
砂川の上宿橋からみた残堀川 2016.3.30
砂川の神宿橋ではおかしなものを見ることになる。玉川上水の下を川が横切るのだ。川は自然に枝分かれをする。地形的にはあまりないことだろうが、ある川に直角的に川がぶつかることはないとはいえない。だが、その場合はぶつかったあと、合流して大きな川になる、つまり形はいろいろあってもY字型になる。
しかしこれは運河だから2本の川を直行させることはできないわけではない。Aという川を作り、それに直交するB川をつくり、Aを3本の支流にするというわけだ。必要に応じてAを1本になるように立て板のようなものを入れれば、Bに流れなくすることもできるだろう。これは同一面でおこなうことになる。
だが、ここでは2本の運河の高さが違うのだ。中学校のとき「ねじれの位置」というのを習った。平行線は交わらないが、ねじれの位置にある2本も交わらない。なんとなくおもしろいと思った。それがここで実現されている。玉川上水がA、Bを残堀川という。

ねじれの位置
と説明したが、これは実際とは大きく違う。だが、ひとまずこう説明しないと、わかりにくいからだ。実際には玉川上水はここで「消える」のだ。そして玉川上水があるべき位置に残堀川が直交して出現する。玉川上水はその直前で地下にもぐり、残堀川の下をくぐってから再び何もなかったように下流に流れてゆく。

玉川上水(緑)と残堀川(青)の関係
この図では橋などを略したが、それでもかなり複雑でうまく表現できていない。
実際の景色に2つの川をかき込むとこうなる(2014.4.3)。

これは大工事だったはずだ。なぜこうしたのだろう?それにはそれなりの土木学上の理由もあったに違いない。玉川上水の勉強をしてそれを学びたい。