ときぶーの時間

募金の受付先 東邦銀行 安積支店 普通0644994 名義がんばる福島
みなさんご支援宜しくお願いいたします。

群馬県赤城大沼も。

2013-01-31 08:56:58 | 日記
NO-298
昨日、TVで群馬県赤城の大沼の異変を知った。群馬県と言えば故郷富岡町から栃木県を通り越してその先だから、ここにも放射能セシウムの被害が及んでいるのには驚いた。

群馬県赤城の大沼はワカサギ釣りの名所中の名所である。今の気温はマイナス十何度かの気温の中で釣りを楽しむわけだが、基準値を超える放射能セシウム濃度が検知され、釣ったワカサギを食べることが出来ないから常連の釣り人が来なくなったという事だった。


今日の写真は、群馬県、赤城大沼ワカサギ釣り。ボート釣り・わかさぎ釣り氷上穴釣り解禁釣り情報から転載しました。

釣をしに来た人たちは、釣ったワカサギを回収箱に入れて帰らねばならず、釣られたワカサギも可哀想な感じがした。食べられないで捨てられていくからだ。むなしい。

この沼の水はとてもきれいらしく、川から入る水の流れと沼から出ていく水の流れが大変にゆっくりで、放射能セシウムが降り注いだ沼の水が全部入れ替わるのに2年半かかると言う。



大沼の土産屋の女将がインタビューで「暖房費だけで大赤字」と言っていたが笑い事じゃないよなぁと思った。原発事故は農林水産商工業・観光業・その他の業種までも被害を及ぼす。

新しい政府は、こんな事になっている事実を前に新しい原発を作っていくのだろうか?勘弁してくれである。ワカサギが頭から離れなかったのは、代表が一度だけ富岡の沼のワカサギを獲って食べた事があるからだ。

去年、イギリスで日本食の板前をしているボランティアさんが何週間か応援に来てくれていて、その時にワカサギのいる沼を見せてあげるつもりで行ったのだが、魔が差したのか?狩猟本能にスイッチが入ったのか?ワカサギを獲ってしまったのだ。

ボランティアさんは獲ったワカサギを料理してくれたのだが「さすがにプロの料理人だからめちゃくちゃ美味かったぞ」と彼は話してくれた。美味いと聞いて黙ってられなかった。

食べていいの?とその時に僕は聞いたが、彼は「少しくらい大丈夫だぁ」と。プロの料理人も最初は手を出さなかったらしいのだが「うまい。うまい」を連発する彼に誘発されて食べたらしい。(笑)

その一回だけだったのだが僕も一緒に食べたかった。肉より魚好きの僕は美味しい魚と聞けば黙ってられない。自己責任で少しくらい食べたっていいと思っている。こんな事を書くとみんなに非難され、馬鹿だと言われるがそれでも食べてみたい。

こういう事書くと娘にはいつも怒られるんだ・・・。代表にも「よけいな事書くな!」って怒られるかも?まっ、性格が悪いから書いちゃった。

釣り人がやって来なくなった群馬県赤城の大沼のみなさん、もう少しですから頑張って下さい。来年はきっと元に戻ります。








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本物。

2013-01-29 15:26:52 | 日記
NO-297
嬉しいコメントを頂いた。

保護活動現場から出てきた私には、本物と偽物の区別はつきます。混乱期の過ぎた今、現場で実働するのは本物だけになってきました。松村さん達や吉沢さん達等です。警戒区域は未だ、そしてこれからも、圧倒的に人手が足りない。(中略)と・・・・


松村代表と希望の牧場の吉沢さん。

このコメントにありがたいと感じたし、事実、現場での苦労は並大抵のものではない。命を守ることに命をかけている男たち。それは誰にも批判することは出来ない。彼らを見てただひたすら頭が下がる。

