドを伴い上昇が続いており、きょうもトレンド継続のスタンスとなる。3/27高値を中心としたミラーチャートがより現実化してきており、当面は9/19高値~10/15安値までの下げのV計算値10089円、2011年7月高値10207円や今年3月高値10255円などが上値の節目として意識されやすい。

17日のNY株式相場は反発。ダウ平均は前日比100.38ドル高の13235.39ドルで終了した。寄り前に発表された12月のNY連銀製造業景況指数は市場予想よりも弱い結果となったものの、同指標結果に対する反応は限定的。シティグループから投資判断を引き下げられるなかで上昇に転じたアップル株を好感し買い安心感につながった。また、「財政の崖」に対する協議で合意に至るとの見方が強まったことも大きく材料視された。
 
NASDAQは39.27ポイント高、S&P500は16.78ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証終値と比べ40円高の9860円、ドル建ては75円高の9895円で終えた。

トレーダーズウエブより