すでに何回も書いたが、我々は20年以上も前から、もし日本で巨大原発事故が起きるとすれば、それは福島第一原発か、あるいは美浜原発だろうと予想していた。
そのフクイチが2011年にレベル7と評価される、3回分の究極巨大事故を起こした。そうなれば、次の事故は、文句なしに関西電力若狭原発群のどれかだろうと予想してきた。
原発メルトダウン事故は、原子力推進側は「1000万年に一度しか起きない」と途方もないウソを言い続けてきたが、実際には「10年に一度」起きている。
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/428
2011年の巨大事故から10年を経て、そろそろ次のメルトダウン、レベル7事故が迫っているのは確率論上の必然である。
今年、建設当初、25~30年の設計寿命が想定されていたのに、40年を超えて稼働させる超老朽原発として、高浜・美浜原発が選ばれた。
「40年ルール」なし崩し 再稼働へ突き進む関西電力の老朽原発 福井県知事が同意へ 2021年4月26日(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/100540
そもそも、関電の原発の大半が加圧水型という、老朽化によって大爆発を起こす可能性のある原子炉なので、私は、かつて予想したように、次の巨大事故は美浜原発であるような気がしてならない。
加圧水型原子炉が、沸騰水型の数百倍の危険性を持っている理由は、炉心で160気圧という超高圧の一次冷却圧力水が使われていて、おまけに老朽化によって耐圧容器の中性子劣化(脆性劣化)が進み、炉心が数十度の水にさらされるだけで脆性破壊を起こしてクラックを生成させ、大爆発する可能性があるからだ。
https://cnic.jp/424
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-800.html
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-864.html
若狭原発群は、2011年フクイチ事故以来、10年も停止していて、これほど長期間停止させた原発が、安全に再稼働した例は存在しない。ほとんどの場合、なんらかのトラブルを発生させている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/165bf7f2a7b2d1d90cd5a1e3e242d29184b67f07
関西電力は、上から下までドロドロに腐敗していて、暴力団や地元腐敗名士と癒着して、コンプライアンスを破壊する経営を続けてきた、札付きの不良企業である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1066.html
こんな企業に安全意識など存在しない。ただ金儲けあるのみの体質だ。
老朽加圧水原子炉の再稼働が、どれほど恐ろしいものか、何の危機意識も警戒心もないのは東電と同じだ。彼らの頭には、トラブルが起きればごまかすことしかない。
これまで、関西電力による原発運営で、地元住民に、どれくらいの健康被害が出ているか? 福井県の自治体の多くが、原発の利権に依存していて、人口動態統計でも都合の悪いデータを、過去半世紀にわたって捏造・改竄・矮小化・隠蔽してきた。
高木敦賀市長が「50年後にカタワが生まれても、今金になればいい」と講演した話はよく知られている。地元自治体の発想は、ほとんどが高木市長と同じレベルだ。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/270810
原子炉直下にある断層の存在を隠蔽することから始まって、保健所の白血病や奇形発生のデータまで改竄している。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/121210/bsg1212102113004-n1.htm
私は、福井県の地震データまで、若狭における震度データを矮小化していることに気づいた。
もしも、若狭原発群にメルトダウンが起きれば、関西全域のみならず、中京地区や私の住む東濃地方まで人が住めなくなるほどのレベルの凄まじい汚染事故になる可能性があるが、そんな事故が起きなくとも、通常運転だけでも、恐ろしい被害が起きていたのだ。
以下は、2013年版、GDFREAK(人口動態統計)から拾ったデータを元にした、地元自治体における心筋梗塞を全国平均と比較したものだ。このデータは、すでに2015年版に変わっていて参照することができない。
敦賀市や美浜町のデータは、自治体によって改竄された疑いが極めて強い。
(画像をクリックしてください)

以下は2015年版による同じ地域のデータ
敦賀市や美浜町など原発立地自治体のデータは改竄あるいは矮小化されている可能性が強いが、周辺の自治体のデータは信用できるかもしれない。
ちなみに、舞鶴市は2013年版が、心筋梗塞死が全国平均程度であるのに対し、2015年版では199%になっている。これは首長が医師なので、データを改竄しなくなったのかと思う。心筋梗塞死が二倍も変化するのはおかしい。
小浜町は、心臓疾患死が174%だったのが、2015年版では146%になっている。
自分で調べる場合、GDFREAKに自治体名を入れて検索すれば出てくる。

