ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

27日今日、放送です。

2012-04-27 08:00:36 | 日記
NO-138
今日は餌やりの後半戦を書こう。餌やりではなくて餌付けですね。町を放浪している牛たちに、松村が「べー、べー、べーべっ!」を連呼して牛たちを呼ぶ。


するとこうして、大人の牛は「何かくれるの?」って感じで寄って来る。

だけど去年生まれた子牛たちは、人間を全く知らないから警戒してか全く近寄って来ない。これには見ていていらいらする自分がいて、こっちに来いと本当に思った。可愛くないんだよな~近寄ると逃げちゃうんだ。子牛はほとんど野生なので無理もないのである。

 
遠くで佇んでこちらを見ているのは子牛です。親牛が松村から餌をもらって食べているのを見てるだけなのだ。

この2日間は、みんなで移動しながら牛のいそうなところを探して餌付けしました。牛たちは毎日同じところにいません。だから大変なのです。

 
富岡町の農道で餌を撒くUKCの細さん。ここでは6頭に餌付け出来ました。

 
牛を見て可愛いと言った細さんとUKCの楠田理事。


1頭2頭と餌を食べ始めると、次々に来てこんな感じになります。ここでは大人の牛13頭に餌付け。子牛は3頭いたけど全く、近寄って来ませんでした。がっくし。

2日目は、夕方遅くまで牛を探しながらみんなで移動して、町を回りました。1日目にいたから2日目にも同じ場所に行ったけれど、そこには1頭もいなくて本当にがっかりした。


富岡の海岸近くで。ここの牛はおとなしくて本当に可愛かったです。UKCの細さんは生まれが牛年らしく、彼らの親戚のようにどんどん中に入って行き、餌でも何でもやります。写真を見ても家族みたいに見えるもんなぁ~。一番右の牛はお腹に赤ちゃんがいます。前日には15頭いたこの場所にこの日は6頭。次の日に行ったら1頭もいませんでした。

UKCの細さんは面白い人で、何でもあり?の男である。僕の方が年上だからブログでは好き勝手に書いてやるもんね~(笑い)


この写真を見て下さい。放浪している牛の立派な体格で性格もおっとりしています。静かに近寄っても逃げません。これが本来の牛の姿です。頭をなでることが出来た。


上の牛と比較してみました。これがインチキ水の会社の柵の牛です。ひどいでしょう!こんなに痩せさせて、人間のやることじゃない。動物虐待のなにものでもない!この子たちはどんなに辛かっただろうか?僕は絶対にこの会社を許さない。この子たちはどこかで怯えているのか?近寄るとすぐに逃げます。こんな体で子供を産めるわけがない!本当に頭に来ます。本当に可哀想に思いました。

さて、今日の夕方5時に5チャンネルのニュース番組のスーパーJチャンネルで、UKCジャパンの細さんと松村直登がドキュメンタリーで出ます。

福島と近畿地方と静岡県と広島県では放映されないとのことでした。沖縄の皆様、ごめんなさい、沖縄琉球放送で映りますので見て下さい。大きな事件が起きなければ放送されると思いますので、宜しくお願いします。
TV局に確認済みです。

みなさんは、これからゴールデンウィークですね!僕たち原発難民には、みんなのようにお正月もクリスマスもGWも何もありません。僕は今日、福島に帰り義父のお見舞いと、富岡町の牛の仕事の手伝いと、横須賀でのイベントで1週間一生懸命に動いてまいりますので、少しブログをお休みいたします。GW明けの5月7日には、カムバックしますのでよろしくお願い致します。

全国のみなさま、残された動物のために募金をお願いします。
東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島
郵貯   記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島






















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ニュースがあります。

2012-04-26 08:02:17 | 日記
NO-137
今日は、松村の餌やりをみんなが手伝ってくれたことを題材にします。いつもは一人でやっているのだけど、みんながいるからこの日の松村は楽しそうだった。

                              餌をトラックに積み込むシーン。

まず一番に行くところがインチキ水会社が管理してた痩せている牛のいる柵へ、その次に管理を託された半谷さんの牛舎へ、最後は放し飼いになっている牛への餌付けに。

                           こんな痩せている牛がたくさんいます。みなさん、これは本当にひどいでしょ!いつ見ても頭に来ちゃうのだ。

松村とみんなで行ったけど、牛たちは餌をもらえるのを知ってか寄ってきます。牛も可愛いい。この柵の中に、また10日もしないうちに出産を迎えるメス牛がいると松村は言った。だから少し心配です。

以前、ブログで書いた横須賀レディースの一人が「牛用のミルクと哺乳瓶を注文したからね!入ったら持って行ってあげる」に、感謝。感謝。○○ちゃんありがとう!彼女には顔も名前も出しちゃいけないって言われてます。

                               近寄ってくる牛と亡くなった石松の名付け親のガッツ福島の遠藤さんです。

                                                 藁や米ぬかなどを与える松村とリンゴを美味しそうに食べる牛たち。

このリンゴもはねもの(商品として出荷出来ない)を、リンゴ農家さんから無償ににて譲ってもらい、与えています。リンゴ農家さんありがとうございます。

この日、僕も大熊町の友人からもらったお米を牛に食べさせました。店の看板娘?Mちゃんいつも本当にありがとう。今度は味噌をもらいに行きますのでよろしく!牛は塩を補給できるし、豆が原料だからいいかも。

                                   餌に膝を付いて食べる牛。もっと餌をくれ!って感じかな?

