銀右衛門文庫の経済動向

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4月20日

2015-04-20 | 経済動向
東京市場は主力株中心に売り先行が予想される。欧米株式市場の大幅安が嫌気されることや、ギリシャの債務問題の再燃、中国市場での空売り規制の緩和や預金準備率の引き下げを受けた中国株の動向を警戒するムードが前場は続きそうだ。一方、米株先物が現在上昇していることや、日銀によるETF買いへの期待、来週に控えた日銀金融政策決定会合での追加緩和期待などが下値を支える要因となる。ただ、米主要指数や独DAXなどが25日線を下回り短期的に調整色が強まりつつある環境の中、後場も戻りが鈍ければ先物売りで仕掛けが入る展開が予想される。 今週から国内企業の3月期決算発表が始まるため、週を通しては決算内容をにらみながら個別色の強い相場展開が予想される。外部環境が落ち着けば、好業績が相場全体を支える構図となりそうだ。

日経平均株価は下げ渋る展開が続いており、25日線から切り返せるかがポイントである。RSI(9日)は50%水準を意識し、再び騰勢を強められるかが注目される。一方、今後注意が必要なのは25日線の上昇が一服する可能性が高いことだ。4月上旬に株価が25日線を割り込んだ際は早期に上方に回復したが、今度下回ることになれば調整色が強まる可能性が高い。RSI(9日)が50%を下回れば、2007年高値18300円処まで調整幅が広がる公算が大きい。基調に変化が生じやすいのは、昨年4/11安値から10/17安値までの「129(基本数値)」の日柄を先に当てはめた4/27前後が挙げられる。 円建てのCME225先物は先週末の大証日中終値と比べ120円安の19570円、ドル建ては95円安の19595円で終えた。