僕のようにただ書くだけでしか応援できない男は、松村代表の今の闘いをある意味壮絶な闘いだと思う。彼らはこれからも闘い続ける。

真夏の炎天下も、凍りつくような真冬の極寒の中も、動物のために水や餌を与え続けていく。彼に言わせれば、そこに命があるからだと簡単に言うだろう。

動物たちと「俺がいる限り絶対に餓死はさせない!」と約束した男の信念と、熱い気持ちを持った男のドラマである。今も彼は放浪している牛を保護し、命を繋いでいる。

未だに街中をさ迷い歩く犬や猫にも餌や水を与え、どんな状況でも迷うことなく保護し命を救う彼の活動を、みなさん、これからも是非応援して下さい。宜しくお願い致します。



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大雪で。

2013-01-27 13:06:17 | 日記
NO-296
昨日の午後から福島へ行って今日の夜に帰って来る予定だったが、昨日の朝、会津と郡山といわきの友人から「大雪だから来るな!」と電話が入り、予定したスケジュールがずれ込んでがっくし来てる。

東北自動車道のあちこちで通行止めになり、大渋滞が発生し義母が避難している船引町の降り口三春インターは、下りるのに2時間かかると聞いて、さすがに行くのを止めた。


昨日の朝、会津の友人から送られてきた写メ。しんしんと降る雪に「これは積もるなぁ。」と言っていたが、本当にすっぽりと雪に埋もれたらしい。

会津はともかく、郡山の友人の「大雪で吹雪いてる」には閉口した。こちらも色々と忙しく時間を無理くり作っての活動なので、予定を大幅に変更するのは痛い。

会津の塩川町の友人は70cm以上積もったと今日電話をくれたが、車の屋根の雪かきで1時間。車の周りで1時間。駐車場から出られるようにするまで、2時間。

雪かき作業を子供3人にも手伝わせて4時間かかったと言った。義母も去年はあれだけ「今度、いつ帰って来る?」と言っていたのに、つい最近は一言も言わなくなり、船引の雪も尋常じゃない事が分かる。

心配して電話をしたら、一日5回も雪かきしてると言っていた。昨日出掛けられなくて写真展の準備は捗り一息ついた時に、今年の福島の雪を心配した。

何処の家でも旦那さんや息子さんが、通行止めと大雪のせいで自宅に帰るのを断念して、年老いた義母や奥さんと子供たちで雪をかかねばならないこの地の生活を、身に染みて大変な冬だなと思った。

原発事故で被災地になった浜通り。双葉郡の雪のあまり降らない町から降る町へ避難した友人たちに春までがんばれ!とエールを送る。





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かみさんのダメ出し。

2013-01-25 08:08:18 | 日記
NO-295
昨日はかかってくる電話が多く、それに対応しながらの一日だったので、それなりに忙しかった。それでも仕事としてやれることはやれたので満足しているが、かみさんのダメ出しを受けた。

昨日からイベント用の写真の編集を始めたが、選んだ写真を買いものから帰って来たかみさんが怪訝な顔し、黙って僕の顔を見ていた。僕もその写真を見て「やっぱりダメか?」って聞いたら、「うん。」の短い返事。

震災直後から一人で電気も水も無い被災地に留まり、ろうそくと缶詰めやレトルト食品で生活しながら町に残された動物たちを助けてきた彼の二年を、全部紹介したくているのだが難しい。

今はかなり減ったが猫や犬がまだ放浪していて、その餌やりはそれほど大変ではないのだが、彼が殺処分から助けた牛の保護は重労働であり、そのすべてを写真でと思ったのだ。

彼は保護した牛のために餌の備蓄や飼育場所の管理。そして繁殖を抑えるためにオス牛の去勢手術などしなければならない。僕がその去勢手術の写真を4枚印刷して広げていたらダメ出しされた。


この写真なんだけど、やっぱり駄目だよね。

かみさんは何も言わなかったが、小学生やもっと小さい子も見るのだから、この写真は不適切なんじゃないの?って感じで見てたから、この写真は諦めた。

小さいお子さんが写真を見て「お母さん、これ何やってる写真なの?」って必ずお母さんに聞いてくるでしょ!その時のお母さんはなんて言って説明するか困らない?って事なのだ。



牛の去勢手術だって彼の仕事の一つのうちで、農水省の人に「絶対に繁殖させない事」と彼は言われた経緯があるから、獣医師先生に来てもらって手術してもらった時の写真を使おうとしたのだが、男の僕と女のかみさんと考え方が全く違うので、こんな時ハッとする時がある。

