ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

色々な変化。

2014-10-31 08:20:00 | 日記
NPO法人がんばる福島 公式ツイッター @GBR_fukushima

松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」 

【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト

↑クリックで詳細がでてきます。

配送先は 
〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
ヤマト運輸 広野センター止め NPO法人 がんばる福島
 までお願いします。

発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。


NO703
みなさん、ご支援下さり本当にありがとうございました。
受け取りました支援物資のご報告をさせていただきます。


みなさんから支援して頂いたチモシーを食べる牛たち。
一昨日はかぼちゃのデザートつき。

伝票NO4065-0223-8343 T.S様 かぼちゃ5箱
伝票NO3043-9819-4951 N.S様 エン麦20kg
伝票NO3042-6719-6726 無記名 ふすま20kg
伝票NO3042-6719-6671 K.O様 チモシー2番刈30kgX4個口
伝票NO3042-6719-6645 Y.H様 チモシー1番刈30kgX3個口
伝票NO3042-1444-5673 Y.A様 チモシー2番刈30kg
伝票NO3042-6719-6704 無記名 ふすま20kg
伝票NO3042-6719-6693 無記名 ふすま20kg
伝票NO3042-6719-6715 無記名 ふすま20kg
伝票NO3040-3133-2710 無記名 USチモシースーパーグレード20kg
伝票NO4030-7926-6181 M.I様 さつまいも5kg
伝票NO3043-4663-7346 Y.K様 バナナ8kg
伝票NO4060-5753-1703 R.O様 にんじん20kg
伝票NO3040-3283-3952 T.H様 USチモシースーパーグレード500gX2個口
伝票NO3040-3133-2695 無記名 ふすま20kg 
伝票NO3040-3133-2662 無記名 ふすま20kg
伝票NO3040-3133-2684 無記名 ふすま20kg
伝票NO3040-3133-2673 無記名 ふすま20kg
伝票NO3040-3133-2706 無記名 ふすま20kg
伝票NO3040-3133-2721 無記名 ふすま20kg
伝票NO3040-3133-2732 無記名 ふすま20kg
伝票NO3040-3133-2743 無記名 ふすま20kg
伝票NO3040-3133-2754 無記名 ふすま20kg

(順不同 イニシャル違いの時はお許し下さい)

本当にありがとうございました。
みなさんのご支援に深く感謝いたします。
これからも何卒ご支援下さいますようお願い申し上げます。


荷札伝票をはがす松ちゃん。

牛たちはみんな元気だったと書きたいところですが、少し元気のない子がいた。
餌の食いつきが悪い。

松ちゃんも「少し元気がねぇなぁ」と、じっと子牛を見てたけど「これなら大丈夫だな」と。
僕には全く分からないけど、松ちゃんが言うなら間違いないので安心。


かぼちゃ・じゃがいも・にんじん・バナナなどの支援物資を、全部重機の上に置いた松ちゃん。
下に置かないのはイノブタのせい?って聞いたら、「本物のイノシシにやられるんだぁ」って。
夜になるとやって来て、餌をむさぼるらしい。

餌が目の前にありニオイがぷんぷんしてるのに、重機の上にあってはさすがに野生のイノシシも食べられない。
何とか食べようと重機の周りをうろうろしているイノシシの姿を想像した。
イノシシには悪いが、これは牛の餌。
これから冬を迎える牛のために、食べられるわけにいかないのだ。

これから冬になると、イノシシも餌を探して出て来るだろうな。
今でも住宅地にはイノブタが出没している。
イノシシ&イノブタ被害はまだ出そうだ。


作業を終え、石松君にご飯を与える松ちゃん。
「待てっ」の指示を出し石松は必至に我慢してるのに、横から来たさびが石松のごはんを食べ出した。

石松は待ての指示を何とか全うしようと我慢してたのだが、こらえられず食べようとして「待てっだろ!待てっ」の松ちゃんの再指示に、体を振りながら我慢。
ちょっと可哀想だったけど、笑った。

昨日も書いたが、町の姿は一変した。
とにかくたくさんの人間が町にいる。
今までは原発復旧の作業員の車が多かったが、除染関係・新たに建設される建物や処理場関係のトラックや人が増え町には変な活気?があった。

そんな中、一匹の猫と出会った。
いつも猫と犬の餌を車に付け走らせているので、まずは餌を取り出し僕の汚い猫なで声で呼んだが、完全に無視。
「餌はいらないよ」って感じ。


一旦は足を止め僕の方をじっと見ていたが、すぐにそっぽを向いて歩き出した。
10mから5mまで近づいたら、猫はゆっくりとしかも悠然と去って行った。

町には至る所に人がいる。
建設現場の建屋などにいる作業員の人に餌をもらっているのかも知れない。
以前勤めていた会社近くに猫がいたのには少しびっくり。


多分、オス猫。
この近辺をねぐらにして生きているのであれば、人から餌をもらえるのだろう。
作業員が使う事務所などがあれば、気の良い人が餌を与えているのだと思う。
病気も無く元気そうだったから、僕は深追いするのをやめ、猫の意のままにしてあげた。

町は変われば動物たちの環境も変わって行く。
それでも、猫に遭遇したのは嬉しかった。
「猫だけはホントに多いぞ」って松ちゃんが言ってたが、生き物のいない町よりいる町の方がいい。

良く釣りに出かけた富岡の海岸で、汚染物の黒い袋の山、山、山を見て、またびっくりして帰って来た。
復興の名のもとに、色々な変化があるだろう。
海岸は近づけない場所になっていると思う。

松ちゃんは自分の町に誇りと郷土愛を持って生きてきた。
今の松ちゃんに町の姿はどう映っているのだろうか?
そんなことを思いながら、今日はこの辺で失礼します。
みなさん、これからも松ちゃんの応援を宜しくお願いいたします。













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品違い?