文章を書くよりも、写真で全国のみなさんに見てもらった方が早いですね。100kg以上あるロールの餌(藁が巻いてある大きな餌)も持って行って牛にあげたのだけど、僕も餌やりに夢中だったので写真撮っていませんでした。ごめんなさい。

これは本当に重かった。3人でやっと柵の中に入れられたけど、山本住職は一人で入れちゃうのだからやっぱり怪物です。(笑い)

                                     牛舎の牛たち。子牛は牛舎の外で暮らしてます。米ぬかを食べる子牛、本当に可愛いですよ。

今心配なのは、囲われた柵の中の出産を控えている牛と、半谷さんの牛舎でも出産を予定している牛がいる事と、放し飼いになっているたくさんのメス牛のお腹の中に赤ちゃんがいます。

だから、また牛の数が増えます。それと去年生まれた子牛も10か月過ぎると成牛と同じように、出産することが出来るようになるらしく、松村はそれを止めないと骨盤も小さい子牛は死んでしまうと言っていた。

早くみんなを保護して、柵の中で管理してあげたいと思います。これからも頑張りますので、応援を宜しくお願い致します。

みなさんにビックニュース!!があります。明日の夕方5chで、5時30分からTVニュースのスーパーJチャンネルに、UKCジャパンの細さんと松村直登が出ますので見て下さい!ドキュメンタリーらしく20分くらい流れるみたいです。宜しくお願い致します。

松村にとって日本のTVの取材を受けるのは初めての事で、嫌々だったのだけど細さんに押されて出ることにした。沖縄と福島での放送は無いらしいですが、全国の多くの人に見て頂きたいです。

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みんなの手伝いに。

2012-04-25 06:27:50 | 日記
NO-136
福島へ帰ったのは、水と餌を牛に与えるだけで一日が終わってしまう松村のために、柵作りの手伝いをしてあげたかったのと、その大変さを理解してくれたUKCの細さんが、メンバーを連れて手伝ってくれるとのことで僕は喜んで帰ったのだ。

ガッツ福島の遠藤さんが重機を持って来てくれて、イギリスからボランティアで来てくれた方と総勢男7人と女の子一人の8人で第二の柵作りに精を出した。

 遠藤さんが重機の操作をしてくれて松村が位置や高さ確認。

 少し山あいの場所で、この広さなら牛も喧嘩しないで暮らせると思う。

 UKCの細さんとスタッフの方。

 いい感じに作れました。僕は6m単管パイプを運び金具付けをお手伝いしたけど、細さんに仕事が遅いと言われました。え~ん。(泣き)

 第一の柵は川のそばで水を牛が飲みに行くから、水汲みの仕事をしなくても済むのでとても便利です。

 ここが水飲み場。松村にこんなに傾斜があって本当に牛がここを下りて行くの?と聞いたら、全然問題なく下りて水を飲んでまた上がってくると言った。

僕は農家でも畜産家でもないので、全く分からない事が多く驚いたりびっくりすることがある。それでも今回の細さんの柵作りの手伝いの申し出はありがたかった。

ひと月前から僕に手伝ってくれると言っていてくれたのだけど、僕がなかなか行動しきれなくて困っていたのだ。(反省)

 片側が山になるので、柵用のパイプの本数が少なくて済む。

富岡の町を放浪する牛たちのおうちになる。まだまだたくさんやることが多く、少しでも前に進みたい。6mパイプをたくさん運んで筋肉痛になるかも?とも思ったが、そうでもなかったけどこんなキツイ仕事を手伝ってくれるみんなに感謝したい。

 細さんとスタッフの方と松村直登。

途中で参加してくれた山本住職もお手伝いしてくれたのだが、住職さんの力はマンモスで僕の3倍くらいの力があり、あの100kgを超えるロール状の餌を一人でトラックに付けるから驚きである。

 牛舎の牛に藁を与える山本志流住職。

こんな怪力の住職さんは、今まで見たことがない!この日の住職さんは、石松の葬儀のあと餌やりを手伝ってくれたのだが、あの体重なのか?

住職さんの長靴は牛の糞だらけになり、その靴を意識しないで座るから着物まで糞が付き、松村に「これで本当に糞坊主だな!」って言われて、石松の事で暗くなっていたみんなもこの時は笑ってしまった。

イギリスからのボランティアの猪俣さん、UKCジャパンの細さんとスタッフの方とガッツ福島の遠藤さん、住職さん本当にありがとうございました。全国のみなさん、これからも少しづつ前に進みますので、応援よろしくお願い致します。

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子牛の葬式。

2012-04-24 07:39:07 | 日記
NO-135
色々書きたいことがいっぱいあるのだけど、今日はやっぱり子牛の事かな?

