バリバリと「吾作割れせん」を食べている時ふと思う。<o:p></o:p>
「統合失調症者も、割れたせんべい同様、価値を認めてくれる人が増えたらいいな」と。<o:p></o:p>
「見かけは悪いけど中味は同じじゃん!」と言ってもらえたら素直にうれしいな。<o:p></o:p>
たとえ認知のポイントはずれていたとしても喜怒哀楽の感情は相変わらず残っているのですから。<o:p></o:p>
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バリバリと「吾作割れせん」を食べている時ふと思う。<o:p></o:p>
「統合失調症者も、割れたせんべい同様、価値を認めてくれる人が増えたらいいな」と。<o:p></o:p>
「見かけは悪いけど中味は同じじゃん!」と言ってもらえたら素直にうれしいな。<o:p></o:p>
たとえ認知のポイントはずれていたとしても喜怒哀楽の感情は相変わらず残っているのですから。<o:p></o:p>
遊び心のある人が何かするとそこには笑いが生まれる。<o:p></o:p>
同じく遊び心のある人にはその可笑しさが分かる。<o:p></o:p>
遊び心は自由な心だから。<o:p></o:p>
自分が楽しいと世界も笑う。<o:p></o:p>
心が羽毛のように空へ舞い上がる。<o:p></o:p>
つまり遊び心は子供のような心。<o:p></o:p>
だけど高度な心。<o:p></o:p>
成熟するに従い大切さが分かってくる心。<o:p></o:p>
それが不思議なこと。<o:p></o:p>
オヤジ天使は40代半ばの中年男性。<o:p></o:p>
彼は今日も空気を吸っている。<o:p></o:p>
水を飲む。<o:p></o:p>
飯を食う。<o:p></o:p>
ウンチやおしっこをする。<o:p></o:p>
時々エッチな本を見る。<o:p></o:p>
テレビを見て笑ったり泣いたりしている。<o:p></o:p>
そして疲れたら眠りに着く。<o:p></o:p>
していることはオヤジ悪魔と同じなのに彼はなぜ自分が天使と呼ばれるのか知らない。<o:p></o:p>
神さまによるとそれは役割に過ぎないらしい。<o:p></o:p>
それを聴いて安心し、オヤジ天使は人生を続けることにした。<o:p></o:p>
モーセは神から十戒を授けられたという人物だ。<o:p></o:p>
旧約聖書のヒーローだが、よく分からないことがある。<o:p></o:p>
十戒の第6の言葉は「殺してはならない」である。<o:p></o:p>
でも聖書の記述を読むと、その後、モーセは死刑という殺人を肯定しているようにしか思えない言動を取っている。<o:p></o:p>
いったい彼はどういうふうに神と自分との折り合いをつけていたのだろう?<o:p></o:p>
ちなみにモーセは十戒を授けられる前にエジプトで殺人を犯している。<o:p></o:p>
ところでヘブライ語によると「殺してはならない」は「殺すはずがない」とも読めるそうである。<o:p></o:p>
それでも現実に殺人を犯す人間がいるから神はわざわざこんなことを言わねばならなかったのだろう。<o:p></o:p>
ここまで書いて「十戒って石板に刻まれていたみたいだけど、モーセが自分で彫ったのではないの?シナイ山に自分一人で登っている間に・・・」という不謹慎なことが思い浮かぶ。<o:p></o:p>
脱線した。<o:p></o:p>
話を戻そう。<o:p></o:p>
「(人間というものは)殺すはずがない」とされてしまった時に、では殺してしまった者はどうなるのだろう?<o:p></o:p>
人間ではないということか。<o:p></o:p>
人間も生きるためには他の生き物を殺して食べなければならないから常識で考えてここであげられている対象は人間だろう。<o:p></o:p>
殺人者モーセはどういう気持ちだっただろうか。<o:p></o:p>
自己否定や罪の意識に苛まれることはなかったのだろうか。<o:p></o:p>
そういう時、生まれたアイデアが「エジプト人は人間ではない」というものではなかったか。<o:p></o:p>
こうすれば、エジプト人に限らず、人間でないものを殺しているのは人間として当たり前のことなので自己正当化は成り立つような気がする。<o:p></o:p>
ではなぜ自分は人間でエジプト人は人間ではないのか?<o:p></o:p>
自分は神から選ばれたからである。<o:p></o:p>
本当は自分が「選ぶ神」という便利な道具を利用したに過ぎないのだが、誰がこの仕掛けを見破ることができようか。<o:p></o:p>
だってこれは外からは見えない自分の内面の出来事なのだから・・・。<o:p></o:p>
妄想がとまらない。<o:p></o:p>
失礼しました。<o:p></o:p>
強制終了します。<o:p></o:p>
一言付け加えると、モーセが殺人という行為を嫌っていたことは間違いないと思う。<o:p></o:p>
僕はアダムから数えて何番目の人間なのだろう?<o:p></o:p>
教えられる者など誰もいない。<o:p></o:p>
たとえ教えられる者がいたとして逆に「だから何なの?」「そんなこと知ってどうするつもりなの?」と訊かれてしまいそうだ。<o:p></o:p>
無意味なのだよ。<o:p></o:p>
無意味。<o:p></o:p>
そんなこと知らなくても世の中生きていけるよ!<o:p></o:p>
という声が聴こえてきそうだ。<o:p></o:p>
でも・・・。<o:p></o:p>
本当にそうなのか?<o:p></o:p>
これに対する反証は「死人に口なし」だから難しい。<o:p></o:p>
せめて生きているうちに叫び声をあげてくれていれば!<o:p></o:p>
自分はべリアルという悪魔にやられました!と。<o:p></o:p>
やっぱり水平の関係だけでなく垂直の関係は大切だと思う。<o:p></o:p>
両方揃って網ができるからだ。<o:p></o:p>
ここで言うところの垂直の関係とは先祖と子孫の関係のことである。<o:p></o:p>
勉強では伝えられない精神を伝える関係のことである。<o:p></o:p>
これによって本当に人間になるのだと思うな。<o:p></o:p>
砂粒なのだけど単なる砂粒ではないような。<o:p></o:p>
今年から僕の家の庭に彼岸花が咲いている。<o:p></o:p>
母が気づいて教えてくれた。<o:p></o:p>
彼岸花は道路の向こう側にたくさん咲いているので、その種がこちら側まで飛んできたのだろうと母と話し合った。<o:p></o:p>
彼岸花は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言われるが、今日の朝日新聞の天声人語で「ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)」という別名もあることを知った。<o:p></o:p>
葉が出る前にするすると茎が伸びて花が咲き、葉は花が終わってから出る。<o:p></o:p>
葉と花をいちどきに見られないゆえの異名らしい。<o:p></o:p>
さっそく確かめようと見てみたら、確かに花は咲いているのに葉がない。<o:p></o:p>
おもしろーい。<o:p></o:p>
教えてもらうまで全く気づかなかったよ。<o:p></o:p>
何か得した気分だ。<o:p></o:p>
これだけでも今日一日意味があった。<o:p></o:p>