ときぶーの時間

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みなさんご支援宜しくお願いいたします。

渋谷の若者に。

2015-06-30 18:21:05 | 日記
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松村直登のブログ 「警戒区域に生きる松村直登の闘い」 

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皆様、ご支援をよろしくお願いいたします。
なお、ヤマト運輸広野センターの電話番号は公開されておりませんので、ご支援下さる皆様のご連絡先を明記してくださいますようお願いします。


NO812
先日、渋谷にて松ちゃんのイタリア講演の打ち合わせがあった。
松ちゃんも渋谷まで出て来てくれ、8か国の方々に訴えたいことの確認や、現地での滞在日程などの打ち合わせがあった。

今回松ちゃんを招待して下さったNPO ワンウェィ国際平和文化協会の代表の柴田淑美様に、このたびの運びに感謝申し上げます。

打ち合わせは無事に済み、終わってからみんなで渋谷駅に向かった。
この日、戦争法案に反対するデモが行われていた。


渋谷駅ハチ公前周辺は、反対集会に参加した人で溢れていました。

友人から「この日デモがあるから一緒に行かない?」と誘われていたので、二つ返事で了承した僕だった。

この集会は、シールズという学生さんのグループが開いたものだった。
彼ら若者たちの熱い思いや、違憲法改正に真剣に反対する姿に感じるものがありました。


彼女たちのスピーチは、内容も濃く聞きごたえがあった。

松ちゃんも彼らの真剣なスピーチを聞き「この運動が全国の大学などに飛び火すれば大きな流れになる」と、心から歓迎していた。

学生さんたちは山本太郎さんを皮切りに、民社党、維新の会、民主党、共産党・他などの政治家を呼んだ。
共産党委員長の志位和夫さんや元総理の菅直人さんまで来た集会だった。


松ちゃんが笑顔で話している人(青い帽子の人)は、東京在住のおしどりマコ&ケンさんのケンさんだった。
マコさんも同じこの場所に来てたみたいです。

僕は翌日の準備があって、途中で失礼させてもらったが、松ちゃんは最後までいて聞いていたらしい。
友人から後日、その時の事を知らされた。
松ちゃんは、人の話を良く聞く男なんです。


山本太郎さんの写真。
さすがに国会議員の演説は上手かった。
この日、演説に来られた国会議員、その他の議員の皆さんには本当に頑張って頂きたい。

この日の若者の活動を見て、僕は素直に嬉しかった。
誰に何を言われようと、おかしいと思った事におかしいと断言している若者の姿。

この日本に彼ら・彼女らのような若者がいる。


「今の若いものは」と若者たちの芽を摘んでしまう大人が多い中で、しっかりと勉強して何がおかしいのかを正している。
素晴らしい若者だと思う。

今の政治は日本の未来を暗くするような法案ばかりが通っている。

自民党一強政治で、俺たちの政治の邪魔するメディアは金が入らないようにしてやればいいなどと、恐ろしい政治を自民党はしている。

原発も止めなければいけない、戦争法案も止めなければならない法案だと思う。


プラカードとして一番気に入ったものです。
死神総理に笑いました。
安倍政治にNO!を突き付けている。
表現の自由。
いいですね。

「誰を選んだって変わりやしないよ」という政治に無関心の大人たちは、恥ずかしいと思わなければならない。
僕の周りにもこんな大人がいるので呆れる事がある。

声なき声を取り上げて下さっているワンウェィ国際文化協会様や、戦争法案に強く反対しているシールズの活動に僕は敬意を払います。

渋谷で出会った若者よ、僕らオヤジも戦争は嫌いだ。
僕も応援するから頑張って下さい。
最後は国民の総意です。

原発もない、戦争もない、より良き日本になることをここに願う。



















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癒され慈しむ

2015-06-29 08:05:52 | 日記
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NO811
今日の朝、TVで和歌山県にある貴志川駅の駅長タマちゃんの社葬映像が放映されていた。
数年前からタマちゃんは、何度もTVなどで紹介されていたから僕も知っていた。

そのタマちゃんの告別式は和歌山電鉄の社葬として行われ、参列者が三千人を超えたというから、その人気と功績がどれほどのものだったか良く分かる。


生前の駅長タマちゃんの写真。Wikipediaより転載

タマちゃんは赤字路線の駅長として就任し、乗客数増加と地元への観光客増加という絶大なる偉業を成し遂げた。
人間でも難しいことを成就させた猫だったと思う。

タマちゃんの経済効果は十数億円と言われているから、ただの猫ではない。

告別式に前夜から並んだ人、タマちゃんが結ばせてくれた結婚に感謝する人、外国から駆けつけた観光客など、たくさんの人に見送られたタマちゃん。
タマちゃんと人間との出会いの中には、もっともっとたくさんのドラマがあった事と思います。

これほど愛された駅長は、日本にいないと思う。
正直、猫の寿命がもう少し長ければ良かったのにと思いました。
人々に愛されたタマちゃんのご冥福をここにお祈ります。


写真は松ちゃんちのシロと後ろの猫は子供のトラ。
自分は犬派だったが、松ちゃんちの猫と出会い猫も好きになった。
今はどちらも可愛い。

みなさんもワンちゃん、猫ちゃんを飼われている人が多いと思います。
自分も癒されながら、慈しむ心を持って生活している。

僕は、そんな皆さんにいいね!します。
動物虐待が無くなる世界が実現すれば、それはみなさんにとっても動物たちにとっても良い世界です。


車の下と上が好きなさび。
美人です、かっこいいです、きりっとしたこの顔、大好きです。
時々、泥だらけの足で乗るから、ガラスや屋根にたくさんの足跡を付けられて帰りますが・・・。汗っ。

僕は松ちゃんが言う人間の命も動物の命も同じ命に扱われるのが、当たり前の世の中になるよう願います。

松ちゃんは牛の殺処分に対して、肉にもならないのにただ殺して埋める事に「むやみな殺生だ!」と、最後まで抵抗した。
それで、今の姿。

牛だって人間に食べられることは知っている。
だけど肉にもされず、ただ殺されて土の中に埋められてしまう事は、もっと嫌だろうと思う。

人間でいうと無駄死にです。
牛も同じ命を持っています。
人間と同じ意識(痛い、苦しい、つらい、さみしい、悲しい、美味しい、まずい、楽しい、嬉しい、これ以上は時間の無駄なので書きません)だって持っている。


