ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

子牛たち。

2013-06-30 14:12:20 | 日記
NO403
今日、静岡から横浜に帰って来ましたが、今から福島へ飛びますので明日はブログ更新出来ないかも知れません。その時はすいませんがお許し下さい。

僕は被災地で生きる子牛の中で、一番自由に暮らしていると思えるのが松ちゃんの柵の中の子牛たちではないか?と思っている。

彼がロールわら餌を取りに行ったり、取材などで会えない時には必ず僕は子牛たちに会いに行く。子牛は可愛いですよ。大きくなったらちょこっと怖いかも知れないけど(笑)


この子牛は松ちゃんを一番心配させた子牛です。生まれたときは毛がなくて真っ白の皮のまま生まれて来たそうで、松ちゃんは突然変異か?放射能の影響でそうなったのか?すごく心配していた。

ケニアの先生(神部俊平さん)が来日して、松ちゃんの牧場に来て下さると言う事で、松ちゃんはどうしても先生に見てもらいたくていたのだった。

神部先生を待ちに待った松ちゃんであったが、先生が来られた時には毛が生えて頭の部分に少しその部分が残っているだけになり、神部先生から「全然大丈夫です。健康で問題ありません。」と言われ安心した松ちゃんである。


子牛たちは柵を出たり入ったりして美味しいものだけ食べている。これは地元の住民も食べる筍の一つだが、美味しそうに音を立ててむしゃむしゃ食べる。


子牛だけどそれなりに量は食べます。


毛が生えないで生れた子牛もやって来たけど、あとから来たこの子はこの場所で筍を食べられなかった。残念。

6月18日に生まれたばかりの子牛も元気でした。松ちゃんも「生まれた次の日から駈けずり回ってたぁ。」と言っていたけど「動物は凄いよな!人間は一年もかかってやっと歩けるようになるのに、こいつら一時間で立ち、立ったら歩くんだからなぁ。」と感心してた。

何回も子牛の誕生を見てきた彼が言ったから、僕はただうなずくだけだったけど、この時、松ちゃんは神部先生の話したことを僕に話してくれた。


小雨の中、母牛のそばにいて母牛の食べるわら餌に興味津々の子牛の写真。

それは、アフリカで出産中のキリンが猛獣ライオンに襲われた時の話で、おしりから子供の体が半分出かかった状態の時にライオンに襲われ母キリンは必死でライオンから逃げるのだが、ライオンが近くにいる時は体を半分出した子供はそのままの状態でいたらしい。

僕がびっくりしたのは「2~3日もそのままの状態でいる時があるんだってよ!」と松ちゃんから聞いた時だ。

子供は死なないのか?って思わず僕が聞いたら、「大丈夫なんだと。それでもちゃんと生きたまま出産するんだとさ。」に僕はまたびっくりして、動物は凄い!とこの時思った。

子牛の話からキリンの話まで飛んでしまいましたが、今日はこの辺で失礼します。またお会いしましょう。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

石松との牛追い。

2013-06-29 04:30:40 | 日記
NO402
昨日、富岡の松ちゃんと会ってきたがそれはまた書くとして、今日は柵から出た牛たちを追う松ちゃんと石松君の事を書きます。

柵から牛が出たと聞くといつも心配でしょうがない僕なのだが、松ちゃんは何もない平気な顔をして彼らを迎えに行く。たまたま僕も一緒に軽トラックに乗り合わせて探しに行った。


「子牛はそう遠くに行かんねえんだ。」と言った彼は、トラックから下りて牛がいそうな所を歩きだした。

彼がすぐに子牛を見つけたのは間違いなかったのだが、まだ子供の石松が柵と反対の方向に牛を追い出したから、吠えられた子牛はびっくりして反対方向に逃げてしまった。


ダメ男君の石松。まだ2歳にならない子供だから無理もないんだけど。

牛追いに行く前、松ちゃんにあれほど「石!今から仕事だぞ!ちゃんと仕事しろよ!」と言われていたのに、石松にはがっかりした僕だった。(笑)

まだ頼りない石松をよそに松ちゃんは、石松に吠えられて反対方向に逃げ出した子牛を肉眼で探す。この時に僕も彼と同じ方向を見て子牛を発見。

30mは離れていたと思うが、子牛は大きな木の下に黒い背中を見せていた。松ちゃん、あそこにいるよと声を掛けたら子牛が松ちゃんの姿を見て土手を走って下り、目の前の土手を駆け上って彼の前にピタッと止まった。


これがその時の写真。驚いたぁ~。ほんとびっくりした。松ちゃんが迎えに来てくれた事を分かってるんだなぁ。この時僕は、子牛と言えども走って向かって来たからビビりまくりで本当に情けないと思った。

この時松ちゃんが「おまえ、また石松に吠えられるぞ!いいな!帰るぞ!」と子牛に言い聞かせたのだが、これも分かっているみたいだ。じっと立って聞いている子牛の姿に、これが松ちゃんと牛たちの信頼感?って???