2014-10-30 08:00:02 | 日記
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NO702
この頃、ブログも更新出来ない日が続いているが、昨日、僕は松ちゃんと会った。
出迎えてくれたのは、みなさんから届けられた支援物資。


嬉しかった~!!!
みなさん、本当にありがとうございます。
詳細は明日にでもご報告させて頂きます。


フスマやエン麦に野菜などをトラックから降ろす松ちゃん。
伝票にはふすまって書いてあったけど「これ、ふすまでねぇよな?これエン麦だべ?」っていいながら物資を降ろす松ちゃんでした。

えっ、そんなことあるの???と、少し引きました。(冷っ)

僕が支援物資の受け取りをご報告をさせていただいていますが、品違いのご報告が今まであったかも?と思います。
僕は直接餌やりをしないので、これからも伝票に書かれたままの報告をさせていただきますので、品違いのご報告の時はお許し下さい。


昨日は、かぼちゃが牛たちのデザート。
「これ、包丁なんかで切ってたら、大変だべ?」と笑いながら、押切でかぼちゃを切る松ちゃん。

「ヤマなら上と下に歯があるからいいが、牛は下しかないから堅いかぼちゃは、小さくしてあげねぇと食えねぇんだ。噛めないから、そのまま飲み込んでゲホゲホしてる奴がいたから」と言い、僕は笑った。


確かにかぼちゃは堅い。
押切を使うも左手でかぼちゃを持ち、右手一本で堅いかぼちゃを切るから結構力がいる。
内のかみさんが料理中「これ切って」と手伝わされる時があるが、かぼちゃ切りは僕も好きじゃない。
昨日、松ちゃんはかぼちゃ4個を押切器で細かく切ってあげた。


粉もののふすま、次はトウモロコシ入り配合飼料、その後にこのかぼちゃ。
牛たちには結構、いいご飯になったのでは?
栄養も文句なしだと思った。


最後はチモシーを牧場内に運び、均等に分けてあげる松ちゃん。
牛が松ちゃんを追う姿も見慣れたが、こんな時ほっとする自分がいる。


昨日、30kgのチモシー4個=120kgが、牛たちの午後一番のごはん。
この牧場は午前に一回、午後一回だから、やっぱり牛たちはよく食べる。
昨日のトラック1台で2日分の量です。

みなさんからのチモシーは備蓄していて、松ちゃんのご両親の家とコンテナに大切に保管していますが、昨日はチモシーを使わせて頂いた松ちゃんでした。

北海道からロールわら餌など取り寄せたりしていますが、みなさんからのチモシーは餌やりの作業が本当に楽なんですよね。
だから、本当にありがたいです。


牛たちが順番待ちする牛たちの姿を見て、牛と松ちゃんの信頼関係を見た。
元々畜主でもないのに、立派な牛飼いに見える。(笑)

震災直後、放浪し餌の無い中を生き抜いてきた牛を柵の中に入れ保護する中で、人間の派閥じゃないが牛同士の喧嘩(餌の取り合い)があったりして、怪我する牛がいたけど、今はいない。

平等に餌を与えて来たのと、毎日ちゃんともらっているので、穏やかな表情の牛たちでした。

ふるさと富岡町も本格除染が始まり随分と変わった。
除染で流入する多くの人と会社、海岸付近に汚染物処理場や放射能汚染物の仮置き場などが作られ、無人の町だった姿はもうない。

政治の事、国の事、東電の事、被災地の事など、色々と文句や書きたいことがたくさんあるが、昨日は松ちゃんの午後の餌やりに付き合い、今も変わらない松ちゃんと牧場の姿に癒されて帰って来た僕でした。

みなさん、これからも松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。
それでは、またお会いしましょう。





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足掛かりに。

2014-10-27 08:15:33 | 日記
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NO701
昨日、福島県の各地で県知事選の投票が行われた。
原発再稼働を考えれば大事な選挙なのだが、熱気は感じられなかった。


古屋と納屋の狭い間に入って来たモモコ。

与野党4党相乗り選挙だったから、どうでもいい雰囲気を感じたは事実。
政治のことより広野町にイオンが出店のニュースの方が大きかった。

来春にも開店との地元新聞記事に嬉しくなった。
これで広野町に戻る住民も便利になるから、確実に復興の足掛かりになる。
スーパーが無い場所じゃ人は住めない。
原発被災地に出店してくれるイオンの経営者に感謝!そして拍手!


石松とシロの仲良しコンビのツーショット。

広野の復興、次に楢葉町の復興、その次に富岡か?
何年先に富岡は変わるだろうか?長い道のりを想像する。

先週、期日前投票を終え松ちゃんちに向かい、いろいろと話した。
お腹の調子が悪かった子牛が元の体調に戻った事などを聞き、一安心するも「松ちゃんはいつも脅かすよな~」って、彼の前で僕は愚痴った。


配合飼料などをトラックに積み込む松ちゃん。

松ちゃんは忙しい日々の中、牛のために栄養がある良い餌を探し、第一弾の餌を確保した。
牛に対して並々ならぬ愛情や、作業の合理化などを考えているのが分かった。

僕にはわらの栄養や、わらの良し悪しがよく分からないのだが、毎日与え続けている松ちゃんが「かなりいい餌」っていうから、そうなんだと思う。


北海道の畜産家の方から取り寄せた1ロール500kgのわら餌を与える松ちゃん。

生きた草を食べさせたいのは当たり前の事なのだが、いろいろと制約があったり、その環境にない故郷の事情でなかなか進まない。


柵の中の牛の頭数を数えている松ちゃんです。
電気柵を修理するも牛たちは、そのうちまた柵を壊して出てしまうから、いたちごっこ。

松ちゃんは何事にも動ぜず、町の環境を日々見てその中で答えを出して来た。
そこには原発事故以来、動物たちを助けるため町に残り町の姿を見続けて来た確かな目がある。

彼の目にふるさとの今は、どのように映っているのだろう。


知人と打ち合わせする松ちゃん。

未だに12万人以上の被災者が帰還出来なくている今、それぞれの心の中に、それぞれの思いがある。
中には今もどん底を見ている人もいるはず。
みんなには、どこかで割り切って、これからは夢を見ながら生きてもらいたいと思う。

被災地に一人残り動物と共に生きて来た松ちゃんを見れば、辛い事も少しは吹っ飛ぶのだけどなぁと思った僕だった。









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小さな喜び

2014-10-23 06:11:50 | 日記
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NO700
みなさん、いつもご支援下さいましてありがとうございます。
先週まで届いた分のご報告をさせていただきます。
今週の分はまた後でご報告させて頂きます。

伝票NO3040-8009-4872 T.H様 チモシー1番刈30kgX2個口
伝票NO3039-5525-4352 R.T様 アルファルファ25kgX5個口
伝票NO8096-9283-7553 M.S様 人参10kg
伝票NO3040-3283-3646 K.M様 チモシー2番刈30kg
伝票NO4067-3642-8420 T.S様 いも1ケース

(順不同 イニシャル違いの時はお許し下さい)

本当にありがとうございました。
みなさんのご支援に深く感謝いたします。
これからも何卒ご支援下さいますようお願い申し上げます。

今回富岡に帰り本格除染で丸刈りにされた林などを見た。


松ちゃんちの下にある牧場へ行く山道も片側だけきれいにはがされていた。

松ちゃんは、他県ナンバーの車や他県から入って来て除染作業するたくさんの人を見て「これじゃぁ、何があってもしゃぁねぇよな!」と、空き巣被害などが起こるのを心配し、顔を曇らせていた。

除染作業をしている人たちの中にはマスクもしないで作業している人もいて、いくら原発構内での復旧作業より線量が低いからと言っても、これでは粉じんを直接吸い込むから、原発構内での仕事と変わらない被曝をすると言われている。
自分の体は大切にしてほしい。

前日、僕が以前勤めていた店の駐車場が、放射能汚染物袋の仮置き場になっていると聞いたが、げんなりして見に行く気にもなれなかった。


至る所こんな感じです。
帰還する人も少ないのに、大々的にやっているがやはり無駄だと思う。

自分の家と周辺がきれいになるからという理由で除染を頼んでいる人が多い。
頼んだ人たちの中には、もう新しい家を買い富岡には帰って来ないという人も多い。
どんなことやったって、もう町は元通りに戻らない。

ちょうど僕が松ちゃんちに着いた時、彼はカメラマンの人と一緒にいたみたいで、午後からの仕事が待っていた。
食事を摂ったら、すぐに仕事に取り掛かった。


配合飼料を車に積み込む松ちゃん。

言いたい事もたくさんあると思うが、いつも目の前の事に集中してる松ちゃんが羨ましいことがある。
助ける動物がいるから彼は強いのだ。


配合飼料の袋にカッターナイフを入れる松ちゃん。

牛たちの餌の事、これからの富岡町の事と、色々と話す中で、僕は松ちゃんが作業しながら、当たり前の普通を失った空間で遠い先の事を見ていると感じた。


この日はみんな行儀が良かった。

身内の話になるが、長男と避難した僕の義母は、孫一家と3世帯で新しく船引町での生活を始めた。
1町3反分(3900坪)の土地から、約30分の1のたった120坪の土地に家を建て、これまた以前の30分の1の畑を作り、白菜とブロッコリーと花を植えていた。

以前は富岡の自宅の約300坪の畑で取れた野菜などを、ご近所に配り重宝がられていた義母も震災後、避難の連続から落ち着いた先の団地で、田んぼと畑がない生活に苦しんでいたが、これで少しばかり気が晴れただろうか?

悲しいかな、義父を避難先で不慮の事故で失い、涙にくれていた義母のこれが今出来る精一杯の事かも。
これで少しでも元気になってくれたら嬉しい。

小さな本当に小さな畑?に植えられた白菜を見て、これを義母が植えてる姿を想像し、これが今の義母の小さな喜びなんだと思ったら切なくなった。

東電は事故を起こした加害者なのに、今でもふんぞり返っている。
東電の体質もほとんど変わっていない。
国は何故、東電をかばうのだろうか?

ロシアからガスを買い、それで電気を作れば原発なんていらなくなるのに、それでも原発再稼働ってか?
ガス発電の方が、どれだけ安全でコストが安いか計算できねぇんだべか?


「がさがさ」と音がしたと思ったら、すぐ柵に足を掛け脱走した牛を探す松ちゃん。
外に出て青々とした草をたくさん食べ、お腹いっぱいになったら夕方に必ず戻って来ると聞いていたけど、本当に戻って来た。

戻って来るのはありがたいが、柵に入らず手こずらせるのは勘弁して~です。(笑)

松ちゃんが牛たちを死ぬまで面倒見るって言っていたけど、原発にも死ぬまで反対!って。
僕も同じ気持ち。
この先もずっと。

































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日々、奮闘中!

2014-10-21 08:23:57 | 日記
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NO699
個人的にも何だかんだあって、松ちゃんの所に行くのが2週間ぶりになってしまった。

今回は電気柵を壊し、柵から脱走した牛3頭の柵入れと電気柵の修理、北海道から取り寄せたロールわら餌も届いて、尚且つ取材が入っていたから松ちゃんの忙しさを痛感。


電気柵の修理をする松ちゃん。
1本のポールに縦3か所電線を張るのだけど、ものの見事に電柵はズタズタにされていて、全部切られていた。
張り直す距離が長いので、修理に結構時間がかかっていました。


昨日、壊れた電気柵から逃げ出したのは、子牛2頭と母牛1頭。
松ちゃんは母牛を簡単に柵に入れたが、僕が追った子牛は逃げ足が早くなかなか入れられない。
それを見かねた松ちゃんが子牛を柵へ。


これが北海道から取り寄せたロールわら餌の一種類。
ビニールで包まれていないので、雨が降るとダメになってしまうから、どの餌よりも先に与えていた。

みなさんからご支援頂いているチモシーは大切に備蓄していて、松ちゃんは「全部で約一ヶ月分」と、今も大切に保管していた。

みなさんからのチモシーはいざという時に使うつもりでいる。

冬の餌の確保を考えたら、少しでも備蓄したいのはあたりまえの事。
で、前々から何とかしなければと、彼は動いていた。

2か月前「北海道の餌は高栄養化で、かなり品質がいいらしいんだ」と松ちゃんから聞いていたが、買うにしても配送料の問題が大きな壁になっていたのだ。


こちらはビニールで包まれたロールわら餌。
餌は全て一つ500kgの馬鹿でかい大きなロール餌だった。

僕が「もう、お金は払ったの?」と聞くと、「いや、それがまだなんだ」
僕は「えっ、お金払ってないの?」と返したら、「相手がトラックの手配を取れないって言ってたのに、突然、明日届けるって、まだ買うとも言ってなかったけど、この際だから持って来いって言ったんだ」って。

22個で11トンのストックになったが、只今配送料金折衝中と言う事で、少しでも安くと松ちゃんは奮闘していた。

何でも20数万円の配送料になるらしい。
松ちゃんに聞いた。
「本当に品質はいいの?」
「うん、かなりいい。でも、ちょとな・・・」と。

通年、安定供給できるだろうか?とか色々問題もあり、やっぱ考えるとこあるようです。
それにしてもいろんな餌がある。


餌場が糞尿や雨でぬかるんだ時に使うもみ殻も届いていて、松ちゃんは「すべての餌を取り寄せて比較してみる」と言っていた。


毎日、藁を一人で何度も何度も運び続けている松ちゃん。
いつ見ても重労働。


仕事が一段落した時に取材か何かの電話が入った松ちゃん。

誰が何と言おうと松ちゃんなら牛たちは大丈夫だ。
僕も身内から「そんなこといつまでやってんだ」と言われたが、動物の命も人間の命と同等に扱う事を教えてくれた松ちゃんの生き方、悪くない。

生れてきた命に無駄な命は無い。
何かしらの理由が必ずある。
被曝して生きる牛にも必ず意味がある。

牛飼いでもない彼が被曝牛を生かすことを理解できない人も多いが、そこにはその人たちに見えない人間の心がある。
動物の命を繋ぐことが彼の闘い。
日々、重労働をしながら牛たちを生かす松ちゃんだが、「いつまで出来るか俺にもわかんねぇ、死ぬまでやっぺ」と笑いながら言った。

全国のみなさん、どうかこれからも松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。








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区切り。

2014-10-16 06:16:28 | 日記
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NO698
東電が起こした福島第一原発事故から3年8ヵ月。
被災者の体験談がまとめられた一冊の本を昨日読んだが、区切りを付けられないでいる人々が多い。


今も人が住めない無人の富岡町の商店街

母を亡くし火葬場がいつ再開するか見通しの無い中で、避難指示を拒みペットボトルに水を入れて凍らせ、ずっと母親の体を冷やし続け遺体に寄り添った人がいた事を知った。

夢中で避難する中で、右耳が痛いと眼鏡を外したらフレームが曲がっていることを震災から6日目に知った主婦の話など、何人かの手記を読んだが、それはまさに、一瞬にして平穏な日々の暮らしを奪われた被災者の怒りと錯乱と涙の日々を記した本だった。

自分も体験したが、それ以上の過酷な体験をした人の手記を読んで震えてしまった。
そして自分も区切りを付けられないでいる一人かも知れないと自覚。

放射能がなければ、こんなに苦しむことがなかった。
それだけは間違いない。


大津波で駅舎もろとも流されたふるさとの富岡駅

自分と対照的な松ちゃんの事を、落ち込んだ時などに思う。
放射能の事を「少しは考えたよ」と話したが、避難先で少々欝状態でいた自分を救ってくれたのが松ちゃんだと、今でも思っている。

松ちゃんも東電への怒りはすざましいものを持っていたが、避難生活をしないで目の前の犬や猫の命を救っていた彼は「落ち込んだ事なんかねぇ」と、少しも微動だにしなかった。
彼だって失ったものは多いはず。
それなのに気丈な男だ。

当たり前の普通の暮らし、友人や知人とのコミュニティの断絶、家族と一緒に暮らせない現実、仕事、家、田畑など、故郷を失った人々が多い中で、松ちゃんは全然違った。


高線量区の帰還困難区域にある牧場で牛にわらを与える松ちゃん

電気もなかった2年間は、ろうそくと缶詰めとレトルトで動物たちと共に富岡で生きてきた。
目の前の腹を空かした犬や猫を絶対に餓死させないと奔走し続けた彼には、後ろを見てる時間はなかった。
だから今も前しか見ていない。

もうすぐ冬がやって来るが、電気がなかった彼の2年間の冬の暮らしぶりは壮絶だった。
山の湧き水も凍り、動物たちの餌やりだって半端なく厳しい環境になる。


雪が降る前の冬の牧場の朝
毎日霜が降りとても寒い

誰にも愚痴を言わず、ただひたすら動物たちの命を守って来た彼は、これからも牛やダチョウを始め生かし続ける。


みなさまからご支援頂いたキャベツを与える松ちゃん

まだまだ長く続く彼の闘い。
全国の皆さん、これからも松ちゃんの応援を宜しくお願い致します。

今週末、期日前投票やら色々用事を済ませ松ちゃんに会いに行こうと思ってます。
それではみなさん、またお会いしましょう。












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私腹を肥やす悪代官?

2014-10-14 07:31:21 | 日記
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NO697
10月26日に行われる福島県知事選挙の投票券が届いた。
福島原発事故後、初の知事選になる。


牧場から一人とぼとぼと坂を歩いて上がってくるシロ。

これからの原発問題を考えるにあたって絶対に外せない知事選だと思うのだが、こちらでは全く報道しない。

原発再稼働をしたいがため政治的判断で、マスコミに報道させないようにしているのか???


横はカッコよく決まっていますが、正面は散切りショートで今回も笑える松ちゃんちのヤマ君だった。

東電がひた隠しにして来た事実が原発事故後、少しだけ世間のみなさまに知られるようになったが、ばれなければ何十年だって、国民をだまして平気な顔してたってこと。

国も暗黙の了解で裏金さえいただければ、何でも許してきたという事か?
彼らはまさに私腹を肥やす悪代官?のようだ。

ふるさと富岡町は除染作業をする業者の車が縦横無人に走り、田畑も以前のように土の色を見せるところが多くなった。


自宅付近の田畑の除染光景。

しかし、今の除染では子供の帰れる場所に非ず、若いお父さんお母さんは、早くからふるさとへの帰還をあきらめた。

ごく少数の年寄りだけしか戻らない場所に膨大な予算を使うなら、フクイチに投入し早く福島原発問題を片付けろと言いたい。

とにかく一刻も早く海に流れ続けている汚染水を止めてくれ!
魚と貝や海藻が食べられなくなるのは困る。


僕には全く見分けることが出来ないが「松ちゃんのお父さんが「これは今日の足跡だぞ」と教えてくれたイノシシの足跡。
お父さんは「まだまだいっぱいいるだぁ~」って言っていた。

地上ではモグラもミミズも土中で被曝、穴を掘ってキノコや草の根を食べるイノシシも、森林に生息する野ネズミも数多くの野鳥たちも被曝し生きている。

福島の子供たちは甲状腺がんを発し、幼くしてがん手術を受けホルモン剤などを飲み続けなければならない。
今も原発事故により心を蝕まれ、絶望感から自殺者が増え続けている福島原発事故。


わらを食べる松ちゃんの牛に草をやってみた。

人も動物も植物も昆虫に至る生命のすべてが、これからも放射能の危険と向き合い生きなければならない。
これだけの事故を起してなお原発再稼働と言う政治家は、原発被災地に暮らしてみたらいい。

子供も孫も一緒にだ。
当然だが、そんなことするわけないよな。
自分や自分の家族の命と健康は大事だもんなぁ~。

自分たちさえ良けりゃ、国民の命や健康なんかどうでもいいのか?
そうでなければ危険な原発の再嫁動なんて言わないだろ。
自分と自分の家族が事故を起した原発と隣り合わせで暮らさねばならないと、少しでも考えて欲しい。


林の中の除染を始める業者さん。

国民には特定秘密保護法案で都合の悪いことは全部隠し、集団的自衛権で他国の戦争に手を貸し、日本の若い人たちを戦場に駆り出す?
TPPで日本の農業そのものを壊し、遺伝子操作された食べ物や、それらを食べさせられ飼育された豚や牛に鳥などを輸入し、国民に食べさせる国。

こんなもの食べ続けて本当に問題は無いのか?
年金問題もダメだし、消費税10%もダメ、全てがダメだよな。

自分のボヤキはこれぐらいにして、今回の福島県知事選には6人もの立候補者が立つ前代未聞の事態が起きている中で、福島の子供の健康や県民の安全を守り、福島第二原発の廃炉を決定をすることが出来る知事の誕生を願う。















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20日で100万円。

2014-10-10 06:00:55 | 日記
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NO696
昨日、予定より一日遅れて福島から帰って来た。

先週行った時に松ちゃんに渡すものを渡し忘れて時間を作って行ったのだけど、彼は相変わらず忙しく先週末からフランス?の記者さんと、北海道からのお客様が来てたみたいだ。
残念ながら今回は松ちゃんと話せなかった。

少し心配だった牧場の様子はいつもと変わらない姿だった。


全くぬかるんでなくて良かった。
わらに食いつく牛のアップ写真。

今週はじめに台風が猛威を振るい、横浜でも相当の被害が出たところがある。
台風で緊急速報メールが何度も入り、ちょっと焦った。

TVニュースで報道された土砂で壊され不明者が出たお寺が友人の家の近くにあり、本当に笑えなかった。

今度の台風はそれ以上の被害が出ると予想されているらしい。
上陸して欲しくないな。

御嶽山の噴火で火山のニュースが多くなったけど、九州の霧島の噴火が予想されると知り、やっぱ地震・火山の多い日本に原発はいらないよな!と強く思った。


牧場に降りてきた石松君とシロ。

一昨日、原発復旧に携わる関係者から原発構内での話を聞いてきた。
技術者が早期退職してしまう。
体調を壊して辞めるのでなく、被曝の危険から身を守るために辞めていく。

技術者育成なんてとても時間がかかる事を言ってる政治家がいるが???だ。
台風が来ると下請けさんたちは、家に帰れずずっと事故を起した原発に張り付いていなければならない。
汚染水が漏れないようにと常に待機してるわけだ。

原発構内で働く人たちの大変さや被曝の危険と鉢合わせの仕事をする過酷さを思うと、少しばかりの危険手当じゃ辞めていく人が多いのは仕方がないと思う。


じゃれ合う二匹。
石松も軽く右前足でなぞるようにジャブ。
シロはもっとやって~って感じでしょうか?

国は東電任せにしているから、一向に変わることは無いだろう。
除染にしても国がきっちりと指導していないから、色々と問題が起きている。

構造的に問題があると言っておきたい。
原発構内で命を削り働く人の給料・除染で被曝する人たちの給料を詐取する大手ゼネコンから一次下請け・二次下請け・三次下請け四次・五次・六次と続き、中間で詐取してうまい汁だけ吸う会社の排除が絶対に必要!


牛も怖くないのか?興味があるのか?牛の餌場を言ったり来たりのシロでした。

原発関係は仕事もしないで金だけ詐取する会社が多すぎ!
国が主導でやればこんな会社すぐになくせるだろう。
国はここに手を付けろ!

詐取する会社が無くなれば除染する人は、一日の日当が5万円くらい貰えるのではないか?
20日働けば100万円。

原発構内で命の危険と隣り合わせで働く人には、これ以上払ってあげてくれ!
東電の下請け会社だろうが、ゼネコンの下請けだろうが、原発構内で働く人たちは高給料でないとダメ!

そうしてでも人を集めないと原発事故処理は、遅れるばかりで進まない!
あなた達(政治家)は、どうせろくなことに金を使ってないのだから、このくらいの仕事はしてくれないと困ると本当に思った。

今日は以上です。


















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暗い影。

2014-10-04 07:24:39 | 日記
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NO695
戦後最大の火山災害になった御嶽山噴火。
山を愛し自然を愛する人・山登りが好きな人・人それぞれの理由があるだろうが、何とも言えない気持ちになった。

山を愛する人に悪い人はいないんじゃないかな?って思っているから、何でいい人たちが死なねばならないのだろうか?と思った。


松ちゃんの牧場で元気に育つ今年生まれた子牛。

昨日、ある学者が噴火を予知することは充分に出来たとTV番組で言っていたが、多分、学者が言ったことは本当のことだろうと思う。

噴火直後、山荘に逃げ込んで来た登山者を助け、登山者を先に下山させ後から下りてきた山荘のご主人の言葉「何も出来なかった。自然の力の大きさを思い知らされた」が胸に刺さった。

人間の考える事・出来る事など自然に対してはちっぽけで、どうにもならないことや何も出来ないことがある。
学者の言うように登山を差し止めていれば、こんな災害に遭わなかったのにと思う。

今日は、御嶽山で尊い命を失った犠牲者のみなさまのご冥福をお祈りいたします。


今日、明日の台風の影響で、また水浸しの牧場になるのかなぁと少し心配。

御嶽山噴火のニュースは先週の土曜日の午前中に速報で流れた。
あの時九州の川内原発の事がふと頭をよぎった。

再稼働させるなとの天からの教示だ!と強く思ったのは僕だけだろうか?
いつ噴火が起きるか絶対に分からない。
ましてや大災害が起きたら人間の力など、本当にちっぽけで何も出来ない。
今、原発再稼働を踏みとどまらなければいけないと思う。


昼休みに愛猫シロと遊ぶ松ちゃん。

先週、松ちゃんと原発の話をした時「地元の業者はいねぇ、みんな被曝してっから働いているのは、全国からの寄せ集めた素人ばかりだぞ。だからミスばかり起きてんだ」と。

松ちゃんは、原発の復旧はこの先も暗い事を見通している。
知識と経験のある技術者が被曝して働けない。
危険な仕事のため会社を辞めてしまった人もいる。
原発構内の線量が高すぎる事、そして危険な作業をするならまだ除染してた方が安全だろうと、人が除染に流れていることを教えてくれた。


こっちに来てなでてよ~と甘えるシロ。

この先を危ぶむ松ちゃんの「原発だけはよくねぇ~、絶対にダメだ」が、暗い影を連れてやってきた。

建設土木業は全国各地で建設ラッシュが起きていて、原発で働かなくても充分すぎる仕事がある状態。
これで東京オリンピック?の工事が始まったら、危険な原発で働く人がいなくなるのは当然だわな。
誰しも家族がいて、被曝して癌や白血病になりたくないもんな。

そして誰もいなくなった現象が原発構内で起きるのだろうか。
ある学者が言うように、F1の完全収束は100年後になるかもしれない。

どれだけかかっても収束しなければ福島に未来なんかない。
今月、福島県知事選があるが、廃炉の確定がなされていない福島第2原発を廃炉にする知事を選びたい。


「さぁ~て、仕事始めっかぁ」と動き出した松ちゃん。
松ちゃんの今の問題は残された動物の事で、動物たちの命をつなぐこと。
だから、迷いも何もない、ある意味充実した日々を生きている男だ。

