ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

モモの最期。

2015-11-29 20:51:50 | 日記
NPO法人がんばる福島 公式ツイッター @GBR_fukushima

松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」 

【楽天市場】がんばる福島のご支援いただきたいリスト

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〒979-0401福島県双葉郡広野町大字上北迫字岩沢29-38
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発送は「ヤマト運輸」のみ対応、他社の運送会社からは送ることができません。
皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。


NO846
みなさん、こんばんわ。
今、富岡から帰って来ました。

松ちゃんとは時間差がありましたが松ちゃんのお父さんと2時間、松ちゃんとは3時間付き合う事が出来ました。

今日はモモコの二七日(ふたなのか)なので花ぐらい墓に備えてあげたいのと、松ちゃんをご支援下さる方からの預かりものを届けるため無理くり都合をつけて行って来たのですが、モモコの最後の姿を知ることが出来ました。


朝5時に出て早い時間やっているお店が少なくいい花を買えなかったけど、リンゴとお水とジュースとで勘弁してなモモ。

松ちゃんのお父さんがモモコが亡くなった時の姿を話してくれた。
「眠っているみてぇだったぞ」と、いつもと同じく餌箱の前にひざまずき丸くなって眠る姿で亡くなっていたそうです。

お父さんが「東電で10余年飼われていて、そこから払下げで親戚(ダチョウ園の社長さん)がダチョウを5年くらい飼って、震災で一年逃げてから、おらいの家で5年だべ!寿命だべ~」と。

確かに数を足していくと20年を超えるから、モモコは大往生だったんだと少しは気が晴れた。
でも寂しいと僕が言ったら「生き物だからしゃぁ~んめ~」と。

僕とお父さんが散歩でもするかのようにモモコの墓の前で話し込むと、そこへ松ちゃんのお父さんがピーと名前付けた子猫がやって来て、モモコの墓参りをした。


いつもと違うと興味津々のピー


そのまま見ていたらモモコの墓に上がり出し「おい、ピー!そこはモモコのお墓だから上がっちゃダメだよ!」と思わず言ってしまった。

そんな僕を横目で見て松ちゃんのお父さんが「ニオイで分かるんだべ、ダチョウ(モモコ)の臭いを嗅いで分かっているんだ」と。

そのようだった。


ピーはモモコの柵の方に向かって歩き出した。

こうなるとお父さんが「ピー!ピー!」と呼ぶも完全に自分の世界。


すたすたと歩いて迷いなくモモコがいつもいた場所へ行った。

そこでピーの足が止まった。
随分と長い時間立ち止まったまま動かなかった。


モモコの姿が見えるんだろうか?
多分、見えているんだろうなと僕は思った。
このまま5分も同じ格好してじっとしていることは無い。
不思議だった。

松ちゃんのお父さんとは先週も会えなかったから、話すことが楽しかった。
今はお父さんが散歩に出掛ける時に、シロさびの子供も付いて来て10匹くらい連れて散歩するらしい。

子猫たちは数匹しか僕に懐いていないので、10匹と一緒に散歩することは当分先になりそうだが、猫天国を垣間見た。

ここには猫好きの人にはたまらない世界と時間がある。
そして自然と闘う動物と松ちゃんの物語が常に生まれている。
これじゃぁ、動物音痴の僕もはまるわけだ。

モモがいなくて寂しかったけれど、その穴埋めを石松や子猫たちがいつもより頑張ってやってくれた。
今日は満足する一日でした。

明日も早いので、みなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。




















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みなさんのご厚意に。

2015-11-26 16:30:10 | 日記
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NO845
みなさん、こんばんわ。
昨日、北海道札幌市で積雪40cmのニュースに、ちょっと早くない?って感じで少しびびりました。

みなさんからご支援頂いた募金で、牛たちのわら餌を北海道からも手配しているからです。


先週見た時に結構な量が届いていました。
松ちゃんは「今月末までに運んでもらえれば何とかなるべ~」と、先月から運んでもらっているけどあれで全部じゃないような気がするんですね。

途中、天候が悪くて配送にストップがかかっている時があったので、そう思います。

松ちゃんが手配したわら餌は、北海道の生産者様や畜産家様・または問屋さんなどのみなさんのご厚意により無料でお譲り頂いているものです。


松ちゃんが支払っているのは、わら餌の送料のみですがトレーラー1台分を運んでもらうのに、一回で20万~30万円くらい掛かるんですね。
この配送料に、みなさんから頂いた募金を使わせて頂いております。

わら餌を買い求め運んでもらっていたら、多分、一回で40万~60万円くらいか?ものによってはそれ以上になります。
今回、仲間の畜主さんと共同で240万円のお金を使い、春先までの餌の確保をさせて頂きました。

