ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

あれから9年。

2020-03-11 06:55:01 | 日記
みなさん、こんにちは。
今、世界中でコロナウィルスが猛威を振るいながら拡大感染しています。
日本でも学校閉鎖やイベント中止など、人が集まる行事が色々と取りやめになっています。
僕は東京オリンピックが本当に開催されるのだろうかなどと心配していますが、みなさんも充分に気をつけてコロナウィルスに感染しないようにしてください。
 
今日、3月11日東日本大震災と原発事故(3月12日)から9年目を迎えました。
 
この日を迎えるにあたってNPO法人がんばる福島をご支援くださいました全国の皆さん、海外からご支援くださいました皆様、本当にありがとうございました。
厚く御礼を申し上げ心から感謝いたします。
 
帰還困難区域から第2の柵に引っ越してきた第一陣の牛たちとアキと子どもたち。
第二陣予定の引っ越しは延期になっています。
 
あれからの年月、短かったのか?長かったのか?色々と感じるものがありますが、東日本大震災と原発事故(3月12日)から9年目を迎えました。
 
富岡町の帰還率は相変わらず低いままです。
50~60%近くの住民が戻らないと意思表示しているとTVでも報道されました。
 
餌やりの光景
 
原発事故が撒き散らした放射能汚染という災害は大地震や津波被害などと質が全く違うものです。
毎回、帰ると解体により姿を消す家々が増えていて寂しい限り。
原発事故で壊された社会は直ぐに元には戻らないのです。
 
第二の柵から出ていた体重600kgクラスの大きな牛
 
帰還しても生活は以前より不便で、例えば歯科医院が無いので1時間以上かけて大きな町まで出て通院しなければならないとかいろいろなことがあり、巨額の税金を投入して箱物ばっかり作ってないで、こういう住民目線の復興政策をとってほしいと思っています。。。
 
被災地に医院を開業する歯科医院に補助金や助成金など使っても大きな金額にならないし、帰還したお年寄りやその他の住民、東電関係の人達のためになるのだから。
 
シロとさびにご飯を与える松ちゃん。
 
大地震や津波だけなら町民が全国47都道府県にまたがり避難することはなかったし、町は以前の姿を取り戻したと思う。
放射能汚染災害は本当に被害の大きい災害です。
今日も日本の各地にある原発で事故が起きないよう強く願っています。
 
笑顔で迎えてくれた松ちゃん。
 
松ちゃんが日本野鳥の会のみなさんと生態調査をしている高濃度汚染地、浪江町のおまる地区の住民との会話で、おまる地区では今も除染されずにいると彼から聞いた。
 
地元民の話では除染の話すら出ないとのことで、国や東電のやっていることは何なのか?と。
何十世帯しかないような集落でも復興、復興と言うなら住民のため除染は最低やってくださいと言いたい。
 
イノシシに荒らされた家前で、昨夜の被害を説明してくれた。
毎回、やられるたびに整理していたけど、次の日の朝、また同じようになっているので、今はそのままにしているとのこと。汗
 
「きれいなところや新しくなった駅、高速道路の開通行事とかいいところばかり報道されて郊外に住む人間に、こうした被害が出てるのを報道しねぇから困るよな、他県の人はTV見て原発被災地は全部復興したと思うべな」とぼやいた松ちゃんでした。
 
原発の汚染水問題ですが、1000基以上あるタンクの7割が基準値を上回る汚染水であり、中には基準値の100倍の値の汚染水があることを知って驚いた。
 
海洋投棄するには、ストロンチウムなど体内に入ると癌を発症させる放射性物質を取り除いてから投棄しなければならないため、更にコストをかけて処理しなければならないのです。
これについては東電が不正に海洋投棄しないよう強く願う。
世界が注視しているから悪いことはしないはずと思いますけど。。。
 
ふるさとの双葉郡が放射能汚染の被害を受けた事実は変えられませんけど、新しいスーパーが開店したとか、病院が一つ増えたなどの小さな復興を喜びながら、これからも前を向いて行きます。
原発事故直後からずっと動物たちの保護・飼養を続けている松ちゃんの応援、これからもよろしくおねがいします。
 
それではみなさん、またお会いしましょう。
 
 
 
 
 
コメント
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