ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

悪乗りした人。

2012-05-31 06:05:06 | 日記
NO-160
今日は色々と書きたいことがたくさんあるのに、ピントが合わせられなくて困った。それでもボランティアに来てくれた大場久美子さんの事は絶対に書こうと思った。


富岡町に女優の大場久美子さんが来るなんて、僕らは夢にも見ていなかったから本当にびっくりした。


右からUKCの細さんと松村と大場久美子さんと遠藤さんとUKCの楠田さん。

大場久美子さんが松村のゲストルームの壁にサインをしてもらった次の日、朝集合場所になったこの部屋でミーティングをしていたら、ガッツの遠藤さんが大場さんに俺にもサインしてくれと、松村のサインの反対側の壁を指して大場さんに言った。

人の家なのにサインしてくれ!に松村本人も笑っていたのだが、短くても深い付き合いをしているのが分かる。松村は快く承諾した。この悪乗りにその場の雰囲気で書く羽目になった大場さんも参ったろうなぁ~(笑い)


これが遠藤さんへのサインと松村にサインを書いた大場さん。


みんなで食事をした時に撮った1枚。食事のシーンは撮っちゃダメって言われたけど、この一枚だけは大場さん許して下さい。可愛く撮れたと思います。


二日間全員のお昼ご飯や飲料水やお菓子などを用意して下さって、大場さん本当にありがとうございました。

悪乗りしたガッツ福島の遠藤さんはミーハーではないのだが、大場さんとの出会いは彼にとっても嬉しかったのだと思う。


牧草刈りの時に、キジ鳥の卵が10個くらい茂みの中から出てきたのだが、この卵を自分の家でふ化させるのか?松村から卵を両胸ポケットに入れられて、そのまま家に帰って行った。(笑い)キジ鳥の卵は小さくてかわいい卵でした。

こういう事好きみたいで、案外こんなところから面白い発見が出来る。そんな彼が、家にまで大場さんに来てもらいバイク2台にサインしてもらっちゃったのも分からないわけではない。

結構面白い人だ。松村も面白いが彼も引けを取らない。彼は今回の牛の事で方向性を変えられた一人でもある。まさか彼も牛の事に首を突っ込むなんて思わなかっただろう。

遠藤さんは仕事が凄く出来る人で、松村の速さと変わらない。松村には、こんな仲間を少しづつ増やしていってほしい。富岡町の動物のために。

それと松村個人への支援物資の送り先をガッツ福島の遠藤さんが引き受けてくれました。富岡から二本松のお寺様までかなり遠いので、いわき市の遠藤さんのところならかなり近いし、毎日のように松村と牛の世話をしているから支援物資がすぐに受け取れるようになります。

全国のみなさん、松村に物資を送って下さるときは、〒970-8026 いわき市平字東町20番地の8 遠藤カズオ様方 松村直登と書いて送って頂ければありがたいです。

これからも残された動物のために、募金にご協力を宜しくお願い致します。

東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島
郵貯   記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島

















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牧草刈り。

2012-05-30 07:33:08 | 日記
NO-159
昨日、UKCの細さんのチームと大場久美子さんにガッツの遠藤さんチームとがんばる福島の3チームで牧草を刈った。午前中は、天気が良く汗をたっぷりかいた。


手動の草刈り機6台で、草をみんなで刈った。

こういう時に人がたくさんいると本当に助かる。改めて、UKCジャパンの細さんに感謝!!!福島まで来てくれて、柵作りから草刈りなど今回は大場久美子さんまで紹介してくれ、誰が何と言おうと僕らの救世主である。

刈った草をトラックに付けてみると3か所分の餌になり、結構たくさん刈れたのだが、これを毎日やるのはかなり大変だ。


牛に餌を分けるUKCの細さんと大場久美子さん。


松村とガッツの遠藤さんと細さんは力持ちで、一回にやる量が僕の倍くらい。昨日はガッツの遠藤さんにも「デスクワークしか出来ない人が大丈夫か?」なんて言われてがっくし・・・・事実であるがチーン。


大場さんもTVの取材でもないのに、ボランティアで牛の世話をしにきてくれてまた感謝。大場さんありがとうございました。


結構な量の牧草でしょ。細さんはいつも牛の事を楽しんでやってる感がする。

昨日、午前中は良い天気だったが午後の3時にはまた雨が降り、それまでに作業を終えられいい一日だった。

ガッツ福島の遠藤さんは、大場久美子さんにサインをお願いして自分の愛車(バイク2台)にサインしてもらったと言ったが、大場さん、いわきの彼の自宅まで行ってくれてありがとう。

今日からまた遠藤さんと松村の二人で、餌やり水やりをする。目の前にあるやるべき事をしっかりやる。彼らには毎日が戦いであり、休みがない状態である。

こんな二人を全国のみなさん応援して下さい。よろしくお願いいたします。

残された動物のための募金にご協力をお願いします。
東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島
郵貯   記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島











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砕けた話でごめん。

2012-05-29 02:50:13 | 日記
NO-158
いやぁ~、昨日は嬉しい事があった。去勢されたタローとの再会も嬉しかったが、前回第二の柵を作ってくれたUKCジャパンの細さんが約束通りボランティア活動をしに来てくれた。