ウィズキャトルさんが餌の情報を毎回、松ちゃんに知らせてくれるので本当に助かっています。


別の所から届いたロールは白いビニールでした。

募金して下さる全国の皆様。
無料で餌をお譲り下さる北海道や栃木・その他のわら餌生産者様、畜産家様、問屋さん。
そして毎回、情報提供してくれるウィズキャトルさん。

本当にありがたいです。
皆様に感謝致し厚く御礼を申し上げます。

松ちゃんが牛を保護することが出来るのは、みなさんのご厚意があっての事で本人も感謝しています。
全国のみなさまには、野菜やチモシーなどもご支援頂いていますが本当に感謝です。
みなさま、本当にありがとうございます。
これからも何卒応援宜しくお願いいたします。


先週の松ちゃん。
外国人(中国の人)を乗せて走らせるタクシーの運転手さんと、どのような経路で移動するか笑顔で打ち合わせしているとこ。

今年は暖冬の予想が出ましたが、東北と北海道は例年並みだとか。
今年から来年の2月までは、どんな冬になるのでしょうか?

冬は好きじゃない方ですが、頑張って広報したいと思います。
それでは今日はこの辺で失礼します。













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ヤマやめろ!

2015-11-25 07:50:32 | 日記
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NO844
みなさん、おはようございます。
この頃お天気が良くない日が続きますね。
先週、富岡に行った日の前日は雨だったようです。

僕は予定より一日ずれ込んで行ったのですが、松ちゃんは「昨日来なくて良かった。雨も降ったし俺も色々と忙しかったんだ」と、前日に来なくて助かったと。

普通にしてたって彼は色々予定が入ってしまうのでいつも忙しいのですが、そう言ったのだから本当に猫の手も借りたかったんだと思います。


この日、松ちゃんの所に来たのは中国のTV局の人たち。

中村真夕監督の映画「ナオトひとりっきり」の横浜での上映の時に、松ちゃんは中国のTV局の人に取材の依頼を受け、彼らは約束通りやって来たのだった。


今はいないモモコの柵の前で撮影の準備するスタッフさん。
この後、帰還困難区域の牧場に向かい、僕は一人で家の下の牧場に向かった。

松ちゃんちの牧場はひどい状態でした。
牧場内には入りたくないと思った。


特に子牛には可哀想な状況でした。
元田んぼだから、こうなると中に入れないんですね。

入ったら転ばないように歩くのみで、僕だと他の事は一切出来ない。
ぬかるみに足を取られて転ぶの間違いなし。


それでもこの日は牧場の奥まで行かなければならなかった。
牛たちのおやつとして果物を持って行ったんです。
だから柵の外側をつたって歩き奥まで行った。

スーパーのビニール袋3つで、中身はリンゴ10個と柿20個。
重かったです。
足元は滑るし歩きづらかった。
リンゴは薄く切ってダチョウのモモコにも食べさせようと思っていたのですがほんとに残念。

奥まで行っても状況は変わらず、ひどいぬかるみでした。
モモコの事で落ち込んだ僕に追い打ちをかけるようにヤマがやってくれた。

ぬかるんだ泥の中を全力疾走!で僕を目掛けて向かって来る。
「おいっ、ヤマ!ストップ!走って来るなぁ~」って言ったって聞くヤマじゃない。
ヤマが僕の目の前に止まった時に、僕の服に泥が跳ね汚れてしまった。

ヤマは本当に食い意地が張ってきたない。
ヤマは一番に果物を与えてもリンゴと柿を独り占めしたくて、牛に食べさせてたまるものか!と気合いを入れて牛を追い払う。
そのたび僕の目の前を走り回るから泥が飛び散り、もっとひどい目に遭った。
さすがに僕も「ヤマ、ホントにやめろ!怒るぞ!」と、ついついキツイ口調で怒鳴ってしまいました。

当然、僕の顔にも泥が跳ねた。
これって牛たちの糞尿まみれの泥じゃん。
ヒェ~!
全く言う事を聞かないし勘弁してくれよ~でしたね。

牛一頭一頭に平均的に食べさせようと一時間もいたでしょうか?
洋服は上着からズボンまで泥が付きとんでもなかった。
着替えを持って来てないし、気持ち的にはヤマをひっぱだいてやりたかったです。(泣)


柿とリンゴを一袋ずつ牛たちに与えたところで、牛の涎でびしょびしょの手で柿の写真を撮った。
柿とリンゴを包丁で切る作業に追われて写真を撮るの忘れてた。
泥だらけのヤマを撮れば良かったのかも知れないが、そんな余裕全くなかったです。

牛は食べるのが下手で口の奥に押し込んであげるように与えないと落してしまうんですね。
自分たちの糞尿でずぶずぶの地面に落ちたら、もう食べない。
お腹を壊す(下痢)のを知っていて下痢したら死活問題なので、落ちた物を食べるのは地面が乾いている時だけです。

