ANATAeⅣ「僕が傍に居なくても」
僕が傍に居なくても
anataはもう悠々と
anataの時間と
anataの空間と
anataの道程を
狂いなく歩き始めた
anataの周囲を浮遊するbokuの気配が
若しかしたら
ひとつの違和感になっているかも知れない
僕は心棒を支える一つの杭だと
勝手に想い乍ら傍にいたけれど
anataはどんどん成長して
もう足元の手助けなど不必要になった
僕が傍に居なくても
anataには何の危惧もなくなった
それだから
僕は今から他人に戻ろう
触れ合った記憶を一本の横糸にして
僕の曼陀羅に編み込み・・
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