東京市場は小幅高スタートが予想される。海外市場の底堅さや円安進行による業績の上方修正期待が続く公算が高い。出遅れた銘柄への買いで指数が下支えする展開が予想され、昨日今年最大の下落となった上海総合指数に反発がみられれば、先物主導で上値を買う動きに繋がる可能性はあろう。
ハイテク株は出遅れ感があり円安進行で買われやすいことや、米NASDAQの3000P台回復、弱電メーカーの構造改革への期待なども好感材料となりそうだ。米株先物がマイナスからプラスに転じる局面や、ドル円が84円台をうかがうような場面では先物買いが強まるシナリオを想定したい。
また、2月首都圏マンション発売戸数の発表が注目される。1月は前年比で32.6%増と大幅な伸びをみせたが、昨年3月の東日本大震災に伴ってマンション発売時期が数カ月ずれ込んでいることを勘案すると2月も大幅増の基調が続く可能性がある。日銀が追加緩和を実施して以降、不動産株は騰勢を強めているだけに要注目だろう。
日経平均の予想レンジは10230円-10080円。2日連続で上ヒゲ陰線を示現したが、2010年4月高値11408円を起点に2011年2月高値を通る右下がりの上値抵抗線に接近した。
波動面からみると、2011年11月安値を起点とした典型的な上昇5波動構成と想定した場合、足元は最後の5波目とも推測されよう。2010年9月安値を起点とした上昇波動と類似しており、3波目の上昇が最も長く強い上昇となる波動パターンが想定される。つまり、5波目の上昇は1月中旬以降の急伸した3波目の上昇の余韻が残る程度の上げにとどまる可能性が高い。
2010年9月安値8796円~2011年2月高値10891円までの上昇幅2095円を、2011年11月安値から上げた水準10230円が有力な上値メドだ。2月29日高値9866円~7日安値9509円までの下げ幅の倍返し10223円処なども近似値となり、10220円~10230円処が重要な節目となりえる。
上記の上値抵抗線とその価格帯が一致する時点から下落に転じる公算が高く、その反転の可能性が高い変化日として考えられるのは3月15日や21日となる。
14日のダウ平均は前日比16.42ドル高と小幅続伸。一方、NASDAQは0.85ポイント高の3040.73ポイント、一方S&P500は1.67ポイント下落して取引を終えた。
昨日のFOMC声明でFRBが景気判断の引き上げを示したことから、ダウ平均は買いが先行した。景気回復期待が高まるも、前日の大幅上昇のあとだけに買い急ぐ動きはみられず、取引時間中は43ドル高程度と限定的であった。 円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ20円高の10030円、ドル建ては50円高の10060円で終えた。
昨日の東京市場は大幅続伸。東証1部の値上がり銘柄数は1033と全体の61.6%に達し、規模別株価指数はすべて上昇。欧米株高、円安進展などを手掛かりに国際優良株、資源関連、金融株など主力株を中心に買われた。その一方で、ソーシャルゲーム関連のグリー、DENAなどが急落。シャープは一時500円台を割り込む場面もみられたが、引けにかけて切り返し大幅反発となった。
ハイテク株は出遅れ感があり円安進行で買われやすいことや、米NASDAQの3000P台回復、弱電メーカーの構造改革への期待なども好感材料となりそうだ。米株先物がマイナスからプラスに転じる局面や、ドル円が84円台をうかがうような場面では先物買いが強まるシナリオを想定したい。
また、2月首都圏マンション発売戸数の発表が注目される。1月は前年比で32.6%増と大幅な伸びをみせたが、昨年3月の東日本大震災に伴ってマンション発売時期が数カ月ずれ込んでいることを勘案すると2月も大幅増の基調が続く可能性がある。日銀が追加緩和を実施して以降、不動産株は騰勢を強めているだけに要注目だろう。
日経平均の予想レンジは10230円-10080円。2日連続で上ヒゲ陰線を示現したが、2010年4月高値11408円を起点に2011年2月高値を通る右下がりの上値抵抗線に接近した。
波動面からみると、2011年11月安値を起点とした典型的な上昇5波動構成と想定した場合、足元は最後の5波目とも推測されよう。2010年9月安値を起点とした上昇波動と類似しており、3波目の上昇が最も長く強い上昇となる波動パターンが想定される。つまり、5波目の上昇は1月中旬以降の急伸した3波目の上昇の余韻が残る程度の上げにとどまる可能性が高い。
2010年9月安値8796円~2011年2月高値10891円までの上昇幅2095円を、2011年11月安値から上げた水準10230円が有力な上値メドだ。2月29日高値9866円~7日安値9509円までの下げ幅の倍返し10223円処なども近似値となり、10220円~10230円処が重要な節目となりえる。
上記の上値抵抗線とその価格帯が一致する時点から下落に転じる公算が高く、その反転の可能性が高い変化日として考えられるのは3月15日や21日となる。
14日のダウ平均は前日比16.42ドル高と小幅続伸。一方、NASDAQは0.85ポイント高の3040.73ポイント、一方S&P500は1.67ポイント下落して取引を終えた。
昨日のFOMC声明でFRBが景気判断の引き上げを示したことから、ダウ平均は買いが先行した。景気回復期待が高まるも、前日の大幅上昇のあとだけに買い急ぐ動きはみられず、取引時間中は43ドル高程度と限定的であった。 円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ20円高の10030円、ドル建ては50円高の10060円で終えた。
昨日の東京市場は大幅続伸。東証1部の値上がり銘柄数は1033と全体の61.6%に達し、規模別株価指数はすべて上昇。欧米株高、円安進展などを手掛かりに国際優良株、資源関連、金融株など主力株を中心に買われた。その一方で、ソーシャルゲーム関連のグリー、DENAなどが急落。シャープは一時500円台を割り込む場面もみられたが、引けにかけて切り返し大幅反発となった。