歩き出した松ちゃんの後を少しだけ名残り惜しそうに走って来た道を振り返ったが、すぐに彼を追って歩き出した子牛の姿にはまたびっくりした。


その時の写真。松ちゃんは凄い!が僕の感想。

この時、無事に2頭の子牛を保護して次に体の大きな牛を探しに行く松ちゃんであったが、石松君はバテバテでとても次の牛追いは使えそうになかった。


柵の前の水たまりの水をガブガブ飲んで、お腹いっぱいになったら松ちゃんに何を言われても動かない石松に笑っちゃった。こりゃぁダメだって素人の僕が思ったのだから。。。


松ちゃんは石松に家に帰れ!と指示し、このあと一人で向かった。僕も一緒に探しに行きたかったが、帰らねばならなかったので仕方がなかった。

横浜に帰ってから松ちゃんに電話をしたら「無事に保護して柵に入れた。」と聞いて安心したけど、知り合いのボランティアさんに「石松君は、まだ子供だけど大人になったらいい犬になるよ!」と言われたことを信じ期待する僕だった。

明日は午後に更新します。用事があってこちらにいないもので、宜しくお願いします。















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弱い子。

2013-06-28 05:25:07 | 日記
NO401
今日は昨日の続きです。柵から抜け出した牛は、みんなにのけものにされているメス牛だった。だから松ちゃんはいつもこの子には目をかけていたのだ。

この子は震災後、人間が立ち入りを規制され水も餌もない飢餓の世界から、自力で逃げ出したと思われる。仲間が一頭一頭倒れていく中、餓死寸前の力を振り絞って繋がれていたロープを切ろうとしたのだろう。

ロープはきれなかったが、ロープが結ばれていた鼻かん(鼻に付ける丸い輪)とともに自分の鼻を引きちぎり逃げたと思われるのだ。


写真が悪くて見ずらいかも知れないけど、牛の鼻先にいぼみたいに見えるのが逃げる時に鼻かんごと引きちぎった鼻の傷跡。


牛が餌を食べて口を動かしているので、ぶれててごめんね。こんな顔になってるんだ。

松ちゃんがこの子を保護した時には、すでに鼻が変形していた。柵の中の牛たちも鼻かんを付けない(付けられない)この牛を仲間外れにしている感じがする。これは現在の人間のいじめに似てる。


横から見るとこんな顔です。この子の鼻が仲間には異様に映るのか?とにかくのけものにされている。

体は大きいし、いじめられなくてもいいのに、人間と同じで劣等感を感じてるのかなぁ?そんなわけで可哀想な牛なのだ。松ちゃんは時々この子だけを「いっぱい食べろ!」と柵から出してあげていた。

いつも柵の中で餌を食べに来れば仲間に追いやられ、食べていれば他の牛に角で威嚇されてまた追いやられてしまっていた。だから柵の中の他の牛よりもたくさん食べられなかったはず。

そこへ野生のオス牛の侵入で電柵が壊れたすきに彼女は柵から抜け出した。自分より小さい中型の二頭も一緒だったけど、他の牛は柵から一歩も出ずお腹いっぱいに餌を食べて寝そべっていた。

この子が出ると柵の出入りが自由の子牛たちが、この大きな子と一緒に移動してしまうからやっかいなのだ。大きな体を持つこの子と居れば子牛も安心なのだろう。


出入り自由の子牛たち。この時、鼻の変形した牛と一緒に移動していました。

松ちゃんは時々、この一頭だけを柵から出してそのまま帰ることがある。僕が出していて大丈夫か?と聞くと「一頭だけなら柵のそばから離れないから大丈夫だ。」と言った。

今回は中型の2頭と一緒だから、松ちゃんは柵を直してすぐに探しに行った。無事に保護して帰るわけだが、こうして仲間外れにされている牛が中にいて、餌が食べられないでいる子には餌を手渡しで食べさせている彼には本当に頭が下がる。

みなさんこれからも松村直登とがんばる福島を応援して下さい。宜しくお願いいたします。









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

脱走!!

2013-06-27 06:50:10 | 日記
NO400
今日は柵から牛が脱走した事を書きます。柵から出すな!って相双家畜保健所の牛を殺処分している人に言われたが、出したくて出していることばかりじゃない。

彼の柵は美人ぞろいの女の館でありまして、野生のオス牛は「いい女がいっぱいいるなぁ」と目の色を変えて柵の中に侵入して来る。涎まで垂らしているかは分かりませんが(笑)


美人揃いのメス牛たち。

柵の中にオス牛がいるにはいるが、中にいるオスは去勢されたニューハーフなのでメス牛は相手にしない。(ちょっと可哀想な気が)

だからメス牛にとって野生オス牛はかなり魅力的なんだと思います。前回オス牛を刺激して逃がした時に、メス牛が吠えるように鳴き僕はメス牛に威嚇されビビった事あったもんなぁ。


この時のオス牛(中央の黒い牛)にべったりくっついていたメス牛に威嚇された時は本当に怖かったです。オス牛よりメス牛の方が怖いって普通ないです。

彼が朝、柵に餌やりに行った時に牛の数が少なくてあれ、おかしいな?と言う事で原因を探ったが、それはすぐに分かった。


山側に張った電気柵の所からオス牛が侵入しようとして感電。バチバチッと来てびっくりして暴れたと思う。一区間上中下と張った3本の電線が切れていたと彼は話した。

スケベなオス牛は退散したけど、純情なメス牛がそこから出てしまい彼女は脱走兵ならぬ脱走牛になってしまった。脱走したのは力関係で言うと弱いメス牛だった。

松ちゃんは脱走したメス牛の保護よりも壊された電気柵の修理が先でその作業をした。オス牛がいなければこういうことにならないのだが、松ちゃんは入ったオス牛も自分の柵の中で飼養する気でいる。

だが野生化した牛はすぐには懐かないし去勢の事も考えると大変なのだ。それでも、ここで捕獲出来れば殺処分の魔の手から救える命になる。彼は「牛だって人間と同じ命があるべ!死なせるわけにいかねぇ!」と本気なのだ。

だけど、したい事したら出て行ってしまうらしい。どこかの人間様みたいである。○○○ランド行ってる人。それはそれで悪いわけじゃないけど。(笑)

