モモコとジャガイモ。

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NO715
今日と明日は一日中、雨の予報。
お天道様が出ない日は、一気に寒さを感じる今日この頃になりました。


先週、松ちゃんちの柿の木も葉っぱが全部落ち、柿の実だけがぶら下がってた。

モモコは柿を食べてるのか？って松ちゃんに聞いたら、「うん、落ちたのは食ってるみてぇだ」と。

柿の木を見て分かった。
一度食べられると学習したモモコは、自分の口が届くあたりの柿の実を落として食べたのだろう。
柿の実は、モモコの頭上にしかなかった。
届くところの柿の実は一つか二つくらいしか残っていなかった。
全部モモコの仕業(笑)


松ちゃんは、みなさんからご支援頂いたジャガイモを干していて、それをバケツに入れる作業をしてた。
この日、牛の餌になるジャガイモ。
二箱、三箱のジャガイモをすぐに食べちゃう牛たち。

何故干してんの？と聞いたら、「あげる順番を間違えてよ、中のジャガイモが傷んじゃって、カビちゃったから干したんだ。3箱全部今日あげっぺ」って。
頂いた野菜の鮮度管理も作業しながらやらねばならず、細かい事苦手だと思うので大変そう。(笑)


いわきか広野の農家さんが、くずいも（形が小さくて売り物にならない）をくれたそうで、それもプラケースに入れて牛たちのごはんに。

自分も牧場に付き合う前に、モモコと少し遊んであげた。


モモコの柵のまわりには、モモコが食べられる草が何一つない。
全部、モモコが食べつくしたのだ。
そんな訳で、林道わきにある草をむしって与えてあげた。

片手で餌をあげ、もう片方はでかい一眼レフカメラを構え近写。
あまりきれいに撮れませんでした。
へたくそ！ですいません。


パクパク、パクパクと、与えれば全部食べるモモコだった。
松ちゃんが言うように、本当によく食べる。
一日中、暇さえあれば食べてる感じ。(笑)

松ちゃんの牧場では今、特別柵入りしたチビまるだけ少し元気がないけど、獣医さんも来て見てくれているので心配ありません。
その他の帰還困難区域の子たちも、みんな元気です。
ご安心下さい。

今年もあと一ヶ月ちょっとですね。
みなさんもこれから忙しい毎日だと思いますが、風邪などひかないように頑張って下さい。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。
またお会いしましょう。

地震と原発と政治に。

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NO714
一昨日の夜、こちらでは小さかったけれど、長く続く振動を体で感じた。
あの嫌～な感覚が甦った。
これは、どこかで大きな地震になっているかもと急いでTVのスイッチを入れたら、長野県で震度6弱の地震のテロップが流れてた。

翌朝のTVで倒壊した家々を見て、お亡くなりになった方が一人もいなかったのは、本当に良かった。
奇跡的だと思う。

20日の昼にも富岡で松ちゃんと話していた時に、前触れもなくドーンといきなりやって来た地震。


松ちゃんも「これ、でかいべ！４ぐらいあるんでねぇか」と言った通り震度４で、福島沖を震源とした地震だった。

あの大きな地震を体験してから、自分も敏感になっているのは事実だが、この頃、やたらと地震が多いと感じている。
富岡で地震があった日、いわきに避難している友人から電話をもらった。

御嶽山噴火災害が起きたばかりなのに、蔵王の火山性微動が観測され蔵王も噴火するのか？と友人は危惧していた。


インターネット蔵王山写真集より。
蔵王山のお釜の写真。

火山と地震と原発、嫌な要素満載の日本だ。
地震も事故も無ければ一番だが、地震多発国で老朽化した原発だらけの日本。
再稼働すれば、いつかまた大きな事故を起すに違いない。

僕は、半径100kmがいざとなった時（原発爆発）の安全圏と勝手に思っているが、危険の無い所がないという現状だ。
逃げる場所がないって事・・・・。


http://www.cain-j.org/Tsupange/NJEIFOF_world.htmlより。
青い円は原発が爆発した時に被害が出ると予想される場所。
色が濃い薄いはあるけれど、日本が完全に包まれている。

未だに汚染水を漏らし続ける東電の在り様をみんなも知っているように、事故を起したら元に戻らないんだ。
一昨日、埼玉の叔母の所に行って来たが、叔母が小学生の時に担任の先生が原発に反対していた話をしてくれた。

