ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

ヤマは父親?

2012-06-30 05:07:16 | 日記
NO-185
半谷のじっちゃんは昨日も富岡に入り、自分の大好きな仕事をした。

半谷さんちに行った後、僕は松村の柵の所へ向かった。みんな元気でのんびりしていて癒された。数日前に引っ越しをしたポニーのヤマがいるだけで、牛たちも完全にリラックスしている。


これがポニーのヤマ。美男子でしょう。

性格もおとなしく、近寄っても逃げずになでさせてくれるやさしいポニーです。もっとも、メス牛も彼をボディガードとして見てるのか?わからないけど信頼しているのは確かです。

まず子牛が彼のそばにいることが多い!だから、僕がヤマをなでている時にいつもは逃げる子牛が「あんただ~れ?」ってな感じで近づいて来て僕を覗き込む。


それがこのときの写真。

オス牛と一緒に半谷さんの牛舎で暮らしていた時にも、オス牛は彼にちょっかいを出さなかった。何故ならポニーと言っても馬は馬なので、ヤマが怒ればあの足で蹴られるからオス牛も彼には手を出せないでいたと松村から聞いた。

やっぱり頼れるヤマなんだ。メス牛もこんなヤマがいてくれるのは安心なんだろうな~?子牛は彼を父親みたいに思っているのかヤマのそばにぴったりとついていた。


ヤマのそばにずっと離れずいた子牛。


お腹もパンパンに張って威風堂々。体は小さいけど黒色のきれいなポニーです。


この写真はヤマに怒られそう。いわゆる馬面です。美男子が3枚目になった瞬間!なでたりさすったりしていたら安心したのか?気持ちが良かったのか?大あくび5連発で僕も笑いながら撮った写真です。ヤマごめん。


とにかくヤマのおかげもあって、少しは落ち着きを取り戻した第一柵です。

明日は用事があって静岡に今から行きますので、ブログはお休みします。来週またみなさんとお会いしますので宜しく。








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じっちゃんに会えた。

2012-06-29 07:17:17 | 日記
NO-184
昨日、半谷のじっちゃんが富岡に入るって聞いたから僕はじっちゃんの分まで弁当を買い、富岡町に急いで向かった。義父の悔やみを頂いていたので、お礼を言いたかったのだ。


急いで半谷さんちに行ったら、刈った草をロールにして結束する機械の調整をしていた。

去年の大玉村の仮設住宅での印象が強くて、元気なじっちゃんを見て驚いた。膝の手術をして義母に20cm位の傷を見せて帰ったのが3週間前だ。

足を引きずって歩ってたと聞いていたけど、すたこらさっさってな感じで歩いていたから僕はじっちゃんに膝はもういいの?と聞いたら、「うん、ずいぶんいいなあ~」とご機嫌だった。

何でも一人で大玉村からトラックに乗ってやって来たらしく、「最初は2時間半かかったが今日は1時間40くらいで来た」と言ってたけど、ガッツの遠藤さんから「一人では何かあってはまずいから、今度から奥さんと来て下さい」と言われ半谷さんも「みんなに心配かけられねえから、そうするべ~」と納得。


遠藤さんに諭された半谷さんだが、みんなが心配してくれて終始笑顔であった。

僕は本当に農家の事を知らなくて、半谷さんちの農機具がたくさんあるのを昨日まじまじと見て、5台も6台も持ってるなんて知らないから驚いてしまった。


このトラクターには草刈りのアダプターが付けられていてこのトラクターで草を刈る。


これは刈った草を攪拌する機械。これが刈った草を一塊の山を作る。


最後にこの機械で刈った草を巻き込みロールにして出し、それを結束して出来上がり。


結束機の前で笑顔で迎えてくれたじっちゃん。

去年の夏に大玉村で会った時のじっちゃんは、朝から焼酎を飲み顔も布袋さんのようにぷっくらお腹もでっぷりして、体もむくんでいるような状態だったから、痩せて元に戻った半谷さんを見て安心した。

「今はもう、酒を飲みたくなくて一滴も飲まねえ~んだ」と言っていたと僕は義母から聞いていたので、健康な体を取り戻したじっちゃんがまた自分の仕事をしたいと富岡町に入るのを嬉しく思った。

じっちゃんは仮設住宅にいるより、毎日ではなくてもこうして自分の牛のことや機械いじりしてた方がいいもんな~。生きがいをまた見つけたようだ。とにかく元気でいて欲しい。義父の分も・・・・

今日も強制避難区域の富岡町で、畜主さんや獣医さんや全国のみなさんの協力も得て動物の命を守る男たちがいます。これからもどうかご支援下さい。宜しくお願い致します。

動物の命を繋ぐための募金にご協力をお願いいたします。
東邦銀行 安積支店 普通口座644994 名義 (がんばる福島)
郵貯現行 記号10270 番号10419771 名義 がんばる福島

東邦銀行 平支店 普通口座2445234 名義 特非(ガッツ福島)
支援物資は牛の餌も〒970-8026 いわき市平字東町20番地の8 遠藤カズオ様方 松村直登で送って下さい。