 なかなか立てない子牛だったけど名前は石松っていう男前の名前だった。カメラマンの山本宗補氏の撮影写真です。

 極度の栄養失調でのお産をし子供も生れたのに、母牛も子牛も互いに力を振り絞って立った写真を見た時に、僕は感動した。これもカメラマンの山本宗補氏の撮影写真です。

この3日間は本当に色々あったが、この石松君の事で会えた人がいた。一人は名付け親のガッツ福島の遠藤さんと、もう一人はこの子の葬儀でお経をあげてくれた善弘寺の山本住職さんである。

母牛は地面に横たわり口を開き舌を出し、目は半目しか開かず白黒していたらしく何時間も苦しんでいたのだろう。その母牛の姿を見た松村と遠藤さんが、こりゃあ早く何とかしないと子も親も死んじまうぞ!っていう状況だったらしい。

母牛は痩せすぎて体力が無く自分の力で産むことが出来なかったので、松村はすぐ母親の中に手を入れて子牛の頭と前足を確認して、出した前足を遠藤さんと子牛を引っ張り出してあげたのだ。

上の山本宗補さんの写真を見ても分かるように、立つだけが精いっぱいの体力しかない母牛と子牛である。そのまま放置していたら、親子ともに死んでいたであろう。

そのお産を無事に終えた時に、松村が遠藤さんに「ガッツ福島だから、ガッツって名前を付けたらどうだ?」と言ったら、「ガッツじゃ可哀相だ。ガッツ石松の石松を名前にしよう!」と言うことで石松になったらしい。

ここまでは良かったのだが、母牛も栄養失調の極限の状態。生れた子牛も立てないで何時間も横たわる状態で、ここから松村には長い時間との戦いであった。

松村は点滴をしている子牛に付きっきりで、その日は寝ないでいて次の日は、そんなところも見せずみんなと作業していた。その苦労もむなしく帰らなかった石松・・・・・

ここの柵の牛を劣悪な環境にしたインチキ水の会社に、僕は文句を言いたい。何で、あんなに痩せさせなきゃならないんだ!あんな牛にして研究もへちまもあるか?

今は、あんたらが管理している柵の牛を、松村と遠藤さんが毎日水と餌を与えている。何で松村たちがあんたたちが管理すべき柵の牛の餌を、用意して食べさせているんだ!この餌代、株式会社のお宅らに請求させてもらう。

今はこの柵の牛も、毎日餌を与えられて少しづつお尻の周りに肉がついてきたらしいが、あんたたちのやったことは動物虐待でしかない!

他のブロガーの方が、実名でお宅らの会社の名前を出している人がいるらしいが、僕もあんたらを許さない!2月に死んで柵から出されて、インターネット上で流されたあの子たちの死骸を、何で今も放置したままなんだ!お宅ら少しおかしいんじゃないか?

 松村に抱かれてお墓に入る石松。

 寒くないようにと真新しいバスタオルをかけてもらい、名付け親の遠藤さんが、この子が飲めなかったお乳の代わりに2Lの牛乳を・・・泣きたいほど嬉しかった。このやさしい遠藤さんの心使いが。

 一緒にいた涙ぐむ女性スタッフから一輪の花を添えられて。

お墓は写す余裕がなかったから写真は無いけれど、この後、山本住職がこの場所で正座し、みんなも一緒に正座して合掌。お経を読誦して頂いたあとに黙とうして石松を送った。

住職さんの後ろに座った僕だが、ありがたくて本当に住職さんにも感謝した。二人のやさしさやありがたさに、本当に涙を流したくなった。

死んだら丁寧に埋葬するのが当たり前で、お坊さんまで呼んで埋葬しろ!って言っているんじゃない!お宅らには人間だけが持つ道徳ってものないのか?いい加減にしろ!

今日は長々と書いてしまいましたが、募金をして頂きました全国のみなさん、本当にありがとうございます。これからも応援して下さい。どうぞ宜しくお願い致します。

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子牛の死。

2012-04-23 03:41:34 | 日記
NO-134
生まれたばかりの子牛と母牛が心配なのと、今回どうしても会いたい人がいたので、福島に帰り金曜日から日曜日まで強制避難区域の富岡町に行ってきました。

生れて二日目の金曜日に立派に立っていた子牛は、その日のうちにお医者さんにかかる羽目になった。

松村の知り合いの獣医さんに見てもらったのだが、極度の栄養失調で生れた子牛を見て先生も、自分の経験から「この子は点滴打っても助からないよ!」と言われたと彼から聞いた。

それでもどうにかして助けたい松村は、「先生!このままじゃ死んじゃうだろ?だったら点滴してでも何とか助けてくれ!」と頼み、点滴してもらったのに・・・・・

母牛が痩せていてひどかった。僕も母牛を見て驚いた。お乳をあげなきゃいけないのに、お乳が張っていない・・・あれじゃ子牛がお乳をさがせないよ!