担任の先生は数年前に高齢のため他界したが、五十数年前、原発建設に断固反対していたらしい。
「富岡にとって絶対に良くない事が必ず起こる」と言い続けていたそうだ。

叔母は先生の面影を偲び「先生が言ってたことは本当に正しい事だった」と。

地震と原発。
これは怖い。
自分は福島の被災者だから、特に地震と原発をくっつける書き方になってしまうが、本当に原発はダメだ。

自民党も、今、国民の6割以上は原発に反対しているのだから、いい加減に原発は諦めてくれ。
安倍自民党は完全におかしいと思う。
原発問題だけではない。

国民に約束した公約を何か一つでも守ったか？
全然関係ない法案を作り勝手に暴走！してる。
数の驕りで何を決めて来たんだ？って言いたい。
アベノミクスなんて輪転機回してじゃぶじゃぶお金を作っては、ただばらまいて景気なんかちっとも良くなってない。

今度の選挙は自民党とか野党とかと言う選挙でなく、安倍総理でいいのか？という選択選挙です。
みなさんが自民党を支持すれば、原発再稼働・TPP・集団的自衛権・年金減額政策・特定秘密保護法案などなど、国民の信を得たという事で、さらにやりたい放題の政治になります。
安倍さんの政治にストップ！！！

年末の忙しい時に選挙。、
投票率を低くして圧倒的に勝てると考えてのことか？
金・金・金、経済優先と皆は言うが、それだけではありません。
僕は今、国民一人一人が政治に参加し、安倍さんの政治にNOを突き付けて欲しいと思っている。

今日は以上です。

50ベクレルに。

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NO713
みなさん、ご支援下さいまして本当にありがとうございました。
受け取りました支援物資のご報告をさせていただきます。


牛に与える餌をトラックに積む松ちゃん。

伝票NO3045-6289-5770　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3045-6289-5755　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3045-6289-5766　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3045-6289-5781　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3045-6289-5792　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3045-6289-5803　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3045-6289-5814　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3044-7875-1010　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3044-7875-1021　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3044-6295-4445　　　　　チモシー2番刈30ｋｇ
伝票NO3044-9563-4203　　　　　チモシー2番25ｋｇダブルプレス
伝票NO3044-9563-4251　　　　　バミューダヘイ25ｋｇ
伝票NO　不明　　　　　T.O様　USチモシースーパーグレード20ｋｇ
伝票NO　不明　　　　　Y.K様　バミューダヘイ25ｋｇ
伝票NO3047-5213-7793　K.K様　紅東5ｋｇ　X　2個口
伝票NO4004-8611-8723　S.T様　紅東5ｋｇ　X　2個口　
伝票NO3037-4367-9536　A.K様　食料品
伝票NO4060-5753-1703　R.O様　人参20ｋｇ
伝票NO3044-9563-4295　K.O様　チモシー2番刈30ｋｇ　X　4個口
伝票NO3044-9563-4255　Y.H様　エン麦20ｋｇ　X 2個口
伝票NO3044-9563-4273　Y.K様　チモシー2番刈30ｋｇ　X　2個口
伝票NO4004-8651-8025　M.S様　にんじん
伝票NO4065-1970-3133　T.S様　いも　X　4個口
伝票NO3047-6255-4471　R.T様　　チモシー2番刈30ｋｇ　X 3個口　

(順不同　イニシャル違いの時はお許し下さい）

本当にありがとうございました。
みなさんのご支援に深く感謝いたします。
これからも何卒ご支援下さいますようお願い申し上げます。


「今日はにんじん、あげっぺ！みんなから支援してもらっている野菜が傷まないように、このところ野菜いっぱいあげてんだぁ～」と、カッターで中を確認する松ちゃん。
野菜類は箱の表示と中身が違う事があるので、必ず開けてから牧場に持って行くんだそ～な。
一昨日はジャガイモとニンジンとチモシーが牛たちのごはんでした。


カッターでニンジンを細かくしたのには、笑ってしまいました。
武骨な松ちゃんらしい。

松ちゃんは今、空いた時間などを使って町の果物や野菜・山菜などのセシウム濃度を調べています。
松ちゃんちの柿は1kｇ当たり50ベクレルだったそうです。
この数値は国が定めた100ベクレル以下だから、食べられる数値です。

柿好きの僕は「じゃぁ、食べられるじゃん！」と、すぐにでも食べてみようかって思いましたよ。
本当。

松ちゃんは「来春、俺、ミツバチ始めんだ～」って、言ってた。
元々、養蜂も鉄筋業の傍ら営んでいたので、何群か飼い始めるようです。

震災の年の6月、松ちゃんちで飼っていたみつばちから採取したはちみつのセシウム濃度は、1ｋｇあたり500ベクレルだったが、「どれだけ数値が下がっているか調べてみる」って。


牛たちに刻んだニンジンを与え、次にジャガイモ、それを食べ終えたらチモシーの順でした。

イワナや鮎に鱒などの魚類まで調べるのかも？松ちゃんなら、それも調べてくれるだろう。
こうなったら町のみんなが知りたい情報は、どんどん調べてくれた方がいい。

「町はもう元には戻らない」って松ちゃんも普通に言うようになったけど、帰還を目指す人たちも中にはいるのだから、そうしてほしいと思った。

キノコも獲ったらしいが、さすがに調べなかったみたいです。
「キノコだけはダメだぁ～」って笑っていたけど、松ちゃんが食べないなら、僕も絶対にきのこは食べないようにしよう。(笑)