まっ、やり直しはいつもの事なので気にしてないが、今回は結構時間がかかりそうである。



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久々にレディースと。

2013-01-23 10:57:41 | 日記
NO-294
ようやく時間を作る事が出来、久しぶりに横須賀レディースの一人と電話をした。お互いに「ご無沙汰してます」で始まった会話だったが、震災直後に彼女が家族全員で、福島に入り犬や猫を救出していた時の話になった。

原発が爆発した次の日に大熊町に入り、事故を起こした原発の前で旦那さんは防護服も着ないで普通の恰好をして交通整理をしていたとか、犬を見たらそれこそ何が何でもとレスキューしていた頃の話は聞いていて飽きない。


今日の写真は彼女が保護してくれた犬の写真です。犬は60匹くらい保護してくれたと以前に聞きました。

飽きるどころか本当にびっくりする話ばかりで、こんな人がいてくれたのは本当にありがたいと思った。愛護関係の方でもなく、本当に一般の方で何度も被災地に入り、その都度保護した犬を滋賀県のある愛護団体様のシェルターに運んでくれた人である。

彼女は警察の検問を受けて避難区域に入る時に「横須賀から犬猫のレスキューに来ました。個人責任で入らせて下さい」と嘆願して了承されたが、福島やいわきナンバーの車は受け付けてもらえず入ることができなかったと話した。



ペットをどうしても連れ戻したいのに連れ戻せない住民を見て、あの時は本当に福島の人を可哀想だと思ったと・・・「私の家はここで、こんな犬だから連れて来て欲しい!」とか入れない住民が、これから入る彼女の元に殺到して凄かった話もしてくれた。



彼女は横須賀のNPO法人元気はつらつ明るいまちづくりの佐藤昌久代表を紹介してくれ、僕と会った時に「松村さんを応援したい」と言ってくれた人でもある。

「松村さんは大丈夫?」と雪の降る福島での彼の活動を心配してくれていた。僕はすかさず、彼は風邪もひかない鉄人なので「大丈夫です」と言った。彼とガッツの遠藤さんがいれば、間違いなく安心だ。

これからイベントの準備やらで僕も忙しくなるので、彼女と電話で話せたことは良かった。




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郷土愛。

2013-01-21 08:56:10 | 日記
NO-293
毎日更新出来ず、みなさん本当に申し訳ありません。17日に秦野市から清水に跳んで行き、住空間コーディネーターをしている方を紹介して頂き、いろいろお話を伺ってきました。

帰って来てからも色々とやることがあって、余裕がない感じです。昨日は大寒でしたが、所々雪が残っている横浜でも今年の寒さを感じます。みなさんも風邪などに注意して下さい。

この寒さの中で動物たちに餌を与え、放浪牛を捕獲し保護している代表には頭が下がる。この先、強制避難区域になった故郷富岡町はいくつもの変化をし、その姿を変えていくことと思う。


夏は草むらでその姿を見つけることが難しかったが、冬になって食べる草もなくなって、その姿は丸見えになる。見つかれば殺処分されてしまうから、彼はそんな放浪牛を捕獲し保護し続けている。

まず再編についての住民説明会にて、どのような道筋をたどって行くのかある程度思案出来るかも知れないが、それから先も長い時間が必要になるのは間違いない。

郷土愛の塊みたいな代表の事を考えた。故郷再生への道筋をあれこれ考えている人もいると思うが代表の熱さは別格である。自分の町をあれだけ愛する人を僕は他に知らない。

残された動物のために奔走していた時に再会したが、今度のイベントは彼の軌跡をたどった感じを出してみたいと思う。彼はいつも町にみんなが戻って来て以前の街並みに戻ることを願っている。

彼の願いは町民の願いでもある。「船引には30cmも雪が積もったよ」と電話をくれた義母の夢でもある。ただ、簡単な夢ではない。除染の問題にしても、国はそれ相当のエネルギーを使って被災地復興を推し進めて欲しい。









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除染について。

2013-01-17 06:02:30 | 日記
NO-292
昨日で雪は解けると思ったが、気温が低すぎてなかなか解けず雪から氷になっていて、雪かきならぬ氷かきをした人も多かったのではないだろうか?横浜でも日陰は凍りついたままの所が多い。