母牛は出産後、お乳をあげられないで横たわっているばかりだったと松村は言った。

生れてすぐにお乳を飲む子牛は5時間以上も立てずにいて、立ったと思ったら難産で体力を消耗した母牛がへたり込んでしまい、お乳を飲めずに立っていたらしい。

僕はてっきり、母牛のお乳を飲めて子牛は立っていたのだと思ったから、とてもがっかりした。子牛は母親のお乳を一滴も飲めなかったのだ。

だから2日目の朝、松村は人間の赤ちゃん用の粉ミルクを買い、極度の栄養失調の子牛に与えようとしていたのに少ししか飲まなかったらしい。獣医の先生が見ても子牛の生まれた状態もひどいものだったと。

ミルクを飲んだと聞いて安心してたのに、・・・・松村たちは、母牛をこの柵から出してあげて少しでもストレスを感じないよう一人にさせてあげた。

その次の日は、みんなで驚いた。よほどお腹がすいたのか?自分の足で立ち今、出てきた草を食べていたからだ。

 
死んだ子牛のお母さん牛。お腹のところが恐ろしいほどえぐれて痩せている。
僕らの仲間がそっと近寄り、リンゴを5~6個置いてきたら美味しそうに食べた。 
お尻の骨も異様に出ているお母さん牛でした。

母牛は多分、助かるかも知れない。これは僕の感じた希望的観測かもしれないが、自由に動き、伸び始めた草を食べて栄養を取って欲しい。

今日の深夜の一時半に帰って来て、今ブログを更新しました。もう、3時40分ですので休みます。明日から、またブログ頑張ります。みなさん、おやすみなさい。













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子牛は立った!

2012-04-20 08:50:03 | 日記
NO-133
一昨日生まれた子牛は、昨日立派に立っていた。母牛のおっぱいも飲めたから立っていたのだと思う。だけど、やはりお母さん牛の食が細くて餌を食べない。

松村はお母さん牛の方が危険な状態だ!と言った。母牛は生まれた子供に何とか立たせてお乳をあげたかったのか?自分の命を懸けて奮いたったのだ。

本当に難産だったらしく、体力を消耗しきっているのに違いなくて、子供の姿を見て安心したのか?母牛は立つことも出来ずに今、横たわっていると言う。松村は人間用赤ちゃんの粉ミルクを買いに行った。

母親はお乳をあげるのも大変そうで、栄養の必要な子牛にたくさんのミルクを飲ませるにはこちらの方が早いと判断したのだ。

一昨日は本当に冷や冷やもので、落ち着かなかった。あんなに何度も松村に電話したのも初めての事だったと思う。

お母さん牛も出産後、ずっと横に寝そべってしまって立ち上がらなかったから、母牛も子牛もひょっとしたら助からないか?なんて不安がよぎってしまい、小心者の僕には大変な一日だったのである。

それでも、子供を立たせるのに力を振り絞って懸命に立ち、子供に早く立つように彼女は導いた。その代償が今の彼女の姿である。

子牛は松村たちが用意したミルクを、ごくごく飲んだらしい。お母さん牛よ!子供の心配しないでいいから早く良くなってくれ!頼む!・・・・

少しだけ休んで、早く立って欲しい。頑張ってくれ!みなさん、土曜日と日曜日はブログお休みしますのでごめんなさい。

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あの柵の中で。

2012-04-19 08:38:08 | 日記
NO-132
昨日、以前にある水の業者が、町と契約して牛にその水を飲まして研究していた柵の中で、牛のお産があった。

問題は痩せすぎていて、産んでもお乳が出るのだろうか?ちゃんとお産できるだろうか?松村はそれを心配していた。

 この柵の牛である。

松村の新しい仲間になったガッツ福島の遠藤さんが、この柵の牛に水や餌をやりを手伝ってくれているのだが、昨日、二人はこの牛のお産に立ち会った。

痩せすぎた母牛は、力が入らないのか?なかなか子供を産めない。逆子でもないから普通なら安産のはずなのに、時間がかかり難産だったと彼は言った。

でも問題は生まれたばかりの子牛の方であった。未熟児だったらしくなかなか立てない。立ったかと思えばすぐに倒れてしまう。生まれたのが昨日のお昼前で、夕方の4時頃に電話をした時にも子牛は立てずにいた。

それに、お乳を飲むことが出来なかった。自分の足で立てないのだからお乳を吸えるわけがない。松村もお乳を搾ってあげて飲ませようとするが飲むことさえしなかった。

子牛には自分が立てるようになるのがお乳より大事なことだったのか?うまれてから4時間も経つのにお乳を一滴も飲まなかった。

母牛は起き上がらない子牛に「早く立って、お乳を飲みに来て!」とでも促すように、何度も子牛を舐めて勇気づけるのだが・・・

何度立ち上がっても、すぐに倒れてしまう。子牛に近寄って助けたいのだが、お産後の母牛は気が立っているのか?松村たちを威嚇し、うかつには近づけない。

やっと立ち上がったのが5時間経とうとする時で、立ち上がれたのを確認して二人はその場を離れたが、僕には、それでも心配で松村にどうなのだと何度も電話をしてしまった。

「予断は許さない状況だが、立ち上がったらあとは子牛の生命力に期待するしかない。」と彼は言ったが、その通りであってこれが自然の掟なのだ・・・・・

どうにも出来ない事なのは僕にも理解できたが、この問題は、前の業者がろくに餌を与えず、餓死寸前まで追い込んで変な水を飲ませていたから牛が弱ってしまったのだ。

それにちゃんと餌をたくさんあげて面倒を見れば、母子ともに今以上健康でこんな事にならなかったはず。

これは虐待だろ!と強い憤りをこらえた僕だった。宇宙科学研究所(JAXA)の二人の博士(医学博士と理学博士)が、あれは絶対にダメだ!と言ったその水を恨めしく思った。