トラックにはみなさんからの支援物資だけで一杯でした。
本当にありがとうございます。

松ちゃんは、来月、また記者会見をするようです。
僕は今回も期待してます。
原発事故の悲劇。
今、救命せねばならぬ牛たちの事。
忘れちゃいけないことは、たくさんある。

その思いを胸に闘い続ける松ちゃん。
みなさん、これからも松ちゃんの応援を宜しくお願いいたします。

みんなに苛められてんだぁ～。

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NO712
みなさん、おはようございます。
昨日、やっと松ちゃんの所に行けました。

みなさんから支援して頂いたチモシーや野菜の箱を見て、本当にありがたいと思いました。
受け取りました支援物資のご報告は、明日させて頂きますのでご了承ください。

富岡の松ちゃんは相変わらずでした。
昨日はいつもより早く着いたので、色々と話すことが出来た。
餌の問題やこれからの事など話したが、いつもと変わらずどっしりと構えた彼の姿がそこにあった。


変わった事と言えば、松ちゃんちの下にある牧場の子牛が一頭、特別柵入りした事だった。
下に降りて牧場に着いて牛の数を数える松ちゃんと、一緒に数えたら特別柵に一頭の子牛がいた。

近寄って見てみたら「おいっ、チビまるじゃないか？またここに入って今度は何したんだ？」と思わず声を出しまった。

松ちゃん曰く「このチビ弱いからみんなにいじめられてんだぁ～、大きい牛に追われて水路に落ちて出られなくなって出してあげたんだけど、具合悪そうだったからすぐに獣医師さんに来て見てもらって何とかなった」と。


またもチビまるが松ちゃんの手を煩わせていた。
大きな牛よりも子牛は弱いから、目配り気配り本当に大変なのだが、よりによってまたチビまるとは・・・。
他の子牛は一度も病気しないし元気なのになぁ～。

一度病気になって柵の中に入ったら、牛たちの中で弱いの烙印が付けられてしまうのだろうか？
またチビまるの中に、引け目見たいものが植えつけられてしまったのだろうか？と、牛たちの順位や掟なるものを勝手に想像してみた。


去勢手術する前は餌を食べるために、自分より一回り大きな黒助に挑んでいったあの元気は何処へ行ったのだろうか？

松ちゃんが「食いつきがぬるいんだ」と言うように、いつ見ても食欲がないわけでもないのに、食べ方が女の子なのだ。

だから他の子牛の餌をとるくらい男の食いつきが欲しいと思っていた。
いや今は男でなくニューハーフだから、この表現はおかしいか。
牛も術後こんなに変わるものだろうか？と思っている。


おとなしいというか？遠慮して餌を食べてるって感じなんだよね。
大きな牛が近寄って来ると一目散に逃げて、遠くで大きな牛が食べてるのを見てる。
見かねた松ちゃんが餌をチビまるの所に持って行ってあげるが、もそもそって感じで食べる。
元男ならガツガツ食ってほしい。

暖冬からエルニーニョになるかも？子牛、大丈夫？って聞いたら、「ほんとに今年の冬もドカ雪になんのか～？こんな子牛でも寒さには結構強いんだぞ～」と返って来た。

松ちゃんのところに居れば大丈夫だと思っているが、ついつい心配性の癖がそれを言わせてしまう。


チビまるの様子を見ていた松ちゃんの所に、牧場一食いしん坊のヤマがやって来て松ちゃんに餌もっとくれ～とおねだり。
「ヤマ！お前は今、充分食っただろ！これはおまえのでねぇ～」とお叱りを受けた。(笑)

下の牧場の餌やりを終えて帰還困難区域の牧場へ向かう時に、一時帰宅したご近所さんと顔を合わせ話しをする松ちゃん。



一人と話し終え牧場に向かったと思ったら、また１km先で会った知人と話し込んでいた。
強制避難区域を解除され、以前と違って話す相手と会える富岡町になった。

除染してもらった家々で物が無くなる話を良く聞く除染には今でも？だが、住民が町に帰りやすくなったことだけはいい。

とにかく本格的？除染と言う事で、町の光景はガラッと変わった。
いい面があれば悪い面もあるのが当たり前。
前向きにとらえて考えていこうと思う。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。
またお会いしましょう。

変哲もない。

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NO711
昨日、かみさんの友人が「牛に玄米を」と電話をくれた。
玄米８俵（480ｋｇ）と３０kgの米袋が数袋だから、600ｋｇは超えるだろうか？