そのボランティアさんの中に、女優の大場久美子さんがいた。「えっ?え~マジ!!ホント???」これには、僕もびっくりした。


みんなで撮った一枚と、松村との2ショット。

僕たちの年代にとってコメットさん(主演女優 大場久美子)は紛れもないアイドルで、これには僕も松村も大場さんのボランティアはとても嬉しかった。

この日彼女は、軍手をしてマスクして首にはタオルをかけての姿で現場に出てくれて、本当に牛に餌やりをしてくれました。


可愛かったです。ここは全国のみなさんに何言われてもいいもんね~。僕のようなおやじにはコメットさん大好き人間がいること自分が一番よく知ってるもん。

牛に餌をやりたい!って事で来てくれたのだけど、本当に嬉しかった。何で、こんな強制避難区域の富岡町の牛のために来てくれたんだろうって、思わずにいられなかったです。

昨日、午前中は晴れていたが午後1時には雲行きが怪しくなったと思ったら、突然の雷と豪雨で一時作業中断になった。そんな中でも大場さんは太陽みたいな存在だった。


雨の中、傘をさしての応援でした。嬉しっ!!!

午後からは本当に滝のような雨になり、神様がコメットさんに「今日は風邪ひくから仕事しないで明日しなさいと言ったのかも知れない。とても作業出来る状況でなかったので、みんなで松村の自宅に戻り談笑した。

UKCジャパンの細さんの話が面白くて大爆笑したり、本当に楽しい時間を過ごした。久々に盛り上がった。その盛り上がった勢いで、松村がコメットさんにサインのおねだり!

それも彼のゲストルーム(3軒目の一番新しい家)のまだきれいな壁に、「大きく書いてくれ!」のリクエストにコメットさん「えっ、本当に壁に書いていいの?」と少しと言うか、かなり困っていたが書いてくれた。


これがその時の大場さんと壁に大きく書いてくれたサイン。

これに松村は大喜びで、「俺の宝物!みんなに見せて自慢するんだ!」と、大場さんが帰ってから僕に言った。僕も嬉しかったけど、彼はもっと嬉しかったみたいだ。

被災者にも神様のご褒美があった。僕はそう思っている。神様、昨日は本当にありがとうございました。全国のみなさま、今日だけは、砕けた報告でごめんなさい。

明日も、残された動物のために頑張ってきます。こんな砕けた報告をした僕ですが、これからも富岡町と松村の応援を皆様にお願いします。

残された動物のための募金にご協力をお願いします。
東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島
郵貯   記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島






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タローの去勢。

2012-05-28 07:36:27 | 日記
NO-157
今日は、松村の愛犬アキの旦那が富岡に帰って来る。色々と愛護団体の方からお叱りを受け、去勢手術を受けて帰って来るのだ。


この子がアキの旦那。タロー君です。

毎年子供を産んでいてはアキが早死にしてしまうと散々言われて、松村も重い腰を上げたって感じなのだ。


この2羽のダチョウたちには、エライ奴が帰って来る。ダチョウはタローに吠えられて、以前に1羽脱走事件を起こし松村にはとても困った事がある。

今回、松村がタローに言った。「タロー!おまえは○○に行って、玉抜いて帰って来い!」どういう風の吹き回しか?と僕は思ったが、去勢すればいたずらも心配もかけないいい犬になると考えたのか?びっくりするほどの変わり様であった。

そのタローが帰って来る。いたずら犬のタローは性格まで変わって帰って来るのだろうか?少しだけ期待をする僕がいる。アキの子供一匹をもらってくれたガッツ福島の遠藤さんも「秋までには自分の犬も去勢しなくちゃなんねえかなぁ?」と話した。

松村も遠藤さんも、去勢や避妊には反対していた人間である。犬も猫もあるがままの姿で飼ってあげるのが一番!って言ってた人たちに、黒船のように襲ってきた事案。

いかんせん、いろんな愛護団体の人から去勢手術と避妊手術を嫌だってくらい言われ、聞いていた僕も口あんぐりするくらいだったから、今まで口が酸っぱくなるほど松村に言ってくれた人の勝利である。(笑い)

さて、今から富岡町にボロンティアに行ってきます。今日は草刈りをして牛たちにたくさん草をあげて来ます。喜んで食べるんだこれが。


乾燥したわらよりも青々とした草の方がおいしいのだろう。草を見せると群れの牛が一気に向かってきます。

餌代節約にもなるし、冬の時の餌代とかや今から屋根をかけるお金の方に回すために、今から節約を身に着けておかないとならないから、緊縮財政でがんばる福島は活動していきます。強制避難区域の富岡町と松村の応援を、これからもよろしくお願いします。





















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何でもやる。

2012-05-27 09:18:07 | 日記
NO-156
昨日、ブログを更新出来ずにごめんなさい。昨日はもみ殻大作戦をガッツ福島の遠藤さんが敢行しました。もっとも、その前に雨水掻き出し作戦をやった後に新たに手を打ったのがこれだった。