僕が呼んでも「モ~ッ」と声を出して、このようにやって来ます。
第二の牧場での写真。

松ちゃんが助けた牛たちは、食肉にされることもないと分かっているからかもしれませんが可愛いです。
牛を見て癒されたぁ~なんて言っているのは僕だけかもしれませんが、突然、牛飼いになってしまった松ちゃんは、こんな事を思う余裕や感じたりする暇もないと思います。

松ちゃんは「こういうことになっちまったんだから、俺が死ぬまで面倒みるしかあんめぇ~」と笑いながら言うけど、これからも山あり谷ありの世界です。

牛飼いでないのに牛を飼う松ちゃん。
仕事しながら毎朝、毎晩、餌やりをし、愚痴も言わずひたすら頑張っている。

全国のみなさん、これからもこんな松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。























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懲りない散歩。

2015-06-28 06:00:25 | 日記
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NO810
いつものことながら松ちゃんの家の下にある牧場では、少し体格の良くなった子牛たちが柵から出てミニ家出をしている。

あまり遠くには行かないので今のところ、それほど心配はしていない。
本人たち(子牛)は散歩のつもりなのだろうが、松ちゃんに言わせれば脱走かも?


「ほれっ、帰って来た。あと一頭は何処だぁ~?見えねぇか?」と僕にもう一頭の子牛がいるかどうか尋ねた松ちゃんだった。

何をやっても、どこからか出て草を食み、お腹をパンパンに膨らませて帰って来る。
これには松ちゃんも苦笑い。

子牛たちは存分に生きた生草を食べられるから、必死で柵から抜け出して食べている。

「本当ならみんな出して、生きた草をたくさん食べさせてぇんだけどなぁ」と言った松ちゃんだが、僕が「それやったら、また問題になるよね」に「うん」と一言。


僕が近寄ったら一目散に逃げた。

町なかに牛がいたら、一時帰宅の人がびっくりしてしまうし、事故でも起こされたら大問題。

それでなくても殺処分扱いの牛たちだ。
直ぐに殺してしまえ!ってなってしまうかも?

松ちゃんも牛の事で人には迷惑かけないように、細心の注意を払って活動している。
柵の出て行きそうなところを補修したり、何かとしているものの子牛たちの懲りない散歩にあんぐりしてた。


以前は草を食べさせるために柵から出して放牧?させていたが、行政から出さないでとの要請を請け、それをきちんと守っている。

それでも牛が柵から出てしまう事があるので、その時は連絡が入るようになっている。
あまりこういう電話が入らない方がいいというか、牛たちにあまり出てほしくないと言った方がいいかな。

牛舎や広い牧場が元からあるわけではないので、牛を飼うという事は本当に大変です。


柵の中に戻る子牛たち。
今は子牛だけなので安心と言えば安心なのだが、子牛も2頭ほどは中型の体つきになって来た。

これ以上体が大きくなってから、散歩に出て行くのを僕は少し心配している。

この先も問題を起こさずに平和な暮らしが出来るよう牛たちにもお願いしたい。









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少年の顔。

2015-06-27 05:50:10 | 日記
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NO809
昨日、東北地方もやっと梅雨入りした。
去年より21日遅れの梅雨入りだと、地元の友人が教えてくれた。

梅雨はうっとしいから遅ければ遅いほどいいし、短い梅雨だともっといいかな?
今日は松ちゃんと行ったある場所の話を書きます。

僕は一仕事を終えた松ちゃんのトラックに続き車を走らせた。
松ちゃんは急に車を止め降りて来て、その場所に立ち止まった。


良く走る松ちゃん号です。
距離といい、あの重いロールわら餌を積んで走り、故障らしい故障をしないのだから、さすが鉄人の車!凄い車です。

立ち止まったのは、楢葉町を流れる井出川支流の橋の上だった。
松ちゃんは、川面を覗き込みじっと見つめていた。


僕も車を降りて歩き出す時、松ちゃんは振り返り際に「ヤマメがいるぞ!」と、僕を見てそう言った。
その時の松ちゃんの顔は、まさに少年の顔だった。

その声に僕の心も躍り走って行き二人で並んで川面を見た。

綺麗な透明の水の流れに太陽の光が反射して、川沿いの若草が光を得てキラキラと眩しく揺れた。
その時、吹いた風が体を駆け抜け、とても心地良かった。

松ちゃんが言った小さな(10cmくらい)ヤマメが数匹泳いでいる。
若草に覆われ見ずらくなっていた堰堤には「20cmを超えるヤマメが潜んでいるぞ」と松ちゃん。


木戸川、富岡川、いろいろあるが、この井出川はこの界隈では一番きれいな川で、ここの水は飲めると教えてくれた。
今、人が誰も住んでいないから、生活排水も流れていないのでさらにきれいになったと思う。

松ちゃんが小さい頃この川は、魚釣り・川遊びの絶好の川で今でもたくさんの魚が生息しているようです。
震災の年、たった一人で町に残った松ちゃんは、この川でウナギを獲ったと話してくれた。

「今でもなんぼでもいるぞ」と聞き、僕はウナギを獲ってみたいと思った。
正真正銘の天然ウナギです。
捌くとお店で売られているウナギの2~3倍の大きさのウナギもいるそうです。

だけどウナギは捌けないとダメな魚。
やっぱり人が獲るのを見ていた方がいいかな?僕は捌けないので。(笑)

「今年、富岡川に2000匹の稚魚を放流したから、今年は鮎を獲っちゃいけねぇんだってよ」と松ちゃんは言っていた。


鮎釣りが出来ないことに、少し不満げな松ちゃんだった。

しかし改めて原発事故さえなければ、海や川へ行って魚を獲り、山に入っては山菜やキノコを採れたのにと思った。

海には石鯛・鮃・アイナメ、川には鮎・イワナ・ヤマメ。
山にはキノコ、ぜんまい、ワラビ、アケビ、自然薯、特にタラの芽は採っては食べてたっけ。
美味しかった、それは本当に自然のものだったから・・・。
事故以前の町の姿が懐かしかった。