松ちゃんちの牛たちの事を心配をしてくれて嬉しかった。
味噌屋の味噌に始まり玄米の申し出は、ありがたい。

「玄米は砕いて食べさせて」と教えてくれた。
以前、白米を食べさせてお腹を壊した牛がいたので、頂いた白米はイノブタの餌になった事があったけど、玄米なら大丈夫だろうと思います。



いつも松ちゃんちの牛たちのために、チモシーや野菜、ふすまなどをご支援下さる全国の皆さん、本当にありがとうございます。
ただひたすら感謝するのみです。

自力で出来る事はないか？と、義兄から預かったトラクターも田んぼも牧草作りを待っているのだが、田んぼの除染が終わらず作れないでいる。
そう意味では早く除染が終わればいい。

除染が終わらないうちにやると、除染を妨害していると言う事になってしまうので、今は、何も出来ない。

今週、友人の紹介で千葉（富里・柴山）と茨城（竜ヶ崎）に行き、牛のための協力をお願いしに地元の農家さんと会った。
行く途中、さすがに専業でやっているだけあって、見渡す限りに広がる広大な畑に、ふるさと富岡町や双葉郡の田畑の風景を思い出した。

富里はピーナッツとスイカとニンジンが特に盛んらしい。
他にも地物がたくさんあったが、色々と問題がありこれから少しづつ進めたいと思う。



ふるさと富岡町は様相を変えて来たが、変哲もないのは松ちゃんちの牧場だけ。
牛はのんびりしてるし、こせこせ動いている僕にゆったりとした世界を見せてくれる。

もうすぐ11月も終わる。
これから厳しい？冬が、またやって来る。
牛たちには今年の冬も元気で暮らして欲しい。



今年の冬は暖冬と発表されてたのに、エルニーニョで寒くなるかも？と。
寒いの好きじゃないから、少し（汗っ）です。
会津も雪が降ったと聞き、タイヤも交換しに行かなくちゃ。

それでは行って来ます。
帰ったらご報告しますので、宜しくお願いいたします。

必要ないでしょ。

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NO710
みなさん、お久しぶりです。
なかなか更新出来ず申し訳ありません。

一昨日、会津に避難した友人から「会津は初雪が降った」と連絡が入りましたが、こちらも朝晩はめっきり寒くなってきました。
みなさんも風邪などひかないようにしてください。


柿の実が食べられることを知ったモモコが柿を食べてるか今度見て来ます。

泊まり掛けで静岡と千葉の2つの用事と、厚木と茨城の用事を済ませ帰って来ましたが、寝違えたのか？首が回らず「痛い！」で、運転する時の車線変更がめちゃくちゃ辛いです。
少し休んだらって言われたが、そうもいかず明日病院に行って来ます。


チモシーの袋の中に口を入れ食べる母牛。

松ちゃんの所はそのあとに行きます。
今日、松ちゃんに電話してアポ取ったので、松ちゃん情報はもう少しお待ちくださいね。

首からくる右手のしびれは、めちゃいや～な感覚。
今は松ちゃんのような強靭な体が欲しい。
こう、あちこちといかれてくると本当にそう思います。

松ちゃんは毎日、力仕事（牛の餌やり）してるから若い！
それに引き替え、体ボロボロの自分、情けないです。


「チモシーは、うめぇ～」って美味しそうに食べる母牛。

今日は僕のがっかりを書きます。
沖縄知事選も辺野古移設反対の候補者が勝ったが、国は強引に移設を進める感じ。
アメリカの方が大事らしく、沖縄県民の総意を無視する気だ。

同じ日に福島第二原発再稼働は、東電の問題と言い切った官僚がいたが、嘘だろ？福島で再稼働なんて考えられないんだけど、何？って感じでしたね。（怒）
築40年になる高浜原発も20年延長し再稼働か？って、ニュースで流れてまたがっかり。

「原発を止めるのは、最後は国民の総意です」と言った、前福島県知事の佐藤栄佐久さんの言葉がずしりと響く。
せめて福島だけは原発を止めたい。
これだけは絶対に。

どんな政治なんでしょうか？この日本の政治。
地元住民の、または国民の思いが通じない政治。

安倍自民党は、この時期に数百億円の選挙費用を使い、国民に信を問うだと？
解散選挙必要ないでしょ！そのままやればいいじゃん。
これこそ税金の無駄使いじゃないの？
問題議員の辞任・更迭が続き、人事を一新したいがための解散だと言われるが、ちゃんとした政治をしろ！と言いたい。


チモシーを食べている今年の春先に生まれた子牛。

消費税アップ後、日本のGDPはマイナス成長になったと報じられたが、アベノミクスの恩恵にありつけたのは、一部の人たちだけ。
株を持っていた人は良かったかもしれないが、株を持っていない一般庶民の人たちには恩恵のおの字も無かったはず。
めちゃくちゃ給料が上がってるわけじゃないんだから。

