ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

再び被災地へ。

2012-05-10 08:00:08 | 日記
NO-144
今日はイベントの前の福島の事を書こう。4月21日に松村に会いに行った時に、彼の家の庭にダチョウが2羽いたのに喜んだ。

松村は以前に「もう一羽いるから、必ず保護する。」と言っていたが、保護しているとは思わず小さな感動を覚えた。ホントに保護してくれていたからだ。

 
おとなしい2羽のメスダチョウ。

ダチョウ農場のダチョウが餓死寸前だなんて言われ、牛の餌付けを終え水と餌を持ち急いで向かった。到着したら餌も水もあったけれど、僕の目にはダチョウの亡骸が散らばっている光景が飛び込んできた。

 
ダチョウの亡骸。
去年の原発事故で人間だけが避難をし、高い放射線量のため入れずにいたから餌や水をあげられず、30羽くらいいた内の半分が餓死したと聞いた。

その死骸をタヌキやキツネやカラスが食べ、また銜えられてその亡骸は散乱してしまったのだ。中には他の動物の頭の骨も散乱していた。



今更ながらこの原発事故は、人間にも動物たちにも悲劇を生み、平和と安息のそのすべてを奪っていった。

 ダチョウの骨の一部。

動物の死に慣れてしまったのか?これを平気で見れる自分にも少々がっかりしている。そしてつい、何でこんなことにならなきゃいけないんだ!と愚痴ってしまうのである。

全国のみなさんも、このブログでダチョウの亡骸を見るとは思わなかったでしょう。牛舎で死んだ牛たちの死骸も葬ってもらえず今でもそのままです。

松村に保護された2羽のダチョウは、檻から抜け出し一年間自力で餌を確保し生き抜いてきた。あの原発の爆発事故から春夏秋冬いったい彼らは何を食べて生きてきたのだろう?雑食とは聞いたけど・・・

 松村宅の納屋近くに作られた柵で暮らす2羽のダチョウ。

そういう意味では、彼らいやメスなので彼女らは本当によく生きて来たダチョウだと思う。人間の世界も男より女の時代である。おとなしいけどたくましさを持つメスダチョウに乾杯!である。


この中央の牛のたてごを見て下さい。顔に食い込んでしまっています。こんな牛のたてごを切って早く口が普通に開けられて餌が食べれるように今、松村たちは頑張っています。口が開かず餌を食べられなくて死んでしまうのです。

21日にも何頭か少しはたてごを切ってあげたけど、まだまだいるので少しでも早く外してあげないと餌もそうだが、傷口にハエが卵を産み付けたら大変なので急いでいる。

今日、この牛のたてごを切る予定と松村が言ったので、僕は怪我しないようにやってくれよ!と返した。これから先は正直、大変だと思う。何もない所からのスタートだから出来ることだけを、一つ一つやっていくしかない。みなさん、強制避難区域で活動する松村の応援を、これからもよろしくお願いいたします。

全国のみなさまへ、残された動物のために募金をお願いします。
東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 がんばる福島
郵貯   記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島



















コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

YouTube