牧場に降りる前に僕は柿を与えた事がないので不安になり、松ちゃんに聞いたら「大丈夫だべ~、だけど細かくしてあげてないとな」と言われたので、柿は20個ほど包丁で細かく切ってあげた。


リンゴは4分の一にしてあげたけど、柿もここまで細かくしなくて良かったと後で思った。
気落ちしてたし細かくしてなと言われ、その通りに細かくし過ぎたようだ。

雨が降ると松ちゃんの餌やりがどれだけ大変なのかよく分かる。
わら餌をなるべく乾いた所まで運ばなければならないし、そういう場所はかなり奥まで行かないとないから重労働。
いつも松ちゃんが天気予報を注視していて、餌やりの時間・場所などを考えて行動しているのが分かった。

僕はおやつを全部あげ終えた後、川に入り顔と手を洗いタオルをびしょびしょに濡らして上着やズボンを拭いた。
この日はモモコの事で落ち込んでいるのに、濡れた服で帰る羽目になり散々な一日でした。

家に着いて上着を脱ぐとき上着の袖口の縫い目の所に黄色い牛の糞交じりの藁が付いていて、牧場がずぶずぶドロドロの時は絶対に中に入るのやめようと決めました。(笑)

みなさん、今日は僕の失敗談でした。
それでは、またお会いしましょう。
























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癒されていたのは。

2015-11-23 10:55:58 | 日記
NO843
みなさんこんにちわ。
僕は今日もモモコの事でへこんでいます。

友人が富岡駅前で保護してくれたジャック(病気の猫)の死、以来です。
飼い主でもないのにこれだけへこむのだから、飼い主の松ちゃんはどんだけだろう・・・・。


そういうところを絶対に見せない松ちゃんですが、この日も言う事を聞かない石松に手を焼いていました。
愛犬石松君にご飯を与える松ちゃんです。

放射能が怖くて誰もが町に入る事を躊躇した強制避難区域だった頃、大熊のダチョウ園から逃げたダチョウが町中を放浪していた。
その時「俺、ダチョウも助けっぺと思ってんだ」と松ちゃんが僕に言った。
本当に出来るのか半信半疑だったけど、それを有言実行した松ちゃんだった。

2週間後、松ちゃんの家にはモモコがいた。
あの時は本当に驚いた。
そしてまた1か月後くらい後にサクラが。


2012年の1月
松ちゃんちの庭を自由に歩きまわるモモコ。
初めて見た時、あまりの大きさにびっくりし怖くて近づけなかった僕でした。

あの頃、ダチョウ園にいた約30羽のうちの半数は死んで、他のダチョウは柵を壊して逃げ出し餌を求め放浪していた。

富岡駅前を縄張りにしていたオスのボス番長も、それ以外のダチョウたちも捕獲されのちに殺処分されたと聞いた。


2011年松ちゃん撮影。
富岡駅前に居着いたオスのボス番長。
松ちゃんが保護しようと3度挑戦するも3戦全敗。
3戦KO負けでした。

「あいつはダメだ、気性が荒くて手に負えねぇ~、こんな簡単な柵じゃぁ~ぶっ壊されて、それこそ仕事が増えるって、最初に保護すんのはメスにすっぺ」と、それでモモコとサクラが松ちゃんちに。

ダチョウも殺処分って原発事故さえなければ死なずに済んだ動物がどれだけ多かったか・・・・。
人間の都合で殺された動物たちの事を思い出す。

サクラもモモコも松ちゃんの所で暮らせたから幸せだったと思う。
モモコがいなくなって僕はモモコに癒されていたんだと、しみじみ思った。

原発事故で仕事も家も友人との付き合いも失い家族で福島に住むことも叶わず、これからどうやって暮らしていくか?真っ暗闇の中にいて、いつも重い気持ちで富岡に帰っていた。

人懐こくておとなしいモモコと戯れる時は嫌な事も忘れていたんだ。
可愛いのなんのって。

牛は僕が近寄ると逃げて行く。
リンゴや野菜をもらえる時にしか近づいて来ない。
モモコはいつどんな時でも近寄って来て遊んでくれた。

柵の中に入って僕が歩くと3歩後をついて来る。
これで癒されないはずがない。
モモコ、今まで本当にありがとう。


人間が大好きだったモモコ。
誰が来ても真っ先に迎えたモモコ。
そして誰にでもやさしく接したモモコ。
あの柵の中に、もうモモコはいない・・・・。

ダチョウと触れ合うなんて、松ちゃんがいなければ絶対になかった。
モモコを保護してくれた松ちゃんに感謝です。

最後に、一生懸命に生きてくれたモモコ、ありがとう。
そして今まで癒してくれて本当にありがとう。
絶対に忘れないからね。

NPOがんばる福島の名実とともにマスコットだったダチョウのモモコを偲んで。

合掌














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さよなら。

2015-11-21 16:27:21 | 日記
NO842
みなさん、こんにちわ。
やっと松ちゃんの所に行って来ました。

午前2時50分起床で4時に出て、松ちゃんちに7時半に着いた。
30分くらい色々話して朝ご飯を食べていないと聞き、一緒に食べようかとなった。
ここまでは良かった。

今日はみなさんに悲しいお知らせがあります。


松ちゃんと朝飯を食べたのいつ以来だろうか?そんなことを思いながら、かみさんが朝早く拵えてくれたおにぎりを一緒にほおばり食べ始めたら松ちゃんが「あのよ~、モモが死んだんだ」と。