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ヤマがついに引っ越した。

2012-06-28 06:30:01 | 日記
NO-183
昨日、松村の第一柵に行ったらいつもは見かけない黒い生き物をすぐに見つけた。あれっ、ヤマじゃないか?僕は喜んで柵の中に入り、近寄って見たらやっぱりポニーのヤマだった。


牛の隣で昼寝をしていたヤマ。

ヤマは半谷さんの牛舎からどうしても離れずにいて、松村と一緒に牛舎を出るが牛舎が見えなくなると不安になるのか、パッカパッカ走って牛舎に戻る臆病なポニーで引っ越しが出来ないでいた。

昨日のヤマは、今まで一緒にいた牛たちを見て完全に安心して、僕が近寄って昼寝の邪魔をしてしまったがリラックスしていた。

昨日は福島も天気が良く、牛とともに気持ちよさそうにひなたぼっこをしていた。僕はヤマの太ったお腹に手をあててお腹をさすってやった。


ヤマのお腹をさすった僕も日光を浴びてヤマのお腹がとても温かくて気持ちが良かった。

ヤマが少しだけ変わっていたのは彼の髪型だ。前の彼の髪型は巨人の星(漫画)に出てくる花形満ばりの長髪で顔が見えないほどであったが、昨日は完全に坊ちゃん刈りの優等生になっていて笑ってしまった。

松村に聞いたら一度農水省の人に保護されて牛舎に戻された時に、髪の毛をバッサリ切られたらしくあの不良っぽいヤマのイメージは完全になくなっていた。

先日、元の飼い主であった半谷のじっちゃんが富岡町に入った時に、たてごを付けてこの柵まで引いて来たと言っていたが、ヤマは頭が良いポニーで、柵の中に入ったら自分でたてごを外していた。


僕がさすって起こしてしまい起き上がろうとするヤマ。昼寝を邪魔してごめん。

僕が帰る頃にようやく立ちあがり、走り出したヤマだった。それでものんびりとくつろぐヤマも可愛くて、彼の引っ越しで少しだけ明るい話題が出来たと思った。

おとなしくて可愛いポニーです。第一柵のマスコットになれる逸材ですので、これからも紹介していきたいと思います。


昨日、この柵の牛の餌は干しわらのロールでした。これ1つでもかなりの量になります。

今日も天気がいいので、牛たちも気持ちよく過ごせると思います。先週の大雨の影響で水も少し残っていたのが、昨日は完全に干からびて旧田んぼの水抜きが良く出来ていて少し安心しました。

今日は郡山での用事を済ませたら、富岡に応援に入る予定。それでは急ぎますので今日はこの辺で失礼します。








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エコ発電してみる?

2012-06-27 08:02:31 | 日記
NO-182
第一柵の横を流れる川に、小さな水車を使いその水力でギヤを回してタービンを動かし、小さな力で電気を発電しようか?と真顔で遠藤さんが言った。


先日の大雨で荒れたこの川に作る気なのかな?

今はやりのエコ発電だ!普段、面白い事ばかり言っている遠藤さんだが、ホントにやる時はやる人で心なしにないとは言えなかった。

それでも今は、時間的余裕がないから出来ないと思うが、出来たらいいなあ~と僕は素直に思った。松村はガソリンエンジン搭載の発電機を持っているが、ガソリンをたくさん食べる機械なのでエコの方がいいに決まってる。

時間的余裕のない二人は今まで諦めていたのだが、夏はいいけど冬の季節になると午後4時半には真っ暗になる。朝も厳しい寒さで作業が遅れることもあり、冬はどうしたって仕事が捗らない。


このくらいの気温で雨が降らないのが一番いいけどね。そうもいかない。

水力発電なんて夢のまた夢ではあるが、作業が遅れて夕方少し遅くなると松村の家は電気が来ていないので、真っ暗な部屋になるから打ち合わせもしないで帰らなければならない。

今年の2月頃から一緒に歩み、松村と共に苦労して動物の世話をして来た遠藤さんの言葉に重みを感じた。松村はその隣で笑っていたけれど、冬の事を考えて言ったのだろうか?

松村の家は、表現するとしたら山の中の谷間にある感じの家だ。だから昼間でも雨が降ったり曇っていたりすると部屋の中は暗い。


朝、その日の作業スケジュールを確認する松村と遠藤さん

ボランティアの皆さんと昼食を取る時にも、薄暗い部屋で電子レンジもないから冷たいお弁当をボランティアのみんなはそのまま食べてきた。

もっとも、レンジが使えるほどの電気(1200W)は発電出来なくていいと思うけど、電球や蛍光灯にあかりが付くくらいは欲しいかな。何でもやってみないと分からないが僕は興味がある。

遠藤さんは、物作りが根っから好きなんだろうなぁ~。土建屋さんの社長さんなのだが、彼は若い時に何かを発明して特許を取ったらしい。

UKCジャパンの細代表夫妻も彼の家を知っていて、「すっごく大きな立派な家だった。」と奥さんから僕は聞いた。多分、このメンバーで彼の家を知らないのは僕だけなのである。

今度泊めてもらおうと思う。どれだけ大きな家なのか分からないが、僕の家はうさぎ小屋より小さいネズミの家くらいの感覚で泊りに行った方がよさそうである。(笑い)

今からまた向かい松村と会ってきます。僕もバテテいられないのだ!ちょこっと疲れてるけどね。それでは、みなさんまたお会いしましょう。





















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老兵は死なず?

