銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



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ピックアップ

2011-12-11 | 経済動向
12月となりますと、色々とイベントが目白押しとなりますが、クリスマスシーズンということで、街並みも明るく煌びやかになり、気持ちも高揚させられます。本来であれば、多くの人が街に繰り出して、その高揚したムードを元にして、消費行動を活発化すれば日本経済も少しは潤うのかも知れません。長い間のデフレ経済に苦しんでいる日本ですから、国民の意識もどうしても節約に向かってしまっています。

更に今年は3.11東日本大震災の影響もあり、電力不足で「節約」と言う言葉が合言葉のようになってしまっていますから、消費への意識が萎縮する動きとなっているのかも知れません。株とは関係ない話ですが2011年ユーキャン新語・流行語大賞が12月1日に発表になりますが、その候補語60語を見てもその傾向が出ているのかも知れません。

このことばの中から大賞・トップテンが選ばれるのですが、ざっと並べますと、あげぽよ、あとは流れで、アフター4、安全神話、一定のメド、エダる、エンディングノート、おかわり君、推しメン、お嬢様の目は節穴でございますか、おねえキャラ、瓦礫、がんばろう日本、絆、帰宅難民、君、きゃわゆいネェ、計画停電、原子力ムラ、こだまでしょうか、災後、再生可能エネルギー、3.11、シーベルト、自粛、ジャスミン革命、除染、スマホ、節電、ゼロではない、想定外、ソーシャルメディア、タイガーマスク、ただちに、脱原発、建屋、タブレット、地デジ難民、超円高、津波てんでんこ、東北魂、年の差婚、どじょう内閣、トモダチ作戦、どや顔、内部被曝、なでしこジャパン、ノーサイド、美ジョガー、風評被害、フクシマ50、復興、平成の開国、放射線量、ホットスポット、ぽぽぽぽーん、満身の怒り、マルマル、モリモリ、見せましょう野球の底力を、メルトダウン、ラブ注入。などです。テレビをよくご覧になられる方ですと、大方の言葉は知っているのかも知れませんが、個人的には3分の2くらいしか分かりません。一番記憶に残っているのはやはり計画停電、或いはぽぽぽぽーんでしょうか。

3.11東日本大震災直後の日本、特に東日本は実際の被災地の方は勿論ですが、関東地方の多くの方が、これまでにない経験をしました。日々、停電で悩まされ、震災直後では通勤、通学にも支障がありましたから、多くの人の記憶に残る経験と言うことになりました。その意味ではやはり震災関連の言葉が日本人の意識に深く刻まれたと言うことになりそうですね。ちなみに、インターネット上で盛んに使われた言葉から世相を見る「ネット流行語大賞2011」では最高賞の金賞は「ポポポポ~ン」で、東日本大震災後に放送されたCMの言葉がネットでも頻繁に行き交ったことを示しています。多くの方が恐らく共感されるでしょうが、「なでしこJAPAN」が銀賞だそうです