『博覧会の政治学』 吉見俊哉
以前取り上げました、『家族と幸福の戦後史(三浦展)』 も非常におもしろい一冊で、ニューヨーク万博の政治的意味などを解説していました。本書は、“博覧会” の、より根源的な分析をしています。いつもユニークで魅力的な本を紹介してくれるK先生の書評です。
■
かつて世界は書物のようなものであり、人々はあらゆるものに何らかのきざしを見出し、物語を展開しつつ理解してきました。
15世紀の大航海時代とそれに続く征服の時代を経た西欧の近代は、自ら産み出したもののみならず新しく発見された土地の自然や文化を一望の元に広げ、帝国主義や消費社会の戦略と絡ませながら比較し、分類、整理し世界像を織り成していく視線を確立します。
本書で扱われている博覧会という事例はまさに「見せ物」として、こうした世界を再編する作業の事例であり、筆者が言うようにそこを訪れた人々の日常的な感覚や欲望までも変容させるほどの強烈な経験であったことでしょう。
しかしとりあえずは、1851年に開かれた最初のロンドン万博の会場であったガラスと鉄骨だけで作られた巨大な水晶宮の中を行くような戸惑いと高揚感、視覚のきらめきの中に足を踏み入れてみては如何でしょうか。
■
『頭がいい人、悪い人の話し方』 樋口裕一
こちらは大ベストセラー。monta先生の紹介です。
■
見た目が8割なんて本もありますが、話し方も人の印象を決める大きな要素だと思います。この本では極端に言えば、バカに見えてしまう話し方の例が書いてあります。
例えば、根拠を言わずに決め付ける。 抽象的な難しい言葉を使う。 自分のことしか話さない。自分も気をつけなければいけないなというとことがありました。
今回久しぶりに手にとってまた読んでみようと思った本です。
■
goo ランキング |
bk1書籍年間売上ランキング [文庫・新書・ブックレット] |
1 | さおだけ屋はなぜ潰れないのか? |
2 | 宝はマのつく土の中! |
3 | キスは大事にさりげなく |
4 | 頭がいい人、悪い人の話し方 |
5 | 耳をすませばかすかな海 |
6 | ハチミツ浸透圧 |
7 | 今宵、雲の上のキッチンで |
8 | 彩雲国物語 |
9 | ネコソギラジカル中 |
10 | ネコソギラジカル上 |
→もっと見る |
(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved. |
詳細 |
詳細 |
誠に感情的なコメントを書いたばかりでしたので、
この「頭が悪い人」の項目には全部当てはまりますね。
大体いきなり「決めつけ」で書き出しましたから。
「抽象的な難しい言葉」は文科系の古い人間なのでしょうがない。
「自分のことしか」話せないんですよ。
他人様の意見より完璧にわかってるから。
まあ、もともと本当に頭が良い人なら、
こんなタイトルの本は買わないと思いますけどね。
「”バカ”と呼ばれないための知的実用書」とうたってて200万部も売れるんですから、
自他ともに”バカ”を認める奇特なお方が200万人もいるということなのでしょうか。
(バカの三条件にぴったり適合してしまったので、かなりシニカルになっております。VIVAさんに対してじゃないですよ。こういう本の著者と出版社に対してです。)
もっと「ダメ」ってこと・・・・?
書店の店頭で見かけたことのある本ですが、手に取ろうと思って、自分があてはまったら辛いので(事実は認めなくていけないのでしょうが)、手に取ることすらできませんでした。
これは「すくいようのない馬鹿」でしょうか
元気ですかぁぁ?
すっかり、季節が変わってしまいましたねっ♪アハハっ
「頭がいい人、悪い人の話し方」面白そうな本ですねっ
あたしもどちらかというと人と話すのは少し苦手かも‥。
これでもときどきなんか人見知りしちゃう時があるんですよね。。。(汗っ)
もっと気安く上手になせたらいいなーって思ったりするんだけれど、構えちゃっうクセがあったり‥、
学校へ通ってた頃以上に社会人になったからは人とのお付き合いが難しさを感じるときがありますよぅぅ
いや、だって立派なお母さんじゃないですか。私も未読ですから、なんとも申せませんが(笑)。haruちゃん夏休み楽しみにしているでしょうね。公立は宿題がきっと少ないから、勉強するんだよ~って伝えておいて下さいね!
大きくなって、スットコにならないようにって(笑)。
でも、時々はのぞいていたんですよ。Elleさんのブログ。たいてい、Happy だったので何となく、おじさんが入ってはいけないのかなと遠慮しておりました。ハハ。訪問ありがとうございます。