2012-06-26 07:15:15 | 日記
NO-181
半谷のじっちゃんありがとう!!!松村との昨日の電話で僕はびっくりした。以前にブログで紹介したあの半谷のじっちゃんが富岡に入り、松村の応援に駆け付けてくれた。(笑い)

みんなも笑うかも知れないが、じっちゃんを馬鹿にしてはいけない。半谷のじっちゃんは歴戦の勇者である。畜産家として何十年ものキャリアと経験があり、膝を手術してリハビリ中であるがツワモノなのだ。


TV朝日の松村のドキュメンタリーに出てくれた時の映像から。確か76歳だったと思うこの人が半谷さんです。

昨日、半谷のじっちゃんは松村たちが草刈りで大変な思いをしていたのを知ってか?自分のトラクターに草刈り用のアタッチメントの刃を付けてトラクターを貸してくれた。

松村に自分の牛を預かってもらっていて、松村からの情報もいくつか入っていたと思うが、このアタッチメントを付けたトラクターを整備して松村に渡してくれたのは本当に有難かった。

以前にもUKCジャパンの細さんにSOSを出して、ボランティアさんを集めて草刈りに入ってもらったけど、草刈機6人草集め3人の9人で作業したあの時の苦労や大変さを考えたら、これでどれだけ楽になるだろうか?


UKCの代表と大場さんと皆に助けてもらった草刈り。やっぱ大変だった。

これで草刈り作業は断然に早くなる。あとは牧草の種をまくだけだ。このトラクターがあれば10人力どころか10馬力くらいのスピードで仕事が出来る。

これはめちゃくちゃ嬉しい報告だった。僕は予想もしていなかったから思わずにっこりした。真面目にやっていればいい事もある。

半谷のじっちゃんには亡くなった義父のこともあり、今すぐにでも会いに行ってご挨拶をしたいのだが今回の事は本当に助かるし、畜主さんの協力は何よりも嬉しいものである。

牧草の事を心配していたけど、本当に助かった。半谷のじっちゃんに感謝!!!何度も言うけど、じっちゃん本当にありがとう!!!

ひざを手術して20cm位の手術の跡がまだ痛々しく残って歩くのもまだ本調子でないじっちゃんに、草刈り機を持たせて草刈りさせたら多分ぶっ倒れてしまうだろう。

屋根作りもこのトラクターも一歩前進です。毎日松村と遠藤さんだけのたった二人で餌やり水やりをしているから、本当にやることに追われています。


28日完成予定の牛さんの日よけ。

遠藤さんは時々自分の会社の社員を連れてくるのだけど、もちろん遠藤さんは社長なので日当を支払い牛の事手伝ってもらってますが、これも毎日っていう訳にもいかずで大変です。

強制避難区域の富岡町の現場で汗水たらして頑張る二人をこれからも応援して下さい。

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失敗から学ぶ。

2012-06-25 08:03:03 | 日記
NO-180
第二の柵のオス牛の柵が崩れて牛に逃げられた失敗を今日は書きます。あの時はまさか?とは思ったけど本当にびっくりした。


この写真の奥に茂っている竹藪が問題が起きた場所である。

いくら牛でも竹は食べないから安心していたが、あの堅い竹を食べて逃げたのではなく、なんと台風のような大雨で竹藪が崩れて逃げ出したのである。


いつもは緩やかでゆったりとしたおとなしい川なんだけど、この日はいつも見える川底は完全に見えなくなり深くなっていた。


第一柵から見ても、この竹藪が崩れるなんて見えないでしょ?

これが崩れたのだが大人の牛の体重は数百kgの重さだから、彼らが通ればさらに大きな穴が開く。本当に信じられなかった。嘘だろ~!!!の世界であった。

危機管理が出来てないって言われるかも知れないけれど、あの脱走事件で勉強しましたよ。本当に何が起こるか分からない。現場ではいつも突発的な出来事が起こり、松村にはこんな事が毎日ある。

僕なら匙投げ出したくなる。でも生きている牛の命の事だから、やっぱ出来ないけど・・・・


それでも、これにはびっくりした。


いわゆる地割れ。これが横にずっと続く。


ここから下の川に出たのだが、これじゃぁ牛も逃げるはなあ~って思いました。その牛は再度餌付け中。今度はしっかりとやります。

ここは電気柵を使って第一柵と第二柵の入口を一つにし、オス牛もメス牛も自由に行ったり来たりが出来るように柵の入口の工事を進めて行くと松村は言っていた。

今は田んぼに仮の柵を作ったからどうしても水が溜まるので、水抜きの方法やら色々考えなければならない。松村たちにはやることはたくさんある。

今日も餌の事を話し、餌付け用のトウモロコシと通常の干しわらやふすまの手配を急ぐことにした。「良い牧草があるからそれを刈って食べさせたいのだが、雨が降ったら今日は断念せざるを得ない。」と彼は言った。

強制避難区域の富岡町でがんばる福島の松村とガッツ福島の遠藤さんは、二人で毎日こうして牛や猫などの命を守っています。

全国のみなさん、これからも富岡町と松村と遠藤さんをご支援下さい。宜しくお願い致します。
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屋根作り(後編)