二人の博士が言うには、ミネラルからカルシウムから体に必要な栄養素が全部出ていってしまうという。そんな水を飲ませていたから、母牛も子牛も体力がなかったのかと思う。

痩せた牛たちはこの柵で今、懸命に生きている。そんな牛たちを、早く元の体に戻してあげたいと松村は新しい仲間とともに奮闘しています。これからも富岡町の牛と富岡町と松村をどうかご支援下さい。宜しくお願い致します。

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桜の話と彼の失敗。

2012-04-18 09:14:50 | 日記
NO-131
今日は、朝から天気がいい。昨日は横浜も夕方には春の雷が鳴り、弱い夕立があった。

昨日、松村と電話で話したが「桜が見ごろだぁ~」と話してくれた。僕の田舎では夜ノ森の桜が有名で、ライトアップされて夜も桜を楽しむことが出来た。

 ある民家様の桜の木と花びらが散った歩道。

去年も今年もその桜並木に訪れる人はいなく、ただ咲きほこるだけの桜は何を思うのだろうか?・・・いつ、お花見が出来るようになるのだろうか?

夜ノ森地区は放射能の汚染度が高いと聞いている。だから、当分帰れない場所に指定されているはずで、桜の大好きな僕はがっかりしている。桜の木の管理も必要だから心配しているのだ。

昨日、松村が「牛の囲い込みに失敗した~」と嘆いていた。柵の近くまで餌を与えて15頭連れて来たのに、柵の入口まで来たのに餌を食べてお腹がいっぱいになったのか?Uターンして今度は爆走だったと。

 去年の松村には牛の方から近寄って来たのになぁ~。

笑える。牛はお腹いっぱい食べたら「じゃーまたね!」とまた自由な世界に戻って行ってしまった。それも駆け足で。「こんな柵に入れられてたまるかよ!」って牛も思ったのだろう。

爆走する牛は、今度はどうやっても捕まえられないスピードで走りだしたと、彼は言っていた。(笑い)

僕も最初の一頭だけ入れて餌をあげて、他の牛たちが入るようにすればよかったのに~と彼の苦労も知っているはずなのに、思わず文句を言ってしまった。(反省)

彼は「多分、作ったばかりの柵が新品のパイプで光っているので、それを嫌がって逃げたんだろう?」とも言っていた。

何せ一人で毎日、現場で汗かきながら仕事をしてくれているので彼には感謝している。彼が「囲った牛のためにみなさんからご支援頂いたお金で、餌を買うので宜しく伝えて下さい」と言っていました。

その時は、ブログ中にてご報告させて頂きます。これからも富岡町の牛と富岡町と松村をどうかご支援下さい。宜しくお願い致します。

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もうすぐ・・・

2012-04-17 08:28:57 | 日記
NO-130
昨日、4月22日まであと一週間になったが、僕らにとっては4月22日は強制避難命令が発令された特別な日である。

この命令で自由に家に帰ることも出来なくなり、とても不便で迷惑な命令であった。もちろん、僕ら住民の健康を守るために発令されたのは良く分かっている。

この命令が発令されるまでに、僕も2度ほど第二次避難先である東京から富岡町の自宅へ衣類などの生活必需品を取りに戻ったことがある。

検問所があり、僕も警察官にきつい事言われたりもしたが、この時までは避難した人も自分の町に戻れた人も多く、自分のペットを助けに戻ったりすることが出来ていた。



それでも、温泉地の旅館などに避難した人たちは、ペットを連れて帰れず餌だけを与えに帰っていた人もいたに違いない。

だから、4月22日からは不幸な動物たちがたくさんいたのだ。命令が出されてからというものは、検問所で許可証のない車は徹底的に排除された。



この頃、町に残っていて許可証なんてもっていなかった松村は、残された犬や猫に餌を与え続けていた。その時の話を聞いたときに僕は、彼じゃなきゃ出来ない!と強く思った。

僕は放射能が怖かったし、彼とは正反対の人間である。今では彼に代わって、動物愛護団体の皆様や、個人ボランティアのみなさんのおかげで、たくさんのペットたちが救われた事を本当に感謝します。

全国のどこかのシェルターで、また、個人ボランティアさんの家で飼われている犬や猫たちに「君たちも感謝して暮らせよ!絶対に恩人さまの手を噛んだり、爪を立てないようにするんだよ!」と言ってあげたい。

これからも続く長い道。放射能汚染との戦いと、残された命を守ることへの使命を背負い、町の復興を信じて前に進む松村直登を、これからも応援して下さい。宜しくお願い致します。

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ある友人の事。

2012-04-16 08:00:00 | 日記
NO-129
今日は、事故を起こした福島第一原発で働く友人の事を書こう。彼は東電の下請け会社に勤める妻子持ちの男である。

彼は去年の事故で、特例省令として平成23年3月15日に作業基準で決められていた被曝線量が年間100ミリシーベルトから250ミリシーベルトに引き揚げられた時に、奥さんに「今回の仕事で死ぬかも知れないから、もしもの準備はしておくように」と言って家を出た男だ。

