モーセの十戒の第10番目の戒めは「あなたの隣人の家を貪るな」である。
これを拡大解釈して「あなたの隣人の国を貪るな」としたらどうだろう。
日本企業が海外のいろんな国々に進出しているのは貿易上のメリットがあるからだ。
アルジェリアに出向いたのも、そうすることで豊富な天然資源を得られるからだ。
彼らは別に、アルジェリア人の性質が気に入ったから、付き合っているわけではない。
言うなれば、商業的な打算で、付き合っているのである。
きっと、アルジェリアの天然資源が枯渇したら、離れていくだろう。
アルジェリア人もバカではない。
そのくらいは理解しているだろう。
それは、天然資源を売ること以外に目立った産業が存在しない国民にとっては、絶望的な事態だろう。
だから、苛立つのだろう。
今は友好的な態度をとっているが、こいつらの笑顔は本物ではないのだ、と。
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