「えっ~!!!嘘でしょ?」

「ほんとなんだぁ」

「いつ?」

「1週間くらい前」

「・・・・・・何で?」

「老衰かストレスだと思う」

「・・・・・・」

強制避難区域の頃から、たくさんの動物の死を見て来た彼だがモモコは家族の一員。
松ちゃんも今日は言葉が少なかった。


2週間前に行った時の写真です。
走って迎えてくれたモモコ。
何処も悪いとこなく元気すぎるくらい元気だった。
しいて言えば首をひっかけて皮が剥けていることしかなかったのに・・・

そういえば今日はモモが迎えてくれなかったな。
ほんとと聞いてさすがにショックだった。

松ちゃんが原因を老衰か?ストレスのどちらかだと言ったが、あのおっとりした愛嬌者にストレスは考えられない。

松ちゃんも命を預かっている責任からか「俺はモモコのホントの歳知らねぇから老衰とも簡単に言えねぇしなぁ、困ってんだ、だけどみんなに愛されたモモの事はよ~、帰ったら直ぐにブログでみなさんに知らせてな」と言った。

モモコは松ちゃんちに来てもうすぐ4年になる。
ダチョウは20年くらい生きるんでねぇか?って、以前、松ちゃんが言ってたけど20年なら16歳の時にやって来た訳だ。

おばあちゃんだったから、モモコはやさしい性格だったのかも・・・・。
町がまだ強制避難区域に指定されていた時に、町の中を闊歩していたダチョウたちは捕獲され、みんな殺処分(研究材料として)されたと聞いた。

モモコは松ちゃんちで命を全う出来たから、他のダチョウより幸せなダチョウだった事は間違いない。
それでも悲しすぎる。

今日、松ちゃんとは2時間くらいしか一緒にいられなかった。
彼と話しをしている最中に、外国から来た撮影者が「松村さ~ん」とやって来て連れて行ってしまった。
松ちゃんは「期間困難区域の牧場でも牛一頭のお葬式をしなくちゃなんねぇんだ」と言っていた。
こちらは完全に老衰らしい。


モモコのお墓。
墓標にはモモコの名前と2015年11月15日と命日が記されていた。

先週行こうと思ったのだけど、行けなかった事を悔やみながら、モモコのお墓の前で手を合わせた。

2012年の1月に松ちゃんの家の玄関前を悠々と歩くモモコにびびりまくり、怖くて近づけなかった僕だが松ちゃんに「大丈夫だぁ~、おとなしいから」と言われて、おそるおそるだけど近寄れるようになった。

モモコとの付き合いは思い起こせば色々な事があった。
イノブタに驚かせられ脱走したサクラとモモコを松ちゃんと一日かけて探したことや、初めて草の葉を摘んで食べさせようと手を出したら、モモコの硬い口ばしが指に当たり指の皮がむけて痛かった事など、たくさんある。


ここに立つと除染で狭くなった柵まで降りて来て顔を見せてくれたモモコはもういない。
寂しくなる。
寂しすぎるよ。
モモコがいるのといないのでは全然違う。
う~ん・・・・。


今年の9月下旬に撮影したモモコの写真。

食べたくない葉っぱを教えてくれたモモコ、さよなら。

首を撫でさせてくれたモモコ、さよなら。

松ちゃんの真似して抱きついたら、じっとしてくれたモモコ、さよなら。

柵の中に入ればいつも一緒に散歩してくれたモモコ、さよなら。

ここにやって来た人たちに愛嬌をふりまき、みんなに可愛がられたモモコ、さよなら。

天国に行ったらサクラといっぱい遊んでね。

ここにモモコのご冥福を祈り今日のブログとさせて頂きます。































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ニコ。

2015-11-16 08:05:02 | 日記
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NO841
みなさん、こんにちわ。
お久しぶりです。
今日は友人ちの可愛い子猫の話を書きましょう。

松ちゃんファンの一人でもあるかみさんの友人が、いつも「シロみたいな可愛い白い猫がほしい」と言っていた。
冗談で「松ちゃん、シロを譲ってくれないかな」なんて言ってた事があったのだが、その友人がメールをくれた。