海、山、川と本当に自然に恵まれたきれいな町だったから、原発事故は忘れたいが、忘れられない記憶になった。

やっぱり原発はいらない。
事故を起こす確率は0%ではない。
経済優先というものの、人を重んじる事が出来ない人間ばかりになってしまうような気がしてならない。

戦争へ突き進もうという今の政治、この原発事故をないがしろにして再稼働をねらう今の政治に、強く反対する。

戦争と原発だけは絶対にダメだ!
未来のある日本の子供たちのためにも、絶対に反対です。

今日は以上です。











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暑苦しい奴。

2015-06-26 06:25:00 | 日記
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NO808
松ちゃんと僕は髪ボサボサで、特に汗っかきの僕はこの時期好きじゃなくなったが、もう一人?暑苦しい奴がいた。

先月バカ殿のヘアースタイルを披露したヤマだ。
どうしても結っただけでは取れてしまう。

配合飼料を入れたら最後、牛を退かせてまで全餌箱を舐め尽くす食いしん坊だから、餌箱に頭を突っ込む時、柵の鉄パイプに何度も結った髪が当たり取れてしまうのだ。

松ちゃんとお互いに床屋に行こうという話が出て、松ちゃんはヤマを見て「ヤマ、こっち来(こ)~、早く来~」と呼び寄せた。


呼ばれたヤマは、餌をもらえると思って直ぐにやって来たが、僕は少し汗かいていたので、ヤマを見て余計に暑苦しく感じた。
これで良く前が見えるよなぁ。

「髪切ってくれっから」とヤマの前髪を掴み、ポケットから彼は名刀を取り出した。
今回の名刀は黄色のカッターだった。

松ちゃんに持たせたら堅いサツマイモやにんじんも、見事にカットしてしまうので名刀だ。(笑)


毎回の事なのでヤマも最初はじっとしていたが、髪の切り方が気に食わないのか?何度か松ちゃんの左手を振り払った。

「ヤマじっとしてろ!動くんでねぇ!」と言われながら髪を切られるヤマだけど、年に何回髪を切ってもらっているだろうかと思った。
半年に1回くらいかな?3ヶ月ではあれだけ伸びないだろう?とか。


ヤマの髪を切るところを見られたのは、その日の松ちゃんに時間的余裕があったからで、いつも餌やりを終えると「次いくからな!」と忙しく移動してしまうんだ。

だからヤマの髪切りは、いつも後回し。
ホント、松ちゃんはそれほど忙しいんです。

今回もトラ刈りで、松ちゃんも自分で刈ったくせに「ひでぇカットだなぁ、でも前が見えるからいいべぇ~」と笑いながら言った。


ヤマの髪は不揃いのギザギザカット。

松ちゃんの「ひでぇカットだなぁ」にヤマは傷ついたかも知れないが、毎日、一番に餌をくれるので文句は言えない。(笑)

動物たちは人間の言葉を理解する。
牛も分かっているみたいだし、ダチョウのモモコも分かっている。

こうなるとみんな家族です。
みなさんの家のワンちゃん、猫ちゃんと一緒です。

これからも松ちゃんは、牛・ダチョウ・ポニー・イノブタ・犬・猫の大家族と共に被災地で生きる。
みなさん、これからも松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。

今日は、牧場の日常のワンシーンをお届けしました。
それでは、みなさん、またお会いしましょう。










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今回も悪戦苦闘。

2015-06-25 05:23:52 | 日記
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NO807
今年から松ちゃんは、除染後の双葉郡で養蜂を始めた。
本来なら富岡町に蜂箱を置き、はちみつを採取して放射能汚染度を調べる計画だったのだが、富岡町は除染の真っ最中だから、他の町に置き活動を始めた。

しかし、大きな問題が起きていた。
今回の養蜂での調査は問題ありきで、只今、松ちゃんは悪戦苦闘中!です。

まず、女王蜂の生育が悪いのか?卵を産んでいなかった事と、今の時期、子供(幼虫)に食べさせる花粉の量が半端なく少なかった事。


こんな困った顔を見せるのはまれです。
花粉取り器の花粉の量の少なさに深刻な顔した時の松ちゃん。

「交尾してねぇのかな?全然卵がねぇ、それに花粉が足んねぇ」と。
続けて「今の時期、以前なら(原発事故前)キュウリやかぼちゃの花でいっぱいだったのに、今じゃ畑もねぇから花粉も少ねぇんだなぁ」と。


継ぎ箱のふたを開けネットも被らず作業を始めた松ちゃん。
この継ぎ箱は巣を作らせたり、ハチミツを貯めさせるのに使います。

僕も見せてもらったが山に咲く花の花粉は集めて来ていたけど、全然少なくて松ちゃんが困っているのが良く分かった。

実は花粉もはちみつ同様、汚染度を調べるつもりだったからだ。
しかし今年の花粉の調査は諦めざるを得なくなった。


検査のため全て、真新しい道具を買い揃えた松ちゃんです。
燻煙器準備中の写真。

花粉は自分たちが生きるためだけの花粉の量で、子供のために集めて来た花粉の量ではなかった。
松ちゃんの独り言「これは危機的状況だな」と。

蜂は越冬する時や子供がたくさん生まれる今の時期に花粉がたくさん必要です。
その花粉の量が少ないという事は大問題なんです。
花粉は蜂たちにとって、とても重要な栄養源なんです。

秋にもミツバチたちは越冬の準備を始める。
今のこの時期でこの量では、秋になればもっと花粉の減少が考えられるため、新しい女王蜂に代えるか?花粉を買って来て与えるかなど、この日、久々にというか真面に二人で養蜂談義をした。


僕に見せるために「下の箱は蜂が興奮して刺すかも知んねぇから、落ちつかせたら呼ぶからちょっと待ってて」と言い向かったと思ったら、直ぐに「お~ぅ、いいぞ~」と返って来た時の写真。
この時はネットを被りました。
蜂の状態があまり良くないので、こういう時の蜂は攻撃的なんです。
僕のために被ってくれたのですが。

野鳥の生態調査でも最初は全く鳥が巣箱に入らず真っ青になった松ちゃんだが、今回も彼の行く道は険しい。

今回は試験的調査の位置付けだけど、やる時は徹底してやる。
松ちゃんは有言実行男なので、この先、どのような処置をするだろうか?正直楽しみにしてます。


僕も養蜂をしてましたが、松ちゃんの養蜂はとても丁寧な扱いで、これなら蜂も怒らないと納得。
同じ仲間として松ちゃんの作業の仕方を見れて良かったと思います。

松ちゃんは、ミツバチが集めて来るハチミツで町の汚染が分かると調査を始めた。
そのハチミツだけは調べることが出来る量の蜜があったので、今度試験場に持って調べて来ると言っていた。

僕はこれも楽しみにしている。
郷土愛の塊の松ちゃんと話すのは、本当に楽しい。
この日はあっという間に時間が過ぎた一日でした。






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どうにかなっぺ!