一昨日の雨で、一気に水たまりと化したあの会社の柵の牛たちを少しでも良い環境にと、本当に毎日毎日こんな思いをすることをご苦労様です。と思った。


前日に水を重機で掻き出したのに、雨が降ってまたこの状態になった。


今回は少し深めに掘り、傾斜もつけて掻き出した。

それでも、この柵の中のビニールハウスの親子は安心、安全な場所にいて子牛は外にまで出て走り回っている。この僕も草を母牛にあげていたら、近づいてきて僕の鼻をぺロッと舐めた。


本当に走りまわるのを見て良かったと思った。石松の分も生きてくれ。ちなみにこの子は女の子です。


松村の柵とは全く別次元の問題だ。ここも元田んぼだったから、いつかぬかるみの状態になるだろうけど、ここは堅い地盤のところがあるから牛たちはゆっくり寝るところがある。

それにしても、松村にしても遠藤さんにしても次から次と考えて行動している。毎日大変である。


もみ殻をトラックに詰め込む遠藤さん。


もみ殻を撒きだした。後ろ姿の人は遠藤さんの会社の社員の辻さん。


最後は一気に重機で押し出して、柵の中にもみ殻を大量に投入した遠藤さん。


これで少しはどぶどぶの柵も良くなると思うが、昨日の時点でこの柵を広げることにしたみたいだ。町役場の許可をもらって草の生えるこの地まで広がる見たい。この写真の一頭は、出産を終えたメス牛です。松村に連れられて柵から出てストレスのない生活をしています。


餌を与えに行く松村直登とのんびりと広めの柵で暮らす牛たち。

松村と遠藤さんは、農協に行って5町歩分(5ヘクタール)の牧草の種を注文してきたようだ。これからこの種をまき、牛の餌を作らなければならない。とてもたくさん食べるので、餌の心配はなくならない。牧草が出来たらボランティアさんの協力もお願いして行きたい。

まだ始まったばかりですが、みなさんご支援、ご協力をお願いいたします。

残された動物のための募金にご協力をお願いします。
東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島
郵貯   記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島









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遅くなりました。

2012-05-25 23:14:47 | 日記
NO-155
みなさんごめんなさい。ブログをアップする事が、今日は朝から忙しく出来ませんでした。今日が終わろうとしている夜の10時にパソコンを開いて書き始めました。

でも疲れているのか?とても眠いし効率が悪く全然進みません。今日は、松村がボディホールカウンター(内部被ばく)検査を午前中に受けていて、第一柵と第二柵の餌やりを一人でやらせて頂きました。

ホントは、アメリカのナンシーさんの手紙を渡したいだけのために行ったのに、松村を待っている時間を無駄にしないようにしようにと考えて餌やりを一人でやってみた。


ナンシーさんの手紙を読む松村直登。ナンシーさん、約束通り松村に届けましたのでご安心して下さい。

それにしても一人で餌やりをしてみたが、ただ一言。大変でした。午前中は雨も降らず汗を掻き、一人でびっしょりになった。


第一柵と第二柵の餌を喜んで食べる牛たち。

今日は富岡町の一時帰宅があって、一年二か月ぶりに隣の○○さんと、その隣の○○さんと話をすることが出来て大満足の僕であった。懐かしさを感じたわけではなかった。

今どこに避難してるの?と口から出た言葉が挨拶代わりになることが、避難している僕たちの合言葉みたいで懐かしさなんて感じない。皆も同じ苦しさを抱いて暮らしているのだろうと思えば、懐かしむ心の余裕がない事を彼らと共有した。

それでも動物たちはいつもと同じ姿を見せてくれる。今では僕たちが行くと近寄って来てくれて心をなごませてくれるのだ。


このダチョウは、青草を食べていたのだが、食事中に車で駆けつけた僕に羽根を広げて威嚇のポーズ。ごめんね!君の食事の邪魔をするつもりはなかったんだ。許してチョーだい。

お昼頃、第二の柵の牛たちに餌やりをしていた僕のところへ松村がやって来た。餌やりを終えてから一緒に食事を摂った訳だが、嬉しい事もある。

同じ富岡の住民で、この日の一時帰宅の時に、犬の餌と水を支援物資として松村宅に届けてくれた方がいて、これには本当にありがたさを感じた。隣近所の方と再会出来たことも嬉しかったが、この心使いはやはり嬉しかった。


これが頂いた支援物資。犬の餌3袋に水2ケース。○○さんホントにありがとうございました。

その他にも嬉しい事もあった。


石松と同じ柵で生れた子牛。生れてからもう10日以上になるが、この子は駈けずり回ってミルクをもらいに来るくらい元気になりました。人間がこの子のハウスに入っても、警戒もせず人懐こく近ずいて来てとても可愛いです。

午後から雨が降った。僕はまたやることがあり、次の仕事をするために急いで富岡を後にしたが一日ハードな日を過ごし、今からお風呂に入って寝ます。

明日も決まった時間にブログをアップ出来ないと思いますが、みなさん許してくださいね。明日もがんばります。被災地の残された動物のために、全国のみなさんこれからも応援よろしくお願いいたします。
















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遅くなりました。

2012-05-25 23:12:52 | 日記
NO-155
みなさんごめんなさい。ブログをアップする事が、今日は朝から忙しく出来ませんでした。今日が終わろうとしている夜の10時にパソコンを開いて書き始めました。

でも疲れているのか?とても眠いし効率が悪く全然進みません。今日は、松村がボディホールカウンター(内部被ばく)検査を午前中に受けていて、第一柵と第二柵の餌やりを一人でやらせて頂きました。

ホントは、アメリカのナンシーさんの手紙を渡したいだけのために行ったのに、松村を待っている時間を無駄にしないようにしようにと考えて餌やりを一人でやってみた。


ナンシーさんの手紙を読む松村直登。ナンシーさん、約束通り松村に届けましたのでご安心して下さい。

それにしても一人で餌やりをしてみたが、ただ一言。大変でした。午前中は雨も降らず汗を掻き、一人でびっしょりになった。


第一柵と第二柵の餌を喜んで食べる牛たち。

今日は富岡町の一時帰宅があって、一年二か月ぶりに隣の○○さんと、その隣の○○さんと話をすることが出来て大満足の僕であった。懐かしさを感じたわけではなかった。

今どこに避難してるの?と口から出た言葉が挨拶代わりになることが、避難している僕たちの合言葉みたいで懐かしさなんて感じない。皆も同じ苦しさを抱いて暮らしているのだろうと思えば、懐かしむ心の余裕がない事を彼らと共有した。

それでも動物たちはいつもと同じ姿を見せてくれる。今では僕たちが行くと近寄って来てくれて心をなごませてくれるのだ。


このダチョウは、青草を食べていたのだが、食事中に車で駆けつけた僕に羽根を広げて威嚇のポーズ。ごめんね!君の食事の邪魔をするつもりはなかったんだ。許してチョーだい。

お昼頃、第二の柵の牛たちに餌やりをしていた僕のところへ松村がやって来た。餌やりを終えてから一緒に食事を摂った訳だが、嬉しい事もある。

同じ富岡の住民で、この日の一時帰宅の時に、犬の餌と水を支援物資として松村宅に届けてくれた方がいて、これには本当にありがたさを感じた。隣近所の方と再会出来たことも嬉しかったが、この心使いはやはり嬉しかった。


これが頂いた支援物資。犬の餌3袋に水2ケース。○○さんホントにありがとうございました。

その他にも嬉しい事もあった。


石松と同じ柵で生れた子牛。生れてからもう10日以上になるが、この子は駈けずり回ってミルクをもらいに来るくらい元気になりました。人間がこの子のハウスに入っても、警戒もせず人懐こく近ずいて来てとても可愛いです。

午後から雨が降った。僕はまたやることがあり、次の仕事をするために急いで富岡を後にしたが一日ハードな日を過ごし、今からお風呂に入って寝ます。

明日も決まった時間にブログをアップ出来ないと思いますが、みなさん許してくださいね。明日もがんばります。被災地の残された動物のために、全国のみなさんこれからも応援よろしくお願いいたします。
















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一歩前進?

2012-05-24 07:12:50 | 日記
NO-154
みなさん、おはようございます。昨日、松村と農水省の方たちが会って話すと言うことで、少し冷や冷やしていましたが何のお咎め(注意や指導)もなく、耳標の無い子牛も牛たちの殺処分は無いと言われて安心しました。

一番良かったことは、牧草についても何のお咎めもなかったので、これから牧草をいっぱい栽培して(もちろん線量の低い土地で)牛たちにたくさん青草を食べさせてあげたいと考えています。


今はわらと、とうもろこしと麦とふすま(米ぬか)時々リンゴなどの餌を与えています。

今の心配はあの会社が町と契約した柵の中で、まだ10頭以上のメス牛がお腹を大きくして出産を控えているので、これが一番心配!本当に、ほとんどのメス牛が妊娠しているのです。


雨と今までの牛たちの糞尿で、劣悪極まりない柵の中にたくさんの牛がいます。

こんなにどぼどぼの環境で牛が寝ることも出来ない状態でだからホントに可哀想だ。柵から出してあげたいのだが、餌はあげられても柵から出す行為は出来なくていらいらしている。

ガッツ福島の遠藤さんの重機はいつも糞尿まみれで、会社のみんなから文句を言われそうだと笑いながら言ったけど、本当にキャタビラからバケットから何から何まで糞尿だらけでひどい。

ウォッシャーガンで洗えばいいことだけど、いわきまでは糞尿だらけで帰るからこれから暑い夏はひどい事になると思う。

それにしてもこの会社の柵で去年は何十頭死んで行ったのだろうか?かなりの頭数が死んで行ったと去年ある富岡人から聞いていたが、餌を毎日あげないで牛たちは極度を通り越した栄養失調でいたのだから無理もない。

しかし、とにかくひどい。松村とガッツの遠藤さんは、この柵の牛の環境を少しでもよくしてあげようと毎日努力している。


雨降りの中、重機で糞尿を書きだしてくれたガッツ福島の遠藤さん。

餌と水は二人で毎日与えて幾分肉がお尻周りについてきたが、もっと健康にしてあげるにはこの柵から早く出してあげることだ。二人はいずれこの柵の牛を出してあげて、牛のストレスを取り払ってあげたいと口をそろえた。


どう見たって、こっちの牛の方がリラックスしているし健康的に見えるよね。

もっとも、出産を終えた牛は子牛とともに柵から出してあげて飼養してあげている。あの柵の中では子牛が他の牛に踏まれたら死んでしまうからだ。

今日は一歩前進した感じで、少し落ち着きました。これからも強制避難区域の富岡町と残された牛たちの応援よろしくお願いいたします。

全国のみなさま、残された動物のために募金をお願いします。
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雨の中で。

2012-05-23 07:05:25 | 日記
NO-153
昨日の福島は雨が降り、しとしとと降る五月雨が福島の気温を下げたのか?少し肌寒い一日を連れてやって来た。富岡町の僕たちは合羽や防護服を代用して雨の中で作業した。

デスクワーク出身の僕も雨の中で作業するのにためらいもなく、お腹を空かせている子たちにご飯をあげるべく寒さも忘れて餌やりをした。


餌箱は今は固定しないで使っている。屋根を付けてあげたら固定出来るかな?明日からまた晴れるので、屋根が完成するまで牛さんたちにも頑張ってもらう。牛たちは山間の茂みや竹林などを利用して、雨宿りしているから心配していない。

創生水の会社の柵の牛がひどい状態なので、ここは餌をやるにしても何にしても手が掛かる。ほんとに迷惑な話で、町と契約しているならちゃんと管理をして欲しい!


せっかく糞尿と雨水を前日に書き出したのに、昨日の雨でまたいっそうひどくなった。


急場しのぎで作った松村の柵の牛の環境とあまりにも違い、上の写真の柵では牛が病気になってしまう。


ビニールハウスの二棟並列のところにも雨水がたまり、ここを牛がよく通るのだがあまりにもひどくて水のはけ道を作ろうと遠藤さんが言い出した。


重機を使いはけ道を作る遠藤さん。するとたまり水はどんどん流れて行った。この分だと強い雨が降っても流れて行き、この場所はそんなに雨水がたまらないかも?

こんな苦労もあるがいい事もある。それがこの写真。石松のショックから立ち直らせてくれた子牛。僕が牛舎の前に立っても近づいてくる愛嬌ものだ。もちろん松村にはめちゃくちゃ懐いている。


母乳の出ない母牛に代わってミルクを与える松村直登。

この日は前日と打って変わって急に気温が下がり、子牛がぶるぶる震えていて僕が何かしてあげないとと言ったら、松村は新しい藁をまるはげのビニールハウスに雨除けのブルーシートを張ってあげたところに、敷き始めた。



このブルーシートも親子専用で、元ビニールハウスの屋根部に掛けて固定してあげて急場の雨対策にしたものだが、これって結構使えると思った。


昨日は立って僕の目に飛び込んできた子牛。めちゃくちゃ小さいけれど可愛さは抜群!


急に強く雨が降り出したら、牛も僕と同じく雨が大嫌いなのだろう。一頭二頭と次々にビニールハウスに入ってきた。

今日、松村は農水省のお役人といわきで会う。これからの事をお互いに話すことだろうが、言いたいことははっきり言って欲しい!今まで耐えてきたのだから遠慮しなくてもいいと僕は思っている。

松村がやりたいことは動物たちの命の補償をしてあげることだけだから、正々堂々議論して頂きたい。今になって色々と言われる筋合いはないと僕は思っている。

あの原発事故から一年二ヶ月になった今になって、放射能物質が基準値以下の餌を与えろとか除染をしたところで飼養しろとか、今更何を言っているのかと文句を言ってやりたい。牛たちは去年からの一年間で、放射能に汚染された草や木を食べて生き抜いてきたんだ。

もしもそんなことを言うのなら、農水省で土地の除染をして牛たちの餌も用意して欲しい。今は藁やトウモロコシに、麦やふすま(米ぬか)などの飼料を与えているが、青々と茂った牧草だって食べさせたい。

全頭殺処分を掲げていた農水省の人に言われたら、松村にそう言って欲しい!と本当に思う僕だった。みなさん、これからも松村の応援を宜しくお願います。

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今日戻ります。

2012-05-22 08:00:52 | 日記
NO-152
昨日は一日、やることが多すぎて疲れた。それでもやることやらないと先に進めないので、頑張るしかない。全国のみなさんに応援して頂いているのだから、これからも自分にムチを打ってでも働いていこうと思います。


この牛はあの悲惨な柵の状態の中で生きていて、ストレスで毛が抜けている牛。


生れて一週間になる子牛。でも、ものすごく痩せていてる。

あの劣悪な環境の柵の中で生れたのだが、この子はお母さん牛から初乳を飲めたらしく、牛用のミルクを与えても下痢しないで生きている。それでもやはり、痩せすぎていて電池が切れたみたいに寝そべっていることが多いらしい。