脱線しそうだから話を戻して、松ちゃんは柵を直してすぐに脱走牛を連れて帰るのだが、彼もオス牛の行動には「参っちまう。」と呆れていた。

僕は、野生の牛は本当に想像し得ない事をしでかしてくれるので、これはいたちごっこになるなぁと思った。


この日もロールわら餌を積んで三つ目の柵へ向かう松ちゃん。

僕が知っているだけで、今年すでに子牛が4頭生まれているのだから、松ちゃんと野生のオス牛とのバトルはこれからも続く。頑張れ松ちゃんと声をかけるだけの僕だった。(笑)

脱走した牛の事は明日書きます。それでは今日はこの辺で終わります。また明日も宜しくお願いいたします。

















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

適当に雨が。

2013-06-26 05:36:01 | 日記
NO399
彼と電話で話をした時、今年も空梅雨になるのか?と雨の話になったが、三つ目の柵の井戸が枯れたら大変なので適当に雨が降ってくれることを祈っている。

雨が降っても降らなくても彼の作業に支障はないが、井戸が枯れたら大問題!毎日1トンから2トンの水の供給は、めちゃくちゃ大変な事なので少しだけ心配している。

今日は餌をやる彼と牛たちの食事光景を見てもらいます。


これは支援して頂いたふすまです。牛の好物の粉。

東北地方も梅雨入りしたので、松ちゃんも雨が強くなる前にふすまを与えようと毎日お天気と勝負してます。牛たちには雨が降っても降らなくても大好物のふすまには違いないのだが。


支援して頂いた小袋の粉も丁寧に開けて牛に与える一枚。牛は松ちゃんの手元に顔を出すから、粉が顔にかかってしまった。


次に与えたエサはトウモロコシとまめが入った配合飼料。これも牛の大好物でこの茶色い袋を見ると、目の色を変えてやって来ます。

この日の第一柵の餌は、ロールわら餌2ロールと配合飼料とふすまで、満足の牛たちでした。


とにかく食べます。ロールわら餌よりも断然食いつきがいいです。無心で食べてる感があって好きな光景ですね。


この日も一頭一頭、目を見張らせて牛たちの健康状態を見ていた。餌は均等に配分されたか?食べられない牛はいないか?じっと見つめる松ちゃんだった。

実は、この柵の牛たちの中にも力関係があり、上位にいる牛は下位にいる牛が食事をしていると角で威嚇して横取りしたり、食べに来た牛を追い払ったりして力の無い牛は満足に餌を食べられない事があります。

だからこうして、彼はじっと牛たちを見ているのです。これはダメだ!って言う時に彼は、そんな牛の所へ餌を持って行き食べさせます。

ケニアの獣医師・神部先生が「牛たちは松村さんを信頼してますね。ああいう仕草は信頼していないとしないです。」と東京まで車で送った時に言った。

こういう仕草はこれをして欲しいとか色々な牛たちの仕草を聞いた僕だったが、高速道路の運転で先生に万が一の事があったらまずい!の方が強くて半分しか頭に入ってない。(泣)

牛たちが彼を信頼していることは間違いがない。これはまた書きます。今日はこの辺で失礼します。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑いのツボに。

2013-06-25 05:58:37 | 日記
NO398
昨日、堅い話を書いたから、今日は松ちゃんの右腕?ポニーのヤマの事を書こう。ヤマは大変に頭が良く松ちゃんの言う事を聞いて彼の手伝いをする可愛いポニーだ。

松村牧場で牛たちの監視役であるヤマの髪が伸びきっていて前が見ずらくなっていたのを、ついに松ちゃんが刈ってあげた。


両目に髪の毛が覆いかぶさっていて、近くにいると音も立てず近寄って来てシャツなどを噛んで引っ張るから、それはそれは異様な感じでホラー映画に出て来るサダコばりの髪型だった。


松ちゃんのカットも今回は適当でなくてテキトーで「前が見えればいいんだ。前が見えれば」と本当にテキトーにカットした。

かなり男前の顔だったのに、ブサイクになってしまったようで笑ってしまった。松ちゃんも恰好よくと言うかもっと可愛くカットすればよかったのに、これは昔の女の子のおかっぱよりひどい。

ヤマはすっきりしたことで、かなり気持ちが良かったのか?じっとしていて微動だにしなかった。


この時点で松ちゃんの顔を見れば分かる。笑いながら楽しそうにカットしてるもんなぁ~。

以前にもヤマが髪を切ってもらった時に遭遇したけど、前は恰好よくなっていい顔してんなぁ~と思ったのだが、今回だけは勘弁してくれ~おもろすぎる・・・


レゲエをやってる外人さんみたいに見えて、笑い上戸の僕のつぼに入ってしまい笑いが止まらない。この髪型ヤマには似合わねえ~。

耳の後ろのタテガミが前足まで伸びていて前髪だけ短い。このカットはひどい!ひどすぎる。ヤマは自分で鏡を見れないから怒らないと思うが、ぎゃはははは。みなさん、おかしくないですか?このカット。

僕だけかなぁ~こんな事で笑ってるのと思って不安を感じたので、かみさんに見てもらったらかみさんもおかしいって言ったので、安心しました。

前髪も長さがバラバラのカット(笑)(笑)(笑)この写真見るたびに笑っちゃうんだよなぁ。多分、タテガミも短く刈ってあげたら前髪が気にならないと思うのだが。。。

被災者のくせに笑い上戸だから、あちこちでひんしゅくを買っちゃうこともあって注意しなきゃならないんだけど、あまりにもこのヤマの髪型がおかしくて書いてしまいました。

今日のブログはひどいブログになってしまい申し訳ありませんでした。明日はちゃんとしたブログを書こうと思ってます。それではみなさん、またお会いしましょう。









コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな日本で本当にいいの?