そこには可愛い子猫が映っていた。
また何処からかもらってきたのだ。


本当に可愛くて「人間にしろ動物にしろ、やっぱり子供が一番だ」と思った。
めちゃくちゃ可愛い。
この可愛らしさに、みなさんも癒されて下さい。

友人ちはこれから引っ越しとか色々あるのに猫が3匹になった。
ホントに猫好きで、ご主人も猫好き、可愛がりようが見えます。
一匹、二匹と貰ってきて今回で3匹目なんだけど、今回もかなり喜んでいた。

友人のお母さんも保健所へ行き、今から殺処分されるという寸前の猫を貰い受け飼っているが、親子そろっての猫好き一家です。

さすがにお母さんちの子は僕に懐かない。
僕が近寄ると逃げるし、何処かに隠れてしまうのですがとても美人な猫です。
保健所行きになり、よほど怖い思いをしたのでしょうね。


長男の空君は怖がっているようで、どう対応したら良いのか?戸惑っていると書かれていた。
分かる~。
子猫はニコと名付けたと。

体の大きな二匹の先輩猫さんに、物怖じもせず近寄る子猫のニコ。
友人ちの新しい家族。

今週、松ちゃんの所に行けるようだったら、ニコの顔を見たいなと思っている。


遊び疲れて寝込むニコ。
このあと友人は抱いて一緒に寝たんだそうです。
愛情いっぱい貰って幸せな子猫です。

また一つの命を預かってくれた友人に感謝。
友人から聞く猫談義は、動物を飼ったことのない僕にはとても勉強になります。

動物はみんな可愛いですね。
松ちゃんのおかげで生きている動物全てを、そんな風に思えるようになった。

松ちゃんのように大きな牛とかダチョウを飼うスケールはとても真似出来ませんが、もう少し落ち着いたら犬か猫を飼ってみたい。
早く動物音痴を返上しないと・・・です。(笑)

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。












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怪我してんじゃん!

2015-11-11 09:05:13 | 日記
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NO840
みなさん、おはようございます。
今日は松ちゃんちの動物たちの事を書きましょう。
少しだけいつもと違った事があった。


松ちゃんの愛犬石松君。
この頃ほんとにおとなしくてお利口さんになった。
松ちゃんがいなかったので、おやつをあげて褒めてあげた。

愛嬌物のシロの右首あたりが血に染まっていてびっくりしました。
僕はタヌキかハクビシン?にやられたのかと思った。

後で松ちゃんに聞いたら「さびと喧嘩してやられたんだ~」と。
シロさびは仲良しだと思ってたんですけど喧嘩するんですね?
でもみなさん、それほどひどくないので心配しないで下さい。

当のシロは家の中に入ったうちのかみさんのひざの上でゴロニャーォと甘えてた。


柿の木を撮っていたら下から駆け足で上がって来たモモコ。

良く見ると君も怪我してんじゃん!!!
何処でひっかけて来たの?でした。


右首の皮がめくれてる。
皮がむけた所はかさぶたになっていて痛くなさそう。
松ちゃんが保護した時も左首に怪我してたことがあったのを思い出した。

アフリカにいるダチョウは、もっと大きな怪我をしても生きるから心配してませんが、この外側に向いてめくれた皮の部分だけ、ナイフかハサミで切り取ってあげれば良かったかな?

松ちゃんちの家は猫天国になっています。
子猫たちも大きくなり、自由自在に歩き回っているし、外でもしたい放題で遊びまくっている。
見ているととても楽しそうです。


さびとさびの子供。
家の中に入っていたのですが、子猫3匹といたずらしてお父さんに追い出された。(笑)

ペットフード犬用・猫用何でも手当たり次第に、あの爪でガリガリと開けて散らかしてくれるので、いつもお父さんに怒られている。
さびはそれでも家の中に入りたくて、こちらもニャーォと連発してました。

家の中のお父さんは無視。
あはははは。


ぽかぽか陽気で気持ち良かったのは子猫たちも一緒。
昼寝中の子供のクロネコ。

お父さんの家の中に5匹いてガラス越しに僕を見ていたけど、まだ僕に懐いてくれない子猫たちです。
静かに近寄っても逃げられるので、こちらも意識しないで付き合っています。

みなさん、また明日から3日間泊まり込みの仕事でブログをお休みします。
このところこんな感じですみません。
ブログの更新は来週になりますので、よろしくお願いいたします。






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除染は止まったまま。

2015-11-10 06:07:00 | 日記
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NO839
みなさん、いつもご支援下さいましてありがとうございます。
受け取りました支援物資の報告をさせていただきます。

伝票NO3056-4655-1663 R.O様 大麦圧ペン20kg
伝票NO4003-3209-8224 Y.H様 にんじん2ケース
(順不同、複数小口伝票NO省略、イニシャル違いの時はお許し下さい)

ご支援に心から感謝しお礼を申し上げます。
どうぞこれからも応援よろしくお願いいたします。


みなさんからご支援頂いた物資の荷札表を、コンビニなどの袋に入れて大切に保管して僕に渡してくれる松ちゃんです。

今回、富岡に帰って役場に顔を出した僕だけど、懐かしい役場職員さんとも話が出来たし、まあまあ満足でした。
驚いたのは、まだ30代の職員さんが僕に「うちは夫婦で帰る気(帰還する)満々ですよ」と言った事。