なお、京都府や鳥取県では、心臓疾患に全国平均からの高い乖離が見られるが、これは、かつて「人形峠再処理工場」が稼働していた影響と、関電若狭原発群の放出放射能が影響していると考えている。
2015年版のデータも、蓋然性のある予想より、数割以上も低い心筋梗塞死のデータなので、おそらく原発立地自治体が改竄ものと見ている。
仮に、美浜・高浜の超老朽原子炉が再稼働して、大規模なメルトダウン事故になった場合、心筋梗塞や心臓血管障害などは、猛烈に激しいものになるだろう。
私の住んでいる岐阜県も、永久に人が住めなくなるかもしれない。もちろん京都も大阪も永久に放棄されるだろう。
そのフクイチが2011年にレベル7と評価される、3回分の究極巨大事故を起こした。そうなれば、次の事故は、文句なしに関西電力若狭原発群のどれかだろうと予想してきた。
原発メルトダウン事故は、原子力推進側は「1000万年に一度しか起きない」と途方もないウソを言い続けてきたが、実際には「10年に一度」起きている。
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/428
2011年の巨大事故から10年を経て、そろそろ次のメルトダウン、レベル7事故が迫っているのは確率論上の必然である。
今年、建設当初、25~30年の設計寿命が想定されていたのに、40年を超えて稼働させる超老朽原発として、高浜・美浜原発が選ばれた。
「40年ルール」なし崩し 再稼働へ突き進む関西電力の老朽原発 福井県知事が同意へ 2021年4月26日(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/100540
そもそも、関電の原発の大半が加圧水型という、老朽化によって大爆発を起こす可能性のある原子炉なので、私は、かつて予想したように、次の巨大事故は美浜原発であるような気がしてならない。
加圧水型原子炉が、沸騰水型の数百倍の危険性を持っている理由は、炉心で160気圧という超高圧の一次冷却圧力水が使われていて、おまけに老朽化によって耐圧容器の中性子劣化(脆性劣化)が進み、炉心が数十度の水にさらされるだけで脆性破壊を起こしてクラックを生成させ、大爆発する可能性があるからだ。
https://cnic.jp/424
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-800.html
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-864.html
若狭原発群は、2011年フクイチ事故以来、10年も停止していて、これほど長期間停止させた原発が、安全に再稼働した例は存在しない。ほとんどの場合、なんらかのトラブルを発生させている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/165bf7f2a7b2d1d90cd5a1e3e242d29184b67f07
関西電力は、上から下までドロドロに腐敗していて、暴力団や地元腐敗名士と癒着して、コンプライアンスを破壊する経営を続けてきた、札付きの不良企業である。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1066.html
こんな企業に安全意識など存在しない。ただ金儲けあるのみの体質だ。
老朽加圧水原子炉の再稼働が、どれほど恐ろしいものか、何の危機意識も警戒心もないのは東電と同じだ。彼らの頭には、トラブルが起きればごまかすことしかない。
これまで、関西電力による原発運営で、地元住民に、どれくらいの健康被害が出ているか? 福井県の自治体の多くが、原発の利権に依存していて、人口動態統計でも都合の悪いデータを、過去半世紀にわたって捏造・改竄・矮小化・隠蔽してきた。
高木敦賀市長が「50年後にカタワが生まれても、今金になればいい」と講演した話はよく知られている。地元自治体の発想は、ほとんどが高木市長と同じレベルだ。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/270810
原子炉直下にある断層の存在を隠蔽することから始まって、保健所の白血病や奇形発生のデータまで改竄している。
https://www.sankeibiz.jp/business/news/121210/bsg1212102113004-n1.htm
私は、福井県の地震データまで、若狭における震度データを矮小化していることに気づいた。
もしも、若狭原発群にメルトダウンが起きれば、関西全域のみならず、中京地区や私の住む東濃地方まで人が住めなくなるほどのレベルの凄まじい汚染事故になる可能性があるが、そんな事故が起きなくとも、通常運転だけでも、恐ろしい被害が起きていたのだ。
以下は、2013年版、GDFREAK(人口動態統計)から拾ったデータを元にした、地元自治体における心筋梗塞を全国平均と比較したものだ。このデータは、すでに2015年版に変わっていて参照することができない。
敦賀市や美浜町のデータは、自治体によって改竄された疑いが極めて強い。
(画像をクリックしてください)

以下は2015年版による同じ地域のデータ
敦賀市や美浜町など原発立地自治体のデータは改竄あるいは矮小化されている可能性が強いが、周辺の自治体のデータは信用できるかもしれない。
ちなみに、舞鶴市は2013年版が、心筋梗塞死が全国平均程度であるのに対し、2015年版では199%になっている。これは首長が医師なので、データを改竄しなくなったのかと思う。心筋梗塞死が二倍も変化するのはおかしい。
小浜町は、心臓疾患死が174%だったのが、2015年版では146%になっている。
自分で調べる場合、GDFREAKに自治体名を入れて検索すれば出てくる。

なお、京都府や鳥取県では、心臓疾患に全国平均からの高い乖離が見られるが、これは、かつて「人形峠再処理工場」が稼働していた影響と、関電若狭原発群の放出放射能が影響していると考えている。
2015年版のデータも、蓋然性のある予想より、数割以上も低い心筋梗塞死のデータなので、おそらく原発立地自治体が改竄ものと見ている。
仮に、美浜・高浜の超老朽原子炉が再稼働して、大規模なメルトダウン事故になった場合、心筋梗塞や心臓血管障害などは、猛烈に激しいものになるだろう。
私の住んでいる岐阜県も、永久に人が住めなくなるかもしれない。もちろん京都も大阪も永久に放棄されるだろう。