2012-06-23 07:50:00 | 日記
NO-179
毎日更新出来なくてごめん。昨日の富岡町は午前中は雨で、午後からは曇り時々晴れでした。

昨日も用事があって富岡の松村の所に1時までいたけれど、午後2時にいわき市に向かいましたので今日は屋根作りの後編の写真を紹介します。


屋根を下からチェックする遠藤さん。

雨が降ると餌やりも作業もきついので、本当に雨はNG!僕は小学生の頃から雨が嫌いだから雨が降ると意気消沈してしまうところがある。一昨日から気持ちが落ち込んでいたからなおさら雨が嫌だった。

でも昨日は午後には晴れ間も出て、天気としては良かったかも知れない。この屋根作りの部材が少し足らなくなって、28日には入荷するとの事で完全に出来上がるのはそれ以降になると思います。


ピッチを上げて作業したが、順調に進みました。

雨より夏の直射日光をよける事が大事だそうで、よほどの雨でないと牛たちはシャワーを浴びてるかのように平気でいたからこれには僕もびっくりした。

松村からの提案で「日本獣医師会の獣医さんがオス牛の去勢を協力してくれるので、第二柵の屋根作りを断念して第一柵の屋根を延長しないか?」の問いにみんなで賛成した。

設置場所に問題があるのと、この方が予算も最小で出来るからだ。浮いた分を餌に回せるから願ったり叶ったりで、本当にみんなで考えて動いている。このことについては獣医師会の獣医さんにも感謝したい。


出来上がりと進行状況を確認する遠藤さん。


この部分の屋根の材料が足らなくて28日入荷後再工事になります。予定より大きく作ったので屋根材約6万円追加になりました。屋根にいる松村と打ち合わせをしてる光景。

オスが去勢されればオス用メス用に柵を分けなくても良いから作業効率も上がるだろうし、いいことづくめになることは間違いありません。今は、目の前の事をやるだけで迷わず悩まず前進あるのみ!

まだまだこれからも大変な事や苦しい事もあると思います。でも松村たちには立ち止まっている時間などありません。前を見て進むだけです。

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屋根作りが始まった。

2012-06-21 07:02:00 | 日記
NO-178
昨日、富岡の松村の柵に着いたら牛のための屋根作りが始まっていてとても嬉しかったし、ちょっと感動した。一昨日台風の影響で、ずぶぬれになりながら作業していたらしい。


屋根作りが始まって安心した僕だった。

松村に電話をした時に「ゼーゼー、ハーハー」と息を切らしていて僕はまずい時に電話をしてしまったと思ったが、一昨日はあの太い角材を深さ1.5m位埋設して柱になる部分の作業を雨の中していたのだ。


次の台風が迫っている情報があったから急ピッチでの作業。

松村もガッツの遠藤さんもやる時はやる男だから信頼できる。今回の屋根で牛たちは雨にぬれずに休めるし、夏の直射日光で死ぬこともなくなる。本当に嬉しい。

牛たちはみんなが作業している横で寝そべっていて、僕が近寄ってもリラックスして全く逃げなくなっていた。柵に入った頃には、近づくと逃げて可愛くなかったのに今は近寄っても全然逃げない。

おかげで気分良く牛の周りを歩けるようになった。松村たちが毎日餌をやり、牛たちもそれに答えてくれてほんとに懐いている。牛に癒されたのか?僕の疲れも少しは吹き飛んだかも知れない。

それでも昨日、一頭だけみんなに怒られてた牛がいた。みんなが必死に作業してるところに来て「ねえ、何してんの?」って感じだろうか?作業場に入って来て仕事の邪魔をするから「おいっ!こらっ!」「あっちへ行け!」「危ねえぞ!」と3回くらい怒られてやっと群れに戻ったひょうきんな牛がいた。(笑い)


松村は昨日、屋根担当でほとんど上にいての作業でした。



いやぁ~本当に嬉しくて二人と昨日の職人さんたちに感謝した。この第一柵の屋根作りはまあまあ簡単らしいのだが、第二の柵の屋根作りは少し大変みたいで日数もかかるようだ。

道幅も狭く4tユニック車も入らないし、屋根を作るのにも道幅が狭い事で田んぼに差し掛かってしまうから大変なのだと昨日、僕は聞いた。


笑顔で指示する松村と地上で指示を出す遠藤さん。

僕はこの日の作業を手伝いたかったのだが、足手まといになりそうな気がして迷惑をかけたくないから別の仕事をした。今日も自分の仕事をしてみんなに協力しようと思います。


海外から届いた手紙に目を通す松村直登。

今後も厳しい状況があると思うが、今の松村と遠藤さんには迷いがない。自分の使命感で突き進んで行くのだろう。強制避難区域で頑張る二人の応援を宜しくお願いします。

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義父とお墓の事。

2012-06-20 06:35:11 | 日記
NO-177
昨日は忙しくてブログを更新出来ませんでした。ごめんなさい。時間的余裕がなく本当にすいません。

一昨日松村は、また別の獣医師さんと会い餌に関する情報を頂いたと僕に話した。この一週間で3人の獣医師さんと会っている。少しでも良い情報が得られればいいと思う。

僕は義父の四十九日の法要が終わるまでは、色々と駆け回らなければいけなくて少し疲れてる。

昨日は最悪だった。午前中に東電の方とお会いし、午後一番で東京に向かったのだが、バスに乗り電車に乗り換えて横浜に着いたら財布を忘れて来た事に気が付きチーン・・・小銭入れだけ持って出たので用を足せず住宅に戻って僕はへこんだ。