復旧課・復興推進課の部屋に張られていた富岡町の避難指示概況図

こうして3つに分けられているので、楢葉町や広野町のようにはいかない復興だけど頑張っている人はいる。
少しだけ明るい気持ちになりました。

この後、すぐに松ちゃんちに行った。
どれくらいぶりになるだろう。
久々に松ちゃんのお父さんに会えた。

今回、かみさんを連れて行ったので、僕はかみさんをお父さんに預け一人で牧場に行った。


除染された牧場の法面から下りて、除染作業用トラックの入り口付近に降りた。
ポールに掛けられているのは、みなさんからご支援いいただいたチモシーの袋です。

この法面の斜面も滑るので長靴を履かない行ったのは失敗した。
靴下は土で真っ黒に汚れてしまった。


松ちゃんから餌をもらいお腹いっぱいに食べた食後の牛たち。
反芻している時に僕が行って悪いことしちゃったなぁ。

近づくにつれ松ちゃんと違う餌貰えるものと思ってみんな立ち上がっちゃった。
ごめん、ごめん。


今までの牧場はと言うと、除染は一切止まったままだった。
土の色しか見えなかった所に草が生え、緑一色になりつつあった。
所々大きな草が生えているところもあり、牛たちを今戻してくれたら草を食むことが出来るのになぁと思った。

そういえば僕の家に除染の同意書送るって言ったのに、まだ届いていない。
直ぐに送ってくれればとっくに着いている頃なのに、作業が遅いのはどこも同じなんだろうか。
それはともかく、この牧場の除染だけは早く終わしてほしい。


松ちゃんちの柿の木。
葉っぱがほとんど落ちて柿の実だけに。

今回、義兄の家がある船引町に一泊して帰って来ましたが、磐越道のあぶくま高原SAからいわき三和までの区間の紅葉がとてもきれいで、震災前に使われていたうつくしま福島のスローガンを思い出した。

浜通りのいわき市内から比べると、福島県中通りに位置し寒暖の差があり、きれいな彩を見せてくれる。
春・夏は福島各地の新緑に何度も癒されたことがあるけど、この場所の紅葉もきれいだから好きだ。


高速道に設置された放射線量掲示板のこの日の数値です。
上がったり下がったりしているから今までよりは信用出来るけど、この数値ではまだまだ限りなく遠い感じ。

今回は松ちゃんと行動を共に出来なかったけど、その分、動物たちと色々戯れることは出来た。
帰り際だったけど、うちのかみさんも久しぶりに松ちゃんと会って喜んでた。

不便な環境に身を置き、強い信念で動物の命を救って来た松ちゃん。
「こうなったら行くとこまで行くしかねぇべ!」と言った松ちゃんですが不撓不屈の男です。

これからもみなさん、応援宜しくお願いいたします。
それでは今日はこの辺で失礼します。


















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やるならきっちり。

2015-11-08 10:01:17 | 日記
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NO838
みなさん、こんにちわ。
富岡に行って来ました。

松ちゃんちの除染は、やはり中途半端に終わっていました。


午後一時に着いた。
牛たちは食後でくつろぎ中でした。
狭い牧場のままで、いつになったら元に戻るのかな。

僕は役場に顔を出したり建設事務所に顔を出したりで、いつもより遅い時間に松ちゃんちに着いたのだけど、彼の軽トラックがなくて今回も会えないかも知れないと思った。

急いで電話して「今どこにいるの?」と聞いたら、彼は「夜ノ森だぁ~」と返し、携帯から重機の音が聞こえて帰還困難区域の牧場で餌やりの最中だと分かった。

自分の牧場だけでなく畜主さんのところの牧場の手伝いをする時があって、そうなると2時間、3時間は当たり前。
だから今回も会えないかなと正直焦りましたよ。

半分諦めていた2時間後に松ちゃんは戻って来たのだけど、直ぐに北海道から運ばれた餌置き場で作業を始めた。


クレーン操作を止めて笑顔で迎えてくれた松ちゃん。

彼が急いでそこに戻ったのは、保護ビニールが破れているロールの傷の補修と整理をするためだった。
今週末の予報では富岡も雨。

破れた箇所があると、そこから雨が入り傷んでしまう。
「10個に1個はそういうのあんだ~」と松ちゃん。

実際、松ちゃんを待っている間に一人で牧場に行ったのだが、いつもと違う独特の臭いに「えっ、これは」と気付いた。
酸っぱい臭いが強く餌が発酵しているのが分かった。


柵の前のわらがそうなんですけど、臭いが強いだけできれいなわらです。
牛がお腹を壊すようなものではないので、みなさん安心して下さい。

この日、急いで少しでも作業を進めたい松ちゃんだったが、彼が作業を始めようとするといろんな人たちがやって来て、そのつど彼は作業の手を止めるしかなかった。


その中の一人の方の車。
気合い入ってます。
原発に反対している松ちゃんだけど、反原発の活動家でもないのに松ちゃんの所には、ほんとにいろんな人がやって来る。

この日は一人、また一人とやって来た。
人の良い松ちゃんは丁寧に対応するもんだから作業が全然進まない。

僕の所にやって来て「まだ3個しか運んでねぇんだ」と言い、彼の手を止めた僕を笑顔で邪魔者扱いした。
松ちゃん、それは無いよ(笑)


