ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

8年目を迎えて。

2019-03-11 06:31:22 | 日記
皆さん、おはようございます。
今日、東日本大震災から8年目を迎えました。

この日を迎えるにあたってNPO法人がんばる福島をご支援くださいました全国の皆さん、海外の皆様には厚く御礼を申し上げ心から感謝いたします。

また牛の飼養活動を側面でサポートしてくださっているウィズキャトルのスタッフのみなさんにも感謝申し上げます。

皆さん、本当にありがとうございました。


7日に富岡に行って来ましたがあいにくの雨で寒かった。
遠くで餌を待つ牛たち。

2011年3月11日。
あの日を思い出したくはありませんが忘れることもできません。
原発被災地は今もなお苦しんでいます。

原発事故直後から放射能汚染のど真ん中で動物たちの命をつないで生きてきた代表の松ちゃん。

先週、彼に会ったときに「ずっと町の姿を見て来て復興を感じてる?」と聞いたら、即座に「今、やっとスタートラインに立ったばかりだべ」と返ってきた。


朝4時に出て7時半ごろ到着。一緒に朝飯タイム。

正直、町の復興はまだまだ遠いというより、遠すぎると感じています。

富岡町に家を立てた友人のところに行って来ましたが、友人は「このへんも昼間は自分の家の片付けや庭の手入れ、掃除しに帰って来てる人がいるんだけど、夕方には避難先に建てた家に帰っちまうから、夜は誰もいねぇ~し寂しいもんだ。原発事故じゃなく火力発電所の事故だったら町は普通に復興していたのにな~」と嘆いていた。

多くの町民が帰れなくなったのは本当に大きな問題です。


富岡町役場に証明書を取りに行った。

その他に原発事故で出た汚染土の問題や汚染水問題など、たくさんの問題があります。
汚染土に関しては他県の83自治体に引き受け要請を国は出していますが、自治体の96%が引き取りたくないと表明しています。

国は財政の弱い他県の自治体に多額の交付金をちらつかせ頼み込むも答えはNO!
福島県内では引き受けを認めた自治体があるのですが、逆に孫の代まで苦しめられると大反対して受け入れを拒否した自治体もあります。

誰もが放射能に汚染された土を引き受けたくないと思います。
みなさんが市長、町長だったら、市民、町民のために引き受けないですよね?他県に要請しなければならないほど大量の汚染土が今も処理されないでいることを知ってください。

他県のある自治体には「汚染土は国が責任を持って処理します」と言われ一時保管を了承したのに、いつまで経っても仮置きさせたままでいて、国は今になって自治体に処理させようとしている。
ひどいものです。

松ちゃんは国が行う復興政策に「おかしな政策が多すぎる」と憤っていた。
何かにつけて実証実験だと多額の税金を使い、それが地元の民意からかけ離れているものもあって、場当たり的な政策が多すぎると。


雨の中、見送ってくれた松ちゃん。

汚染水の問題は本当にどうするんだと言いたいほどひどい。
毎日、汚染水が生み出されていて原発構内に1000トンタンクがついに1000個を超えたと聞いた。
半端なくとてつもない量です。

汚染水を止めることもできないし処理もできていない。
このままだとそのうち海に投棄するかもしれない。
国と東電ならやりかねないと僕は思っている。

毎日、原発構内で14000人を超える作業員の皆さんが一生懸命に働いてくれているのだから、国や東電はちゃんとした結果を出してほしい。
すべての責任は国と東電にある。

原発は事故を起こしたら本当にひどい。
この先、福島の二の舞になる原発立地町村が出ないことを祈り今日は書かせていただきました。

それでは皆さん、これからもよろしくお願いいたします。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YouTube