2013-06-24 06:50:18 | 日記
NO397
今日は少し、いや、かなり硬い話を書きます。昨日の日曜日まで可愛い動物たちと松ちゃんの事を書いてきたので、ギャップがあるかもしれませんがどうぞお付き合いください。

 
先日、自民党・高市早苗政調会長の問題発言で、発言撤回をし陳謝を受けてもなお、原発事故の影響に苦しむ県民の憤りは収まらなかったと地元の新聞福島民友社の記事を読んだ。6月20日版


郡山市富田町の仮設住宅。6月4日撮影

震災関連死が交通事故より高い確率で相次いでいる現実があり、原発再稼働を目論み国民の健康や安全よりも経済を優先する自民党の政治に僕は不快感を感じる。

高市さんの発言は福島県震災関連死1,383人(今年3月末まで)の方をないがしろにする非人道的な言葉で、怒る被災者が多いのは当たり前だ。

地震や津波ではなく、避難生活の疲労などで死亡した震災関連死が今も増えていて、これには助かったはずの命との声も出ているのだから。

みなさん信じられますか?交通事故死より震災関連死の方が多いんですよ。お年寄りは故郷に帰れない・可愛い孫とも一緒に住めないと悲観し夢も希望も生きる気力も失くし、体を動かすことも忘れ病気を発症して亡くなってる・・・・

僕は日本が核の最終処分場を持たないくせに原発の再稼働や発展途上国に原発を売るなんてもってのほかだと思っている。日本でさえ事故を起こしたのに発展途上国の国が事故を起こしたら日本は責任を取れるのか?いや取る気があるのか聞きたい。


隣の川内村のダムから見える事故を起こした福島第一の原発の写真。

こんな日本でいいのか?国民の健康や財産・夢と希望とを奪っていった福島原発事故。これから何十年と放射能に苦しめられる故郷。ここに生きるすべての生物にとてつもない重さの十字架を背負わせた原発事故。

福島はどれだけ苦しめばいいんだ!あの日、高市議員の言葉を聞いて怒りが込み上げてきたのは僕も一緒で、こういう発言をする政治家は辞めた方がいい。(続投が決まったがこれもおかしな判断だと思う)

国策として進めてきた原発の何処が安心・安全なんだ!ちっとも安全じゃない!こんなに狭い日本で原発はいらない。地震大国の日本に原発はいらない。事故を起こしたら地獄が待っているだけだ。原発再稼働は絶対に反対!だ。


これも郡山市富田町の仮設住宅。以前はこの仮設に川内村の方たちが住んでいました。

高市議員に一言言わせてもらえば被災地の苦しい思いを知らないあなたに原発を語って欲しくないし、今の姿が本当なら政治家を辞めてもらいたい。

安倍首相へも一言言わせてもらえば、どう考えても原発輸出はおかしい。核の最終処理が出来るならまだしもそこまでの技術も持たないくせに、輸入した国が事故を起こしたら放射能が撒き散らされるのを黙って見ている気かい?と。

また福島第一と第二原発に合わせて16,330本位も及ぶ使用済み核燃料棒が保管されていた(平成22年度末、安全保安院調べ)日本には54基の原発がある。それを考えれば今、どれだけの使用済み核燃料棒がこの日本にあるだろうか?

松ちゃんも「動燃も原燃も日本の原子力はみんな失敗してるじゃねえか!。まともなのは何一つねえ!」と僕に言った。今、彼は仮設住宅で希望や夢を無くした老い先短いお年寄りの事を心配し、原発に反対している。


住民が町に戻る日を夢見て闘ってきた松ちゃんは、この時苦渋の表情を見せた。彼がどれだけ富岡町を愛しているかが分かる・・・・

政府に国内のエネルギーも原発に頼らないエネルギー政策に転換してくれよと言いたい。全国のみなさんに、原発に絡む利権を何とか守りたい人間があまりに多い日本でホントにいいのか?と訴えたい。

今日はここまで終わりにします。お付き合いくださいましてありがとうございました。みなさん、また明日お会いしましょう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子猫に!!!

2013-06-23 07:32:58 | 日記
No396
昨日の朝ブログを更新してすぐに、北九州と神奈川の方からの支援物資を積み富岡の松ちゃんの所に飛び、夜まだ早い時間の8時に横浜に帰って来た。日帰りはもう当たり前というか朝飯前の事で、時間があればいつでもOKである。


無事に松村宅に届けましたのでご報告いたします。

彼の所に行けば行くで何かしらあって驚くのだが、いつもたくさんあって何から書けばいいの迷ってしまうのだが、今日は散歩する子猫の事を書こう。

彼の家には4匹の猫たちが保護されていましたが、先週僕が行った時に心ある二人の方が彼の家を訪ねてくれ、やっと人間に慣れてきた白と黒のぶちの二匹の里親さんになって下さり、松ちゃんの家の猫は現在2匹になっています。

残った2匹の一匹が、可愛いんだけどやんちゃで手を焼く子なのだ。体が小さいくせに、あのガラスの大きなテラス窓を何度も挑戦して開けて外に出てしまう。

家から出たら出たで野生のイノシシに食われてしまう危険もあるのにである。・・・本当に疲れてしまう子猫なのだ。

それでもまさか、あの第一柵まで松ちゃんの後を追いかけて一緒に散歩すると聞いて、僕はえっ!嘘だろ!と拒否反応が自然と出た。。。

まだ生まれてから3か月なのにと思っていたからそこまで出来る?と信じなかったのだが、言われた松ちゃんが「じゃぁ、一緒に散歩してみっか?」と言う事で散歩に出た。


げっ、まじかよ?本当に散歩に出て来たぞ。松ちゃんの家から第一柵に向かって二人?で下りていく。


時々不安になるのか?松ちゃんの足元にすり寄ってはまた走り出した。


第一柵の所まで本当に一緒に下りて来たし、柵の前まで来たから本当にびっくりしました。松ちゃんは「アキの生まれ変わり見てぇだ。」と言ったけど、石松の母アキは、震災直後人間はただ一人の松ちゃんのよき親友だった。この姿はまさにアキとだぶる光景である。。。


