降って来るもの

写真と散文とぽえむ

闇のことは

2017-02-02 11:12:40 | 
     闇のことは

確かに有る
何のために誰のために
どうして、何故、如何に・・
たくさんの疑問符が一斉に襲ってきて
あからさまな疑いに晒されるときが

だから闇のことは
ほんとうは問わぬがいいのだ
問えば
更に深い闇に紛れる

答など用意できる者は
恐らくは居まい

例えば
僕の書き付けるこの一行の言辞が
空を飛んで誰かの砂場に着地する
などと云う個人的な
荒唐無稽な夢想などに
どれだけの価値が有るのかと

それは永遠に続く問いで
答えは永遠に不可解なままになる

好き好んで闇の入り口に立たぬがいいのだ
穏やかな小春の中に泰然と座っていれば
大方は
そこに安寧を見つけられる

自分に詰問するのは止めた方がいい
ただ産まれ出た奇蹟に感謝すればいい
その小さな幸せを愛でる心ひとつ有れば
神仏の追試も免れるだろう

けれど確かに
疑問や問い掛けが
一挙に襲ってくる時があるのだ
確かに
僕には

それでも思索せよと
発する声が
命令のように
僕に

2017 02.02 11:30 万甫
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