財布を忘れるなんて今までに絶対になかったことで、やはり疲れているのだと思う。

元気だった義父の交通事故は本当にまさか!でショックを受けた。僕が帰った次の日の朝の事だったから・・・


生前の義父。ラジオが好きでよく聞いていた。

青信号を横断していて事故にあったが、今でも誠意のない加害者には悔しさが込み上げる。義父は痩せてはいたが筋金入りの体を持ち、健康で病気と言う病気をしない人で4人の玄孫を車で送り迎えする元気な85歳であった。

生前の口癖が、「こんなところで死ねねえ!あと10年生きて富岡に必ず戻るべえ!」って言っていた。物静かな人で怒ったのを見たことのない文句を付けようのない義父で、その義父のお骨を富岡町にある先祖代々のお墓に入れてあげられなくて本当に可哀想に思っている。


今では雑草が生い茂る義父が帰りたいと言っていた家。

僕らだけではなくて、避難先でお亡くなりになった方のお骨をみんなはどうしているんだろう?僕の所では同じ宗派のお寺を探して避難先に近い田村市のお寺様に預かって頂く事になった。

どうしても富岡のお墓に入れたくて仮設住宅や借り上げ住宅に置いたままの人もいるって聞いたことがあるが、本当に自分の家の墓参りが普通に出来るようになるのはいったい、いつになるのだろう?

家もそうだがお墓も返してくれ!って叫びたい!国や東電に被災住民を代表して言わせてもらおう。「放射能に汚染された僕らのお墓も返せ!」・・・・今日は久々に、被災者に戻って書きました。

避難先で知り合いもいない場所で何の予測のつかないところから葬儀も始まったが、姪たちの協力もあって無事に進行している。

姪たちは避難先の職場の先輩や仲間に、冬の牛の餌になる刈取りを終えた稲藁を頼んでくれたらしく、今秋には頂きに上がりたい。本当に可愛い姪に感謝した。僕らにとっては牛を囲って初めての冬なので、まだ夏も来ていないのに身構えているみたいなところがある。

今からまた向かいます。四十九日が済むまでは、コメントの応対をお休みさせて頂きます事をお詫びします。これからも宜しくお願いいたします。




















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獣医師さんの話。

2012-06-18 07:01:07 | 日記
NO-176
先日、ガッツ福島の遠藤さんが獣医師の安藤さんを連れてやって来た。もっと年輩の人をイメージしていたし、獣医師さんに見えず少しびっくりしたけど、会えて良かった。


左がボランティアで来て下さった安藤獣医師さん。

横浜に帰る準備をしていた僕だが、急きょ予定を変更して富岡に向かったけど、予定を変更してまで行って本当に良かったです。

安藤獣医師の説明がとても分かりやすかった!そして面白かった事であっと言う間に時間が過ぎて行ったが、こんなに面白い授業なら一日中受けていたかった。


安藤獣医師は柵に入ったらすぐに、餌のニオイを嗅いだのにはプロだなって思った。

牛の足の爪切りや去勢の話や餌の話など、また角切りは生まれてからどのくらいでするのがいいとか血止めに何を使うか?とか、家庭用品で代用するなら何を使うかとか盛りたくさんのレクチャーを受けてためになったし、かなり勉強になったです。

いざっと言う時の対処法や放牧する時の餌になる草について、これはいい餌これはあまりよくない草など的確に教えて頂き、栄養不足の牛に何を与えるかなど、本当にたくさんの事を学べました。(感謝!)

また牛を見て、この牛は何回出産をした牛だとか、その見方や目測を松村や遠藤さんに教えていた。これは彼らにとっても絶対にためになったと思う。去勢の話の時は、やはり盛り上がって笑いが出た。


松村たちに、おおよその年齢の見方を説明する安藤獣医師。

牛の足の爪切りだって、僕はやった事もないからとにかく新鮮で「これを使ってこんな風にすれば出来ます」とか、目からウロコだった。


まるまる太った牛を見て安藤獣医師は、この柵に問題はないとの見解で次の視察へ二人とともに向かった。

昨日も、松村の所には日本獣医師会の獣医さんが来てくれたと報告があったが、去勢の問題など色々と相談することが出来たと言っていました。

こうして獣医師さんが応援や協力してくれるのは本当にありがたいです。去年生まれた牛は人間を知らない野生の牛なので、捕獲や去勢などまだまだたくさんの問題を残しています。

これから獣医師さんにもお世話になりながら、色々な事を学んで行きたいと考えている松村とガッツ福島の遠藤さん。強制避難区域でこれからも続く戦いである。

これからも富岡町と松村と遠藤さんをご支援下さい。宜しくお願い致します。動物の命を繋ぐための募金にご協力をお願いいたします。
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募金と支援物資のご報告。

2012-06-16 08:23:03 | 日記
NO-175
全国の支援物資を送って頂いた皆様と募金とをして頂きました皆様に感謝とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

