ひねもす日報

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手作りNVCカード/映画「怒り」

2017年09月20日 | 本・映画
 連休中にNVCのニーズカードを作って家族と行ってみた。「NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)とは、
コミュニケーションにおいて相手とのつながりを持ち続けながら、お互いのニーズが満たされるまで話し合いを続けていくという、
共感を持って臨むコミュニケーションの方法です。」と、NVCの公式HPより。
 「喜び」「食べ物」「平等」「思いやり」など
書かれたカードをかるたのように床に並べる。枚数は数えていないけれど、たくさんある。
3分なり5分なり誰かが話す。その際聴いている側は相づちもうたずにただ静かに聴く。話し終えたら聞いた側は何も発さずに
聴いて感じたことをカード2枚~3枚選び、話した人の前に並べる。

選んだ側も選ばれた側も何も言わない。選ばれたカードを見て、それを味わって終わり。
 わたしはこれを傾聴の講座で二度やったことがあり、選ばれるカードが興味深かった。自分では思ってもみなかった
カードが選ばれて発見があったり、「この人はこう感じいてくれたのか」と知ることが出来たり。暮らしの中の会話ではなく、
「いざ」という雰囲気で、しーんとした中でその人の話を聴いて、気持ちや感想を選び、
また選ばれるものを見るのは、ほんの数分の行いではあるが、じんわりとした満足感が得られる。
 国内では社内の役員研修会でも用いられるようで、それは部下の気持ちを知る経験になるからと聞いた。
また、外国では幼稚園などの子どもでも行う。このカードを通して人の話をよく聴くこと、感想を表出すること、
相手に寄り添うことを学ぶという。色々な人とやってみたい。

・ ・ ・ ・ ・

 映画「怒り」を観た。謙さんが観たくて、先に原作を昨年読んでいた。
3つの話を上手に並走させて、ちょっとだけ原作と違うところもあるが、違和感なくまとめ上げてあるように思えた。
最近原作を読んでから映画化を観ると、頭の中にあった話に色や風景がついて、読んだときには
そうでもなく感じた部分が、「こういう感じだったのかなぁ」とくっきりすることがあり面白い。
謙さんとマツケンがふたりで家で話すシーンは露骨にマツケンが怪しく描かれており面白かった。
コメント
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