「とにかく今年は寒い!」って言われるが、これから2月にかけて雪が降るとの予報を聞いた。今から車で長距離運転しなければならず、雪の影響がないようにと思う。

昨日、富岡町役場から避難区域見直し(案)のための住民説明会の案内が届いた。今月下旬から来月下旬にかけて福島県内4か所。東京、千葉、埼玉、宮城、新潟の5か所の計9か所で開催される。

今回も前回のように大荒れの住民説明会になるかも知れない。今、被災地でやっている除染を信用していない住民が多くいると思う。

僕もTVニュースで見たが、いい加減な除染をしている会社があって拾い集めた汚染された落ち葉などを、川に捨てて流していた会社があると知った。どこの町村でそんな事をやったのかまでは分からなかったが本当にひどい。


川内村の除染。道路から20mくらいまで登ってその辺までの草木を刈り拾い集めていた。去年の秋に撮影。


川内村は山林が多く、汚染物の袋が至る所にたくさん積まれていた。


去年の楢葉町の除染作業現場。今回の記事とこの3枚の写真は関係ありませんので誤解の無いように解釈して下さい。

隣町の川内村は、こうしたことから除染をする会社の公募を始めたと福島の友人から聞いた。国はゼネコンに、ゼネコンは子会社に、子会社はまた下請けに、下請けはまたその下請けにとこれがずっと続く。

大手ゼネコンから最終的に8社くらい続く構造のところもあり、この構造事態に問題があると言われていて、除染そのものの有効性も実証されていないのに、広い集めた放射性汚染物を川に流して捨てたなんてとんでもない話だ。


富岡町の松村代表の柵の牛たちの水飲み場。この川には流れて来ていないと思うが本当に勘弁してほしい。

きれいになるどころか、川を流れて汚染が広がってしまうじゃないか・・・自分の町だったらそんなこと絶対にしないだろう。自分の町を除染しているつもりで作業して下さい。全国各地から今、福島に来て除染にかかわっている人たちに、そうお願いしたい。









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爆弾低気圧。

2013-01-15 06:50:31 | 日記
NO-291
横浜に戻って来て昨日の雪には驚いた。都会の人はスタッドレスタイヤを装着していない人が多いので、昨日はあちこちでスリップしている車が多く道路は全く前に進まない状態であった。


早く帰って来て本当に良かったと思った。避難している横浜の住宅前の写真。

車で出掛けた人は、帰れず帰宅困難者になった人もいると思う。あちこちの高速道路で閉鎖があったからだ。会津に避難した友人から電話が入り関東の雪に「大したことないじゃん」と一言。

会津も雪が降り高速道路が閉鎖されていて今日は出掛けられないと話した。浜通りの富岡町も雪が降っていると聞いて子牛たちは大丈夫かな?とつい口走ってしまったが、友人の「牛は大丈夫だよ。」に安心した。

横浜でも12cm位積もったが喜んでいるのは近所の小学生だけで、大人は天気予報の大外れに困惑し「まさかこんなに降るとは・・」と少し呆れていた。


午後には自分の車もこの状態でした。

昨日は成人の日で全国各地で式典があったけれど、新成人のみなさまにはおめでとうと言いたい。雪で大変な一日になったけれど、大人としての自覚をし、しっかりと目標を持って頑張って下さい。

今日の気温も低く雪解けに時間がかかりそうで、高速道路の入り口付近の凍結によるスリップ事故を防ぐため今日も閉鎖するとこも多く、普通の状態になるのは明日以降かも・・・

雪は始末が悪いといつも思う。雪解けは雪解けで問題あるし、凍結した時は事故や怪我が心配だし、今から会社へ出社する方、学校へ登校する生徒さんも、くれぐれも転倒などに気を付けて行って来て下さい。













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一日でも早く。

2013-01-11 08:00:00 | 日記
NO-290
新年早々、横浜に戻って友人の家に不幸があったりでドタバタしていた。ブログも更新出来ずにすいません。去年の宿題もまだ一つしか終えていないから、かなり焦っている。


