ときぶーの時間

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お寺の話と牛舎の死骸。

2012-05-17 08:20:00 | 日記
NO-149
先週の土曜日に、二本松市の山元志流さんのお寺を訪ねた。

と言うよりも、今の問題をみんなで解決しようと志流さんの被災家畜を守る会と、松村のがんばる福島と、遠藤さんのガッツ福島の3団体で集まったと言った方が正しい。

 善弘寺での懇談会

善弘寺の山元志流さんは元々、餌を集めて僕らのような牛の餌に困っている人や団体に、餌を供給してくれる事をメインに動いてくれていたのだが、富岡では柵作りのお手伝いまでしてもらった。

現場を見て、父である貫主に相談したのだと思う。いつの頃か松村も遠藤さんも行き来していて、僕だけ先週初めて行った。貫主であるお父さんにもお会いしたが、とても感じの良い貫主さんであった。

善弘寺の宗務総長の大森さんとも初めて会ったが、当然、僕は彼に期待している。


強制避難区域で死んで行った動物たちの慰霊に合掌する松村と遠藤さん。僕もこの後合掌。前日にあの牛舎を見て来たからだ。

もう餓死してから一年以上も立つと言うのに、強烈なニオイを放ち、手袋を取ってデジカメで撮影していたのだが、足元が少し悪くて牛舎の柱に手をかけて撮影していた。

気が付くと僕のズボンに、牛の腐った死体の一部が牛の毛とともに付いていて、臭いもそうだが気持ちが悪かった。急いでアルコールの入った市販の除菌ペーパーで落そうとしたが、完全に落ちず超気持ち悪い状態で急いで帰ったよ。もちろん着替えをしてGパンに履き替えたけど、車の中は変なにおいが残って辛かった。

  5月11日撮影。
これがその時の写真。松村が言った。「この前もここに来た時、燻製状態になったこの牛の死肉を野良犬が引きちぎり食べていたんだ」と。

僕がこの牛舎に入った時に、数羽のカラスがバタバタと静寂な世界に似合わない音を立てて逃げて行った。今でも彼らのような動物や鳥に死肉を食われていて、ある場所は骨が散乱していた。

今までここに来る勇気が無くて行かなかったのだが、去年の6月頃なら絶対に入らなかったけど、もう大丈夫だろうと行ったのが悪かった。もちろん勇気を出して入ったのだが、松村に「牛の毛も付いてるぞ!」と言われた時は真っ青だった。(泣き)


富岡の仮柵第一と第二の牛たち。

放し飼いにされた牛は本当に良かったと思う。こんな死に方をして埋葬もされずにいる牛舎の牛よりは断然にいい。富岡での柵に入った牛に、もっといい環境を作ってあげようと思った。





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1 コメント

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Unknown (ろき)
2012-05-17 14:24:33
ときぶーさん、この牛さんの写真を撮るの、さぞ辛かったと思います、掲載して下さり、ありがとうございます。
まだ終わっていないんですよね、こうした現実を
しっかり見つめたいです。
テレビでも 被災地のニュースが減りましたが、
もっと発信して欲しい。
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