体が小さいから結構な運動量だと思うのだけど凄い。帰りの坂を上って行くチビ。元気がいいなぁ。


松ちゃんに名前を付けたら?って言ったら「白いからシロって付けたぁ~」だった。(笑)

猫も犬もやっぱり可愛い!こうして動物愛護の動の一字も知らなかった僕が、今、松ちゃんと共に牛の殺処分に反対することになったのは、彼の動物に対する愛情に起因する。

これは後で書くけど、疲れが吹っ飛ぶ一日だった。子猫のシロ君ありがとう。今日はみなさんと癒しをくれる動物に感謝してブログを閉じます。ありがとうございました。

募金と支援物資と今までご支援して下さいました全国のみなさん、本当にありがとうございます。この場を借りて松村代表に代わってお礼を申し上げます。これからもどうぞご支援下さいますようお願い申し上げます。












コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とっておきの場所?

2013-06-22 06:25:18 | 日記
NO395
今日は松ちゃんのとっておきの場所をみなさんに教えます(笑)教えますって言ってもみなさんが被災地富岡に来るわけではないので、写真を見てもらいます。


休憩中の時の取った写真。

彼はあの3.11の次の日から町に残り生き残った動物たちに水や餌を与えて動物たちと共に生きてきたが、水も電気も何もない所で一番困ったのが風呂だった。

震災の年と二年目の夏は空梅雨だったが、暑さで作業が出来ないほど朦朧として大変だったようだ。僕なら熱中症にかかって死んでたかも?だから午前と午後の二回はすっぽんぽんになって川に入り体を冷やしながら餌やりをしたと聞いた。

何せ震災後の夏の終わりには彼の体重が10kgも落ちていて、どれだけ彼の体が乾いていたかを僕は知っている。彼の信念で犬や猫にイノブタや鳥に毎日餌と水をやりきった。彼にしか出来ない過酷な仕事だったと改めて思う。

彼の風呂代わりになった川の一つがこの川で

ここなら僕も入ってもいい思う川だ(笑) まず、人通りが少ないと思えるのと、梯子が付いていて上り下りが便利だし、川の深さがちょうどいいんだ!座ると胸の位置まで川の水につかれる深さだった。

ここは川魚の代表ヤマメがいるみたいです。水はとてもきれいで、この日一緒だった僕に松ちゃんは「よ~く見るとヤマメがいるから。」と言ったが、ヤマメと一緒に入れるなら絶対にいい!風情があるよなぁ~。

風呂代わりになった場所は他にもたくさんある。誰もいない町だったから道路に洋服を並べて堂々と入ったらしいが、さすがに今はやってないですよ。やったらひんしゅくを買うかも?というか江頭2:50になっちゃう(笑)


これは富岡川の写真ですが、震災の年の夏ごろに鱒を獲った場所。以前ブログで沼のようになったところと書いてしまったけど、みなさんごめんなさい。

松ちゃんと移動してこの場所に来ましたが、ここには間違いなく魚がいます。鵜のような鳥がこの時にいたし、魚を捕まえて食べていました。今年は鮎を食べてみたい。

松ちゃんが棒切れで頭を叩いて失神させて獲った1m位の鱒も食べてみたいと思ってマス。(オヤジギャグのつもり)こんな事書くとうちの娘の逆鱗に触れる事間違いないが、食べてみたいものは食べたい。


実はこの日、松ちゃんとこの黄イチゴと赤い実の野イチゴ食べちゃったんだ。甘くておいしかった。もちろん一粒二粒だけどね。松ちゃん曰く「これで5ベクレル位被曝したかも」に僕は笑ってしまった。

何故なら、東電の元社員さんで放射線管理の仕事をしていた人と付き合いがあるのだが、元社員さんはタラの芽やこごみや蕨などの山菜を採って食べているのだ。

僕が本当に食べても大丈夫か?って聞いたら、「毎日たくさん食べるものでもないし、全然大丈夫だ!みんな大げさに騒ぎ過ぎ!」と返って来た。これからもっと食べ物情報を書こうかなぁ~(笑)

僕は先週松ちゃんに会った時に、ワカサギが食べたいとリクエストしたら「今は冬じゃないから無理!」って返って来た。この被災地富岡町で食べたいものが多いときぶ~であった。以上。

























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ずうずしい奴。

2013-06-21 06:00:15 | 日記
NO394
今日は昨日に続いて被災地富岡町の動物の事を書きます。

朝、松ちゃんの愛犬石松が吠えていて何やらうるさいのでカメラを持って外に出てみた。

石松は人間には吠えないし、人懐こくて番犬にはなれないのだが、イノシシやキジなどの動物や鳥には闘争本能をむき出しにして吠える。猟犬の血が騒ぐのだろう。


これが松ちゃんの愛犬・石松の行儀のいい時の写真。

松ちゃんも「イノシシが来てんだべえ~」と無関心な感じだったが、写真を撮りたくてそ~っと外に出た僕はイノシシを見て「やった~」って感じだった。


ちょっと写真を編集してタイトルを入れちゃったけど、古いジャガイモを置いたところに来てジャガイモをむしゃむしゃ食べていた野生のイノシシ。

もっと近づきたくて静かに接近を試みたが、敵もさるものすぐに察知して除草剤を蒔いていない草のある木の下に移動して僕とイノシシはにらめっこ状態になった。


これがその時の写真だが、ずっとこちらを伺いどうしてもジャガイモを食べたそうにしていた。

松ちゃんはもう呆れているのか見飽きたのか?イノシシには興味がないみたい。イノシシも近づこうとする僕に、「こいつは面倒くさい奴」とばかりに逃げてしまった。がっくし。