それだけ危険な場所での作業が待ち受けていたのだと思う。おそらく去年の事故で復旧作業に従事する人たちは、見えない放射能の恐怖と戦いながら仕事をした人が多かったと思う。

みんなは覚悟を決めて仕事についたのだと思う。怖かっただろうな~。

その彼が町のある役員をしているのだが、東電と町の協議会においてみんなの前で、今の東電にクレームをつけたくているのだが、言えば会社に迷惑がかかるから言えずにいる。

言えば彼の会社は仕事から完全に外されてしまう。自分だけじゃなく会社の同僚やその家族も路頭に迷うので、言いたいことも言えないのだと僕に言った。

会社からも言わないでくれ!と言われているらしい。仕事を失ったら、今の会社に存続は難しいのを社長はもとより従業員の末端までの人が知っている。

彼は国にも文句が言いたいのだが、これも言えないでいる。国と東電が一緒に抱える問題だからで、除染の事も帰還に関する事も、問題山積の事案に言いたいことも言えない。

福島の人は何故、大騒ぎをしないのだ?おとなしすぎないか?とよく言われるが、言えない環境に置かれている人が多いのだと思う。

第一線の現場から見て、彼はおかしい!と思っていることが言えない。この言えない苦しさ辛さを僕は理解できる。

彼に電話をして一時間ほど彼の話を聞いてあげた。空間線量で帰れる帰れないを決めるな!とかいろいろ彼は言ったが、もっともな話ばかりであった。

彼には小学生の子供がいるが、地上1mでの計測にも怒っていた。「小さい子供は1mより下で生活してるんだ!地表の線量で帰れる帰れないを決めろ!」と・・・・

空間線量で2ミリシーベルトだったとしても、地表の線量はその倍の計算では済まされない。4倍6倍8倍とそれ以上かも知れない。計測しないとはっきり分からない汚染なのだ。

たくさん書きたいのだが、原発事故で苦しむ人がもう出ないように、今の国の原発再稼働に反対する!今の原発は絶対に反対!もう福島のような犠牲者を出すな!被災家畜やペットを出すな!人間も動物たちも守れない国が原発を推進するな!

強制避難区域の松村とともに、原発に反対する。これからも被災地富岡町と松村直登をご支援下さい。宜しくお願い致します。

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早く、普通の暮らしに!

2012-04-15 08:38:57 | 日記
NO-128
昨日はさすがに松村から電話が来なかった。身内の葬式だから無理もない。横浜は雨で少し寒かった。

僕は、福島の強制避難区域の双葉郡の犬を個人ボランティアで助けてくれていた横須賀の友人に久しぶりに電話をした。いつも忙しく動き回る彼女は僕のお手本である。

彼女は、まだ放射線量も高いあの時期に何度も双葉郡に入り、鎖に繋がれていた犬や放浪していた犬を助けてくれた人です。

 彼女に助けてもらった子たち。

6回くらい入って六十数匹の犬を保護し、ある県のシェルターに運んでくれたのだが、こうしてみんなに助けて頂いたことへの感謝も忘れないようにしたい。

彼女から聞いた話だが、13匹を保護してシェルターに運ぶ時に犬たちが「クーン、クーン」とトイレに行きたくて車から降ろして!という素振りを見せたのだが、高速道路を走行中だから止める場所もなく、「ここでいいから、うんちしなさい!今すぐには止まれないのよ!」と。

犬も我慢していたらしいのだが、彼女に言われて観念したのかその言葉に安心したのか?申し訳なさそうにその言葉に甘えた。

この時の、数匹の犬のうんちが灰色でコールタール状態のうんちだったらしい。「多分、被曝してたんだと思う。」って彼女は言っていたが、車の中は行きも帰りもその強烈なにおいでさすがに気分が悪くなり、大変だったと聞いた。

 彼女に助けてもらった子たち。

長旅の途中でコンビニでおにぎりを買うも、気分が悪くてなのか?ご主人も彼女も食べることに躊躇していたら、後ろから中型犬が顔を出してきて彼女らのおにぎりをパクリと食べちゃったらしい。

初めて会った人間に「食べないなら腹減ったから食べさせろ!」と問答無用のこのしぐさに笑ってしまった彼女たちだったが、愛嬌あるこの犬を自分の家に連れて帰りたかったと言っていた。

彼女よりもご主人が気に入っていたらしいけれど、彼女の家にはもうたくさんの犬がいて自分の家では保護してあげられないのだった。

 彼女に助けてもらった子たち。

あれから一年と一か月が過ぎた今日、あのころ双葉郡内に残された約1万匹のペットのことを思い書いてみた。動物愛護団体のみなさま、個人ボランティアのみなさま、本当にありがとうございました。

 彼女に助けてもらった子たち。

本当にたくさんの命が助かった事を感謝します。また、犬たちが早く飼い主の元に帰れるように願っています。仮設住宅や借り上げ住宅(民間のアパート)での生活で、犬を飼えない人を僕もたくさん知っています。

みんなが早く普通の暮らしが出来るように祈って、今日のブログを書かせて頂きました。














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コミュニティ崩壊。

2012-04-14 08:27:23 | 日記
NO-127
今日の松村は、少し厳しい状況にある。一週間以上前から東京の社長さんと会う予定が入っているのに、昨日、彼の身内に不幸があり、葬儀に出なければならない。

