銀右衛門文庫の経済動向

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1月29日

2014-01-29 | 経済動向
東京市場は海外市場の落ち着きやドル円が1ドル=103円台に回復した流れを好感か。トルコの利上げなど新興国の通貨防衛意識なども、市場に広がった懸念を和らげる要因となりそうだ。買い戻し一巡後は戻り売りなどで押し戻される場面も想定されるが、アジア株の大幅高がみられれば、円売り先物買いが続く可能性はある。

日経平均株価の予想レンジは15150円-15280円。

取引時間中は上方のマド埋め(15288円)に向けた動きが想定されるも、終値ベースでは5日線(15378円、1/28)まで押し戻されるシナリオ、または、一段と下落する5日線処で膠着か。いずれにしても、一目均衡表の雲上限(15208円、1/29)を上回って終えられれば、雲の切り上がりに準じて翌日以降の戻りにつながる公算が大きい。ただし、一度12月安値を下回ったことで、戻しがあっても安値更新の目先波動が続くリスクは当面つきまとうだろう。日柄面では1/27-29、2/10、17前後が変化日として重要である。

28日のNY株式相場は4営業日ぶりに反発。ダウ平均は前日比90.68ドル高の15928.56ドルで終了した。米自動車大手フォード・モーターの四半期決算が市場予想を上回ったことをはじめ、米住宅建設大手のD.R.ホートンや米医薬品大手ファイザーなどの四半期決算も堅調な結果となり、市場は買い戻しが優勢となった。経済指標では12月耐久財受注が前月比4.3%減(市場予想:同1.8%増)と予想外の減少となったものの、1月消費者信頼感指数が80.7と市場予想の78.0を上回ったことで相殺された。
 
NASDAQは前日比14.35ポイント高、S&P500は前日比10.94ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ140円高の15140円、ドル建ては165円高の15165円で終えた。

トレーダーズウエブより