東証1部の騰落銘柄数は、値上がり735/値下がり1003と値下がり優勢。日経新聞で前期が初の最終黒字になったとの観測が報じられたルネサスエレクトロニクスが大幅高となった。決算を手がかりに太陽HDや東京鉄鋼が急騰し、業績改善が確認できた東邦チタニウムは連日で騰勢を強めた。新興市場では1Q決算好調のYKTや、上方修正を発表したガーラが値を飛ばした。大型株の弱さの割には小型株はしっかりで、日経ジャスダック平均はプラスを確保した。一方、米スプリントの決算後の株価下落が嫌気されたソフトバンクが3.4%の下落となり、全体市場の重しとなった。今期見通しが市場予想を下回ったみらかHDは長い上ヒゲをつけ大幅安となった。
日本株は大型連休前から調整色を強めており、連休中に海外市場のサポートがなかったことから、連休前の流れが継続して終始軟調な推移が続いた。あすはSQに加え、国内企業の集中決算、週末には米雇用統計の発表などが控えていることから、引き続き買い手控えの展開が予想される。連休明けの谷間かつ、イベントの多いこの2日間と来週とでは、相場の景色も一変すしやすく、週明けの日本株は値ごろ感から買いを集める可能性もある。ただ、グローバルにリスク・オフの様相が強まり、底割れで調整が長引く展開も想定されることから、イベント通過後の欧米株式市場や為替動向を見極めるまでは、積極的な買いは限定的と考える。
日本株は大型連休前から調整色を強めており、連休中に海外市場のサポートがなかったことから、連休前の流れが継続して終始軟調な推移が続いた。あすはSQに加え、国内企業の集中決算、週末には米雇用統計の発表などが控えていることから、引き続き買い手控えの展開が予想される。連休明けの谷間かつ、イベントの多いこの2日間と来週とでは、相場の景色も一変すしやすく、週明けの日本株は値ごろ感から買いを集める可能性もある。ただ、グローバルにリスク・オフの様相が強まり、底割れで調整が長引く展開も想定されることから、イベント通過後の欧米株式市場や為替動向を見極めるまでは、積極的な買いは限定的と考える。