それでも今、日本には一億円以上の資産を持っている人が2万人以上に増え、その人たちの中には株で資産を増やした人が多いらしい。
そんな人たちは、また自民党を選ぶんだべなぁ～？野党もしっかりしたとこないから、考えるとがっかりです。


支援して頂いた野菜や果物を小さく切って与える松ちゃん。

愚痴っても泣いても始まらないけど、富岡の松ちゃんは意志も強固で体も頑丈。
何物にも動ぜず揺るがずで、目の前の問題だけを処理して進んでいる。
ある意味平たい男です。

松ちゃんも日本の政治には文句を言いたいことがあると思うけど、彼には目の前の問題が先。
いつも迷惑かけていて悪いので、美味い弁当を持っていこうと思います。

今週は必ず行って来ますので、みなさん楽しみにしてください。
それでは、今日はこの辺で失礼します。

不変。

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NO709
福島では鮭の遡上が始まった。
遡上が終われば、すぐに冬がやって来る。



今年は暖冬と長期予報で発表されたが、もしかしたら暖冬ではなくなるのでは？と推測されている。
比較的穏やかな気候の富岡でも、近年ドカ雪が降り厳しい寒さの冬が来ている。



前回会った時に「水道は頼めば来るらしいんだ」と言っていたが、山の湧き水を使っていた頃は水が凍ってしまい、それはそれで大変な苦労をした松ちゃんだ。

それで「頼んだらいいんじゃない？少しは楽になるじゃん」って声を掛けたら、「そのうちな」とあっさり返してきた松ちゃんだった。



今年で４回目の極寒？の冬を迎える松ちゃん。
今年の冬はどんな冬になるだろう？
外野にいる僕なら「今日はやりたくないな」なんて愚痴もこぼすだろうに、一度も聞いた事が無い。

何がどう変わっても彼は変わらないだろう。
今まで通り、そしていつも通りだ。
動物が好きだけじゃぁ、あそこまで出来ない。
命の大切さを身を以て教えてくれている。



犬の命も猫の命も、イノブタや牛やダチョウの命も、彼にとってはみな同じ大切な一つの命なのだ。
色々な問題が起きても平然と構え対処し、苦労を苦労と言わない男。

彼が残された動物たちの命を繋ぐことに少しも変わりはない。
不便な環境で一人闘い続けて来た男に迷いはない。
彼はこれからも殺処分に反対し、無駄な命は一つもない事を訴えて行くだろう。



今週行けなかったけど来週は必ず行ってまた、松ちゃんの近況をお知らせするようにしますので、みなさん、これからも松ちゃんの応援を宜しくお願いいたします。

それでは今日はこの辺で失礼します。

中間詐取。

NO708
今日は、除染の下請け問題（中間詐取）の事を書きます。
昨日、一昨日と２日間福島で建設土木業（中堅）の会社を経営する社長に会う事が出来、下請け問題の話を聞くことが出来た。

大手ゼネコンから一次下請けに出された仕事（除染）が二次、三次、四次、五次、六次と流れる過程やその実態を、僕は知りたかったし確かめたかった。

自分としては記者でもないから聞きずらい事であったが、社長にすれば言いずらい事でもあり、話をしてくれたことに感謝している。

中間詐取には色々なパターンがあるが代表的なのがこれ。
そもそも請ける時、作業員がいない（または足りない）のに仕事を請ける。
請けた仕事は、そのまま下請けなど他に会社に回して終わり。
中間に入りマージンだけ搾取する。
これほどおいしい商売は無い、仕事しないで金が入るのだから。

ひどいのは、これが三次、四次、五次、六次と続いてしまう事。
これでは、何処に責任の所在があるのか？本当に分からなくなってしまう。
また中には約束した金額を払わない会社があり問題に。

福島県各地の除染で大きな問題になったが、そうした会社が実在してるし、裏で暗躍する人たちの世界がある。

福島に帰ると新聞折り込みに挟まれている求人チラシで見るが、やたら原発関係の仕事と除染が多い。
そこには今まで聞いたことの無いような会社名がたくさん載っている。

以前、仕事探しをしていた友人たちが「職安に行っても今まで全然聞いたことがない名前の会社ばかりで、本当に大丈夫かな？」と言っていたが、地元民も嫌疑をかけるくらいだ。

自分の会社で除染はしないのに、マージンだけ差し引き、請けた仕事を下請けに出す会社が、また同じような会社へとつながっていき、最下位当たりの六次・七次の会社で作業する人たちは、安い賃金が働かねばならなくなっている。