松ちゃんちの畑も除染されていたが、この後表土を剥ぐ作業があり、まだ餌置き場として使えないと嘆いていた。
「やるならきっちりやって早く終わしてくんねぇかな~って思ってんだ」と。

除染してもらっていい事もありますが、草木で覆われていた松ちゃんちのイノシシ?イノブタ君たちはストレスの塊になっていた。
ここにはイノシシもいるし、イノブタもいるので?です。


何処からもまる見えで落ち着かない様子。
昼は近寄れません。
怒って威嚇して来るし、可哀相なので。

松ちゃんは「昼はトラックや重機が一日中近くで動いてっから煩くて落ち着かねぇべな、でも夜は静かだから大丈夫なんだ」と。

松ちゃんは仲間の畜主さんの餌を運ぶ作業が遅々と進んでいない感じで「今月中に全部運べばいいべぇ~」と話してくれた。
自分の所だけでも大変なのに頭が下がる。

この日、帰り際に松ちゃんは会津の新米30kgを僕にくれた。
「ここの米は信頼出来っから安心だぞ」と、僕はお土産をもらいいい気分で帰って来ました。

先月末と今月初めに上映挨拶が新潟と宮城であり、両スケジュールとも日帰りの強行でこなし、どちらかはご飯抜きで帰って来たとか。

松ちゃんも「もう遠い所には行かねぇつもりなんだぁ」と言っていた。

戻っては日々作業に追われる松ちゃんです。
みなさん、これからもどうぞ応援よろしくお願いします。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。






















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強く静かに。

2015-11-05 18:57:50 | 日記
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NO837
みなさんお久しぶりです。
毎日更新出来なくてすみません。

昨日の首都高の渋滞には撃沈しました。
たった2.9kmの距離を1時間かかってやっと抜け出し、帰宅したら午後11時半でした。がっくし

夕飯を食べる時間もなくお腹が空いて早く帰りたいのに、渋滞する区間が更に一車線規制になっていて、首都高速の空港西ICまでの2.9km区間が大渋滞。
あれは、ほんとにチーンでした。
朝早くて夜遅いので、このところ身体が参ってます・・・

富岡の松ちゃんは広島に続き新潟での上映挨拶を済ませ、今は富岡に戻りいつもの活動をしているでしょう。


除染のおかげで狭い場所で餌やりしていたけど、あれから少しは変化したかな?
今はがんばる福島の歩く広告塔で、一人気を吐く松ちゃんです。

広島は原爆、新潟と宮城には原発があり、原発に一貫して反対する松ちゃんは、強くそして静かに動いている。
都会では今、福島の原発関係のニュースは殆どと言っていいほど報じられていない。

小児甲状腺がんを発症した子供の事などは、一切報道させず原発再稼働を急ぐ政府。
本当にこれでいいの?日本は大丈夫?
こちらでもその声はいっぱい出しているんだけど、今では疎まれて相手にされない。
こんな時、風化をめちゃくちゃ感じる。

仮置きは3年という約束を結果的に反故にし、山積みされた放射能汚染物は更に期間を延長され、各市町村にそのまま置き去りにされている。


以前紹介した富岡町仏浜付近に作られた仮置き場。
近くで見るとあの量は圧巻です。

中間(あるいは最終)貯蔵施設に反対する大熊町や双葉町の住民の気持ちも分かるし、これが難航しているからまだまだかかりそう。

15日に福島県議会議員選挙があり、期日前投票の受付が始まる明後日か?または当日の投票に行かなければならないので、その時に松ちゃんの所に顔を出して来ようと思う。

松ちゃんに約束した事も準備出来たし、友人に頼まれた事もやらなきゃならないしなぁ。


牛同士喧嘩しないように松ちゃんが分け与えた餌を食べる一頭の牛。

今回の選挙も今日の夕方にならないと選挙になるのか?ならないのか分からない状態らしい。
立候補者(新人)が出馬しないと、選挙がなくなり留任と言う事らしいです。

松ちゃんが僕のために連絡をしてくれた家の除染の件で、昨日、その事務所からやっと連絡があり、僕の家の除染の同意書を送りますという事になった。

「今、同意して頂いても早くて来年の春ですよ」と言われたが、家の片付けも何も進んでいないので、さすがにみんなより遅れているのを実感して焦っている。

だけど自分の思い通りに行くかどうか分からないが、除染するのは来春よりずっと後でいいと思っている。
住んでいない家もそのうちボロボロになってしまうだろうなぁ・・・。


