伝言Ⅻ「連珠のように」
胸の水溜りに
一個の玉石が落ちて
その波紋が
言葉の拡がりとなって
押し寄せてくると
其処に
ソネットもエッセイもmelodyも
哀楽のUtaも恋文も
水面を滑る”まいまい”のように
描かれる
特別な仕様ではなく
あたり前の様に
一tの紙を占有してゆく
言葉たちが
其処で
連珠のように繋がる
僕は僕のライターとして
唯その連環に随喜し
其の不連理の調べを
生まれつくままに
流れゆくままに
拡がりゆくままに
僕の石板に奏でてゆくのだ
要不要ではなく
楽不楽でもなく
もちろん
善悪や損得などの俗解でもなく
謂わば
独り善がりの天恵の発露として・・
2019 04/11 15:09 万甫
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます