ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

鉄人松ちゃん、ついに、がおる。

2019-11-26 13:13:15 | 日記

みなさん、こんにちは。

先週、木曜日と土曜、日曜日の3日、富岡に行きました。

木曜日に打ち合わせのために行き、帰ってから資料作りし土曜日に持って行ったわけですが、23(土)は焦りました。ほんと真っ青になりました。

あの鉄人松ちゃんが、がおって(具合が悪くなったの意味)た。

体中の関節が痛み力が入らなねぇ、頭も痛ぇ~って・・・・・

初めて見ました。病院に行ったことがない。風邪などひいたことない。

ましてや大怪我もしたことない頑丈な男が布団の上で何分も唸ってたんです。

朝8時に着いたのだけど、薬を買うにも10時まで店は開かないし、この日の10時からはウクライナの取材が入っていて、何としても彼は起き上がるしかなかった。

「昨日、1日何も食べていない」と言い、ヘビースモーカーの彼が「タバコは3日吸ってない」酒好きな彼が「5日飲んでいない」と言った。

まさに鬼の撹乱だと思った。

疲れがたまりにたまり、体のバランスが崩れたのだと思う。

「松ちゃん、それ風邪だよ」「そうかもしんねぇ、なんか食うものあるか」「あるよ」と、かみさんが朝3時に起きて作ってくれたおにぎりを渡すと「なにか口に入れておかねぇと今日、動けねぇ」と言って、おにぎりをたった1個だけ無理やり口に入れた。

僕は餌は牧場にあるのか?と聞いたら「ねぇ」「運ばなきゃならないの?」「いい、俺がやる」と、着替えて家を出たのだけど、めちゃくちゃ心配した。

外は雨だし風邪ひきには良くないので餌やりは自分がやると言ったら、それを振り切りあの状態で出て行った松ちゃんだったが30分後に戻って来た。

悪い時は色々と重なるもので、だましだまし使っていた軽トラックがついに走ることをやめた。

Wショック!このときも真っ青になった。

餌をあげなきゃならない。車を売っている店はないし、いわきに向かう時間などない。

何とかしないと。。。。あれこれ思案して元畜主の半谷のじっちゃんから軽トラックを借りることができ餌を運ぶことができた。助かった~。

(土曜日の牧場)

軽トラックの積載量は350kg。なのに牛のロール藁餌は大きいものだと500とか600kgとかで、車体の下の躯体部分が悲鳴をあげながらも我慢して働いてくれたのです。

でも、ついにエンジンは全ての動きを止めた。人間で言うなら心臓が止まったのと同じ。

修理して使うとすれば買うより高くなるようです。

軽トラ君、重くて辛かったよな?今まで松ちゃんを助けてくれて本当にありがとう。

心から感謝致します。

(餌を食べる黒すけ君)

4tトラック2台が盗難に遭って、それから餌を運ぶ車両は軽トラックしかなかった。

バックホーン(重機)も盗難に遭って 松ちゃんの作業は肉体的にとてもきついものになっている。

小さくたって200kg普通で300kg大きめだと500~600kgそれを人力で動かして餌やりするのだから、疲労がたまるのも無理ない。

土曜日と日曜日は雨で、特に日曜日は雨足が強く僕は合羽持参で餌やりをするつもりで行ったのだけど、寝込んでいると思ったら起きていて驚いた。

なんと、ウクライナの方が風邪薬をくれて、それを飲んだら少し良くなったと。ゲフォゲフォと咳してはいたけど驚異の回復力です。

薬なんて飲んだことがない体なので薬が効いたようですね。

(何か違うものくれるの~と待っている体の小さなメス牛さん。前回、人参をあげたのを覚えているみたいでした)

こちらはそんな事つゆ知らず、もっとひどい状態になってたらどうしようと日曜日はかみさんに応援を要請し、一緒に富岡に。

着いてすぐに病中病後に良い野菜たっぷりの塩麹入洋風スープとおじや用のスープ中鍋2つ、それに白飯にぎり10個を作ってもらった。

松ちゃんが倒れたら僕が餌やりをしなければならない。だから、かみさんはいつも松ちゃんのことを心配してくれている。

ありがたいです。かみさんにも感謝。

(一緒に行ってくれた牧場から家までの坂道を小走りで登るシロとさび)

そんなわけで今日は、先週の3日間の話でした。

12月に松ちゃんと会津に行く予定があります。

それではみなさん、またお会いしましょう。

 

 

 

 

 

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秋深し。。。。

2019-11-11 14:09:45 | 日記
みなさん、今晩は。
昨日、松ちゃんに会いに行って来ました。
晩秋の町の風景に感じるものがありました。

富岡は、たわわに実った柿の木がたくさんありました。
東京から来る松ちゃんの友人を待つ間に柿の実を実食。甘かったです。

でも、落ちた柿の実を食べに毎夜イノシシがやって来るので、どの木を見ても木の下は掃き掃除でもしたのかのようにきれいでした。
相当な数のイノシシがいるみたいで、このことに松ちゃんは「どうにもなんねぇ」と。

午前中に帰還困難区域の牧場に一緒に餌やりに行ったときに、昼間なのにイノシシと遭遇!松ちゃん曰く「親離れした若いイノシシだな」
体が小さくて怖さのないイノシシでした。

帰還区域に行く前に家の下の牧場の牛たちに、ご飯を食べさせてから行きました。

帰還困難区域の牧場。
「今年は大雨が降ったべぇ、だからぬかるんで牛たちも大変だったんだ。この頃、ようやく乾いてきたから良かった」と松ちゃん。

重機の盗難に遭ってから、ここではすべて手作業。

一番に食べさせる牛は、柵のコーナーにいるおばあちゃん牛。
食欲はあるのだけれど、年のせいで太らないと松ちゃんが気にかけている1頭です。

太いロールを横倒しにして押し車のようにわらえさを開いて行くのですが、これがまたきつい仕事です。
本人も「この頃、きつく感じるよ」と。。。。

昨日の餌は、匂いのないいい藁でした。
雨などが染みた藁餌は、時々発酵して強烈な匂いの物もありまして、それに当たった時は、さすがに松ちゃんもガックシ来るようです。

昼間の決闘。
この2頭「永遠のライバル」だそうで、飯も食わずに、ガツン!バコン!と凄い音を出して戦ってました。今回は右側の牛の負け。笑い


東京の松ちゃんの友人が人参を1ケースと松ちゃんと僕の昼ごはんを持って来てくれたので、食後にみんな一緒に家の下の牧場へ。
愛嬌者のお散歩猫シロとさびにみんな癒やされてました。

午後3時を過ぎたら肌寒くなって来たので、松ちゃんの家に戻ると、また新しい家族が。

ミツバチの巣箱を置いている川の側の道路に這い上がって来てノコノコと歩いていたクサガメを「ここを歩いてたらトラックに引かれて死んじまうべ。可哀想だから持って来た」と、ホームセンターで買って来た亀の餌を与えてました。
この姿を見た友人は感激したのか?「松ちゃん! 」と感嘆の声。

「この頃、食いつきが悪くなって来たんだ。もうそろそろ冬眠するな」と。
今、自然に返してやるか?このまま専用の巣箱を準備してあげ冬眠させるか?思案中の松ちゃんでした。


すすきが生い茂り牧場の姿を隠していました。
もうすぐ、冬がやってくるんですね。
秋の紅葉時期に行けて良かったです。
帰還困難区域の牧場の牛たちの引っ越しは、来年になるようです。
みなさんのご支援のおかげで、牛の餌も確保できていて今のところ問題はありません。

今度の予定は来月になります。
少しだけ時間をいただきます。
それではみなさん、またお会いしましょう。








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