立つと母牛のお乳のところへ行くが、お母さんのおっぱいがろくに出ていないのだと思う。


牛用のミルクを毎日松村と遠藤さんが作り、この子に与えて少しでも太るように愛情を注いでいる。


松村からミルクをもらう子牛。

この柵の中で生れた石松の三日間が強烈に頭の中にあるから、一週間も生きていてくれて感動なのだ。多分もう大丈夫だと思う。


たてごが食い込んでいて、顔に食い込んだ部分から血を出していた牛。すっかり治って餌を喜んで食べていました。

昨日も天気が良く作業すると汗が出るくらいだったのだが、これから梅雨を迎える前に本当にやることが多くて遊んでる暇がない!これは特に松村と遠藤さんの事になるかも知れないが、僕も手伝う気持ちがあるので気を引き締めたい。


毎日忙しい松村だが、こうしてダチョウと戯れたりして気晴らしをしている。ダチョウがくちばしで突っついてくるところを片手でくちばしを掴んだり、首の部分をさすってあげたりと本当にダチョウが懐いている。

あいつは本当に、動物と話が出来る男なのかも?と思うことがある。それは今でも変わらない。

僕は今から強制避難区域の富岡町に入り、松村に支援物資を届けて横浜に戻ります。

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牛の食欲にびっくり。

2012-05-21 09:57:33 | 日記
NO-151
今日の金環日食はみなさんもご覧になりましたか?僕は福島県で見ることが出来ました。今回、ワイヤレスでインターネットと接続できるものとパソコンを持ってきましたので、ブログをアップさせて頂きました。

パソコンで大事な仕事をかたずけなければならない事もあり持ってきたのだけど、反応が遅くていらいらしながらのアップです。今日も宜しくお願いします。

昨日から福島入りして、松村の手伝いをしてワゴン車の名義変更などの諸手続きを今日して明日、帰ろうと思います。昨日、現地入りして本当にびっくりしました。


先週、牛が入った時に緑一色であった第一柵と第二柵が、土が見えるほど枯れ地のようになっていて、我が目を疑った。

松村に聞いたら「三日でこうだわい!」に、えっと思った。


一頭外に出ているが、子牛に近い体格の子は柵から出て来て、美味しそうに草を食べている。

牧草をなんて思って行動した僕だったが、これじゃ全然追いつかない!もう、この勢いだと餌を何とか手配して食べさせ続けなければならなくなった。


餌を与える松村直登。

藁に麦にトウモロコシにふすまなどなど、今の第一柵と第二柵の42頭に食べさせるだけでも大変な量である。いやあ~ホントに驚いた。


わらを与える松村直登。

昨日、日曜日だったのだがガッツ福島の遠藤さんも休日返上して富岡に入ってくれた。今、管理している会社の柵の牛の飼育環境がかなり悪いので、何とかしてあげたいと来てくれた。

遠藤さんの仕事は重機を使って、柵の糞尿を出す作業をしてくれた。



本当にひどい環境で牛は立って寝るしかなく、ストレスで毛が抜けている牛もいて可哀想としか言いようがない。この会社と町の契約で管理している柵なので、勝手に牛を出したりすることが出来ないのだ。


遠藤さんも糞尿の量と気温が高くなりニオイも強烈で、少し休みながらの作業で彼も参った様子。

それでも、「雨が降ったらまた同じになるよなあ~」と、いくらやっても仕方がないか?と不安を口にした遠藤さんであった。彼は、今年の3月頃からこの柵の餌やりをしてくれている。

だから今まで、この糞尿をずっと出さずにいたこの会社の管理をホントに呆れていた。僕らもびっくりするほどの糞尿の量なんだ。あれはみんなが見てもびっくりします。

可哀想なのは牛もそうだが、遠藤さんも牛とかかわりを持って自分の休みがほとんどない状態で生活している。大好きなバイクに乗る時間もないくらいなのだ。

松村と遠藤さんとみんなが同じように、自分の時間なんてどこにあるの?って感じで牛の世話に追われている。それでも、生き物だから待ったなしである。

いつかのコメントにもあったけど、飼養するために放射性物質が基準値以下の餌を与える事とあって、今から本当に餌の事を心配しなければならなくなりました。全国のみなさん、どうかご協力をお願いいたします。

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一石二鳥。

2012-05-19 07:00:26 | 日記
NO-150
これからまた、福島に行ってきます。今回は、僕の身内から軽ワゴンを譲ってもらったので、名義変更をして松村に使ってもらおうと手続きしてきます。

去年から色々と探していたのだけど、軽ワゴンって中古でも意外と高くて手が出ず前から「欲しい!欲しい!」を連発していたら、ひょんな事から譲って頂くことになりました。


これが軽ワゴン車。タイヤは新品で、まだ十分に走ります。

これで、松村のところにボランティアさんが来ても松村以外に4人は乗せられるし、雨の時に荷台の餌が濡れないで済むから一石二鳥です。

それはそうと先週松村の手伝いに行ったはいいが、左手小指は軽い突き指で左足首も軽い捻挫で今週病院にもいかず、今も違和感と少し痛い状態で過ごしてしまった。


ここの柵のお手伝いで突き指に捻挫である。いつもある人に、「デスクワークしか出来ない人が大丈夫?」と茶化されるから痛いなんて言えなかったが、やっぱ痛い。(泣き)