皆様からの支援物資写真に撮りきれなかったものもあります。コメ200kgとか牛の餌200kgとか岩塩などアップ出来なくてごめんなさい。間違いなくガッツ福島の遠藤さんから届きました。


大場久美子さんからのは名前を出しても良いので堂々とアップしましたが一般の方は叱られるので公表しませんでしたのでご了承ください。

昨日現在の募金の合計金額は、東邦銀行で7,897,199円そのうち海外からの募金は1,140,741円です。 
郵貯銀行は786,421円で合計金額は8,683,620円です。
この中には横須賀でのイベントや取材を受けた時に頂いたものとか、ブログでの募金の呼びかけ以外のものが100万円くらい含まれています。

現在支出した金額は柵のパイプ代だけで、その他の餌代やら交通費・ガソリン代や通信費とかを今まで松村と僕の預金で賄って来ましたが、いつまでもこれを正直出来ないと思っています。

生涯飼養を考えるとまだまだの金額なので焦ってますが目標は3億円です。一年1500万円X20年のつもりで考えています。もっと募金が集まれば牛舎も建てたいです。

これからこの募金を使う予定は柵にかける屋根と柵の補強(パイプ代・電気柵)や杭や丸太を打つために重機を買うのにお金を拠出したいです。昨日120万引き落としさせていただきました。急いでいる電気柵15万円X3セット残りの75万円で重機購入をするためです。

ある程度の設備や機材を揃えないと労力ばかりかかってしまうので、今回は設備の見直しを図るために購入させて頂く事にしました。

重機(バックホーン)は新車ではとても買えないので、中古車を探して程度の良いものを選びたいです。これらの屋根や機材等で大体250万円くらいに抑えて、残りは冬に食べさせるための餌代とか獣医さん(去勢手術や病気対策)の費用とかなどに回す計画です。

昨日とても親切な獣医さんがボランティアで富岡に入ってくれましたが、この話は後日アップします。残りの600万で、冬の餌代やこれからかかる獣医さんの費用とか考えるとまだまだ乏しいので、これからも募金活動させて下さい。

僕も一か月に一回くらいしか銀行に行けなくて、確認するのが遅れてしまっていたので、みなさんごめんなさい。東邦銀行は福島では有名な銀行なのだけど、首都圏では新宿まで出ないと銀行がないため確認をするのがついつい遅れがちだったことをお詫びします。

これからも富岡町と松村直登をご支援下さい。宜しくお願い致します。動物の命を繋ぐための募金にご協力をお願いいたします。
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牛たちの引っ越し。

2012-06-15 08:03:20 | 日記
NO-174
みなさんおはようございます。昨日は、忙しくてブログをアップ出来ませんでした。楽しみにしてもらっているのにすみません。ちょっとだけバテてます。

義父の三七日もあり、タイヤの入れ替えも頼んでしまっていたし、この2日間で今週も千km以上走ったと思います。富岡町のあのどぶどぶの柵の牛は、みんな新しい柵に引っ越しをしました。


以前紹介したあの柵の牛たち。足を折って眠ることも出来ずひどい状態だった。

資材の搬入も入れたら最低で4日はかかったと思うのだけど、まるで別の柵に見えたから凄い!と思った。ガッツ福島の遠藤さんが「可哀想だから、何とかしてやりてえ!」とずっと言ってたけど、本当に作ってくれたからびっくりしたし感謝したし驚いた。


ガッツ福島の遠藤さんは、やる時はやってくれる頼もしい兄さんだ。


可哀想な牛を見てられなかった松村も手伝った。割と広い柵になって牛たちも喜んで移動したし、一気に草を食べ始めました。


草の高さで牛の姿が見えなくてうまく写真を撮れませんでした。ごめん。


結構広いでしょ!この草も1週間もすればきれいに食べられてしまう。草が無くなればぎっちり餌を与えなければならない。またこれはこれで大変です。ハ~・・・・

これから松村の柵に屋根を付ける工事が始まります。現場では毎日、やらねばならない事に追われていて、遠藤さんも松村も疲れていると思う。

梅雨から夏にかけて、僕もパワーアップして臨みたいです。少しでも手伝えるように。また今の問題を少しでもよい方向へ進められるように努力していきます。全国のみなさん、これからも富岡町と松村と遠藤さんの応援よろしくお願いいたします。

動物の命を繋ぐための募金にご協力をお願いいたします。
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じっちゃんへの報告。

2012-06-12 07:07:22 | 日記
NO-172
昨日、松村は富岡町役場の郡山事務所に用事があって午前中役場に行き、その帰り足で大玉村の畜主さんの半谷のじっちゃんのところへ老牛が一頭死んだ事を報告しに行った。

帰ったらすぐに餌やり水遣りをしなければならなくて、一日のスケジュールで考えたらこれは目一杯の時間の割り振りだと思う。それにしても、電話でなくじっちゃんの所まで行って老牛の死を報告してくれた松村に僕は感謝した。