前日にこれを見たときに松ちゃんは「イノシシがやった。」と言った。少し高いテーブルの上に置いた配合飼料を袋ごと引きずり落としてこのざまでした。

松ちゃんの部屋に戻ってイノシシの写真を撮ったと話したら「静かにしてれば、すぐにまた来る。」と言ったが、20分くらい後に部屋の中からあいつの姿を見るとは思わなかった。

これがその時の写真。

地面に散らばった配合飼料を食べるイノシシ。部屋に人間が二人もいるのにお構いなしのずうずしさ。(笑)

松ちゃんは野生のイノシシにずいぶんと悪さをされたようで、保管しておいた猫や犬の餌を食い散らされたり、まぁひどいものだったらしい。

松ちゃんがこの時に言ったが、隣の川内村のイノシシが大量繁殖して大変だと聞いた。そのイノシシの駆除に村の予算が使われている。

原発事故の放射能で被曝し人間がいない町に下りて来て餌を求めて生きるのは必然的な事だが、人間がいなくなり人間と動物たちと境界線が無くなった事で町や村の生態系のすべてが狂ってしまったと思う。

原発事故さえなければ。。。核の最終処分場も持たない日本が、アフリカや東欧その他の発展途上国に原発を輸出しようと首相自らセールスしている日本に、いささか幻滅しているのは僕らだけであろうか?・・・・










コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダチョウの卵。

2013-06-20 05:25:18 | 日記
NO393
今日は何を書こうか?かなり迷いましたが、一昨日の子牛の出産前にあったダチョウの事を書こうかなと思います。子牛の誕生のような感動話では無いが、この子のおかげで作業が大幅に遅れたので書きます。

松ちゃんが声を掛けると駆け足で走って来るのに、声を掛けてもじっとこの場所を動かないダチョウに彼は「卵産むかも知んねえなぁ~」と。

ダチョウが卵を産むときの体勢だと松ちゃんは教えてくれた。

期待していたのは僕だけかも知れなかったが、やっぱり時間がかかるんだよね。だから道路を下りダチョウの裏側に歩いて行って写真をパチリと撮った。

これがその時の写真。

この日朝一番に、彼は第一柵の牛の餌やりをしたくていたのだが、ロールわら餌を積んで走る車のエンジンの音にダチョウが卵を産むのを止めてしまったら可哀想だと、産むまで待って作業に入ろうとしていた。

だから松ちゃんも「早く産んでくれねえかなぁ」という感じだった。雑食性なのにダチョウは神経質みたいである。そんなこんなで、ただひたすら待ってやっとダチョウが卵を産んでくれた。


ついに産んでくれたダチョウの卵。今回は一個でした。


ダチョウの卵を手に取ろうと柵に入った松ちゃん。


手に取り笑顔で卵を僕に見せる松ちゃん。

僕も柵の中に入って取りたいと思ったのだが、卵に糞は付いてるし血は付いてるしで少し引いていたんだ。それなのに自然児の松ちゃんはいとも簡単に手に取った。がっくし。


少し前にも卵を産んだ時は2つあったから、今回はどっちのダチョウが産んだのかな?とダチョウの方を見る松ちゃん。

前回写真展に使おうか?なんて書いたら○○省から注意されたので、前回の卵は彼の部屋にそのまま置いてあるけど、今回の卵も彼の部屋に置かれると思います。

「前回の卵はもう腐ってるんじゃねえかなぁ。その卵を部屋の中で割ってしまったらめちゃくちゃくせえぞ!」と彼は言っていましたが、その時僕はごめんしてもらいます(笑)


卵をきれいに洗ってあげる松ちゃん。

僕も松ちゃんもさすがにダチョウの卵を食べる気はないから、こうして産んでくれる卵の価値はいかほどか?○○省に圏内から絶対に出すなって言われているので、展示も出来ないから何かもったいない気がする。

このことを彼に言ったら「マサイ族の戦士にでも食べてもらうか?」と先週の神部先生の話をほうふつさせる笑いが起きた。たった2人しかいなかったけど・・・。


2羽のダチョウには、これからも元気で暮らしてくれたらいいと思います。

この日はダチョウに時間を取られ牛の出産でまた時間を取られで、午前中のスケジュール一個目を終えたのは午後一時になり大幅にずれ込みましたが、松ちゃんは何事もなかったかのように働いた。

午後からお客さんが彼を訊ねて来たが、この日のお客様はスイスからの方でした。前日は南ドイツの方がお見えになり毎日餌やりをやりながら親切に対応する松ちゃんであった。

みなさん、がんばる福島の松村直登の応援を、これからも宜しくお願いいたします。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感動。

2013-06-19 06:22:15 | 日記
NO392
昨日は福島からバテバテで帰ってきました。帰りの高速は眠くて眠くて本当にヒヤッとした事があって笑えませんでしたが、いいこともたくさんありました。

初めて子牛の誕生の瞬間に立ち会えた。新しい命の誕生が嬉しかったし、その母子の姿に感動して帰って来た。今日はこの親子の話。

小雨が降る牧場で松ちゃんと僕と車屋さんの社長と3人で談笑していた時に、20m先の群れから離れた一頭の牛を見た松ちゃんが「あっ、足が出てる!生まれるぞ!写真撮れよ!」と僕に言った。