特にひどいのは、一番下の位置で仕事した会社に、その上の会社が未払いをし続け、一番下の会社は除染した家の住民に請求せざるを得ない状況になり、現実にこれが起こり社会問題になった。

真面目にやっている会社だってたくさんあるが、真面目にやっていてもそれらの会社に引っかかる場合がある事を、社長から聞いた。

真面目にやっている会社（健全経営）の人手不足に付け込んで、入り込む会社にそのような会社があり、今では各社慎重に調べてから仕事を出すほど、警戒しているとの事。

また、このような会社は書類一つとっても、まったく分からないくらいうまく書類を作って来るから、すぐに見破る事が出来ないらしい。
だから慎重を期するにも、時間と労力が必要だと話してくれた。
そういう意味では、敵もなかなかのものだ。

福島県民の復興への思いをよそに、金もうけのためだけにやって来て、美味しいとこだけ取り除染が終われば去って行くような会社は、本当に要らない。

こんな連中が問題を起こしているのだから、松ちゃんの「金に目が眩んだ奴に、ろくなのいねぇ！」を、再び実感。
商売や仕事だから金目当ては構わないが、それならちゃんと仕事してくれよ！と言いたい。

国が先頭に立ってやれば、こんな事は起きない。
口先だけの復興はいらない。

本当の福島の現実を、すみずみ知って欲しいと思った僕だった。

栃木でまた。

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NO707
福島第一原発の4号機から核燃料棒の取り出しが終わるとニュースで報じられたが、アナウンサーは一つの節目を迎えたと報じていた。

節目と捉えられるのはいいが、初めの一歩というニュアンスで報じてほしい。
まだまだ時間がかかるのは間違いないからだ。


散歩で牧場に降りてきた石松君。

原発構内で復旧作業にあたっていた知人に、癌の疑いがあり入院すると聞いた。
親指大のポリープが見つかったらしい。
とにかく手術して除去し今後は、奥さんとゆっくりと休んでもらいたいと思うのだが、責任感の強い人だから、また過酷な現場に戻るかも知れない。

危険な場所で作業している友人、知人たち。
癌を発症しても「因果関係は認められません」で終わってしまうか、わずかな危険手当で何もなかった事にされてしまう。
早く辞めてもらいたいが、事故を起した原発に必要とされている人たち。
原発の事を考えるとほんと憂鬱になる。


人前であくびする石松君。

話は変わるが昨日、また犬の大量死のニュースが流れ小型犬27匹の死骸が見つかり、前回の中型犬の44匹を合わせ合計70匹以上の犬の死骸が栃木県で発見された。
僕は動物愛護の人間でないが、許せん！誰がこんな事してんだ！

尋常じゃないだろう？70匹も捨てるなんて・・・
どんな人間がこういうことしたのだろうか？。
改めて犬や猫を金儲けの手段にしている輩の事を考えた。
犬猫ペットショップ経営者？とか、ブリーダー？とか、業者だと思うのだが。


付き合いの良いシロ。

盲導犬の虐待の話が、この前出たばかり。
今度のは、ひどすぎる。
他にも動物にかかわる話が尽きない。

都会の駅周辺の至る所で良く見かける青年？？隊の募金集めに、いつも胸倉がむかむかしてる。
何が「福島の犬、猫を助けてください」だ・・・。
嘘ばっかり言ってんじゃねぇ！って、睨んで歩く僕だ。

彼らは日当をもらい募金を集めているらしい。
僕は数か月前、新宿駅前で「福島の犬や猫を助けて下さい！」「募金に協力して下さい」って声高らかに言っていた男（多分、大学生？）に、「どこにその犬、猫たちがいるのか教えてくれないか？」と聞いた。

男は「えっ」と驚き、聞かれた事にしどろもどろで答えない。
いや、答えられないのだ。
さらに「何処に保護してるんだ？見に行きたいんだけど」と詰め寄ったら、「僕は募金集めだけしてるんです。だからどこにいるか分かりません」と返して逃げた。

すかさず「分からないで金集めてんのか？」と言ったら、「僕は頼まれて募金活動しているだけですよ」だと。
「君らは金貰ってやってんだろ？」と問い詰めたかったが、約束の時間に遅れるのが嫌でその場を去ったが、ああいう募金の仕方は納得できない。


作業に出る松ちゃん。

松ちゃんとこの前会った時にこの話をしたが、松ちゃんとは全く違う人種がやっているのを知った。
犬の大量死と関係ない話を書いてしまったが、今回の大量死はあまりにもひどすぎる。

絶対に遺棄した人を捉え罰するべき。
罰を受けなきゃわかんねぇべ！
犬はどんな死に方をしたんだろうか？
苦しくなかっただろうか？
警察には早く犯人を捕まえてほしいと強く思う。
殺された70匹のために。