2015-06-24 07:21:27 | 日記
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NO806
昨日、友人に確認したが、まだ福島は梅雨入りしていない。

実は松ちゃんに会った時も松ちゃんに確認した事なのだが、それほど天気が良く元田んぼだった牧場も乾いていて、それだけが少し自分の想像と違ってた。


家の下の牧場と帰還困難区域に持って行く岩塩をトラックに付ける松ちゃん。

それでも突然強い雨が降ることがあるらしく、昨日の午前中も雷雨に見舞われたと友人はメールくれた。


さつまいもを松ちゃんの手から食べるヤマ。

昨日、松ちゃんの置かれた状況をかかせて頂いたが、本人も正直少し困っていた。

単発の取材なら問題なくOKするだろうけど、フランスから3週間に及ぶ映画撮影の話が入っていて、またベルギーの映画撮影も先に決まっていて、同時の撮影になってしまうかも知れないと。

松ちゃんは9月になれば仕事も一段落するので、それ以降にとお願いしたらしいのだが、相手にもそれなりの事情があるらしく果たしてどうなるものか?

正直、今の松ちゃんにその時間がない。
映画製作者が取りたい映像を取るには、仕事をしないで今までの松ちゃんに戻るしかないからだ。

松ちゃんの映画は全て彼のボランティア。
人がいい松ちゃんは「どうにかなっぺ!」と、ケセラ・ケセラ・ケセラの気持ちで受けてしまうのだろうか?


さつまいもを牛たちに与える松ちゃん。
「さつまいもはニンジンより食いつきがいいんだ」と松ちゃん。

以前にも書いたが、彼には想像を絶する究極の体験がある。

話し相手がいない無人の町で、水道も電気も無い暮らしをし、残された動物たちに「俺がいる限り絶対に餓死させねぇ!」と約束し、缶詰めとレトルト食品だけで生きた2年があった。

あの年は特に暑く感じました。
それは僕も良く覚えています。

町は放射能に汚染され松ちゃんも「自分の死も覚悟した」と、のちに供述したが本当に誰にも出来る事ではない。


おとなしく愛嬌があり可愛いダチョウのモモコも元気です。

震災の年の夏、彼は暑さで朦朧としながら鎖でつながれた犬や家で主人の帰りを待つ犬、そしてたくさんの猫や鳥に水と餌を与えて回った。

目が覚めたら、缶詰めとレトルト食品で朝食を取り、水と餌を積み走った。
暑さで朦朧として「もうだめだ」と感じたら、素っ裸になって川に入り体を冷やしてまた餌を与えに走った。

当時の松ちゃんは午前中と午後の2回、毎日川に入り体を冷やした。
毎日、夜暗くなるまでやり、へとへとになって帰って来たら、また缶詰めとレトルト食品で夕食を摂り寝るだけの日々。

無人の町で話す相手がいない究極の孤独に打ち勝ち生きたあの2年が今の彼を作った。

あの時の事を考えれば怖いものはない、何でも出来るという強い気持ちを持つ男なのだ。

今週、また彼と会う。
その時にどうなったのか?聞いてみようと思う。














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夜も仕事?

2015-06-23 07:36:33 | 日記
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NO805
みなさん、たくさんのご支援ありがとうございます。
受取りました支援物資のご報告をさせて頂きます。

伝票NO3030-5801-6822 K.O様 エン麦20KgX4袋
伝票NO2304-2783-5842 Y.H様 食品、他
伝票NO4166-5859-4634 T.T様 キャットフード
伝票NO3027-2303-5230 Y.I様 バミューダヘイ25Kg
伝票NO3032-9030-3632 R.O様 エン麦20Kg
伝票NO3031-7307-4713 T.H様 USチモシーSPグレード500gX2
                 T.H様 牧草MIX
                 T.H様 クレイングラス25㎏X2個
伝票NO3032-9030-3772 M.T様 クレイングラス25㎏
伝票NO4003-2511-7706 くらし快援隊様 にんじん2ケース
伝票NO3026-2733-8510 K.Y様 エン麦20Kg
伝票NO3025-5213-1560 R.T様 チモシー1番刈25KgWプレスX2個
伝票NO3025-5213-1582 H.S様 チモシー1番刈25KgWプレスX4個
                 H.S様 にんじん2ケース
                 H.S様 紅東10KgX3ケース
                 H.S様 紅東5KgX2ケース
(順不同 複数小口の時伝票NO省略 イニシャル違いの時はお了承ください)


この日の餌にさつまいもを使わせて頂きました。

ご支援下さいました皆様にお詫びしたい事があります。
今回3ケースの野菜(バナナ・さつまいも・にんじんのいずれか)の伝票を、私どもの不注意で紛失してしまいました。

松ちゃんが箱の荷札を後で取ろうと、餌やり後、空箱をそのまま家において活動している時に、家の片づけに来たお父さんが知らずにごみに出してしまったのです。

お父さんも「申し訳ねぇ事しっちまったなぁ~、今度っから気を付けっからなぁ~」と申し訳なさそうに言ってました。

このことで現地の代表松村からも「みなさんに申し訳ありませんでしたと伝えて下さい」との事で、代表に変わりお詫び申し上げます。
今後、このような事が無いように致します。
本当に申し訳ありませんでした。


くいしん坊のヤマは人の気も知らないで何の悩みもないんだろうなぁ、いつもの如く「松ちゃん、早く頂戴」って感じでやって来た。

松ちゃんは仕事を引き受けてからというもの半端ない生活をしてました。
朝、とても早く起きて餌やりをしていると思います。

朝7時に仕事に向かう前に第一の柵の牛たちに餌を与え、仕事終わりに帰還困難区域の牧場に餌やりをし、夜は夜で富岡町の野鳥の生態調査に毎日行っているとの事。

どんだけ忙しいんだよと本当に驚きました。
僕なら目を回してる。
松ちゃんも「俺、時間がねぇんだ!」と顔見合わせて、僕が言った「お互いに床屋行こうね」に「うん」が二人の会話だった。

僕も髪ボサボサ、松ちゃんは「俺、この前の上映会の前に床屋行きたかったんだけど、行けなくてこのまま行っちまったんだ」と。
このボサボサ頭で行ったんだ・・・。汗

野鳥の生態調査は夜に仕掛けた巣箱へ行き、確認してその状況を記録していました。

鳥目って言うように、鳥は暗くなると飛ばない。
夜は巣に戻って羽を休める鳥の習性を利用した調査ですが、毎日は大変だよなぁ~・・・。
50個仕掛けた中、16~17の巣に鳥が入っていると言ってました。

仕掛けた巣箱一つ一つ毎日確認するみたいですが、50ヶ所もあるからそれなりに時間がかかると思います。
でも最初は全然鳥が入らなくて松ちゃんも少し心配してたみたいだったから、本当に良かった。


一人で積んでは下ろす松ちゃんです。
このロールはみなさんから頂いた募金で買わせて頂きました。
本当にありがとうございます。
募金して下さったみなさまにも、心から感謝申し上げます。

松ちゃんは朝の餌やりよりも仕事が終わってからの餌やりの方が大変だと言ってました。
夕方5時にはゲート係の人が帰ってしまうので、それまでに入らなければならない。

しかし4時50分に入ったとしても、あれこれ1時間は作業するので、そうなるとゲートの係の人は松ちゃんの作業が終わるまでずっと待っていなくてはならない。
早く帰りたい係の人は、文句も言えずただ終わるのを待っている。

さすがに松ちゃんも、係の人に悪いなぁ~と思っていて、昼の時間に飯抜きで帰還困難区域に行って餌やりをする時があるそうです。
気配りし、時間を調整し、何かと苦労してた。

野鳥の生態調査は7月に入れば一段落するそうですが、このほかにも養蜂もあるし取材も受けなければならないし、体一つで今のところ無事にこなしている松ちゃんでした。

みなさんから支援頂いた物資は大事に使わせて頂いておりますので、これからもどうぞ応援宜しくお願い致します。




















   
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早く野に帰れるように。

2015-06-22 07:18:50 | 日記
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NO804
彼は愛車の軽トラックから何かを取り出した。
少し離れたところにいた僕には、小さすぎて何だか分からなかった。

彼の手に握られたのは鳥の赤ちゃんだった。
何の鳥か聞いたら「キジだぁ~」と返って来た。


可愛いと思った瞬間、何でキジの赤ちゃんがいるの???と思い、そのいきさつを松ちゃんに聞いた。

「昨日、餌やりしてっ時、強い雨が降ってよ、雨が上がって外に出たら、どこからかピーピーって鳴き声がしたんだよ、それで行ってみたら、こいつがいたんだ」

「親は雛を連れて歩くから、こいつだけ離れてしまって、このままでは死んでしまうべ」と、トラックに付けて帰って来た事を話してくれた。

20分くらいで雨は止んだらしいが、その間軽トラックで雨宿りしていたと松ちゃん。
ずぶ濡れになって震えていたであろうキジの赤ちゃんを、松ちゃんは温かい手で包み連れて帰り、一晩トラックの中で慣らしたのだ。


片手にキジの赤ちゃん。
もう片方には餌として与える玄米を握り締めていた。

松ちゃんは「連れて帰って来たけど、生きるか死ぬか分からねぇ」と言った。
「家には猫もいるしなぁ~」とそっちの心配かいって思ったけど、キジの赤ちゃんは元気そうだった。

キジの赤ちゃんも松ちゃんの手の中で安心しているかのように見えた。
その松ちゃんの次の様子が面白かった。
キジを軽く握り玄米はこぼれないように強く握って家の周りをうろうろしていた。


松ちゃんはとりあえずキジの赤ちゃんを囲うもの、巣になりそうなものを探していたのだ。

巣を作るって言ったって作る時間もないから、みなさんから支援頂いた野菜の空箱を使う事に。

「大きくなって自分で餌採れるようになったら放してやるべ」と、さっきまでは「死んでしまうかも」なんて言ったくせにと思った。(笑)

確かに親鳥と離れた赤ちゃんをそのままにしたら、そこで死んでしまったか?他の動物に食べられてしまっただろうと思う。

松ちゃんは弱っている動物や傷ついた動物を見つけたら必ず助ける。
そこはやはり凄い。
牛の死肉を餌として生きていたが、その餌も無くなり動けなくなっていた犬(その後キセキと命名)を助けた時もそうだ。

一緒にいたカメラマンも「この犬は助からない」と思ったほど、ひどい状態だった。
そのキセキを抱き上げ車に乗せいわきの動物病院へ直行した松ちゃん。

今までにもこんな話はたくさんあるが、今回はキジの赤ちゃんを助けた。
正直、キジの赤ちゃんが自分で餌を食べなければ助からない状況なのかも知れない。

親と離れただけで死を意味する環境の中で、あえて自分の所で命を預かる松ちゃん。
いつも本当にありがとう、そしてご苦労様です。


へたくそな写真でごめんなさい。
ネットばかりはっきり写って中の赤ちゃんがぼやけてしまった。
水飲み場を入れて玄米を入れネットをかぶせて、餌保管している納屋に。

ここならシロもさびも、その子供たちにも手が出せない場所。
キジの赤ちゃん、頑張れ!
自分で玄米を食べ、早く野に帰れるようになってくれ!
今は、それだけを願う。










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楢葉町の解除に。

2015-06-18 17:19:20 | 日記
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NO803
昨日、富岡町の住民でかみさんの親友がいわき市にある映画館ポレポレいわきで、映画「ナオトひとりっきり」を旦那さんと見てくれた。

映画を見た彼女の感想は「松村さんはいつもぶっきらぼうな言い方だけど、言いたいことは言っているし、それなりに真実だと思う」


富岡の家に帰宅した友人が送ってくれた娑羅樹の花。
朝咲くと夕方には散る儚い夏椿が咲き誇っているようです。
時節だなぁ~。

また「人は変わり者と言うけど、誰にも出来る事ではない」
「松村さんには、身体に気を付けてほしい」
「松村さんほど頑張って動物の面倒を見て来た人はいない」
「今日は貴重なドキュメンタリーの映像が見れて良かったです」(中略)と、メールをくれた。

素直に嬉しかった。
地元のみんなに見てほしいと思っていたからだ。
連絡のつかない友人たちも見てくれるだろうか?と祈るような気持ちになった。
是非、みんなに見てもらいたいと思う。