横浜駅東口。友人の所へ向かった。

昨日も福島の後輩からSOSの電話が入り、また福島へ行く準備もしないと・・・忙しい。9日にはいわきでも雪が降っていると連絡をもらったが、こんな時は悠然と構えたいものだが出来ずにいる。

東電が福島に復興本社を開設し今月4日から稼働したが、本当に何とかなるのだろうか?と疑ってしまう。この一年十ヶ月の長い時間がそうさせているのかも知れない。

国にも文句を言いたい。除染にしても本当に効果を実証できる除染をしてほしい。いい加減な除染でクレームが出ているのが現状で、国は本当に20ミリシーベルトで住民を帰す気でいるみたいだが、こんな事で住民が帰るとは思わない。

国や東電にはこの事故で被災した動物たちの保護や飼養をしてもらいたいと思う。あの事故のせいでどれだけ多くの動物が死んで行ったか・・・あの日からたった一人で現地で動物たちの保護をして来た代表を支援してくれたら本当に嬉しいのだが・・・

飼い主の中にはペットを置き去りにしてしまった事を、悔やんでも悔やみきれないで今でも探し続けている人がいる。東電には飼い主たちの苦しみを少しでも分かってほしい。


殺処分をくぐり抜け、代表の柵で生きる牛たち。

畜主の中にも殺処分に反対して牛たちを生かしている人がいる。富岡の畜主である半谷のじっちゃんの「牛は何にも悪くねえ!原発事故を起こした東電が悪いだぁ~。国と東電が責任を取って牛の面倒を見るのが本当なんだぁ~」を思い出す。

事故が起きてからの一年十ヶ月の間に、国の計画や政策などの変更につぐ変更で何を信じて良いのか分からないと言う義母たちの年代の方が特に可哀想だ。

年老いた義母たちの年代の人たちは、その変化に対応できるすべを持っていない。一日が過ぎれば一日分また萎えてしまう。一日でも早く、老人たちに希望を与えてくれ!と僕は言いたい。
















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マタギ。

2013-01-08 07:45:51 | 日記
NO-289
福島に行って趣味の多い知人と会ってきたが、知人の趣味の一つに銃がありその銃の話に、こんなところにも問題が起きているとは思わなかった。



福島は広大な山林があり、近年山から人里にクマなどが出没して本当に怖い。また農作物被害も増え大きく出ているとこもあり、有害鳥獣駆除のため狩猟登録者が減っている今、これからの影響が懸念されていると言う。

僕らの町の富岡町も野生イノシシを捕獲してシシ鍋用に売っていた人もいたが、福島県内でイノシシから食品の新基準を超える放射性物質が検出されてから猟をやめる人が多いらしい。

「獲ったイノシシも食べられないのに、登録料を払って続ける意味がない!」と言う訳だ。県内の野生動物の多くは放射線の影響で出荷が制限され、食用に出来ない。

獲っても狩猟者が埋設するか焼却処分するしかなく、放射能汚染物として埋める場所も探さねばならないためこれでは続けられないとみんなやめてしまっていると聞いた。

原発事故以前から登録者数が約1500人近くが減り、今では約3300人くらいしかいないと聞いてきたが、「自分も去年は更新したけれど今年はどうするか決めたい。」と話してくれた。

TVのニュースでも県内の各地にクマが出没し、イノシシなどによる被害もたくさん出ているのを知っているが、捕獲する人がいなくなる。これも問題だなぁ~と思った。



狩猟だけで生計を立てている人(マタギ)を僕は知らないが、春夏は山菜(蕨やぜんまいなど)を、秋はきのこ(マツタケや猪の花やマイタケなど)を採取し、冬はイノシシやクマなどを獲りそれらを売って稼いでいるマタギの方は死活問題だ。

山林の除染は殆どしない様で、このまま何十年も経たないと山は元に戻らない。あまりにも大きな問題である。「山を返せ!」とマタギがどこかで叫んでいるように思えて今日はこれを書いた。








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慣れるしかない。

2013-01-07 07:03:40 | 日記
NO-288
新年早々、忙しく毎日更新出来ずにみなさんすいません。やらなければならない事や行かねばならない所があって、本当に何処から手を付けようか?って感じでした。あいさつ回りも大変です。

