ひねもす日報

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エンパシーサークル/Blue Giant

2016年09月19日 | 本・映画
 昨日のNHK将棋トーナメントは解説が千田翔太五段だった。
昨年「聖の青春」を読んで以降、師匠の森信雄先生を好きになり
(「聖の青春」の良さは森先生の存在が大きい、わたしにとっては)、
そうなると森門下の棋士たちもよく見えるようになった。
先日夕方から千駄ヶ谷の連盟へ息子を連れて
行きよったら、目の前50メートル先を千田くんが駅に向けて歩いて
行きよって、「千田くんだ!!」と息子に鼻息荒く伝えるも、
「話しかける?ドースル?」問題勃発。ここはおとなの判断で、
「今日は将棋のイベントでもないし、彼もオフなんだから止めて
おこう」ってことにした。無念。気持ち的に意外と話しかけられないものだ。
最近は寝る前に斎藤慎太郎五段のニコニコ動画を
観る日がある。斎藤くんかわいいから癒される。
 
 昨日は深川棋遊会へお邪魔した。たくさんの会員の方たちで
どんどん手合いがつく。アットホームな雰囲気も良かった。三枚堂
達也四段による指導対局も受けることが出来た。三枚堂くん、
先週連盟で隣に座っていたお母さんが色々おしゃべりされていた
ときに間近で見たが、ホントスタイル良過ぎ。足長いし顔ちっちゃいし
色白いしでモデルさんみたい。指導対局見たけれど、「ここが
読み見ぬけているよ」と子どもに、おとなには「この歩は危ないですよ」
など、対局中にも教えて下さっており優しかった~。
開催地の江東区文化センターは今年の春に息子の大会送迎できたことがある。
このセンターの魅力は一階に大きなフリースペースがあること。
ここで将棋指している少年らやおじい様たちもいらっしゃった。
のんびり読み物などして待てて良かった。帰りは「田」というとんかつ屋に立ち寄る。
油裂音に耳を傾けるアゲ太郎読みすぎな母子。開店30分経つと店内8割以上の
混み具合だった。豚汁もご飯も豚カツも美味しかった。近くの和菓子屋の
あんこも美味しかったなー。

 先日「傾聴」の講座へ出席した。仕事にも生かせる「聴く」技術。
仕事だけでなく誰に対しても生かせるはず。その中で「エンパシーサークル」
という手法を体験した。約100枚ほどの形容詞や名詞などのトランプより
小さいくらいのカードたちを、カルタのように机に並べる。
話し手が5分弱話す。それを聴いて受け手が「この人、こう言いたいのかな?」
と感じた3枚のカードを選び、話し手に渡す。受け取った話し手は何も言葉を
発せずに、「自分の話は相手にこう感じ取られたのだなぁ」と味わって、
カードを場に戻す。悩みでも雑談でも何でも良い。これをやった結果、
相手の話に無理にコメントする必要はなく、そのまま聴けばいい、
相手の話たいことを、「そうだったんだね」と共に味わうだけで、
「聴く」作業はかなりの割合で完了されるのかなー?と思った。「エンパシー
サークル」は会社の研修にも使われているらしですよ。
 相手が迷っているとき、意見して欲しいときのオススメのやり方なども聴けて
大変満足な講習やった。テクニックは学べばその先一生。どんどん使わないと
忘れそうやけれどね(汗)。こういう勉強会へ行くと、自分の「内なる声」が可視化されて
占いに似た感じなのかなー?面白かった。

●ブルージャイアント 9巻●(ネタバレ含む注意)

 一話一話が完結のものが多かった。その一話の内容の濃さ。
大の妹がまさかっつーかやっぱりっつーか師匠に習っているの
にはなるほどびっくり。彼女が楽器を吹くようになったから
分かる兄のことが良かった。初めてソロを叩いた玉田の手を、
ピアノの子がつかんで上に高く挙げたやつは泣けたねーーー。
最初はドラム初心者の玉田を白い目で見ていたのに、
彼を加入メンバーとして入れようと決めた理由も納得のものだっ
たし、作者上手い。まさかのアオイちゃんが「ピアノ続けてた」
ってシーンももちろん安定の感涙。三輪さんもねー・・・。
あぁいう話を観覧車内でしつつ、その後もお弁当やおやつを買っ
て明るく渡す大がらしくてよかったし、何といっても駅で別れる時の三輪さんの
吹き出し。「1ミリも大が世界一のサックスプレイヤーになるの
疑ったことないから」。泣けた~。平さんの、意を決して
「I know one guy」のところも良い。そしてバイトの工事現場の隅で
コンビニのおにぎりを食べる雪祈に電話が掛かるところ最高。
その後チケット2枚取る大も最高。お涙頂戴の涙マンガでしょうか。
本年度ナンバーワンのマンガです(遅いのかな)。
コメント (2)
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