それはそれで過酷な闘いでもあるのだが、彼の精神力は半端ない。
「ここで生きることが闘い」を地で行く男。

全国の皆さん、これからも松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。

今日はこれからやって来る台風で、全国各地で大きな被害がでない事を願いこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。














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そして何も言わなくなった。

2014-10-02 07:12:00 | 日記

NO694
今日は、原発の事を書きます。

富岡町民は原発事故で当たり前の普通の暮らしを一瞬で奪われ、全国47都道府県に散らばり茫然とする日々を送っていた。
あれから3年7か月、帰るたびに荒れ果てた田んぼを見て、僕は亡き義父の悔しさ・恨めしさを思う。


何処の家の田んぼもこのように荒廃し、以前の姿は無い。
亡き義父は米作りをしたいと願っていたが、その思いもむなしく避難先で他界した。


立派な生垣を作っていた家々も今ではこのありさま。
ヤブ枯らしに覆われた家の生垣。
藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さからこの名前が付いたつる科の植物で、別名ビンボウカズラ(貧乏葛)その意味は、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂るとか、この植物に絡まれた家屋が貧相に見える、または、この植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまうなどの意味があるそうです。

僕のマイホームもこの貧乏葛に覆われているから貧乏になるのか?って、言われてみれば元からお金なんか持ってなかった・・・(汗っ)

富岡町では、みんなが金持ちではないけれど、平凡に家族和気あいあい普通に暮らしていた。
何はなくても心温かな暮らしと、自然があふれる光景がそこにはあった。
原発事故のおかげで、家族離散して暮らす住民が今もいる。

松ちゃんが原発に強く反対するのは、愛してやまない故郷富岡町を人が住めない廃墟の町にしたことと、放射能汚染はそこに生きるすべての命を危険に晒すからだ。


両親の家が子猫たちの家になっていて、子猫の様子を見に行った松ちゃん。

彼は自然をこよなく愛し、動物や昆虫などの生態を良く知り、命の大切さを知る男。

山に入り山菜やキノコを採り、川に入れば鮭や鮎、ワカサギを獲り、それを肴に友達と酒を飲む楽しい暮らしや町の姿などどこにもない。

放射能のおかげ山菜もキノコもサケや鮎、ワカサギも山になる果実や木の実も全て口にすることが出来なくなった。

故郷を失った者の苦しみが分かるか?

故郷を失った者の胸の痛みが分かるか?

避難中に親を亡くした者の悔しさが分かるか?

彼自身、被災者の一人だが、これらの事を喋らなくなった。

安倍自民党は、必ず原発再稼働をするだろう。
福島の子供の甲状腺がんが103人(疑いを含めて)も発症しようが、自殺者が出ようがおかまいなし。
国はこれらのことについて、原発事故が原因の被害と絶対に認めない姿勢でいる。
またマスコミを使い原発事故の報道を規制し、国民が原発再稼働に反対しないように動いている。
マスコミも心を売った奴隷のように従い、真実を報道しない。

松ちゃんがいつも怒っている効果の低い除染に5~6兆円も税金を投入し、「空間線量が下がり故郷で暮らせる環境になりつつある」などと言い、危険な故郷に住民を戻そうとしている。

小さな子供も含む住民の命や安全を経済とを天秤にかけて経済をとる日本だ。
これが、日本の姿。
国民のみんなは騙されている。


外で殺処分された仲間がたくさんいることを、松ちゃんの牧場の牛たちは知っているだろうか?
いつもここだけ別世界に見える。

世論を誘導するために絆だとか、復興だとか耳に入りやすい言葉を使い国民を翻弄し、福島の事故を隠し原発再稼働のタイミングを計っている安倍自民党。
汚染水処理も出来ず、高濃度の汚染水が今も海に流れている。
放射能汚染物の袋は破れ地上に放射能が飛散している。
未来のある福島の子供たちを何故守らない?

事故の真相も地震なのか津波なのか未だ釈明されてない。
事故被害の実態も全く分かっていない。
そして事故の責任を誰も取らない。

全て暗闇の中に隠されたままだ。
松ちゃんは、呆れてしまったかのように何も言わなくなった。


お昼ご飯を食べ終え、少しだけ昼休みを取る松ちゃん。

世界で称賛されている松ちゃんは今年、フランス、イタリア、スイスに招待され、3週間にわたって反原発の講演、原発視察などのスケジュールをこなした。
日本では黙殺された男と書かれたが、今の彼の心中はいかに。


久々にモモコのアップ写真。

今年の夏、原発を稼働しなくても何の混乱も起きなかった。
日本の電気は原発がなくても足りている、やっていけるのだ。
全国のみなさん、原発は無くても日本はやって行けますよ。
日本の技術力、勤勉さは世界の宝。

これがあれば原発に代わるエネルギーを創造できるし、日本なら絶対に出来ます。
全世界に千数百基の原発があるが、日本がやるべき廃炉技術の確立は世界の宝になる。
今まさに、このチャンスを生かすべき。

僕は心からそう思っている。
今日は以上です。


















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いつもの鉄人に。

2014-10-01 06:20:17 | 日記
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NO693
昨日の朝、いつもより遅く富岡の松ちゃんちに向かった。
首都高速の横浜付近でちょこっと渋滞。
お昼には間に合ったので、松ちゃんと弁当を食べ色々な話しをした。

三日前は横須賀に出て来てくれ下界の空気を吸い少しはリフレッシュした彼も、被災地で生きて来たいつもの鉄人に戻っていた。(笑)