大きな目で。

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NO706
秋の３連休が終わりましたが、みなさんはいかがお過ごしだったでしょうか？
紅葉を見に行かれた方も多かったのではないでしょうか？
昨日、こちらも昼間は暖かったですが、半袖のおばさんを見て「凄いなぁ」と感じました。
やっぱりおばさんは強い！(笑)

このところブログを更新したりしなかったりで、本当にすいません。
諸事いろいろありまして、一つ一つ片付けて前に進もうと考えてます。
一つ一つが時間がかかる事ばかりで、少々うんざりですが・・・。


穏やかな牛の表情がいい。

友人たちが帰還を諦めて新しい生活を始めて行く中で、自分はその問題に目を背けて来たという感じでしょうか？

帰還を反対する家族に文句は言えないし、松ちゃんにも相談しましたが、今のうちに少しでも自分の環境整備をさせて頂き、これからも活動して行こうと思いますので、時々の更新になるかも知れませんが宜しくお願いいたします。


みなさんからご支援頂いたチモシーを運ぶ松ちゃん。

先週、松ちゃんが「自分の牛だけの餌を確保するというなら、みんなからの支援もあり何とかいけそうだが、他のところはきついべな」と言っていた。


松ちゃんを取り囲む牛たち。

富岡にも自分の牛を殺処分させないと頑張って来た畜主さんがいます。
その畜主さんとも仲が良い松ちゃん。
松ちゃんは他の牛飼いの人たちの心配もしていた。
みんなの問題＝松ちゃんの問題なのです。

そして松ちゃんは、今も３百数十頭を抱える吉沢さんの所を心配していた。
富岡で放浪する牛を捕獲し保護して来た松ちゃんと浪江の希望の牧場の吉沢さんは、今まで仲良くやって来た。
そこには男同士の熱い友情がある。


「ふ～っ」と息をつき荷のロープを丸める松ちゃん。

「自分だけ良ければいいのか？」と自ら問い、今の状況を大きな目で見ていた松ちゃん。
自分が置かれている状況を上から見る、俯瞰の目だ。
松ちゃんだって同じく苦しいのに、こうした状況下で人の事を心配してた。
そんな彼に感じるものがあった。


作業中手が汚れてしまい、かかって来た電話に出られず掛け直す松ちゃん。

松ちゃんの思いは双葉郡の牛飼いの思い。
いつも松ちゃんを応援して下さるみなさんに、再度お願いします。
どうかこれからも松ちゃんを応援して下さい。
何卒宜しくお願い致します。

柿の実に。

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NO705
今回、松ちゃんの所へ行った時に、少し驚いたことがあった。

家の下の牧場の餌やりを終え、帰還困難区域の牧場へと移動する前に、みなさんから支援頂いたふすまを使う分だけトラックに残し、その他を備蓄しようと松ちゃんは倉庫に入れに行った。


家に戻って来てから少し休憩を取ったのだが、松ちゃんはいきなりモモコの柵の前の柿の枝を引き、たわわに実る柿の実を一つ握りぐいッと、さらに引っ張った。

「ぱきっ」と音がしたと思ったら、弓のようにしなっていた柿の枝が小さな放物線を描き、青い空目掛け戻って行き、しばらく揺れた。


手にした柿の実を両手で擦り松ちゃんは一気にがぶりと噛んだ。
「？？？」と、僕の目は点になった。

彼の友人の理学博士にも以前「松村さん、内部被ばくを避けるために警戒区域内のものは、なるべく食べないで下さい」って言われ、ずっと守っていたからだ。
その掟破りの姿に一瞬怯んだ僕だった。

少し経って気を取り直して僕が言った言葉は「松ちゃん、どう？甘い？」
すぐに戻って来た言葉は「うん、甘い」
「食べて大丈夫？」
「少しは（セシウム）入ってっぺ～」
「・・・・・」
松ちゃんが家の柿の実を食べたのを、震災後初めて見た。


カプッ、シャキシャキと音を立てながら松ちゃんは２口、３口くらい食べただろうか？
その時、ずっと松ちゃんの事を見ていたダチョウのモモコが「これ、食べられるんだ」と、いきなり目の前の柿に食らいついた。

モモは堅いくちばしで突いたり噛んだりするのだが、柿を食べられないで２個の柿を落とし、それでも柿の実を突いた。
松ちゃんは「こら、お前は真似すんでねぇ！」って、モモコを止めるが聞くモモコではない。


松ちゃんは、また一齧りして「おらっ」と柿の実を、モモコの前に差し出した。
それを喜んで食べるモモコ。
これで目の前にある柿が食べられるのを覚えただろう。


モモコが来てそろそろ３年になるが、僕は初めてモモが柿を食べるのを見て、松ちゃんが警戒区域だった富岡町で「食わないで餓死するか？食べて死ぬか？って言ったら、腹いっぱいになって死んだ方がいい」と言った事を思い出した。