これがその時の写真。子牛の蹄の部分だけしか出ていなかったけど、松ちゃんは目がいい!びっくりした。

両足が15cm位出てきたときに母牛は地面に横たわり、出産体制に入った。

車屋の社長さんも若い時に畜産家だったらしく、「初産でないから心配ない」と言っていたので何も知らない僕は何で分かるのか聞いた。母牛が頑張るそのそばで社長さんは色々と教えてくれた。

頭の部分が出て来た時、お母さん、もう少しだから頑張ってと思った。

完全に頭が出れば出産はほぼ成功と聞いたが頭が完全に出るまで少し時間がかかり、自分だけ初心者なのでその時間が長く感じました。今か今かと待っていたら生れた瞬間。

松ちゃんも社長さんもこれであとは立ち上がって初乳を飲めば完璧!と話していたが、僕は心配でたまらなかった。出てきた子牛が全く動かないから心配した。


母牛も産んだらすぐに立ち上がって「早く立って、おっぱい飲んで!」とばかりに子牛の元に行き子牛を舐め始めた。

舐めて少しきれいになった子牛は動きだし安心したが、立って初乳を飲むまで安心出来なくていらいらしてた。松ちゃんは子牛のために餌わらとふすまの紙袋を敷いてあげた。

餌をもらえるのかと回りは牛だらけになったが、母牛も他の牛も子牛の誕生を喜んでいるかの光景だった。

子牛をずっと舐めていた母牛だが、いきなり座り出した時は少し心配しました。松ちゃんは「後産だ!」と言ったが僕は何の事か全く分からなかった。これが後産でした。

子牛がなかなか立てなくて痺れを切らしていたが、社長さんの「時間がかかり過ぎ早く初乳を飲まないと」に松ちゃんも「しゃねえ手を貸すか」と彼は子牛を抱き上げて「重心をちゃんと自分で取れよ」と子牛を立たせた。

それは何度も立ち上がろうとして転ぶ子牛には良かった。松ちゃんはいつも自分の力で立ち上がるように子牛を厳しく見守っている。手を貸すのは危ない時だけだ。よろけながら立った子牛を後ろで見つめる母牛。

だけどまたこんな感じで倒れ冷や冷やした。

でもやっと自分の力で立ち上がった時は感動したね。出産の時間より子牛が生まれて立つまでの時間が長くて本当に疲れました。これが子牛の初立。

おっぱいも前足の膝の部分とか脇の下あたりを探っていてとても時間がかかる子牛に松ちゃんが母牛のおっぱいに誘導してやっと自分の舌でおっぱいに到着。ここでやっと安心出来た。

ごくごくおっぱいを飲む子牛と母牛。

いやぁ~ハラハラドキドキで前日の寝不足もあってか?どっと疲れましたが、母子とも健康で良かったです。松ちゃんが「父親は何処のどいつだか知らねえが、まぁ良かった」と笑いながら言った。

被災地で生れた新しい命に万歳!全国のみなさん、被災地で闘う松村直登の応援をこれからも宜しくお願いいたします。


















コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

収束宣言の撤回を!

2013-06-17 04:00:08 | 日記
NO391
昨日原発関連のニュースで、除染しても除染しきれない、または元の数値に戻った場所の再除染はしないと国が、自治体に通達していた事を知った。


楢葉町の除染光景から。

今までに一兆五千億円を投入したが、中間貯蔵施設も建設されておらず故郷富岡町の除染も来年にずれ込むとも書かれていた。そして今日、高濃度の汚染水漏れ?のニュース・・・・


先週も見た放射能汚染物の袋の山の光景。見慣れたが気分のいいものではない。

政府は原発再稼働を水面下で模索していると思うが、他人ごとの事なのか原発事故が起きたら大惨事になる事を政府は学習していないようだ。原発でない新しい電力を模索してくれと言いたい。

日本の技術力があれば、また世界に発信できるものを作れるはずだ!原発が安全でない事を知っただろう!それを電力会社と共に安心・安全と国策にして作り続けてきたことを後悔する日が必ず来ると思う。

僕は、この日本で事故を起こした原発を輸出しようとしている事に腹が立っている。

政府は原発事故の終息宣言を撤回し、未だに過酷な状況が続いていることを発信しなければならない。原発構内で今も危険な作業をして働いている方の辛さや故郷を追われ狭い仮設暮らしをする老い先短いお年寄りの苦しみを知ってほしい。


子牛におっぱいをあげる母牛。松ちゃんの第三牧場で。

被災地に残された犬・猫・鳥・豚・牛・馬・ダチョウなどたくさんの動物たちも死んだ。牛に関しては殺処分・・・この事故さえなければ松ちゃんも牛まで助けることは無かっただろう。


こうして彼は十数か所を回り、野良猫たちに餌を与えに行っている。

いい加減ここまで来ると呆れたのか文句も言いたくないが、誰かが言わないとほんとに風化してしまう。都会に避難している僕は、その風化を実感している。好きで避災者になった訳じゃない。

賠償金なんて一切いらないから、爆発事故以前の元の町に戻してくれ!そうしたら仕事も家も親しい友人たちとの付き合いも戻って来る。こんな肩身のせまい苦しい生活するなら、なんぼ前の質素な生活の方が楽か・・・・

みなさん、復興は全くと言っていいほど前に進んでいないと僕は思ってます。僕の主観だから何を言われてもいいけど、福島だけにしてほしい。原発事故は小さな子供たちにも大きな影響を及ぼす・・・