狭い柵の中から首を出し草を食もうとしているモモコ。
モモコは文句も言わず我慢しているのだから、早く広い柵に戻してもらいたい。

先日会った友人と住まない?または住めない家を壊すか?壊さないかの話になった。
松ちゃんが言う「いい話は何もない」にほんと納得する。
自分もこのままではいけないと思うんだけど・・・。汗

話は変わりますが今日、ようやく僕らのNPOがんばる福島のマイナンバー法人番号指定通知書が届いた。
NPOがんばる福島はちゃんとした法人ですので、みなさんこれからも宜しくお願いします。

期待?とは裏腹に普通に郵送されて来た。
法人の場合は印鑑も何もいらないみたいで、前触れもなく郵便受け入っていたから少しがっかりした。

本当に何かと面倒な時代になりました。
そのうち個人の預貯金も強制で登録させられるようになり、国民はがんじがらめの生活をするようになるのでしょうか?

僕みたいな貧乏人には関係ないですけど・・・。
アハッハッハッです。
それでも陽はまた昇るって事で、人間もその変化に対応して生きて行かなければならないってことですかね?


これから寒くなるから川にいることは少なくなる牛たち。
この子たちに来春まで驚かされることはなくなりそう。

明日にもでも富岡に行って松ちゃんに報告するべきことは報告して来ようかな?
ほんとに時間を作れないでいるから疲れてますがこれからもがんばろうっと。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。





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帰れない理由。

2015-11-01 20:17:56 | 日記
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NO836
みなさん、今日から11月です。
横浜の今日のお天気は、秋日和で気持ちが良かったです。


先週の松ちゃんちの玄関。
乾燥を終えた幻の茸イノハナが置かれていて、イノハナの超いい香りが僕を迎えてくれた。


法面の除染も終わり朝晩の寒さで色づき出した樹木の葉は、これから紅葉本番を迎えると。


牛たちはまだ狭い柵の中にいるけど、いつ見ても全然気にしていない様子。

今日はちょこっと時事ネタを書こうと思います。
傾斜問題が発覚したマンションで今年の春、仕事をさせてもらった事があるのですが、まさかこんな大きな問題がここで起きるとは思わなかったです。

全棟建て替えるって言ったって居住者が全員がすぐに判子を押すわけではないので、相当の時間がかかるだろうし住民のみなさんは精神的に疲弊すると思う。

建て替えるにも3年半以上でしょ、その間どこかに引っ越しをして待たなければならないから大変ですよ。
うちのかみさんも「可哀相だよね~、ここに住んでる人、被災者と同じだよね」と、同情してた・・・

松ちゃんと話したけど、毎日、全国のあちこちで不良工事が発覚するたびに、どれだけの件数になるのだろうか?と思う。

他人ごとじゃないですよね。
自分も家の問題を抱えていますが、先日、富岡の友人の話を聞いてこちらもひどいなぁ~と思いました。

友人の家は富岡町の帰還困難区域との境に建られていて、以前からほぼ帰還困難区域と同じ線量があるのに居住制限区域に指定されたんです。

友人は町が貸し出している累積線量計を借り、3ヵ月間家の中にぶら下げて測ったらしいのだが、3ヵ月で41μシーベルトもあり「こんなとこに帰れって、帰れる訳ないでしょ」と。

僕も聞いていてイラッとしました。

家の中にいて1年で164μシーベルトも被曝するって、どう考えてもおかしいし家の外の除染だけじゃないって事・・・。
ほんとに国は何を考えてこんなところに帰還しろって言うんだよ!まったくです。

でもこれが現実なんです。
こういう事ばかり書いているとまた暗くなる。

松ちゃんは今までふるさとの復興を誰よりも強く願っていた。
その彼が以前の町には戻らないことを認めた日から、それでも目の前の命を守るためにまい進する姿を、いつも僕に見せてくれている。


僕が荷卸しを手伝った時のロールがきれいに並べられていた。
これだって結構な時間がかかったと思う。

落ち込んだ事ある?と聞いた時「全然、俺落ち込んだことねぇ~」と松ちゃん。
鉄人強し!(笑)


上の写真の隣には、その後トラック3台か4台分の荷が届いていて、乱雑におかれていて松ちゃんの忙しい日々を垣間見た。

松ちゃんにまた近いうち会いに行って来ますが、やるよと言った事をちゃんとしないといけないので、
その準備もしないとならない。

11月に入りあと2ヶ月で今年も終わってしまう。
ちょっと焦ってます。
さて色々と今からやります。

それでは今日はこの辺で失礼します。





















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