魚の鱗のように
さまざま怨恨やかずかずの恩讐は
魚鱗のように
少しずつ剥ぎ取って
捨ててゆくのだ良いのだ
どんなに深い傷も
どんなに鋭い蟠りも
きっと
三途の川の船賃にはならないから
寧ろ、その煩悩の重さは
船の先行きを遮ったり
或いは、進行を妨げたりして
乗船拒否に合うかもしれないから
此の世で抱えた
否応なしの憤怒や哀愁は
生きて在る間に
削除してゆくのが良いのだ
それが
更なる煩悩の断捨離だとしても・・
軽やかに旅立ちたければ
軽やかな装いが要る
それだから
残り時間が有ると感じられる間に
身支度を整えてゆくのが良いのだ
R10726ⅩⅩⅩⅠ
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