これから行くのに手伝いたいなぁ~。もっとも手伝いよりも至急やらねばと思っていることが牧草の件で、義兄に田んぼの使用を許してもらうのに帰るのだ。

先週、少し義兄に相談した時に「使っていいよ。」と言われたのだが、どこからどこまでがうちの田んぼか分かっていないので、その確認をしに行ってきます。

出来ればご近所さんの田んぼにも牧草を植えたいのだが、みんながどこに避難しているか分からないので勝手に使うわけにもいかないので、義兄の田んぼだけで牧草を作ります。

今の牛の食欲が凄くていきなり食べる。義兄の田んぼは放射能の汚染がかなり少ない場所なので、牧草を作って牛のご飯は作れるし、田んぼの除染もそうだが休耕地になって田んぼが荒れて使えなくなるのも防げるので、これも一石二鳥と思っている。

あの食欲だとかなりの餌が必要で、たくさんの牧草が必要です。20頭もいれば軽トラック満載で3台分は必要。100頭にもなれば15台分の餌が毎日必要で、とても大変!!!軽トラックも、もう1台もらえたので、これは車検を取って使うかも?まだ、これは未定です。

それと柵に仮屋根を付けてあげるのに、建設関係の会社だったか?会社の社長をしてるガッツ福島の遠藤さんと、その打ち合わせもしてきます。


頼れる兄貴の遠藤さん。重機の扱いはお手の物です。

それでは、みなさん今から行ってきます。









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振り返って。

2012-05-18 06:32:11 | 日記
NO-149
昨日、活動報告書作りをしていてあっと言う間に今日まで来たことを実感した。思い出すことは、たくさんあるが早く感じた。


瓦礫の前に立つ松村と津波の後の静かな海を臨む松村。アントニオ氏の撮影。

去年の3月11日の震災直後から一人で被災地に残った松村。あの頃は、本当に町の色も灰色一色だった。

自分はあの震災で心が折れ、一か月半くらい落ち込んでいて仕事も家もみんな失ったと、恥ずかしいが悲壮感を漂わせて生きていた。

なった人にしか分からないよ!と強い口調で言いたげな自分も嫌だったし、それでも被災者面はしなかったけど、人に会うのもおっくうでダメ人間であったのは間違いない。


津波で壊滅した富岡駅と駅前の道路に散乱するがれき。

松村はあの震災で心も折れず、すぐに犬や猫の救助に自分の人生を賭けた。被曝する事が怖くて、普通の人間に出来ることじゃない。あのときは本当に驚いたなぁ~凄い奴だと。そして、あれから一年が過ぎた。

彼は動物の保護もそうだが、町の除染をいつも心配し考えている。だから去年のJAXA(宇宙科学研究所)の山下博士との出会いは大きな出会いの一つだったかも知れない。


去年のひまわり作戦で除染する実験調査。参加した松村の撮影。

山下博士とともに、柿や栗に梨やリンゴに桃に果実などの全般に・野菜類・キノコ類・鮎や鱒などの魚類から稲まで本当に貴重なデータをたくさん取って、博士の研究に参加し協力した。

それがあって、彼が提唱していた牛を使った除染が出来ないか?と、放射能減容高温堆肥菌システムを日本原子力機構とJAXAでの実験研究まで持って来られたのだし、この前うちの町長が「松村君は馬鹿じゃない。頭がいい奴だ」とある町会議員に言ったそうだ。


帽子をかぶっているのが山下博士。100度の高温で一気に培養するバクテリアを使って容積を減らして放射能物質を取り除く研究。

許可証を持っていない頃逮捕された事や、駅前のボスダチョウとのバトル事件や、初めての横須賀でのイベントから、海外特派員協会での記者会見に、海外のメディアに留まらずついに日本のTVに出て動物の保護と原発反対を訴えている。

色々な経験や体験をした松村だが、多分これからもたくさんの事が待っているだろう。


彼にはすでに、目の前にいる動物を保護することが待っている。彼は数日前に町長と会って今の問題である牛の事を話し合って来た。

その件で連絡を入れた時、「町長が協力してくれると言った。」と松村は話した。今でもそうだが、やらなければならない事が多すぎるから、それをホントにやらねばならない。

今日も現地では、松村とガッツの遠藤さんとたった二人で牛の世話をしている。ボランティアの人がいる時はとてもにぎやかなのだが、みんなが帰るとまた二人だけでやらねばならない。

昨日僕は、電話でガッツの遠藤さんと松村と話し、第一と第二の柵に屋根を作ってあげる事を提案し、早急に着手することを確認した。口では簡単に言えるけど、やるにはまた大変で今度は本職の職人に頼まないと出来ない。

だから、みなさんから寄付して頂いた募金を使わせて頂いて、屋根を作ってあげたいと思います。これからも、応援よろしくお願いいたします。

全国のみなさま、残された動物のために募金をお願いします。
東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島
郵貯   記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島
