前回行った時の写真。松ちゃん、みんなが見てくれて良かったなと声を掛けたい。

今日の朝のTVニュースで、政府は楢葉町の避難区域制限を今年の夏までに解除すると報道していた。
富岡町の隣町で、富岡町より放射能汚染度は低い町だが、反対する意見が出ていることも報道された。

ただ政府としては何としても復興を早期化するためにも夏までに制限を解除して押し進めると。
正直、地元の人の中には、水道の水質まで心配している人がいた。

国や町が飲めますよ、大丈夫ですよ!と言っても信用出来ないというのだ。

「ダムの底にある泥のようなものに放射能が溜まりに溜まっているはず、それを取り除かないでそのダムの上澄み部分を水道に使っているんだろ?そんな国の政策なんか絶対に信用出来ねぇ」と。

はっきり言って僕も信用していない人間の一人かも?
大丈夫だと言われても、洗濯には使っても水道水として飲む気がしない。

小さいお子さんがいる人は、今でも放射能汚染のホットスポットを心配する人がいる。
去年の春までに除染が終わったと報道しているが、今回の解除は住民の信頼まで勝ち取ったものではない。

国がメンツのため強引に押し進めている政策なのだ。
「除染したから帰れます」という国は、放射能汚染度の高い場所でも20ミリシーベルトまで下がったら、後は知らんぷりをするだろう。

国は20ミリシーベルトがどれほど危険な数値か分かっているはずだ。
「金を貰ったんだろう、だったら文句を言うな!」の図式に思える。
金で買えないものを失った人々の思いが裏切られるこの末世。


今、富岡町には放射能汚染物袋が至る所に積まれている。

楢葉町の元の人口は約7千数百人だった。
何%の住民が楢葉町に戻るだろうか?僕は今、事故から6年後に部分解除される富岡町の事をふと思う。
みんなの故郷は何処へ行くのだろうかと・・・・。















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ふるさととは。

2015-06-16 09:41:48 | 日記
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NO802
群馬県の雹と暴風被害の大きさに驚いた。
地球温暖化がさらに進めば、もっと被害が出るようになるのでは?と僕は思っている。
本当に大きな災害が起こらなければいいなぁ。


寝起きのような顔で出迎えてくれたシロ。

あるニュースでは、この頃の地震の多さと火山の噴火と火山活動が盛んなのは、東日本大震災の時の地震に原因があると伝えていた。

九州川内原発も火山活動の影響がかなりあると専門家はコメントしていたが、審査基準合格も手を抜いていると。


水飲みに川に降りた牛。

自民党は何としても再稼働させる気でいるが、今もなお事故を起した原発構内では、汚染水が漏れたり海に流れているのに、さっぱり報道されなくなった。

事故後6年をめどに被災地の居住制限区域と避難指示準備区域の2つの地域の解除を宣言したが、帰還を望む多くの人が「帰れねぇべ!」と考えている。


お気に入りの場所でくつろぐモモコ。

帰還を望む人たちは、県内に一時避難しているお年寄りの人たちが多い。
病院もスーパーも学校も何もない所で生活するには、若い人たちと一緒でないと暮らすことが出来ない。

車の運転が出来る若い人がいないと、買い物するにも病院に行くにも、遠くの町まで出掛ける事が出来ないのだ。
解除したところで住めない環境である事に違いはない。

また若い人たちも仕事は無いし、自分の将来(結婚・育児)を考えたら絶対に帰って来ない。
僕もこうして他県に避難しているが、県外避難者の多くの人たちは帰還を諦めている人が多い。

ふるさととは「会いたい人がいるところ」だと僕は思っている。
僕は会いたい友人に会いに震災後、長野・山梨・千葉・東京・福島県内と友人に会いに行ったが、これもこの先続けるのは難しい。

多くの町民が全国47都道府県に散らばり、避難したこの原発事故で失われたそれぞれのコミュニティ。

元に戻すことは100%無理。
何かを捨てて生きるしかない。

人によっては家だったり、仕事だったり、付き合いだったり、いろいろあるが・・・。
これがなかなか出来ない人もいる。
被災者のみんなを見ていると諦めと開き直りの世界だ。


30羽以上いたダチョウの中の最後の1羽のなったモモコ。
彼女もある意味ひとりぼっちだ。

また松ちゃんの所に顔を出すつもりだが、動物を助け被災地で生きる彼の姿はまぶしい。
迷ってばかりいる僕と違い、迷いのない生き方をしているから。

松ちゃんは、これからもずっと動物を助け反原発を訴えて行くだろう。
この先「死ぬまでやるしかねぇ~」と。
みなさん、これからも松ちゃんの応援よろしくお願いいたします。




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ナマコの話。

2015-06-14 22:51:28 | 日記

NO801
昨日は松ちゃんが地元いわきで「ナオトひとりっきり」の映画上映の後にマイクを持ち、今日は名古屋で開催された3.11から50ヶ月 福島の今 講演とトークライブ会場に友人が行った。
二人ともお疲れ様でした。

いわきでは松ちゃんが頑張ってくれ、名古屋でも友人が頑張ってくれ感謝しかありません。
頑張る人は、どこに行っても頑張りますね。

今日、名古屋の会場へ行った友人から昨日電話をもらった。


講演が始まる前の会場の写真を送ってくれた。
会場で使われたパネルはかなり大きなものでした。

友人は福島県南相馬市に移り住んだ芥川賞作家の柳美里さんのドキュメンタリー番組が、今月21日に地元の福島中央TVで放送されると教えてくれた。

柳美里さんとはお会いしたことがないけど、面白そうな人と思っている。
それは柳さんが「貧乏の神様 芥川賞作家困窮生活記」という本を出したことにある。



芸術家とか作家とか詩人には、本当に一握りの人しか裕福な人はいないのかも?
僕の信頼する先輩のお父さんも詩人だった。
とても優しい人だったが、貧乏していたのを僕は覚えている。
息子である先輩も「詩人だけじゃ食えねぇよ!」と、いつも僕に言っていた。

博学で人間的にも思慮が深く、大きくて落ち着いた人だった。
お父さんは、その場その時の空気を読み自分の詩を朗読しては、そこにいる人たちの心を掴みその場の空気を一瞬で変える事が出来るとても凄い人だったらしい。

有名な作家の五木寛之さんも彼のお父さんの所に挨拶に来た事がある。
僕は先輩の家に良く遊びに行ったが、いつもランニングシャツを着て家の中で、でーんと座っているお父さんがそんなにすごい人とは思わなかった。