東京の社長さんは、牛の柵用のパイプやジョイントなどの支援を申し出てくれたらしく、買うと本当に高いし100万200万すぐに飛んでしまうので、これはとてもありがたい。

彼は昨日、葬儀の場所になる四倉に本当に近い身内は集まれるけれど、親戚の人たちがどこのどこへ避難しているか?連絡が取れず全ての身内が集まらない状況を嘆いていた。



彼自身、去年の4月に祖母が避難先の郡山の病院で亡くなった時に、全く知らない土地でのお葬式で大変苦労した経験がある。この時も半分の人数しか集まらなかったと言っていた。

僕の親戚もどこにいるのか?連絡取れなくなっている人もいて、親戚間のコミュニティも崩壊していることを実感する。だから、まともなお葬式は出来ないのだ。

これが僕ら被災者の暮らしだ。みなさんは信じられないかも知れないが本当の事である。お葬式を出す人は、亡くなった人にいいお葬式をしてあげたいはずだが、出来ない事を悔やまないで欲しい。あなたのせいではない。原発事故のせいだから。

葬式を出さねばならなくなった人は、全員が集まらない事を咎められる事があるかも知れない。でも、本当に連絡取れないのだから、回りの人は許してあげて欲しい・・・・



こんな生活をいつまでしなければならないのだろうか?・・・・去年の3月11日に大震災から、去年の春と秋のお彼岸と今年の春の彼岸にもお墓詣り出来ないことを、被災したみんなはどう思っているだろう?

僕も正直、避難生活に少し疲れてきた。僕たち双葉郡では家族そろってお墓詣りし、ご先祖様へ感謝をすることは当たり前の習慣で、この習慣を奪った原発事故と放射能が本当に憎い!

僕は義父母も大切だけど、生前、僕らを大事にしてくれた義祖父母も大事でお墓詣りの時は、義祖父母にも心をこめて手を合わせるんだ。

僕は両親を早く亡くしているが、そんな僕を義祖父母は本当によくしてくれた。今でも感謝している。

松村は今日も、残された動物に水をやり餌を与えて葬儀に向かう。本当によくやる男である・・・・みなさん、これからも松村の応援をよろしくお願い致します。

残された動物を守るための募金にご協力して下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

郵便貯金口座はこちらです。記号 10270 番号 10419771 名義 がんばる福島

銀行口座はこちらです。 東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島












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僕のブログ。

2012-04-13 08:20:30 | 日記
NO-126
昨日はとても温かく、風も穏やかで桜も満開で春を感じる良い一日だった。福島でも、もう雪は降らないだろう。

1週間前にはまだ、雪が降っていた。今日は大きく話題を変えて、いつも地元の情報を僕に知らせてくれる友人で、大熊から会津に避難した彼女の事を書こう。

いい意味で、みんなもこれで笑えたらいいなあと思う。彼女は僕の会社の十数年来のお得意様であった。

だから、彼女の旦那さんも知っているし、可愛い子供たちも僕は良く知っている家族である。子供たちはオムツをつけていた時からのお付き合いで、自分にとっては孫的感覚かな?

彼女は今、まだ30代後半?のヤンママ?であるのだが、会津に引っ越しをした可愛い奥様である。

彼女は、今年の子供の卒業式だとか、入学式だとかで大熊町に戻って礼服を取りに行くなら、買った方が安いかも?と、一生懸命に通販やインターネットで自分のスーツを探していた。

一流メーカーのスーツが安い値段で見つかったらしく、彼女はそれを喜び勇んで注文してその数日後、やっと届いたスーツをスカートから試着し始めた。

通販だから試着もしていないし、大丈夫かな?と内心不安な面持ちでスカートを履いてみたら、スカートはすんなり入り喜んで次にスラックスを履いたら、これもOK! あー良かったと満面の笑みで一安心した彼女は、次にどん底に落ちる。

「えっ!!嘘ー!!!!マジ!」と叫んだ後にチーン・・・・・それから彼女に訪れたショックからくる深い悲しみはとても大きかった。(落ち込んで数日後に電話をくれた。)

彼女の冬の生活は、会津に引っ越しをしてからというもの、大熊と違い毎日降る雪に悩まされていた。

前日も雪かきしたのに、次の日の朝に目が覚めたら雪が30~40cmくらい積もっていることは日常茶飯事で、電話の向こうでいつも雪の話をしていたと思う。

自分の子供が通学、またはご主人が出勤するときに雪かきしなければ、安全に出掛けることが出来ない。それで朝起きたら雪が積もっていて、毎日、雪かきをしなければならなかった。

筋肉質の体質だったのか?腕だけが太くなって自分の腕がスーツの袖に通らない・・・・「えっ!えっー」である。

買ってしまったスーツは不良品でなければ返品出来ず、お金に羽が付いて飛んでいく姿を想像して、またまたチーン!涙のどん底である…・

それを僕に連絡してくるところが可愛いのだが、うちのかみさんも一緒に大笑い!かみさんも○○ちゃんって、面白くって可愛いね!ホント、これに尽きる。

「被災者なのに何でこんなつらい思いをしなくちゃいけないの?・・・」と言った彼女には悪かったけれど、笑った笑った。笑い上戸の僕には大笑いだった。僕はやっぱり性格が悪い(笑い)