そんな究極の体験から、動物たちの餓死を捉えて活動してきた松ちゃん。
「俺がいる限り餓死だけはさせねぇ！」と、そこにはあのときのままの彼がいた。
今まで汚染わら餌をもらい大食漢の牛たちに与えて来たが、何を言われようとその餌を食べさせなかったら、牛たちはみんな餓死してしまっただろう。

震災直後、彼は木の実も果実も、その他の野菜や鮎・鱒などの魚も、食べられるものは何でも食べた。
警戒区域にいて活動するだけで被曝するのに、生きるために食べてまた被曝。
そこには本当に壮絶な物語があった。


「餌あげたのによっぽど腹空いてんのかな？餌足りなかったのか～」と独り言を言いながら、モモコに餌を与えた松ちゃん。

事故が起こってから３年８ヵ月になろうとしているが、多分、あの頃の数値よりは全て低くなっていると僕も思うが、びっくりしてしまった。

僕もあの柿は食べられるくらいの汚染数値だと思う。
柿は大好きなので、お腹が減ってたら僕も食べたかも？

松ちゃんは牛の餌問題を抱える中、日々、牛たちの世話をし餌の確保にも努力している。
目の前の問題を真剣に考え、一つ一つ解決して進む松ちゃんに勇気をもらい帰って来た。

みなさん、これからも松ちゃんの応援をよろしくお願いいたします。

複雑な気持ち。

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NO704
昨日、車で出かけたら、自分の車が泥だらけになっているのを、全く気が付かずめちゃくちゃ恰好悪い思いをした。
車に乗る時に何で気が付かなかったのか？

都会であんな泥だらけで走っている車は無く、きれいなタイヤ＆ボディの車が並ぶ駐車場に止めたはいいが、車を降りて自分の車に目をやり真っ青。
超恥ずかしかった。

今の車は泥除けカバーが付いてないから、タイヤとボディの間にびっしりつき、そこからボディにまたべっとりと付いていた。
汚い最悪の車になっていて、恥ずかしくてすぐに車を洗いに行った。


津波被害の大きかった富岡の海岸付近に建設されている処理場。

原因は町の変わりようを見て来ようと、富岡海岸付近に建てられている処分場建設地や、放射能汚染物の黒い袋が置かれる仮置き場などに行ったからだ。


低速で泥が跳ねないよう注意して走ったから、タイヤは汚れてもボディまであれだけ汚れるとは思わなかった。
ここに着く前に通った道が泥だらけの道だった。
大型トラックの往来で、アスファルトで舗装してない道は泥だらけの道になっていた。


処理場建設現場から富岡駅方向に向かうとすぐに汚染物の山が見えてきた。
見慣れたとはいえ海の姿を見たかったのに、長く続く黒いピラミッドを見て気持ちが沈んだ。
始めて楢葉町の国道脇に集められた汚染物袋を見た時と、同じ暗くて鈍い感覚が甦った。


ずっと続く袋の列。
これでは、海を見ることは出来ないとあきらめた。
関係者以外立ち入り禁止の立て看板が立てられていると思ったからだ。

ここに何があるって言う訳ではないが、震災後、何度か海を見に行っていたから、見れなくなるという事に、とても残念で複雑な気持ちになった。


でも楢葉町のように人の目につくような国道脇に積まれなくて良かった。
富岡町の国道沿いには、楢葉町のような見渡す限り田んぼのような広い敷地は少ない。

これで良かったんだと思ったが、それもつかの間だった。
駅前で壊れた家々などを、他県ナンバーの車で来ていた数人が声を上げ、はしゃいで写真を撮りまくっていた。

かみさんの友人も亡くなった場所近くで、大きな笑い声や「ここはすげ～！」って声を出し写真撮られるの気分悪いよ。

少なくとも人が亡くなられた場所ですから、そこんとこ宜しくです。
前にもこんな事があって、いつの日か駅前に行かなくなっていたのだが、久しぶりに行って損した気分だった。


黒いピラミッドは、富岡漁港まで続いていた。
これから楢葉の何倍かの袋が、ここに集められるのだろう。
見たくもないが、見るしかない。

このところ安倍自民党は、金の問題議員ばかりで何やってんだ？
オリンピックの話も出なくなった。
漏れ続ける汚染水の問題など専門家に言わせれば、まだ初期段階だと言われてる。
あれから3年8ヵ月になろうとしている今も仮設住宅等で暮らす住民が10万人を越えているのに・・・
これで原発再稼働なんてありえない。
原発なんてなくなればいい。

いつも松ちゃんちと横浜の往復で、国道から見える大きなクレーンが気になってたけど、町の姿を撮る時間がなかった。
これからは少し気にかけて、町の姿を撮って行こうと思った僕だった。