銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



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12月11日

2013-12-11 | 経済動向
東京市場は続落か。欧米株式の上昇一服や週末にメジャーSQを控え、主力株への見送りスタンスは継続しそう。ただ、円安による業績上振れ期待から下値買いが入りやすいほか、設備投資絡みの銘柄を選別する動きが強まる公算が大きい。相対的に賑わいを見せるのは新興市場であり、相場基調は今週に入ってから大きな変化はないだろう。
 
日経平均株価の予想レンジは15430円-15560円。5日線(15429円)がまだ上昇に転じにくい日柄であり、下のマド埋めに向けた動きから5日線まで下押す展開を想定したい。この先、ありえる動きとしては、15300円~15500円どころで下値固めを経て、高値更新に向かうケースである。きょうは一目均衡表でも抵抗帯(雲)上限が切り下がるタイミングだけに注意したい。

10日のNY株式市場は反落。ダウ平均は前日比52.40ドル安の15973.13ドルで終了した。ロイター通信が超党派委員会で財政協議が合意するとの見通しを報じたものの、取引時間中に合意には至らず。市場は財政協議の行方に対する不透明感や17-18日に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に慎重な姿勢となった。
 
NASDAQは前日比8.26ポイント安、S&P500は5.75ポイント安で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ50円安の15540円、ドル建ては50円安の15540円で終えた。