お父さんはあまり出掛ける人ではなかったが、飲み屋さんに行ったりすると「先生、お代は結構です。その代わり是非また遊びに来てください」と言われ「親父は昨日もただでお酒を飲んで帰って来たよ」と、よく先輩から聞いた。


写真は全く文面と関係はありません。
イメージです。

そんな話を聞いて先輩のお父さんは凄い人なんだと思ったのを覚えている。
貧乏はしてたけど、人を喜ばせたり感動させたりすることが出来る人だったんだ。

僕は先輩のお父さんに、いろんなことを教えて頂いた。
それは生活に関係ない事かも知れないが博学だったゆえ、その知識の豊富さに驚き、いつも知らない世界に引き込んでくれる魅力を持った人だった。

教えて頂いた中の一つをご紹介しましょう。
僕がまだ20代の頃、高麗人参いわゆる朝鮮人参の話になった。

みなさんも朝鮮人参を知っていると思いますが、お父さんは「朝鮮人参を語るには、三つの参がある事を知らなければならないよ」と教えてくれた。

一つはみなさんが知っている人の手によって栽培された朝鮮人参で、6年物とか7年物とか一般的に高麗人参とか朝鮮人参の名で売られているもの。


http://chuplus.jp/blog/article/detail.php?comment_...より転載。

二つ目は野生の朝鮮人参で、山に自生しているから山参(さんじん)といわれるもの。
天然種だと中国や韓国でも珍重されていて、100年物を見つけたら家が建つと言われるほど高価な値段で取引されるものもあるといわれる貴重品。

ちなみに2007年7月に中国、長白山(韓国名、白頭山:中国吉林省と北朝鮮両江道の国境地帯にある標高2,744mの火山)で発見された樹齢300年の山参は、366gで4500万円の価格が付いたそうです。凄い値段ですよね。
87268726.jugem.jp/?day=20140609 の記事より引用

最後は海参と書きナマコの事。
ミネラルやカルシウムなど、海の栄養が十分に入っているナマコが最後の参です。
古くから中国では体を温めるなど、その薬効が朝鮮人参に匹敵するため海参と名付けられたという史実が残されているそうです。
人参・山参・海参で3参です。


http://www.zukan-bouz.com/sonota/namako/manamako.h...より転載。
ある地方では、このナマコをお正月のおせち料理に使うとか。

お父さんは僕に「朝鮮人参などより安くて栄養があるナマコを、たくさん食べるように」と教えてくれた。
朝鮮人参の効能まで知り、僕には勉強になったし面白い話だった。
こんな雑学なら勉強嫌いな子供でもたくさん覚えてくれると思う。

それから食べた事がなかったけど、僕はナマコを食べるようになった。
ナマコは冬が旬で夏には出ないから、一年中食べられませんが・・・。
その他にも色々ためになる事を教わりました。

日本中がバブル景気の真っ只中、それと逆行した生き方をしたお父さん。
ある意味、僕にとっては反面教師の役割をしてくれた。

貧乏を苦にしなかったお父さんだったが、奥さんは何かと大変だったと思う。
お母さんも行くと必ずお腹は空いてないかと、色々作ってくれ食べさせてくれた優しい人だった。

貧乏お父さんと金持ちお父さんという本を以前買って読んだことがある僕だが、自分はこのまま普通でいい。
それより貧乏という2文字が懐かしい記憶を連れてやって来て、昔の思い出に浸れたことに感謝した。

今日は、個人的なブログを長々と書いてしまいましたが、お付き合い下さいましてありがとうございました。
それではみなさん、またお会いしましょう。





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熊からカモシカ。

2015-06-12 08:03:52 | 日記
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NO800
明日、いわき市の映画館ぽれぽれいわきで「ナオトひとりっきり」が上映され、次の日、名古屋で「東日本大震災から50ヶ月 福島の今」の講演とトークライブがあります。
いわきと名古屋のみなさん、是非、足を運んでください。
宜しくお願いします。


さぁてやっぺかと餌やり開始。


これから東北も梅雨に入る。
毎日こんな天気だと楽なのになぁと思います。
松ちゃんご苦労様です。

前回、富岡に帰った時に北海道の話から熊の話になった。
熊と遭遇したら熊を見ながら後ろ向きに歩いて逃げるとか?色々出てちょっと盛り上がった。

実際に人がいなくなった双葉郡に熊が出没し、ふるさと富岡町では危険を呼びかけるアナウンスが流れている。

僕が新入社員だった頃、会社の先輩の祖父が熊に襲われ、熊の口の中に自分の腕をねじ込み、熊の鼻の方に手首と指を突っ込んで、熊を窒息死させ助かった話を聞いた事がある。

先輩が聞いた話では、ここで死ぬわけにいかないと鉈や鎌で必死に抵抗していた時に、これしかないと自ら熊に突っ込んでそうしたらしい。

その恰好は自分より大きな熊のお腹に、だっこされる形でしがみつき腕をねじ込んだらしいです。
無我夢中で闘っていたら、熊が急に静かになり動かなくなったので助かったと。

先輩の田舎は長野県の山の中にあり、熊と闘って生還したおじいさんは、かなり後になってTVで熊と闘って勝った人と紹介され、地元では少し有名になったらしい。
先輩は「おじいさん、よかったじゃない。熊と闘ったご利益あったじゃない」と冷やかしたとか。

それでも先輩は「おじいさんの背中は、息が出来なくて苦しむ熊の両手の爪で掻きむしられ、傷だらけでひどかった」と話し「命は助かったものの、そのあとが大変だったと思う」と言ったのを今でも鮮明に覚えている。

おじいさんは命からがら生還したが、支障をきたす大怪我でその後の日常生活が大変だったようです。

誰だって死にたくない。
僕も後学のために真剣に聞いた事を思い出しました。


この子が一番小さな牛。
体が小さいから少し食べるといつもこんな感じだそうです。


配合飼料を美味しそうに食べてます。
体は大きいけど呼び名はチビです。

そんな熊談義から何とカモシカの話になった。
日本カモシカ?らしき鹿が、イノシシ捕獲用の箱罠に入ったらしい。

えっ、カモシカが罠に入ったって?と、僕は一瞬驚いた。
カモシカって高山とか本当に広大な山の中に住む動物でしょ?平地の富岡にカモシカ?
原発事故が起きた双葉郡の富岡にカモシカ?
う~ん、これは意外すぎた。

