ひねもす日報

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100万回生きたねこ

2012年11月06日 | 本・映画
 少し前にケーブルカーに乗ってきた(画像)。昔々小さいころに乗ったことがあるようなないような記憶しかない。NHKのニュース観ていたらセガレが「乗りたい」と言う。「またまたー。軽く言いよっちゃろ」と眺めていたら、「乗って景色を見るの」と続けた。ただ「乗りたい」と言っただけではないのかなとしばらく様子を見ながらも、結局週末連れて行ってやる。厚木の少し奥。丹沢方面にあった大口ケーブルカー。車で約一時間で森深いところへ行けるとは。山でお弁当を食べる。おにぎり美味しい。山に登る途中に雨が降り出す。駅の旅ノートで知ったのだが、ここは天気が変わり易い山なのだそう。困っていたら、参道の佃煮やさんが傘をふたつくれた。本当に助かる。帰りに少し佃煮を買わせて頂き、お礼を伝えた。あと、セガレに参道で売られていた100円の剣を買ってあげた。

●今日の絵本 4歳7カ月●
 「100万回生きたねこ」を買った。もうすぐ?この絵本にまつわるドキュメンタリー映画が公開されるはず。主題歌小山田だよね。小さな頃はこの表紙や絵が怖かった。セガレに最初読んで聞かせるも、「こら難しいわ」と思う。しかしわたし自身にはしみ入る話。「悲しい話だね」と初回の読み聞かせを終えたが、何故かその日の晩から毎日この絵本の読み聞かせリクエストが掛かる。戦隊物の歌詞に「愛」ということばが出てくる。「愛ってなぁに」とその日たずねられていた。絵本を読み終えて、「愛って、とらねこが、白い猫や子猫を自分より大事に思うことだよ」と説明。友情でも物に対しても愛ってあるけれど、そこは追々。昨晩読み聞かせたあとに、彼に尋ねようと思っていたことを先に聞かれた。「何でねこはもう生き返らなかったの?」。「何でだと思う?」と逆に質問。余り考える間を置かずに、「生き帰っても、もう白い猫がいないから」と答えたセガレ。なるほど、発する言葉はつたなくても、小さなこころはもうここまで感じることが出来るのだなと思った。下手なこと言えない。ちなみにわたしの答えは「小さな猫や白い猫を自分より好きになることができて、生きることを全うしたから」だが、どうだろう。
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