あまりに僕が腕が太くなったのをちゃかすから、彼女曰く、「それって、ひどくない?ぽっちゃりしてるとか言ってよー」に僕は、お前は可愛いから大丈夫だから心配するな!って言ったけど彼女のスーツ事件には大笑いしてしまった。

彼女は他にも洗濯機事件とか、いろいろ面白い事をしてくれるので、僕の大事なネタ帳である。

彼女の一か月前の出来事なのに、書けなかった。本当は今の被災地の事や被災者の泣き笑いの暮らしと強制避難区域の松村の事を書きたくてブログを始めた。

これが本来、僕の書きたいブログだったのに、どこかで大きく変わってしまった。それでも、僕は強制避難区域の松村の応援をして行きます。たまには僕の日常の事も書かせて下さい。これからも応援よろしくお願い致します。

引き続き、残された動物を守るための募金を受付致しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

郵便貯金口座はこちらです。記号 10270 番号 10419771 名義 がんばる福島

銀行口座はこちらです。 東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島














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みなさんごめんね!

2012-04-12 09:08:38 | 日記
NO-125
昨日のみなさんのコメント読んで、すいませんでした。みなしごの中谷さんの事は、お名前は存じていましたが面識もなく電話でもお話した事もなく、一度だけTVで見た事がある方でしたので、断りもせず勝手に中谷さんのことを書くことが出来なかったので、知ってる人の事ばかり書いてしまいました。

僕は誰とも、仲よくしたいです。本音です。中谷さん、このたびは本当にありがとうございました。これからも頑張りますので、宜しくお願い致します。

今日は、会津に避難した友達の事書こうと思ったけれど、また今度にします。今日は、5月のイベントの準備をしようと思います。

強制避難区域の牛たちの事を少しでも多くのみなさんに知って頂いて、一頭でも多くの牛たちが生きられるように訴えていきたいです。

今日の松村は、三春に行き50kg位のロール状になっている藁を数本トラックに積んで今、富岡に向かっています。地元の支援者が用意してくれたものと聞きました。

彼はもう一つの柵を作らないといけないと話していたし、牛の囲い込みをするのに餌付けに1週間は最低かかるから、これからは人の手を借りやって行かねばならず、僕も手伝えるなら手伝ってあげたいと思いました。

これからもみなさんのご支援が必要です。今後もどうぞよろしくお願い致します。

残された動物のための募金にみなさまのご支援、ご協力をお願い致します。

銀行口座はこちらです。 東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島

郵貯はこちらです。 記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島








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理解者。

2012-04-11 09:07:33 | 日記
NO-124
昨日、僕の携帯にUKCジャパンの細さんから電話が入った。細さんは去年の3月12日のあの原発事故の4日後の16日には、鎖に繋がれたままの犬や残された猫を保護しようと双葉郡内で救助活動をしていた人である。

UKCジャパンの細代表。

僕ら住民も放射能が恐ろしくて町に入る勇気もなかった頃に、先頭に立って双葉郡内にいたペットを保護していたのだ。この人は絶対に危ない男かも知れない?と思ったよ。ホント(笑い)

僕はこの人が松村と同じにおいがする男に思えて、会う前から親近感が湧き、正直どんな人なのかとても興味があったのは事実である。

 神奈川県寒川町にある細さんのシェルター。

細さんと松村との出会いを聞いて大笑いをした僕だったが、僕と一緒にシェルターを訪ねた友人も笑った。

去年の話だが、横浜から福島に入り検問所近くのコンビにで車を止めていたらコンコンと窓ガラスを叩く男がいた。

細さんが窓を開けると、「あんたら、動物愛護団体か?そうだったら俺の犬を探してくれ!」と松村の開口一番がそれだったと。

細さんも「いきなり来て何言ってんだこのおっさんは?」って思ったらしく、細さんの奥さんも大爆笑!それを聞いた僕らもおかしくて笑った笑った。

松村ならやりかねないからだ。そんな細さんは僕より年下のくせに言うことははっきり言う。返す言葉が無い時もあり、ただひたすら聞くままの時があるけれど、今回の事をとにかく心配してくれて本当にありがたい。

根っからやさしい男なんだと思う。善弘寺の山本住職とUKCジャパンの細さんは、今の松村にとって絶対に欠かせない理解者だと思う。

本当に2人とも、富岡の牛の事を心配してくれて、本当に考えてくれている。全国のみなさんにご支援頂いている松村だが、山本住職や細さんのような団体様の支援も必要で、全国のみなさんと団体さまには本当に感謝しています。

今日は、外国人記者のグレン・ミルナーさんが作成した外国のTVのビデオを紹介しますので見て下さい。
http://vimeo.com/38685486 結構いい編集になっていると思います。外国人記者のナータリーさんから送られてきました。ナータリーさん、本当にありがとう。

引き続き募金も受付致しますので、どうぞよろしくお願いいたします。郵便貯金口座はこちらです。
記号 10270 番号 10419771 名義 がんばる福島

銀行口座はこちらです。 東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島






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