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お寺の話と牛舎の死骸。

2012-05-17 08:20:00 | 日記
NO-149
先週の土曜日に、二本松市の山元志流さんのお寺を訪ねた。

と言うよりも、今の問題をみんなで解決しようと志流さんの被災家畜を守る会と、松村のがんばる福島と、遠藤さんのガッツ福島の3団体で集まったと言った方が正しい。

 善弘寺での懇談会

善弘寺の山元志流さんは元々、餌を集めて僕らのような牛の餌に困っている人や団体に、餌を供給してくれる事をメインに動いてくれていたのだが、富岡では柵作りのお手伝いまでしてもらった。

現場を見て、父である貫主に相談したのだと思う。いつの頃か松村も遠藤さんも行き来していて、僕だけ先週初めて行った。貫主であるお父さんにもお会いしたが、とても感じの良い貫主さんであった。

善弘寺の宗務総長の大森さんとも初めて会ったが、当然、僕は彼に期待している。


強制避難区域で死んで行った動物たちの慰霊に合掌する松村と遠藤さん。僕もこの後合掌。前日にあの牛舎を見て来たからだ。

もう餓死してから一年以上も立つと言うのに、強烈なニオイを放ち、手袋を取ってデジカメで撮影していたのだが、足元が少し悪くて牛舎の柱に手をかけて撮影していた。

気が付くと僕のズボンに、牛の腐った死体の一部が牛の毛とともに付いていて、臭いもそうだが気持ちが悪かった。急いでアルコールの入った市販の除菌ペーパーで落そうとしたが、完全に落ちず超気持ち悪い状態で急いで帰ったよ。もちろん着替えをしてGパンに履き替えたけど、車の中は変なにおいが残って辛かった。

  5月11日撮影。
これがその時の写真。松村が言った。「この前もここに来た時、燻製状態になったこの牛の死肉を野良犬が引きちぎり食べていたんだ」と。

僕がこの牛舎に入った時に、数羽のカラスがバタバタと静寂な世界に似合わない音を立てて逃げて行った。今でも彼らのような動物や鳥に死肉を食われていて、ある場所は骨が散乱していた。

今までここに来る勇気が無くて行かなかったのだが、去年の6月頃なら絶対に入らなかったけど、もう大丈夫だろうと行ったのが悪かった。もちろん勇気を出して入ったのだが、松村に「牛の毛も付いてるぞ!」と言われた時は真っ青だった。(泣き)


富岡の仮柵第一と第二の牛たち。

放し飼いにされた牛は本当に良かったと思う。こんな死に方をして埋葬もされずにいる牛舎の牛よりは断然にいい。富岡での柵に入った牛に、もっといい環境を作ってあげようと思った。





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解除はいつ?

2012-05-16 08:07:52 | 日記
NO-148
今年の4月1日に、僕らの富岡町は帰宅困難区域と居住制限区域と今すぐ帰れる区域の3つに線引きされる予定だったのに、5月半ばを過ぎても一向に発表されていない。


これは広野町にある検問所。
住民たちは毎回、許可証を申請してそれを持って家に戻り、数時間の帰宅で用を済まして避難先に戻る生活を未だに強いられている。

昨日、僕の友人と電話で話をしていたら「疲れた。」と・・・・・僕は被災者みんな疲れているんだから、頑張ろうよ!と返したが、みんなは先が見えない生活をしているので、正直言ってこの避難に疲れている。

家や仕事を突然失い、家族と暮らす最小のコミュニティまでも失って生活している人には、この原発事故は大きな傷跡を残した。

だから東電と国には、一刻も早く被災者の救済をしてくれと言いたい。

話題を変えて、強制避難区域の富岡町で松村が保護していた11匹の子犬の内の2匹をアップしよう。一匹は瓦礫の中で6匹の兄弟と生きていたまめ太と、松村の親友アキの子供ふどう君。

 表札も手作りでいい感じ。

 いい家にもらわれて本当に良かったと思う。

 
芝生も敷いてもらって夏は木かげの下で涼しそう。この子はふどう君。

 こちらはまめ太の写真。

実際に、犬や猫は僕ら人間を癒してくれるから里親さんもすぐに見つかるのだけれど、強制避難区域の家畜は、そのようにならないのが本当に可哀想でならない。生れたての子牛は可愛いのに。


育児放棄した?母牛に松村が子牛のお尻を押して母牛の元に。

なかなか言うことを聞かない牛もいて、松村にとっては大変な毎日に代わりはないが、それでも毎日餌を与え水を与え、さらには餌付けをして働いている。

 
人からミルクをもらう子牛もいます。可愛いでしょ!

獣医さんの協力も得て、これからもこの強制避難区域で動物の保護をしていきます。まだ、犬も少しいるし猫は結構いる。

松村にかかっては、ダチョウもイノシシも動物であれば何でも保護しちゃうので、どんな動物がいてもOK。ライオンや熊だけは勘弁して欲しいけどね。(笑い)

生きているものを殺すなんて、やっぱりダメだ。命の大切さをこれからも訴えていきます。みなさん、富岡町の応援これからも宜しくお願いします。
















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