半谷のじっちゃん。TV朝日の松村のドキュメンタリー番組から。

思わず「松ちゃん、ありがとう!」の言葉が出た。こういう小さい事が僕は大事だと思うのである。やっぱりあいつはいい奴だな。

僕がじっちゃんは何か言ったか?って聞いたら、じっちゃんは「年取ってるからいつかは死ぬべな~。年で死んじまうのはしゃあんめぇー。」と松村に言ってくれたそうだ。

じっちゃんは、松村との付き合いが長いから松村をよく知っている。だから、松村に牛の世話を頼んだのだ。他の人には頼まなかっただろう。僕も近いうちに義父の事も含めて半谷さんの所へ行こうと決めた。

それにしても、役場に行ってから大玉村へ向かい、それから富岡町に戻って牛に餌をやらねばならず本当に大変だなぁ~と思った。富岡町では毎日、あの会社の柵の拡張工事を進めている。

あの柵に子牛が生まれて只今3頭の子牛がいるとの報告を受けている。雨が降ってまたどろどろの柵になると赤ちゃん牛が死んでしまうので、急ぎたいと二人は言っていた。


第一柵の赤ちゃん牛は現在2頭。だから今のところ合計5頭で、これからも生まれる子牛がいます。


母牛も子牛が心配でぴたりと付いています。ようやく立ち上がった子牛の写真。母牛は健康そのものです。

それが終わったら次には、屋根取り付け工事に入る予定で休む暇なしの日々が続く。僕は一昨日、このところの疲れが出たのか?日曜日の昼下がりに何と、昼寝をしてしまった。

めったにない事で、かみさんには「分からないようでも疲れているんだよ。」と言われてしまった。このところ自分が年寄りになっているのを自覚!!!若いもんには負けねえ!なんてとても言えない(泣き)

昨日松村と牛の糞尿の事を話した。どのように処理したらよいか?まずは、もみ殻を使い次には掻き出し作業で何とかしようと決めたが、これもたいへんな作業になる。その時は僕も根性決めて手伝います。ハー、ため息です。

何せデスクワーク出身だから、僕はガッツの遠藤さんや松村と比較されると虚弱体質そのものの表現が当てはまる力仕事はダメ男君なのです。ため息もつきます。出します。ほんとに頑張ろう。

全国のみなさんこれからも応援して下さい。強制避難区域の富岡町と現場で動物の命を守る男たち松村と遠藤さんを宜しくお願いいたします。

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半谷じっちゃんの話。

2012-06-11 06:53:10 | 日記
NO-171
今日は松村に牛を預けた畜産家の半谷信一さん(78歳)の事を書こう。半谷さんは自分の事を僕の義父の舎弟分と名乗り、先日亡くなった僕の義父が避難していた船引の住宅に駆けつけお悔やみをいただいた。

手術をしてまだ足が丈夫ではないのに駆けつけて頂き、天国の義父もさぞ喜んでいると僕は素直に思う。半谷さんありがとうございました。半谷さんの事を僕は義父の親友だと思っていたから、尚更である。


今日の写真は、今年TV朝日で松村のドキュメンタリー番組が放送された時の映像から取り込みました。

その半谷さんはまれにみる動物好きと言うか?本当に凄すぎると思った。

自分で飼っていた牛が年を取り、子供が産めない牛になると他の畜産家は廃牛として処分してしまうらしいのだが、それが可哀想だ!と出来なくて廃牛になっても飼い続けてきた畜主さんだ。国の殺処分には最初から反対していた畜主さんである。

廃牛の処分は動物園のライオンなどの餌になるとか?加工されて缶詰めのペットフードとか色々あると聞いたが、牛を預かる時に松村は彼に「半谷さん何だいこれは?みんな死にそうな年取った牛ばかりじゃないか!」と少し文句を付けた。

それでも松村に「俺はもう歳で見れねえから、俺の代わりに面倒みてくれよ!」っていうことになったのだが、半谷さんは「今までこの牛のおかげで生活出来たんだ!原発事故で商品価値がなくなったからって言って、殺すわけにはいかねえべ!」ってずっと言い続けてきた人なのだ。

お釈迦様の生まれたインドでは、牛は神様の使いである。日本はどうだろうか?牛肉を食べ続ける人間がいるのに食べ物への感謝をしているだろうか?僕も食べるけどあまり肉は好きでなくて、どちらかって言うとベジタリアンに近いので、牛の肉は時々食べさせていただいている。

人間に食べられるために殺される牛や鶏や魚に、いただきますとごちそうさまを言ってもらいたい。心の中で言うだけでもいい。昔の昭和の時代なら学校でも教えたさ。貧しかった日本が高度成長で一気に変わり、食生活も日本も豊かになっておかしくなったと僕は思っている。

僕は普通の人間で聖人君子じゃないから道徳論なんて僕には無理だし、こういった話題は、今日はやめよう。


この時には足の手術は終わっていたのかな~?