松ちゃんがイノシシ捕獲している猟友会の人と道で会い、直接その人から聞き「カモシカはどうするの」と聞いたら「天然記念物だから逃がします」との事で、猟友会の方が山の奥まで行って放してくれたと思います。

この日、イノシシ、猿、熊に続きカモシカまで降りてきたことに「人間がいなくなるとほんとに山の動物たちが降りてくるよなぁ」と、しみじみ語った松ちゃんでした。





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ぽれぽれいわきで。

2015-06-10 22:32:35 | 日記
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NO799
昨日、松ちゃんと電話で話したがベルギーの映画監督が訪れたその後の事を聞いた。
いつも富岡に着くと聞きたいことが山ほどあって、一つ二つ聞けずに帰って来てしまう。

松ちゃんは「撮影するんでねぇかな」と言ったが、本人はいまいち乗り気ではなさそうな感じだった。
震災後の姿は、もう町の中にはない。

津波被害の大きかった富岡駅周辺では、駅が解体されその姿を消した。
飼い主を失い行き場を失い、さ迷っていた動物たちの姿も今はない。


個人的には、震災のモニュメントとして残して欲しかった富岡駅。
今は姿・形も無くなっています。

そんな町の姿と震災から約4年の月日が松ちゃんを、そうさせたのだと思う。
野鳥の生態の事も聞いたが、こちらは1年に亘って調査するので、今でも継続中との事。

町の放射能汚染を調べるのに、ミツバチを今年から飼っている。
もうそろそろ双葉郡にアカシヤの花が咲き出す頃だ。
梅雨前の数日間の間に採蜜するはず。


震災の年の写真です。
松ちゃんが採取したハチミツは1kgあたり480ベクレルだった。
1kgあたり100ベクレル以内の基準を大幅に超えた。

今年は、あくまでも調査の一環として養蜂を始めたので、採取したハチミツは検査するためのものになる。
ミツバチが集めて来た蜂蜜には、どれだけの放射能が入っているだろうか?僕は検査結果を早く知りたい。

仕事を始め出勤前に牛たちに餌を与え、仕事終わりにまた帰還困難区域の牧場へ行き餌やりをし、空いた時間で山菜や果実の放射能汚染を調べている。


この日はお互い仕事が休みだったので、一日付き合えた。
つい最近はなかなか簡単には会えない。

そのほかにも野鳥の生態調査や、養蜂、取材、講演活動が加わり半端ないよな~と思う。
僕は今、自分の事だけでヒィヒィ言っているのに、やはり体の作りが違う。汗っ

今、双葉郡の町は除染一色です。
ダンプやトラックなどが走り回って、除染作業員の姿ばかりがやたらと目につく。

そんな中、僕は富岡⇔浪江間が開通した常磐高速道路を走ったが、宮城まで開通したことで普通乗用車の数が増えていたことに、影響が少しあったかなと実感した。

僕は子供を乗せて走る気はないから、大人の人だったらまぁいいかと思った。

今週の土曜日から、いわき市の映画館ぽれぽれいわきで「ナオトひとりっきり」が上映されます。




いわき駅から徒歩約2分です

福島県いわき市平字白銀町1-15
劇場問い合わせ先)0246-22-3394

初日の上映終了後に松ちゃんの舞台挨拶があります。
仕事を終え餌やりをしてから駆けつけてくれる予定です。
地元福島のいわきで、この映画を見てもらえることが嬉しい。
土曜、日曜は夕方5時10分からの上映ですが、平日は1時30分から上映してます。

地元のみなさん、是非ご覧になって下さい。
どうぞ宜しくお願いいたします。













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土が足りない。

2015-06-09 07:55:10 | 日記
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NO798
先月、自民党の東日本大震災復興加速化本部は、原発事故被災地の居住制限区域と避難準備指示区域の解除を、事故後6年までに解除し住民の帰還を可能にすると発表した。

このことについて地元の友人たちの反応は冷ややかだった。
「みんなが他の(避難した先)町で家を建てたり買ったりして、新しい一歩を踏み出しているのに、今更誰が帰るんだ」などなど。

そこには、今までの原発事故に対する政府や東電への対応の悪さに、今も静かに憤っている姿が見られた。
以前ならまくし建てるように喋ったと思うが、さすがに4年も過ぎると落ち着いて話すようになった。


牧場で休憩中の松ちゃんです。
地元に一人残った松ちゃんは「知ってっか?盛んに除染してるけど、土が足りなくて止まってるみてぇだぞ」と僕に話してくれた。

富岡町のあちこちに広がる田んぼの除染で表土を剥ぎ取り、汚染された土はあの黒いフレコンバックに詰められ仮置き場へ、そのあとに田んぼに新しく土を入れるのだがその土が足りないらしい。


富岡海岸周辺を埋め尽くす黒いフレコンバックの袋の山。

田んぼの土はどんな土でもいいっていう訳ではないから、稲の生育に適した専用の土でなくてはならない。
除染する前にその土がどれだけ必要か分かっていたと思うのだが、どうして今、土がなくて作業が止まっているのだろうかと思った。

計画に支障が生ずるのはなくはない事だが、大手ゼネコンが請けていてこんな事が起こるのか?と。


第二の柵がある場所の除染は、かなり進んでいました。


牛たちは第一の柵で食事中。

僕は、その後も松ちゃんと除染の話をした。
松ちゃんも僕も、また僕の友人も除染の承諾書に判子を押していないので、家屋などは除染されていない。

松ちゃんは「家の名義人が分からなくて、除染出来ない家もあるらしい」と話し、まだ除染されていない家がたくさんある事を知った。


この日も取材の電話が入った松ちゃん。

でも「最後にまとめてやるみたいだから、その時はやるしかないべ~」と松ちゃんは、除染の話を締めくくった。
それがいつになるか分からないが、その時は僕も判子を押す。

今の除染は完全な除染ではないと今でも僕は思っている。
僕は税金の無駄使いだと絶対判子を押すものかと意地を張っていた。

自分の深層心理には、原発事故そのものや事故を起した東電に、しっかりした政策を打てなかった国や政治に反抗していた部分があったからだと思う。

今年で4年目を迎えみんなの気持ちも変わった。
町もその姿を変え、さらに住民の意識も変わって行く。
僕は、その変化をそのまま受け止めようと思う。
来年の3.11、5年目の節目をどんな気持ちで迎えのだろうかとふと思う僕だった。














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