ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

心のバケツ

2010年08月05日 | Weblog
 「暮しの手帖別冊 暮らしのヒント集」を少し前に買って流し読みをしていた。時短勤務になって見ると沁み入り方が違う。アップアップで忙しくて21時に眠るというより気を失うように眠る暮らしでは感じ入るにも入らなかったんだなぁ。時短の間に読みたいものを読んでおきたい。時間がないと心にスペースがなくなるんだなぁ。

 それでもわたしにとって、仕事をしている方がいいことはたくさんある。セガレは今日スイカ割りをして泥遊びをやったらしい。こんなこと、わたしと二人きりではセガレにさせてやらんやろうや。職場の人の中にはたくさんお母さんがいて、色々な年齢の子どもを育てている話が聞ける。また、みんな家が近所なのでご近所情報が聞けることもいい。こういう主婦トークって、ママ友ほぼ不在のわたしにはありがたい。園の先生の目が介入する中で育児できることも心強い。セガレの担任は年配の方で、今までたくさんの子どもと接してきたと思われる。そういう方の意見を聞きながらセガレと接し得ることは気持ちがまったく違う。そして職場。ここに行きさえすればとにかく会話というものがある。昨年のブログを読みよったら「万年会話に飢えている」とある。こういうことはなくなったから気持ちの面で良い。また、忙しくなって夫婦でもめたりこじれたりする時間がなくなった。夫が宴席で遅くなることがよくあるので、会話は優先順位の高い順序で進める。するとドーデモイー話ってする時間が減った。また、彼の帰りが深夜二時とかで、「そげん遅くまでわたしも飲んでみたいものですよ」と怒りモードになったところでその怒りも長く続かない。彼への怒りだけでなく、色々な日々の中での怒りやいらつき、悲しみなどは、時間、家事、育児、やらないかんことに追われると、どんどん忘れていく。心の許容範囲というバケツに、絶え間なく細く水がそそがれて、いつもあふれて流れよる感じ。こんな精神状態になるのは初めてだ。だから、逆に自分の内面と向きあったり一つのものごとをじっくり味わうということはまず出来ん。時短の間に少しはできたらいいっちゃけれども。

 あ、今日はカレルチャペック紅茶店の通販限定のエコバッグが届く。楽しみ。
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