馬をあげるって言われて喜んでもらいに行った松村は唖然とした。馬は馬でも人間の乗れないポニーに、人間の世界で言うと老婆の年齢に差し掛かった牛の面倒を頼まれたからだ。牛の年齢で13歳14歳15歳またはそれ以上年齢の牛。聞いた時、笑えなかったけど笑ってしまった。

半谷さんっておもしれえ!って、あの時は本当に思ったさ。何で馬あげるって言ったのに、馬じゃなくてポニー?何で年寄りの牛ばかり預けるの?って感じだった。

8日に亡くなった牛の他にも死期が近い老牛がまだ数頭いるのである。他の牛とは歴然の体格で、健康なんだけれど年を取っていて食が細い。だから健康な若い牛と比較すると、痩せこけているように見える。8日の老牛の死はいつかはと分かっていたけどショックだった。

動物の死を真近に見ることを、これからはもっと経験するだろう。これを怖がっていては牛たちに、申し訳ないと思う。牛たちは餌をもらえずに、1年間放浪をして餌を自分たちで探して生き抜いてきたのだから・・・・

昨日松村に、半谷さんに何番の耳標の老牛が死んだ事を伝えてくれと僕は伝えた。松村は言葉少なに「うん、わかった」と・・・・

去年の夏に僕は大玉村の仮設住宅に行った時、半谷さんに会っている。


半谷さんが暮らす大玉村にある富岡町仮設住宅です。

あの時は義父も元気でまさかこんな風になるとは思っていなかったので、機会があればまた大玉村の仮設住宅を訪れて改めて半谷のじっちゃんに挨拶したいと思う僕だった。

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心の支援。

2012-06-10 06:35:00 | 日記
NO-170
昨日は、朝5時に起きて9時から東京の四谷で友人と会うのに備えるはずだったのが、5時50分まで起きれなくて六本木を過ぎて四谷に着いたのが9時30分で、遅れてしまった。

一昨日の出来事がきいたのか?どっと疲れて起きれなかったのだ。四谷で福島の友人たちとの再会を終えてかみさんだけを横浜に残し、僕はUKCジャパンの細さんを訪ねた。


昨日はデジカメを持っていかなかったから以前撮った写真でごめん。寒川町のUKCジャパンのシェルターと細さん。

彼の神奈川県寒川町のシェルターに着いたのは、午後3時半で雨が降りしきる中でレインコートに身を包み犬に散歩をさせる女性を見て、「あっ、第二の柵を作る時に来てくれた彼女だ!」って一目でわかり、僕は彼女にお礼を言った。


後ろ姿でごめんね!この女の子がシェルターにいた。彼女は2時間もかけてこのシェルターにボランティアに来ていました。

楠田理事もタオルを頭に巻いて雨の中、犬を散歩に連れて行きずぶぬれになってやっている。僕は彼らのこんな姿を見て一昨日の件を少しだけ忘れられたかも知れない。

この1か月の間に僕にはいろんな事がありすぎた。4月24日に避難先の船引で朝の散歩に行った義父が青信号で横断歩道を歩いていたら、よそ見か携帯をいじっていたか?の車に義父がはねられ、危篤状態になりゴールデンウィークの5月5日が山だって医者に言われてから、毎日が山ですっていう状態が続き、ついに義父は5月26日に霊界へ帰って行った。

義父は事故後、一か月近くも頑張って生きてくれ僕には本当に優しくしてくれた義父であったから、亡くなった義父の顔を見るたびに泣くかみさんの涙につられて何度も泣きそうになった。身内の死は本当に辛い。

そんな中で大場久美子さんとの出会いもあり、こんな時でもブログを書き続け頑張っていたのに、義父の二七日を終えて起こった老牛の死。おまけに雨で第二の柵の土手が崩れてオス牛の脱走。一気に力が抜けた。

強制避難区域の現場で、朝から晩まで水と餌やりをする松村とガッツの遠藤さんを知っているから、本当にがっかりした。現場で汗を流し動物の世話をしている二人を少しだけでも手伝いたくて福島に戻る僕なのだが、これでもかっていうくらいにメンタルな部分で落ち込んでいたけれど、昨日の細さんとの時間で少しだけ元に戻った。

細代表はズブ濡れになってボランティアの子たちと働いていたし、細さんの奥さんが気遣ってくれて僕の話を聞いてくれた。

細さんの奥さんの優しさに癒された。この年になってからはこんなことは無いと思っていたが、細夫妻は本当に心の支援者である。僕が被災者だからではない!細夫妻は動物の命も人間の命も同じように見てくれる人だからである。

以前伺った時に細さんの奥さんが僕に言った。「うちでも預かった犬や猫が死んでしまう事があるのよ!これを見て!」と出された小さな箱。飼い主さんの元に届けられる猫のお骨である。


猫の名前は飼い主さまのお気持ちを考えて編集させて頂きました。猫さんの慰霊にご冥福を祈ります。

預かって癌手術を3回受けて懸命の治療もむなしく帰らなかった猫ちゃん。帰れるお骨もあるけれど事情があって帰れないお骨もあるんだろうなぁ~。

昨日も「ときぶ~さん、命あるものはいつか召されます」と、亡くなった動物の話をしてくれる細さんの奥さんの話を聞いて、気を取り直し少しだけ力が出てきた。本当に落ち込んでいたからだ。

僕は昨日の時間を忘れないでこれからも出来る限り頑張って行く。牛にも人間にも寿命がある。義父の事故だけは相手を今でも許せなくて苦しんでいるが・・・・・悔しいです。。。。

色々な事がありますが、全国のみなさんこれからも応援して下さい。現場で孤立無援の状態で動物の命を守る男たち松村と遠藤さんを宜しくお願いいたします。

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