今の日本のどこかの原発が事故を起こしたら、日本は終わるとある経済学者が言っていたがホントにそうなってしまうだろう。今日は原発反対を訴えさせていただいて今から福島へ行ってまいります。

それではこの辺で。










コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

忙しい松ちゃん。

2013-06-16 06:01:20 | 日記
NO380
この所、気温が高く少し動いただけでも汗びっしょりになり、避難のための運動不足を補うためバスを使わず駅まで30分歩くのだが、額から滝のように流れる自分の汗に嫌気がさす。


昨日の午後2時頃の雲。横浜で撮影。汗びっしょりになって帰ってきたらかみさんが雲を見て騒いでいるから撮った写真。

冬より夏の方が好きで暑さを苦にしなかったが、年のせいか夏があまり好きではなくなった。というよりも汗を掻くのが不快に感じるようになった。これじゃぁ富岡の松ちゃんのお手伝いどころか足手まといになりかねない。

でもこれは、こちらで暮らすから汗が気になるだけで、被災地に行ったらお構いなしで目いっぱい汗を掻けるから、向こうにずっといれば気にならないかもなぁ。

それより熱中症とか熱射病になってしまうかも知れないな。膝はボロボロ、腰も痛い。完全にじっちゃんになった体を引きずって生きている。(笑)


今日の写真は松ちゃんのとこのイノブタ君。太っていて餌はモリモリ食べるいかにも健康そうなイノブタです。


僕はあまりここには行かないので、行くたびに警戒されてひどい時には威嚇される。数えた事は無いが、ここには10匹以上いる。僕がデジカメを持って近づいたら、案の定警戒しこの後走って柵の前まで出て来て威嚇された。

昨日は珍しく松ちゃんと連絡が取れなかった。朝・昼・夕方と3回電話を入れたが、電話に出ず話せなかったが、こんな時はお客様が見えられているか?取材等が入ってるか?で出られない事が多い。

さて今週は、明日いわき市に行き友人に会うため2軒ばかり顔を出して一週間が始まる。故郷富岡町の来月行われる町長選のお願いではないからご安心を。

この後松ちゃんの所に顔を出したいと思っているが、彼の都合も聞かないとならない。お客さんが来ていたら邪魔するだけだから、それだけは避けたい。


鉄の爪が付いていて、これでロールわら餌を掴むこの重機を動かしたいと思っている。帰還困難区域の牧場にあるのだが、面白そうだから動かしてみたいのだ。

やってみたいことがたくさんあって、あれもこれもの状態でこれがいいのか?悪いのか?ホントに体が三つ欲しい。今日は朝から結構強めの雨が降っていて、出掛けるのいやだなぁ。

今週もみなさんにとって良い一週間になることを願って、今日はこの辺で失礼します。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人のいない町。

2013-06-15 06:33:58 | 日記
NO379
昨日は、写真の編集に追われた。まだまだ時間はあるのだが、やれる時にやっておかないと後で苦しくなるからやるしかない。

来月の写真展は被災地で動物を助ける松ちゃんでなく、震災と原発事故から再生を図る今の被災地の町の様子が知りたいというオファーを受け、それなりに撮って来てはみたものの気乗りがしない。

復興してる感じが全くしない写真ばかりなんだ。もちろん復興なんてしてないけど、人だって除染作業員と東電関係者しかいないし、無人の町の写真しかない。


先週、朝早く行った時に撮った高速道路の広野ICの降口。除染作業員さんや東電関係の方の車で午前7時でこの渋滞でした。


駅前通りから国道6号線と交差する富岡町の月の下交差点付近。人も動物も住んでいない故郷富岡町。浜通り特有の靄がかかってます。


月の下交差点を直進して中央商店街の写真。地震だけなら簡単ではなかったと思うけど復興していたと思う。

こんな無人の町の写真を見てみんなは何を思うのだろう?もっとも津波被害で無残な姿をさらけ出している公共の建物はの写真は展示するけど、なんとも気持ちが乗らないのは事実である。

それでも今の町の姿や被災者の今をみなさんに知って頂くのは大事な事だから、頑張ってやるしかない。


国道以外の山の中でもどこでもこんな放射能汚染物を入れた袋の山を見る。隣町の風景だが、みなさんもその膨大な量に驚くと思います。


作業をしている人は感覚が無くなっているんじゃないかな。僕も最初に見たときに僕も大きなショックを受けたが、今は見慣れてしまった。

2週間前に松ちゃんとなぜか富岡駅に車を走らせた時に、どこかのマイクロバスが団体さん御一行様を駅で下ろし、その御一行様が津波被害に遭った駅前の無残な姿の家々を撮り出した。



松ちゃんが運転してきた人に「何してるの?」と聞いたら、「東日本大震災の現実の姿を見てもらうために連れて来ました」と。バスに書かれていた名が○○財団。

バスから降りてきたおばちゃんたちは壊れた人の家々を携帯で撮り始め、中にははしゃいで写真を撮っていた人がいてムッときた。

こういう人は入って来ないでくれ!駅前の人も今回の津波でお亡くなりになった人がいるんだ!見世物じゃない!と僕はぶつけるように松ちゃんにだけ言った。


一頭一頭真剣に牛の健康状態を見る松ちゃん。

やさしい松ちゃんは僕の気持ちを察してか?はしゃぎながら写真を撮っている人に「おばちゃん、ここは放射能があって被曝するから早く帰った方がいいよ」と言った。

何かなぁ~。気持ちが落ち込むよ。はしゃいだおばちゃんたちが悪いんじゃないのは分かっているが・・・気を取り直して今日もがんばっぺ!







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YouTube