ダチョウのモモコの柵の前で。

三笠公園でも話をしたが、深刻な原発構内での復旧作業員不足の事、政治の事、本格的?除染の始まった富岡町の事、これからの牛たちの事などなど。

この話はまた後で書きますが、政治については「自民党の言う復興って、何処で復興なのか?どこまでやったら復興なのか聞いてみてぇな」と、先の見えない富岡の未来を憂いていた。

彼ら(政治家でなく政治屋)が言っている福島復興の定義を、誰もが分かるように言ってもらいたいという事だ。

松ちゃんは昨日、隣町の農家さん(楢葉町)の所へ向かった。
松ちゃんが保護してる牛のためにある農家の方がわらをくださるという事で向かったのだが、全国のみなさまから頂くチモシーと地元の農家さんの応援は本当に有難いです。

先月に何度も松ちゃんちに行っている僕ですが、先月みなさまよりご支援頂きましたチモシーなどの受け取り伝票を昨日、まとめて預かって来ましたのでお知らせいたします。
ご報告が大変遅くなり申し訳ありませんでした。

伝票NO4004-7864-2981 M.S様 さつまいも4ケース
伝票NO4004-7863-8291 M.S様 にんじん2ケース
伝票NO3037-3199-6691 Y.H様 さつまいも1ケース
伝票NO3035-2706-8390 Y.H様 チモシー1番刈30kgX3個口 
伝票NO3035-2548-8641 K.O様 USチモシースーパーグレード20kgX5個口 
伝票NO3036-3679-0380 E.D様 チモシー2番刈30kgX20個口
伝票NO3037-6032-6380 K.O様 チモシー2番刈30kgX8個口
伝票NO3037-6032-6332 K.O様 ふすまX8個口
伝票NO8096-9283-5103 K.O様 にんじん1ケース
伝票NO4030-7457-0496 K.O様 さつまいも2ケース
伝票NO3037-2060-4585 R.O様 チモシー2番刈30kg
伝票NO3037-2060-4563 R.O様 チモシー1番刈500gX2 
伝票NO3037-2060-4342 M.S様 ふすま
伝票NO3037-4975-4976 H.M様 クレイングラス25kg
伝票NO3038-4401-3045 M.I様 チモシー1番刈25kgダブルプレス
伝票NO3038-4401-3034 M.I様 チモシー2番刈30kg
伝票NO3038-4401-3056 M.I様 ふすま
伝票NO3038-4401-3104    チモシー1番刈30kg
伝票NO3038-4401-3045-7694-6090 E.O様 さつまいも1ケース
           K.A様 チモシー1番刈30kg
伝票NO3038-4401-3093 T.O様 USチモシースーパーグレード20kgX2個口
伝票NO4065-0223-8413 T.S様 かぼちゃ他 3個口
伝票NO3030-6289-0384 Y.H様 さつまいも 他2個口
伝票NO4131-4390-0573 M.F様 食品
伝票NO3038-9639-5946 M.U様 バナナ8kg イタリア
伝票NO3038-5450-2405 M.M様 チモシー1番刈25kgダブルプレス
伝票NO3038-5450-2383 M.M様 ふすま
伝票NO3038-5450-2394 M.M様 えん麦
伝票NO3038-9994-4795 M.S様 牧草MIX2個
伝票NO4065-0309-4550 T.S様 さつまいも1ケース
(順不同 イニシャル違いの時はお許し下さい)

みなさん、本当にありがとうございました。
みなさんのご支援に深く感謝いたします。
これからも何卒ご支援下さいますようお願い申し上げます。


ダチョウのモモコも牛のチモシーや配合飼料を喜んで食べます。
さくらがいた頃は、くちばしでむしられ肌が見えるほどだったけど、羽毛も生え元通りの体に戻ってきた。


シロも家から出て来て迎えてくれたが、さびは子猫と昼寝していて出て来なかった。


石松君は猟犬としても有名な甲斐犬らしく体が絞れてカッコよくなってた。
前はちょっと太り気味だったけど、リードを外した松ちゃんとの散歩で駈けずり回っている証拠。
かなり大人びて来た石松君だった。

僕が松ちゃんちに着く前に、松ちゃんの所にはお客様が見えてたみたいで、昨日は本当にジャストタイミングでした。

何でもお客様は山口県から見えられたそうで、相変わらず彼は忙しい毎日を送っている。

もうそろそろやって来る冬の話もちょっと出たけど、松ちゃんは昨日「今、一匹の子牛が下痢してるから、獣医さんに来てもらって注射してもらったんだ」と話してくれた。

「餌は食べるんだけど、今の時期に食べたものがちゃんと栄養にならないと、厳しい冬を越せねぇからな」と、松ちゃんも少し心配してたが、いつもの如く治してくれるだろう。


彼が楢葉に向かった後、すぐに牧場に下りて探してみたけど調子の悪そうな子牛が見つけられなかった。(汗っ)
母牛とチモシーを食べてるこの子牛ではなさそう。


牧場で寝そべっている牛が多かった。
松ちゃんが与えた午前中の餌を食べのんびりまったりしてるところに、やぼったい僕がお邪魔して悪かったけど、逃げることなくほとんどの牛が額をなでさせてくれた。
犬猫はもちろんだけど、牛もやっぱり可愛い。

昨日の福島は暑かった。
道路の温度計は27℃を表示してたから、この時期にしては暑い。
松ちゃんも「今日は異常だぁ~」と昨日の暑さにびっくりしてた。

今月から10月で今年も残すとこ3ヶ月です。
東北はこれから少しづつ寒くなってきます。
全国のみなさんも季節の変わり目に風邪などひかないようにしてください。

それでは今日は、この辺で失礼させて頂きます。



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