福島から帰って来たけど福島の各地に避難した友人知人と会い彼らの話しを聞いてきた。今年こそっていう意気込みを聞くだけでも刺激になりいい感じなのだが、今の環境はあまりにも重い。

被災地の除染であまりにもいい加減な仕事からか?クレームが去年の夏以降続出しているとインターネットで流れたこともあり、殆どの人が本当に帰れるのかと疑問視していた。


富岡町役場の近くに集められた放射能汚染物の袋。中間貯蔵施設が出来るまではこのままなのだろう。

今度の春を迎えたら2年の月日が経つのに、あれから変わっていない。それがみんなの心を重くしていた。それでも前向きにみんな必死で暮らしている。

会津の友人は、雪に埋もれて家から出られなくなった時に食べるようにと、去年の12月に避難先のアパートの室内に大根を干していた。6畳2間に家族4人で暮らし、その生活空間にかなりの大根がぶら下がっているのだ。

アパートの室内にぶら下がる大根の異様な感じを僕は笑ってしまったが、会津はとても寒い所なので「今の時期、外に干すと凍みてダメになっちゃうから室内に干すしかないの」とあの時彼女は言っていた。

彼女は毎日の雪かきで腕が太くなり、インターネットショッピングで買ったスーツの袖に自分の腕が入らずチーンとなった人で、相変わらずたくましく生活していた。

20Lクラスのバケツに白菜の漬物。大根の漬物。などなどが入っていて彼女の自慢の漬物シリーズが積み重ねられている。料理の腕は僕も認めているし時々おすそ分けしてもらっているから悪く書けない。(笑)

子供がいればたくましく生きるしかないよな!今年の会津は今のところそれほどひどい積雪は無く雪による不便さは昨年ほどじゃないみたい。慣れもあると思うが、どんな環境でも本当に慣れるしかないのだ。

かみさんの親友とだんなさんにも会えて、少しいい時間を持てたのも良かった。まだまだ回り切れていないので、ちょっと焦ってきた。


そら君と遊んできました。癒されました。3時間猫じゃらしで遊んであげたら帰った後、メールが届きました。ぐったり爆睡のそら君の画像。

さあ今日で新年あけてからもう一週間だ。正月気分を一新して頑張って行こうと思う。





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新年が開けて。

2013-01-04 08:51:53 | 日記
NO-287
新年が開けました。今日から仕事初めの方もいらっしゃると思いますが、今年の目標を立てられた方もまだ立てていない人も、とにかく健康で今年一年を頑張って欲しいと思います。


今年のお正月は天気が良く富士山がきれいでした。

僕たちの故郷富岡町も原発事故からもうすぐ2年が経とうとしていますが、僕は去年の一年でこの現実を受け入れられるようになった。この現実から逃げられない事と憎しみばかりを語っていても何も変わらないからで、目の前にある現実を受け入れるしかなかった。

半分あきらめた感じを否めないのは僕だけではないと思うが、僕自身受け入れられなければ立ち上がれないと感じていたのも事実で、本当にこれからが大事だと思う。

そんな中、強制避難区域の富岡町で昨年の暮れに放れ牛を捕獲し保護した松村代表には頭が下がる。目の前の命を救う事に何の迷いもない。

去年の秋に被災地になった双葉郡内には、まだ放れ牛が300頭位いると話してくれたが、その中の数頭を保護したと聞いた。自分の使命と決めて残された動物たちの保護をしている。今も電気も水もない町で。


保護された牛が慣れて来たら、この柵に入るのかなぁ?

震災後少しだけ変わった事と言えば、瓦礫が少し撤去されて少しだけきれいになった?ことで、無人の町は異様な雰囲気のままその佇まいを見せている。壊れた家々はそのままの状態にあり、道路もまだ修復されていないところも多い。

この町の状況で活動することは、とても不便なことが多い。その中で犬もいるし、猫もまだいて彼は餌を与え続けています。牛は餌をたくさん食べるから本当に大変な仕事だ。

去年は全国のみなさまの応援があり、募金もして頂きまして本当にありがとうございました。現地にいる代表に代わり厚くお礼を申し上げます。

またこれからも続く長い道のりです。みなさん今年も応援して下さい。どうぞ宜しくお願い致します。

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